【感想・ネタバレ】私とは何か 「個人」から「分人」へのレビュー

あらすじ

嫌いな自分を肯定するには? 自分らしさはどう生まれるのか? 他者との距離をいかに取るか? 恋愛・職場・家族……人間関係に悩むすべての人へ。小説と格闘する中で生まれた、目からウロコの人間観! (講談社現代新書)

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Posted by ブクログ

著者は、すべての人間は空気を読んで所謂「キャラ」を演じ分けているのではなく、接する他者との数だけ「分人」が存在すると本作。
唸りながらの読書体験でした。平野啓一郎さんの著書を、実はあまり読めていないので、これから読んでいきたいと思いました。

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

分人という概念をもっと早くに知っておけば、これまでの人間関係の悩みのいくつかは解消されていただろう。

相手との関係性の産物として分人が生まれ、個性は各分人によって構成されると筆者は述べている。(この概念を言語化できる筆者さすがです!)
ある特定の人物に対する分人に嫌悪していたいとしても、好きな人に対する分人の構成比を増やすことで、自分を守っていきたいたなですね。

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2026年04月21日

Posted by ブクログ

『わからない』

20代後半〜30代前半。結婚して子供が出来た。
幸せな気持ちの一方、20代前半に友人達と築いてきた自分と別人になった気がした。
「結婚して変わった」「つまらない」冗談まじりの言葉に笑ってごまかす自分が嫌になった。自分が分からなくなった。
20代も後半になって自分を見失ったことがショックだった。
本当の自分という幻想を取りはらうのに少し時間がかかった。
その時々で出会う人や環境との分人(それぞれの自分)の集合体が自分、その比率によって変わっていくのが当たり前。その時々の自分を認めていきたい。そう思った。

『私とは何か「個人」から「分人」へ』 平野啓一郎 を読んで。

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2026年04月17日

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知人に勧められて読むことになったが、そのときは「分人」は「出会う人によって変わる個性」のように説明を聞いていた。言葉として理解はしていたが、読んでみてまっと分人とは何かが実感を持って理解できた。自分が思っていることや違和感を単語一つで解消してくれた。さらに、「人は環境によって作られる」よりも性善説的な考え方で個人的には背中を押された気分になった。

流石小説家、物語でも読むかのように読みやすく分かりやすかった。平野啓一郎さんの小説もいくつか紹介されており、彼の作品は正直読んだことないが読みたいと思った。

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2026年04月15日

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まさに「本当の自分とは何か」とか「ペルソナの切り替えが自分は苦手だなぁ」とか思っていた最中に知人が貸してくれた本。
分人という概念はきっと今後の私の人生において大事なものになると思う。
そして印象的だったのが「恋」と「愛」の話。私はどちらかというと谷崎潤一郎の「恋は性欲」「愛は母性」という考えに共感した。彼の本を読んだことがなかったので、これを読んでいなければ出会えなかった考え。
他にも随所に他の作家の小説やエッセイを挙げており、ぜひ読んでみたいなと思わされる。
個人ではなく分人。私は分人を大切にしたい。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

個人よりも細分化された自分(=分人)
その分人の集合体が私個人。
色んな面(分人、私)があるものだ。

幼馴染に対しての振る舞い、目上の方へ、親兄弟へ、たまに会う親戚、大学で出会った人へ、同僚として知り合った人へ、好きな人へ、信用してる人へ、苦手な人へ、深く関わりたくない人へ、
その人を目の前にした時の こちらの心の開き具合はバラバラ。嫌な自分だって出てくるというもの。
嫌な相手だっているのだから笑
違う自分で接していて当たり前じゃないか。

全く違う真逆の自分になるのも自然なことではないか。
また、3歳の自分と10歳の自分と30歳の自分では立場も責任も、考え方も人生経験も社交能力も、
何もかも違う。3歳から知ってくれてる相手と、29歳のときに知り合った相手では歴史も信用も何もかも違うから話す内容も心許せる度も違うから接し方も自ずと変わる。

でもどれも自分。矛盾しない。
ある意味、みんな百面相じゃないか。
悪い意味じゃなくて、肯定的な意味で皆そもそも百面相。
自分の中の多面性を気に病む必要は、と思った。
それでいいと達観の視座をくれる一冊。

あの時のあの顔(や振る舞い)も自分(分人)。これも自分(分人)。過去の私も自分(分人)。ちぐはぐでも。その時の自分も自分だし、今の自分も自分。
私はこの人の前ではこんな顔、こんな振る舞い、と目の前の相手によって差があるのはごくごく自然な事で、
色んな内面を擁している自分。


本の中に、SNSでのその人の姿と、実際の日常の姿って違うよね、と。WEB上では凄いキレ者なのに、リアルは物静かな人物として暮らしている、合わせて一人の人間。
WEB上のその人(分人)・リアル生活のその人(分人)、どっちもその人
みたいな箇所があって
わかる〜〜〜!となった!笑


有吉佐和子さんの「悪女について」という小説がある。
亡き悪女・富小路公子について 生前に関わった27人へのインタビュー形式で物語が展開していく。(実母、夫、元夫、息子、義母や幼馴染、公子の息子の父親は自分であるとする3人の男!笑 担当医、親友、など関わりの深い登場人物たち)

「公子さんはこんな人でしたよ」「彼女とはこんな事があって」「とても素晴らしい人」と絶賛する声もあれば
「あの女は。女としては恥ずかしいほどの悪徳の持ち主でした」と言うふうに憎悪する声も。
全て一人の富小路公子なのですが。

平野さんの本を読んで 富小路公子の事を思い出しました。

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2026年04月10日

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ネタバレ

★5.0
自我を個人という最小単位で捉えるのではなく、ある人といる時の自分は分人A、他の人といる時の自分は分人B、みたいに個人という概念をアップデートしてくれるような面白い一冊

身近で言えば職場や友達での対人関係においての考え方を変えられる分人という概念は凄く面白かった
他に恋愛にも応用していて面白いテーマが多い
特に故人に対する「生きていればこう言っただろうにな」というよく聞くセリフに、いや分かるわけないだろ思い込みを話すなと反発する作者自身が分人という概念を得てからそのセリフを肯定的に捉えるようになった部分は面白く、自分自身も前後含め共感した!

間違いなく読む価値のある名著
ただ難解な言葉は避けてくれてはいるものの軽い哲学的要素もあり、少しだけ気合を入れて読む必要があるのは頭に入れとくと読みやすいかもしれない

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2026年04月06日

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分人思想
自分の中に存在する多数の人格ひっくるめて1人の自分とすること
読む前と読んだ後では人間の見え方が変わる

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2026年04月03日

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「たった一つの「本当の自分」など存在しない。対人関係ごとに見せる複数の顔が、全て「本当の自分」である。」
新しい視点で考えさせられたが、自分の分人を人のせいにしていると受け取られたところは少し違和感だった(あまりこの本を理解できていないかもしれない)

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2026年03月30日

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良い本だったと思う。私が新書に求める要素の一つが新たな視点、ものの考え方だ。世界を広げると言えば大袈裟かもしれないが、そのように感じさせてくれるのはこの著者の力量と言えるのではないか。
分人という作者平野氏の造語は人を他者を介して現れる人格に対しての表現であり、現代においては場所や人に応じた態度、人格に対して前向きな考え方を提示してくれたように思う。
具体的には八方美人はなぜムカつくのか、という標題でそれは、誰に対しても同じ調子でいい態度で通じるからと高を括って相手ごとに分人化(柔軟な対応の変化、応対)を行うおうとしないからである、と述べた。だがこれが本当に怖いのは相手との相互作用によって生じる分人化という現象が嫌な人と接することで嫌な自分になってしまうことが大いにあるということだ。これが連続すれば八方美人どころか八方ブスにすらなりうる。
この例えで金八先生は一人一人の生徒に柔軟に対応、分人化するが、悪い先生というのは職業としての分人だけでどの生徒ともと接するため嫌われるように描写されるのである。
繰り返すが分人は他者との相互作用で生じる。ナルシストが気持ち悪いの他者を一切介さずに自分に酔うためである。そうなれば周りはじゃあ自分の好きにすれば、という気持ちになるが、誰かといるときの自分(分人)が好き、という考え方は必ず一度他人を経由している。自分を愛するためには他者の存在が不可欠だという、その逆説こそが分人主義の最も重要な点である。
これも例に挙げられるが、今付き合っている相手が本当に好きなのか分からなくなった時には逆に、その人と一緒にいる自分が好きかどうか?そう考えてみるといいだろう。

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

何度も読み返したい本。
悩みや迷いすら解決しそうな気がしてくる。
分人の中に中立にいられるように心がけたい。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

この本を読んで私の新しい分人が生まれた。自分の新たな分人に出会うために、読書をしたり、他者と出会いたい!!
自分の半分は他者のお陰であり、他者を通して自己肯定し、分断された集団は分人を通して交流していく、、すごく素敵な考え方。本当の自分ってなんだろう、どうあるべきなんだろう、と悶々としてたが、どの分人も自分の一部で、足場となる分人を自分で選べるんだ。自分でなんとか生きていかなきゃ、自立しなきゃ、と考えてたが、そもそも自分は他者との関わりでしか生まれない、と思ったらすごく楽になった。分人の構成により自分も相手も更新されていくとわかり、希望を持てた。
殺人への言及により極論に走ることも抑止してくれていて、本の構成的にもよくできている。自傷行為とは、苦痛があるべきでない自分を否定してくれる、生きていく為の行為というのも驚きだった。好きな自分も好きじゃない自分も複数いると考えていいのか〜。人生を変えてくれた本になりそう。読んでよかった。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

ずっと気になっていた平野啓一郎氏の新書、ライトで読みやすいのに1ページごとに気づきがあり、噂に負けない名著だった。
目の前の人が誰かで性格が変わりやすいことからmbtiを始めとする診断で大いに迷ったことがあったが、分人という考え方をとりいれるとそのような悩みがすっと解けていく感覚になった。
私がもっとも愛せる私の分人がいちばん大きい構成になるために、他者とのかかわりを見直すことも必要だと感じた。

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

本当の自分ってなんだろう、自分とは1つのキャラクターでないと偽りなのか。
と今まで悩むことがあったけれど、分人という概念を知り、どの自分も本当の自分であったと気付かされた。

また本書を読んでから、自分の中にあった不自然な分人の存在を発見することができた。

過去、人生をやめたいと思ったことが何度かあるが、もしかしたらとある分人を止めたかっただけなのかもしれない。

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2026年01月25日

Posted by ブクログ

・ロボットと人間の最大の違いは、ロボットは–今のところ–分人化できない点である。もし、相手次第で性格まで変わるロボットが登場すれば、私たちはそれを、より人間に近いと感じるだろう。

2012年に発行された本書。時を経て現在、chatGPTの登場で(ロボットではなくAIではあるが)相手に合わせた返答ができるAIが当たり前になりつつある。筆者もある程度予想はしていたかもしれないが、ここまで早く浸透したことには驚きを感じているかもしれない。

特に若い世代のあいだでは、相談相手としてchatGPTが使われている。それは筆者も言うように「私たちは、尊敬する人の中に、自分のためだけの人格を認めると、嬉しくなる」という人間の特性に、chatGPTの機能がぴったりと当てはまっているからかもしれない。
自分が希望する呼び方で呼んでくれて、「前に◯◯って言ってたもんね」と過去の会話も覚えている。さらに耳障りのいい話を優しい口調で話してくれるとなると、これ以上に都合の良い友人はいないだろう。


・私たちは、一人でいる時には、いつも同じ、守備一貫した自分が考えごとをしていると、これまた思い込んでいる。しかし実のところ、様々な分人を入れ替わり立ち替わり生きながら考えごとをしているはずである。無色透明な、誰の影響も被っていない「本当の自分」という存在を、ここでも捏造してはならない。

これを読んで思い出したことがあった。
私は小学生のとき、「本当の自分」を探して苦しんでいた。家族と過ごすときの陽気で親に甘えがちな自分と、学校で友人と話すときのおとなしい自分。あまりにもキャラが違ったため、親が学校に来たり、友人が家に来たりすると恥ずかしかった。
こんなキャラの違いが周囲にバレたらどうしよう、そして果たしてどちらが「本当の自分」なんだろう、とよく考えていた。
いま思うと大人への成長過程でよく見られる思春期特有の悩みの一つでもあるが、当時は、こんな芯のない自分は変なのではないか?と本気で悩んでいた。

当時、本書と出会っても理解することは難しかったかもしれない。だが家の自分も、学校の自分も、どれも「本当の自分」で、環境や相手によって異なる自分が現れることは当たり前だという筆者の考え方は、当時の私はもちろん、思春期を過ごす多くの子どもたちを救う気がした。

また「分人」という考え方を知って、最近気づいたことがあった。
普段、温厚で愉快な私の夫は、ゲームをすると人格が変わる。「車のハンドルを握ると人格が変わる」と言われる人がいるのと同じで、コントローラーを握ると対戦相手に対する罵詈雑言をよく吐いている(相手には届いていない)。あまりにも頻度が多くて「うるさいよ」と私が言うと、普段の夫に戻って「ごめんネ!」と返してくる。
なぜあれほど人格が変わるのかと奇妙に感じていたが、本書を読んで分人化しているのかと気づいた。対戦ゲームをしているときの分人と、私向けの分人がいて、意識を向けている相手によって分人が切り替わっている。そう考えると少し理解できた。

自己理解や他者理解、人間関係やアイデンティティについて思い悩んできた人にこそ、深く刺さる一冊。

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

私自身、属するコミュニティによって無意識にキャラクターが変わることは、以前から自覚していた。
ただ、その変化のなかで「他者の存在」をそこまで意識したことはなかった。ここでいう分人とは、「相手との反復的なコミュニケーションを通じて、自分の中に形成されていくパターンとしての人格」だという。

個性とは分人の構成比率である。そう考えると、「自身の理想の個性を保つためには、付き合う人を選ぶことが重要だ」という考えが、腑に落ちた。

特に印象に残ったのは、愛についての記述。愛する相手とは、その人に向き合うことで生まれる“自分の分人”を、好きでいさせてくれる存在なのだという。
「一緒にいて楽しい人を選びなさい」と言われる理由は、相手を通じて自分自身を愛せるようになるからなのか。そう考えると、それはとても素敵ことだと思った。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

分人とは、例えば学校の中のあなたと家庭内のあなたの人格、ネットの中全然違うよね。
キャラとか人によってあなたは変容している。
でも、顔はひとつしかない。
個性だとか自分らしくとか言うけど、違うのが普通だし分人が多ければ多いほど、あなたと人との関係は柔らかくコミュニーションがとれている。
嫌なことがあっても、それはその人と分人の自分が合わなかっただけで、自分は愛されなかった人間だと本質規定してしまってはならない。
引きこもりなどの閉鎖的な環境は、過去の分人しか生きられないので苦しくなる。
色んな人と出会い複数の分人がいるからこそ、幸せな自分に出会うことが出来る。
分人のレベルで見ると、愛とはその人といる時の自分の分人が好きという状態のこと。
相互作用がある状態。
分人のうち、自分向けの分人(=居心地や自分が楽しめる分人)のウェイトがどこにあるか。
仕事?ネット?友人A?奥さん?
分人のウェイトが恋人に大きな比率を占めていた場合、失恋した場合その機能が無くなってしまう。
だからツラい。
何となく分かってることだけど、分人も言葉を使ってみると色んな自分が見えた一冊でした。

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2026年04月26日

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日頃の対人での悩み事は、基本的には個人と分人の考え方を落とし込むことで解決すると感じた
身近な人であればあるほど、どうしても相手をコントロールしたくなってしまうような瞬間があるけれど、『自分が口出しをして良いのは、自分の相手に対する分人と、相手の自分に対する分人だけだ』という文章に触れて、人と接するとはそういうことだと改めて感じた。
自分自身とはなんだろう、という問いに対しても、全ての分人は自分であり、それらが合わさって自分を形成しているのだ、という内容についても、つい忙殺されると見落としがちな点だと感じた

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

人との相互作用で作られる分人の考え方面白かった!大学の友達と高校の友達といる時の自分確かに違うし、しほの中で好きな自分の構成比が変わっていくことも感じた。この本を読んで、さらに自分と接する人を大切にしたいって思った!
最後の方の、キリスト教的な神と1人の関係性が色んなところに影響してるなって気付かされた。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

分人の考え方はいろんな私を同時に肯定することを促す。個人的には、ある自分にとって嫌いな分人を捨て去りたくなるという話が、今までの自分に当てはまるもので、すっきりした言語化だった。後から振り返って嫌いな自分になっていた瞬間も含めて、受け止めるようにしたい。

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2026年04月10日

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ネタバレ

新しい視点を学べた!
八方美人は分人をたくさん作っているように見えて、実は真逆で、分人を作ろうと努力していない人って解釈は結構おもしろいなとおもった

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2026年04月09日

Posted by ブクログ

生成AIに対して、今後自分の読むべき作品について聞いたところ、本書の作者である平野啓一郎氏の作品が挙がったので、著者の思想の根底が「分人思想」であるということに興味を抱き購入。

著者は哲学者ではないものの、「個人」の概念を改めて問い直し、独自の「分人」思想を実体験も交えて展開する。
「個人」というのは唯一の人格なのか?「本当の自分」という確固たる自我は存在するのか?という、普段何気なく使っている言葉に対して疑問を呈し考察する姿勢は、哲学的アプローチであるといえる。

「個人」はindividualの訳とされるが、これは"もうこれ以上分割不可能なもの"という意味が込められていることから、物理的な身体=個人と社会では捉えられている。
したがって、「個人的な意見」という場合は、物理的な1人の人間が唯一持つ意見ということになる。

しかし著者は、現代の多様な社会の中で唯一絶対の人格のみで生きることは困難で、ほとんどの人は状況に応じて複数の人格を(使い分けているのではなく)生きているとする分人の概念を説く。
この思想は、コアに「本当の自分」があり、そのコア人格が状況応じて人格を"演じる"のではなく、1人の人間に複数の人格が同居し、対人コミュニケーションの際の関係性に応じた人格が現れるというのである。

この思想はともすると総多重人格思想のようにも捉えられがちだが、確かに、仕事と家庭ではまったく別の顔で過ごしているし、実家に帰った際にも親や兄弟に対する顔と自分の家族とのそれも別人格といえるほど異なるし、同じ友人でも幼馴染と学生時代の友人とはコミュニケーションの仕方はまるで異なるのは誰でも経験していることではないだろうか。

「自己分析」や「自分探し」などに代表されるように、人生を1つの人格に収斂させることに費やすのではなく、社会生活と共に複数の人格が形成され、その人格の複合体ともいえるものが自分なのだと考えた方が生きやすいのではと思えてくる。

著者は、貴重な資産を分散投資してリスクヘッジするように、人間も複数の分人の同時進行のプロジェクトのように考えるべきだとする。
多様な社会の中で、それぞれの人に存在する複数の分人が、社会と何らかの接点を持ち繋がっていられるからこそ、分人主義は人間を社会から個々に分断させず孤立させない思想なのだと。
逆に個人主義の徹底こそが、社会から人間を分断する思想であるとする。

多様性こそが正義のように言われながらも、「自分を持て」とか「個性を伸ばせ」とか「自分らしく生きろ」とも言われ、若い世代ほど矛盾を感じているはずである。そしてそのことが強迫観念となり、かえって生きにくく感じている人も多いのではないだろうか。
分人主義はそのような悩みから解放してくれる思想かもしれない。

分人思想をコンピュータに例えると、自分自身の身体がハードで精神がOSとするならば、各分人は社会との繋がりを保つための(OS上で動く)アプリケーションであるといえる。この場合、各アプリケーション(分人)を統率するための"本来の自分"的なアプリケーションは存在しない。
とはいえ、OS上で複数のアプリケーションが同時に動き、状況に応じてスムーズに切り替えたりデータ交換したりするために、各アプリケーションに共通のフレームワークやライブラリが存在するように、分人思想においても、思考の共通方式がある方が望ましいといえる。
この共通方式となるものこそが、哲学的思考なのではないかと思えた一冊であった。

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

学生時代の友人といる時の自分
趣味の友人といる時の自分
同僚といる時の自分
家族といる時の自分

確かに違います。
個人の中に相対する人やグループに合わせて
自然と形成される様々な自分が分人とのこと。

時と場合によって微妙に違う自分を
若い頃は恥ずかしいというか、いけないことのように思っていた時期もありました。
「世界99」みたいな極端なモノではないけど。

「八方美人」と「分人」とは違うという話にも
モヤモヤがスッキリしました。

「八方美人とは、分人化の巧みな人ではない。むしろ、誰に対しても、同じ調子のイイ態度で通じるとたかを括って、相手ごとに分人化しようとしない人である。」

分人主義的恋愛観も面白かった。
「あなたといる時の自分が1番好き」ってドリカムも歌ってましたなー。
懐かしいー。

死後の話などもあったり
宗教的ではなく、
こういう考えで救われる人もいると思います。

私もぼんやりとモヤモヤと考えていたことが
言語化され、頭の中がスッキリ整理されたように思います。

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2026年04月07日

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分人という考え方が自分の中ではとても斬新でおもしろかった。人を愛することとは?についても分人観点で語られていて、心が軽くなる感覚があった。

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2026年03月28日

Posted by ブクログ

たしかに、誰かの知らない一面は裏の顔っていうよりもう一つの顔。たしかに、好きでいられる自分の割合を増やしていけば良いのだ。他人は自分を映す鏡ってそういうことか。。。納得の考え方
結局、人間は社会の中、他人との関わりの中で形成されていくんだなあ。アドラー的。
そのへん、動物ってどうなんだろう。

2026.4.19 2回目
世界99を読んで、分人だなあと思ってもう一度読みたくなった。前職辞めて、その会社での分人は死んだ。新しい職場での分人を好きになれるといいな。子供時代は親との分人が全てだけど、その割合は徐々に徐々に小さくなっていく。すごく整理しわすくなる概念だなと思う。

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2026年04月19日

購入済み

ありがとう分人主義

大変現実に即したわれわれの精神の捉え方で、観察的にも統計的にも物理的にも、この説明がしっくりくるし、具体的な問題解決の方法も見えてくる。
発明、発見!

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2015年01月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これまで多くの人が人間関係の中で感じていたであろうモヤモヤを"分人"という概念で言語化。
個人をそれ以上の単位に分けられるという考え方は、新鮮でありながら確かに納得がいった。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

平野さんの存在は存じ上げていた。著書は恥ずかしながら未読だ。Youtube「出版区」を通じて、「分人」という考え方に興味が湧いて手に取った。書かれていることは、ざっくりと。起源・定義・自作における分人の解説・分人という考えを持っての対人方法。決して読みやすい一冊ではないが、読み終わった後に、そういう考え方も確かにあるし、無意識に自分でも「分人」を使っている自覚もできた。分人という言葉を持って平野さんの書かれた物語も読みたくなった。

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

特に高校から大学に入ったときに自分のキャラが大きく変わったことに違和感を感じていた。そしてそのキャラは今もかわらないまま、また新たに社会人としてのキャラが追加された。人によって態度を変えることは悪だとかんじていたが、この本を読んでこのままでいいのだと思えた。また今後分人が増えても肯定的に考えていけそう。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

分人という概念、それは唯一の自分などなく、相手との関係性に応じて変化するキャラクターがあるということ。自己が定まらない過去の自身を振り返ると、分人という説明がしっくりきた。それまで自己を恥じていたところが、励まされた気持ちになった。

強調の太字が多く、かえって読みにくく感じた。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

私が頭の中で漠然と考えてたことをズバッと言語化してもらえた感じ!その人の別の一面がイメージと違った時に、そっちが本性だったんだ、、、って思われがちだけどその人の別の一面が見えただけなんだって思えるようになった。今後も大事にしたい!

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2026年03月14日

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