ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが――。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R-18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ふがいない僕は空を見た(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最高だった。
    久しぶりの読書。前読んだ時は冒頭から気分じゃなかったけど、2 、3日前ふと読んだときにちょうどハマって2日で読み切った。やっぱり本も映画も読むべき時期があると思うしそれがハマったときってすごい速さで読み終えるよなぁ。

    まぁそれは置いといて、さよならニルバーナに引き続き窪美澄さんの作品

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    この作家は認めたくない人間らしさみたいなものを書くのが本当に素晴らしい。
    生きていくうえで、自分に渦巻く見たくない、もしくは認めたくない感情を感じることがあるが、それを目の前で突きつけられる感じ。本書を読んで「気持ち悪い」と思うのは、鏡にうつる自分みたいなものだと思う。

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    没頭する本に出会いたくてSNSで勧められていた窪美澄さんを知り、この本を手にしました。
    冒頭を読んだ時点ではなんだろうこれは少年期の恋愛の物語なんだろうかと、少し残念に思いながら一度閉じました。しかしまた別の日にじっくり読み進めていき、どんどんどんどん引き込まれていき、なんとまあ私は浅いんだろうと思

    0
    2025年06月18日

    Posted by ブクログ

    これはすごいデビュー作。
    勿論フィクションだけど、
    キャラクター達の人生が妙にリアル。
    読んでてハッキリした結末では無いのに嫌ではない。
    静かに訴えかけてくる感じ。
    最悪な人生だとしても進むしかないと。
    間違いだらけでも進むのよ。
    と言われてる気がした。

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    20250406
    どうしようもなさをそれぞれに抱えた登場人物
    救いはしない。庇うわけでもない。ただ、認める。
    厄介なものを体に抱えて、死ぬまで生きていかなくちゃいけない、という一人ひとりの生を、黙って見つめる。人生を讃美はしない。肯定でもない。

    0
    2025年04月06日

    Posted by ブクログ

    なるほどR-18の連作長編というのはこういうことなんだ。スピンオフを重ねるドラマのように、話が展開し、立場が変わることによってガラッと景色が変わっていく。

    0
    2024年12月06日

    Posted by ブクログ

    4.2/5.0

    生きてるって辛いし、かっこ悪いことだけど、生きてないと出来ないことがある、という当たり前のことを思った。

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    心の埋まらない何かを埋めようとする時、人は性行動に出るのだろうか。性描写の多さや詳細さから、人間が持っている虚しさに一生懸命抗おうとする姿を感じた。

    独立した短編だと勝手に思っていたので主人公が変わるタイプの連作で驚いた。

    最後の主人公は誰だろう?と思ったら、卓巳母だったことに少しの驚きと、親側

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    誰にでも生きにくさってある気がする

    重松清さんが書いている解説がとても興味深い文章だったし、今の自分に寄り添ってくれた

    「〈やっかいなもの〉を捨てられずにいるふがいない僕たちは、でも、その光がまぶたの裏に残っているうちは、人生や世界について少しだけ優しくなれるような気がする」

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    窪美澄さんの作品は久しぶりでした。
    性が中心のお話。
    性欲とか妊娠、出産とか。
    ほんとやっかいだなぁって思いました。
    自分の思い通りにいかないですもんね。
    そしてこの作品、解説が大好き重松清さんでびっくりしました。
    素敵な作品、ありがとうございました。

    0
    2025年09月08日

ふがいない僕は空を見た(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

窪美澄 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す