マチネの終わりに(文庫版)

マチネの終わりに(文庫版)

935円 (税込)

4pt

天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。

深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。



出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。

スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。

やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。



愛とは運命なのか、それとも、私たちの意志なのか?

芥川賞作家が贈る、至高の恋愛小説。

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マチネの終わりに(文庫版) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    こんなに心動かされる恋愛小説は初めてかもしれない。途中でとても陰鬱な気持ちや焦燥感襲われるようなな気持ちに出来事があったけど、それを全部ひっくるめて感動に変えてくれる美しい話だった。人が運命的な出会いをするとどうなるのだろう?やはり運命っていうのは神様がもたらしてくれる奇跡で人生の中で運命というべき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月23日

    2024.2.21
    高校ぶりに読み返した

    運命論を描いていると思うが、もう少し単純であれば、薪野と洋子がそれぞれの苦悩を相手に預けられれば、2人が結ばれる世界線は守られたのではないかと思う。

    でも、この小説で何度も唱えられる、「過去の記憶は変えられる」がお守りにもなるし、悲劇における幸福をしっか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月11日

    あまりにも切なくてあまりにも美しい、

    物語が大きく変わった第六章での三谷の行動。
    一読者としても軽蔑したし大きな憤りを感じたけど、痛いほどに三谷の気持ちもわかる。
    あれだけ日々蒔野に寄り添い尽くしてきて、そして恋愛感情まで抱いていたら、その愛情の中には強い執着も混ざっていたのではないか。
    三谷があ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月10日

    大人になるからこそ現実との折衝で動き出せない言葉にできない気持ちがあるんだろうなあ。
    些細な気持ちの変動を読者に読み取らせる言葉選びが繊細すぎる一札

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    Posted by ブクログ 2024年01月24日

    いい意味というわけではないが、思わず叫びたくなるシーンがあった。面白いかどうかは置いておいて、初めての経験だったので星5

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    Posted by ブクログ 2024年01月09日

    最高でした。読み進めていくたびに充足感に浸れる本でした。世界観、人物、ストーリーどれもが素敵で、他の小説には得難い雰囲気を感じました。5年おきに再読したいと思える物語で、いろんな人に勧めたいです。

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    Posted by ブクログ 2024年02月12日

    2人のの恋愛模様を知的な文章で綴られている。
    初め、客観的なストーリーに入り込めなかった。
    しかし三谷の暴走行動から展開ががらっと変わっていき、難しい文章もなぜかすいすい読めた。

    薪野と洋子がもっと素直だったら、2人にとって良い流れになったのかな。
    でも物事を深く考え、相手の今の状況を尊重できる2...続きを読む

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    購入済み

    距離感が程良いです

    2020年04月10日

    人と人との程良い距離感が感じられる良い作品でした。仕事の同僚、親と子と孫、夫婦、そして男と女。ちょっとしたボタンの掛け違いから生じる人間関係が、最近の実際の社会的事件と相まって、実にリアルでした。

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    Posted by ブクログ 2024年04月09日

    私自身もたしかに洋子であり蒔野であった
    たしかにそう感じた

    もうこの2人に出会う前の自分はいないのだ
    ただ感じたことのすべては未来によって変化するだろう
    過去はそのくらい繊細で大事なものだから

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    Posted by ブクログ 2024年04月01日

    単純に恋愛小説だと思って読んでしまうと、物足りないと思うし、消化不良で終わってしまう。二人がそれぞれどの地点でどういう決断をして、後悔して、その先の未来で過去を振り返り、どう思うか。というのを環境の変化とともに見ていくと面白い。文章は少し難しい言葉も出てくるが、とても美しい。
    モデルとなった人物につ...続きを読む

    0

マチネの終わりに(文庫版) の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    コルク
  • 掲載誌・レーベル
    コルク
  • ページ数
    480ページ
  • 電子版発売日
    2019年06月06日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    3MB
  • 映画化

    「マチネの終わりに」

    2019年11月1日~
    出演:福山雅治、石田ゆり子、伊勢谷友介

閲覧環境

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