あらすじ
嫌いな自分を肯定するには? 自分らしさはどう生まれるのか? 他者との距離をいかに取るか? 恋愛・職場・家族……人間関係に悩むすべての人へ。小説と格闘する中で生まれた、目からウロコの人間観! (講談社現代新書)
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
家族といる時の天然で頼りない自分、友達といるときの明るくサバサバした自分、会社にいる時のしっかりした自分。どれが本当の自分なのか、どれが仮面なのかと考えることがあったけれど、その答えがこの本にあった。
個性とは生まれつきの生涯不変のものではない。
多種多様な「分人」の集合体こそが自分=個性なのだと著者は言う。そしてこの分人は環境や対人関係の中で反復的なコミュニケーションによって形成されて、そのスイッチは自分の意思ではなく相手次第で自動的にスイッチされる。
自分の中にたくさんの分人がいるのは、今までいろんな人に出逢って様々な環境で過ごしてきた道のりがあるからこそで、それは決して悪いことではないのだと思えた。幼馴染と最近の友達が一緒に会ったらなんとなく気まずいというのも納得、きっと違う分人を混ぜると自分が困惑するのだろう。
自分の個性だったりアイデンティティについて考えるときに、本当の自分は一つではなくて分人の集合体なのだというコンセプトを持つことで新しい視野が広がった気がする。
Posted by ブクログ
覚えておこうと思った言葉たち
・人間は、たった一度しかない人生の中で、できればいろんな自分を生きたい、いつも同じ自分に監禁されているのは大きなストレス
・楽しい自分になれると感じる分人を足場として生きる道を考えるべき
・どれくらいの数の分人を抱えているのが自分にとって心地よいのか?
・愛とは「その人といる時の自分の分人が好き」という状態のことで、他者を経由した自己肯定の状態
Posted by ブクログ
分人を理解する必要がある。
人は自分の中に何人も人がいて、
それぞれが他人との関係性において個性を発揮する。
・愛とはその人といる時の自分の分人が好きと言う状態
・あなたの存在は他人の分人を通じて死後もこの世界に残り続ける