ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが――。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R-18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    582431
  • 電子版発売日
    :
    2019年01月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

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ふがいない僕は空を見た(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    恋って走り出したら止まらんやん!
    って感じでずっと読み始めてから読み終わるまで
    ページをめくる手が止まらなかった。
    桐島部活辞めるってよを思い出すような1人の少年を軸に5人の視点から描かれるストーリー。
    他の人から見たらやめときなよって思う恋でも、恋してる本人からしたらその道でしか前に進めないんだってわかる気もする。
    みんなやっかいなものを抱えて生きているし、バカな恋をしてきてるし、人に言えない過去もあるんだし、他人に悪意を向けるエネルギーがあるなら自分の人生のために向けるべきだと思えた。

    0
    2026年07月30日

    Posted by ブクログ

    前半は思わず官能小説?っと思ってビックリした。高校生と主婦の不倫。しかもコスプレ。ちょっと予想外で驚きと読めない展開。連作短編集でどの話も先が見えない生きづらさを感じるでも、いつかきっと反転するかもしれない。まだ先は見えないけど、なんとなく光が見えてきそうな。そんな感じる作品。2011年本屋大賞2位なんですね。

    0
    2026年05月27日

    Posted by ブクログ

    とても良かった。

    最初はえぐい性描写と年齢差のある男女(しかも高校生と大人)という設定に読むのはしんどいかもしれないと思って本を閉じようかと思った。
    でも読み進めて良かった。

    タイトルにあるようにふがいなかったり、うまくやれなかったり、なんでだろうって思ったり、でもそれでもそれでいいと思わされた。
    苦しいと思いながら生きることについて考えさせられたし、自分を重ねることができた。

    斎藤くんの冷やさないようにねという言葉や体にやさしく触れることができる技術がとても素敵だと思った。
    最近立て続けに本を読んで思うけど、あまり喋らないけど何か考えている系の男の子像が好みらしい。特に斎藤くんは好きだなあと思った。

    良太は外から描かれる様と内面が違う人のように見えるのが不思議だった。誰も彼も明るく見えても心のうちではいろんなことを考えているってことなのかもしれない。

    0
    2026年05月13日

    Posted by ブクログ

    性描写は強烈で最初は圧倒されてたけど、それ以上に各々が想う気持ちに考えさせられてる。村田沙耶香が好きで併読中というのもあるのか、いろんな箇所で村田沙耶香味を感じてます。あんずが「〜だなあと思った」という書き方も村田さんの本にはよく出てくるし。全然別物なんだけどどこかコンビニ人間や世界99を思い出すんです。
    やっぱり私は純文学が好きです。

    0
    2026年05月02日

    Posted by ブクログ

    人ってみんなそれぞれ悩み抱えてるんだよなって、いつも明るい友達も、幸せそうに見える友達も、心の中はわからないよなって。
    心の中に厄介なものを抱えながら、登場人物はそれでもみんな前を向いて生きてゆく姿に胸が打たれる。
    高校生と主婦のコスプレSEX不倫。
    字面だけみると不埒だけど、卓巳は普通に恋をしただけなんだよな。体から始まる関係だったけれども…。高校生卓巳の純粋さとかが可愛くもある、助けてあげたい。

    セイタカアワダチソウの空
    の団地の子、良太とアクツの話もこれまた胸にくる。認知症の祖母の面倒を見ながら、バイトして、学校に行く。ふがいないなんて、思わないでいいのに、誰かに助けを求めてくれれば良いのにって、それくらいすごく頑張ってる子なんだけど、頑張ってることにも気づいてないのか、生活するのにいっぱいいっぱいで。たくましいし色んな可能性を持っているはずの彼が貧困のせいで夢も希望も持てないなんてね。セイタカアワダチソウって植物を調べると、これがまた要注意外来生物になってて、嫌われる要素が多いこと…。辛すぎる。


    ラストは卓巳の助産師の母の視点になり、生命が誕生する神秘に、純粋に涙が溢れた。命は尊いよなって、最後の章にして原点に戻った。傷ついた卓巳だけど、この母の元で育った彼なら立ち直り前向くことができるって思えた。

    性描写はわりと過激だけど、この小説には必要だし、人間の本能が生々しく描かれていたのは、生命の誕生に繋がる意味を感じ刺激的でした。

    0
    2026年03月01日

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん。
    高校生男子と主婦がセフレの関係。
    その旦那と姑がその二人以上に下衆な親子。
    性の描写が直球過ぎるし、登場人物が皆んな残念な人々ですが、何故か引き込まれていくのは作家さんの文章力の力なのか。
    物語は続き物ですが各章でメインが変わっていく内容。
    後半につれて、深みに入っていきます。
    圧巻は高校生男子の友達の章。
    家は貧乏で父親は自殺。母親は他の男と別で暮らし、同居している祖母は重度の認知。そんな祖母を面倒見ながら、学校に通い、バイトで生活費を稼ぐという不幸の塊の中、SNSで主婦との関係動画が出回り引きこもりになった友達を誰よりも心配、味方になっている。その反面、その反面、その動画コピーを拡散する友達に協力する姿もあり、人間の弱さ醜さを生々しく描いています。
    最後の章の高校生男子の母親も良かったです。
    助産婦として、生命の誕生に携わる仕事の描写が尚更、引きこもっている息子と対比になって生きていく辛さが見えている感じがします。

    0
    2026年08月25日

    Posted by ブクログ

    目を背けたくなるような辛い現実、考えたくないこと、そういうどうにもならない苦しみを抱えながらも生きていくしかない。それが普通とは少し離れていたとしても。

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    全部の章話はつながっているが主人公はそれぞれ違う。しかし、この物語を通して人間の持つ「やっかいなもの」がテーマになっている。私たちが日々感じているやっかいさ、それを見事に私たちに気づかせてくれる作品だった。初めはこの本のタイトル「ふがいない僕は空を見た」のふがいない僕の意味がよくわからなかったけど、「やっかいなもの」を持った私たちはその通り「ふがいない僕」なのだと理解できた。この作品がデビュー作だとは驚きだ。他の作品も読みたい。

    0
    2026年05月04日

    Posted by ブクログ

    5つの短編「ミクマリ」「世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸」「2035年のオーガズム」「セイタカアワダチソウ」「花粉・受粉」が語り手を継ぎながら物語られる連作となっている。
    1話目のミクマリ、セックスシーンが細かく描写されていて「いいの?」と思ってしまった。R-18文学賞大賞と知って納得。
    官能的というより退廃的でやるせなさが残る。
    全編がどうしようもない「欠落」「喪失」に軸が据えられていて人生の難しさを描いている。
    登場人物それぞれが抱える苦難を美しく解決したりはしない、苦難を苦難のまま受け入れて生きていくんだ、というメッセージに受け取った。

    0
    2026年05月02日

    Posted by ブクログ

    悪い意味じゃなく人にオススメできない本。
    なんとか自分自身でこの本と出会って欲しい。
    登場人物全員が愛おしい。
    1番気になったのは田岡さん。
    あの人は誤解されたまま逮捕されたのか本当に犯罪者なのか読み取れませんでした。

    0
    2026年04月24日

ふがいない僕は空を見た(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    582431
  • 電子版発売日
    :
    2019年01月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
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