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「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。『この本が、世界に存在することに』改題。
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Posted by ブクログ
本を巡る短編集。恋人同士、友達、旅する本、そして表題作はおばあちゃんが幽霊になっても探していた本だ。良い話だなぁと思った。一枚の絵のように残る過去の自分に会える本…そんなの無い。本はいいろいろな所へ連れて行ってくれたり、呪われたり、誰かの遺言?みたいだったり…フフフと笑う本が出てくる。不思議だけれど...続きを読む、本を読んでいれば何にでも立ち向かえる気さえしてくる本推しの短編集。
読み終わって、言葉を越えた共感を持つことが出来たときが、読書の楽しみと言うのだろう。 昨日読みかけた本に、文章について書いてあった。単語というレンガを積み上げたかたち、それが文章である。確かに日本語の文章はそういう構成で出来ている。そして一編の作品はその集合体で出来ている。 無数にある単語の中から作...続きを読む者が選んだ、一つ一つの言葉が好きで、出来上がった文章が好きで、そして一編の物語になった時、それがぴったり合った好きな作品になる。 好きな言葉があり好きな文章になっていて、それを読み終わると何かすっと腑に落ちた気持ちがする、その上作品に溶け込む感じがする。優れた作品からは作者の言いたかった、作品に託した心が、選ばれた言葉のつながりから立ち上って、迫ってくる。 読み終わって言葉を越えた共感を持つことが出来たときが読書の楽しみと言うのだろう。 「さがしもの」はそういった作品だった。 一冊の本が、手に取った人たが手放した(売ってしまった)後、人の手から手に渡り、旅をする話、偶然に、旅先でめぐり合う話、一緒に暮らしていた間本棚にあった本を、別々の箱につめて別れていく話。 本に愛着を持つ人たちの、本に寄せる思いに、自分の特別な本を思い浮かべる、本とともにあった時間を思い出す、それぞれの形が、9編の短編になって結実している。 久し振りに本を読むことを考えさせられた良書だった。 角田さんは、長編を何冊か読んで、どうも世界が合わない気持ちがしていたが、初めて本質に触れることが出来たような気がした。次からは新しい気持ちで作品が読めるだろう。いい本を読んだ。 目次 旅する本 だれか 手紙 彼と私の本棚 不幸の種 引き出しの奥 ミツザワ書店 さがしもの 初バレンタイン 中でも 「旅する本」 日本で売った本と何度か海外の本屋で再会する。 「彼と私の本棚」 年下の彼に好きな人が出来て別れることになった。本の趣味が似ているところもあって二冊あるものもあった。二つに分けて新しい生活が始まった。私は彼と共有した時間を彼も新しい本棚の本の中に見つけつづけるだろう。二人で買った続き物の漫画は、途中で切れたり抜けたりしてしまったけれど。 「ミツザワ書店」 本が出版されたら書店のおばあさんの店に行き、昔盗んだ本の代金を返したいと思っていた。だが 「さがしもの」 入院している祖母が、本を探せといった。どこにもないというと「探し方が甘い」と怒った。遠い街の古本屋にもなかった。おばあちゃんは亡くなったが、幽霊になって催促に来た。大学生になって学生街にある古書店でよばれた気がした、そこに探していた本があった。でももうおばあちゃんは出てこない。読んでみてなぜその本だったのか、わかった気がした。 「初バレンタイン」 初めてバレンタインの贈り物を探した。チョコレート屋では殺気だった人たちに押し出され、考えあぐねて本に決めた。気に入ってもらえるだろうか。心の揺れが瑞々しい。 本が好き、読書が好き、読んで入り込んでいく魔法のような世界が好き。あとがきエッセイにはそういった角田さんの思いが詰まっている。
本に関する短編集 本にまつわる角田さんのエピソード、物語が詰め込まれている。読んでいくと、本のことがどんどん愛おしく思えてくる。読みながら、もっと本が読みたいと思う。角田さんと本のエピソードを回りながら、自分もどうして本が好きだったんだっけ?と昔を愛しみたくなる。
彼と私の本棚 失恋をした時に、もうひとりの私が見下ろしている。 だいじょうぶ、だいじょうぶ、もうひとりの私は安堵してうなずいている。笑えるじゃない。冗談を言えるじゃない。ほしい服があるじゃない。すれ違った男の子を、ちょっといいなと思ったじゃない。もうひとりの私は、子供を褒めるように私を褒め続ける。...続きを読む ここがとっても大好き。 きっと私はこの話を好きな人にした時に、いつかこうなってしまう自分を予感していたんだと思う。 だからぽろぽろ泣いて、困らせてしまったね。 この本のおかげで、悲しいこともすてきなことに思える。私の宝物です。
人と人との間にそれぞれとくべつな関係があるように、人と本との間にも、そういう“特殊で個人的”な関係が存在していると、角田さんは言う。 そんな関係性について描かれた9つの物語。 本好きな人が読めばきっと、自分の本棚を眺め、その一冊一冊と思いを交わしたくなるかもしれない。そのとき本は、エンターテイメ...続きを読むントのひとつとしてじゃなく、友人にも相棒にも腐れ縁の奴にもなる。 そうでなくっても、この物語にはすてきな言葉がたくさん散りばめられてあるから、きっと自分のための言葉に出会える。 本が好きな人、つらいお別れをしてしまった人、大切な人とうまくいかないなって人に、読んでほしいです。
本にまつわる、どこか希望を感じる九つの物語から成る短編集。 実は「彼と私の本棚」という作品が共通テスト模試だったかな。それで出題されて、気になったので手に取った本。 角田さんの心情描写が美しくて、共感を貰いながら読める優しい話。 個人的におすすめです!
本と恋愛を巡る幾つかの短編集。百者百葉の恋愛観があり、本との付き合い方がある。読んだら少しだけ心が緩やかになる。
本にまつわる物語。 関係を繋いだり、過去の大切な事を思い出したり、 本には不思議な力がある。 この作品を読んでずっと本を読み続けたいと思った。
本好きな友人が贈ってくれた一冊。 本にまつわる短編集で、本好きならどの話も頷き、膝を打ち、唸ることは必至。そしてハズレなし。 読みながら、自分はどう本と付き合ってきたか、本に何を求めているか、何が好きなのかなど、改めて思い返す事も多々。 本好きな状態でこの本を読めて良かったなと思うし、この本を...続きを読む読むことで更に本が好きになるような、大袈裟だけどそんな気持ちになる、本当に素敵な一冊。
どれもかなり好きだったけど、あとがきエッセイにあった角田光代にとっての本の見え方がとびきり沁みた。ここにガッテンみたいな共感ボタンがあったら押しまくってるなあと思いながら読んだ。 定期的に読み返したいし、身近にいる本が好きな人に是非おすすめしたい。
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さがしもの
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角田光代
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今日もごちそうさまでした
愛がなんだ
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