【感想・ネタバレ】さがしもののレビュー

あらすじ

「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。『この本が、世界に存在することに』改題。

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Posted by ブクログ

本をもっと好きになる作品。この作者の言葉の綴り方好きだなあ。小学生か中学生かの頃、読書感想文のために読んで線や折り目を付けていたけど、それもまた当時の情景や心情を思い返すきっかけになった。あの頃読んで少し心に響き、高校生頃に再度読んで好きな本になり、社会人6年目に読んで自分の中で特別な作品になった。自分に子供ができたら早いうちに読んでほしいと思う。

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2026年04月02日

Posted by ブクログ

本を巡る短編集。恋人同士、友達、旅する本、そして表題作はおばあちゃんが幽霊になっても探していた本だ。良い話だなぁと思った。一枚の絵のように残る過去の自分に会える本…そんなの無い。本はいいろいろな所へ連れて行ってくれたり、呪われたり、誰かの遺言?みたいだったり…フフフと笑う本が出てくる。不思議だけれど、本を読んでいれば何にでも立ち向かえる気さえしてくる本推しの短編集。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わって、言葉を越えた共感を持つことが出来たときが、読書の楽しみと言うのだろうか。
昨日読みかけた本に、文章について書いてあった。単語というレンガを積み上げたかたち、それが文章である。確かに日本語の文章はそういう構成で出来ている。そして一編の作品はその集合体で出来ている。
無数にある単語の中から作者が選んだ、一つ一つの言葉が好きで、出来上がった文章が好きで、そして一編の物語になった時、それがぴったり合った好きな作品になる。
好きな言葉があり好きな文章になっていて、それを読み終わると何かすっと腑に落ちた気持ちがする、その上作品に溶け込む感じがする。優れた作品からは作者の言いたかった、作品に託した心が、選ばれた言葉のつながりから立ち上って、迫ってくる。
読み終わって言葉を越えた共感を持つことが出来たときが読書の楽しみと言うのだろう。

「さがしもの」はそういった作品だった。
一冊の本が、手に取った人たが手放した(売ってしまった)後、人の手から手に渡り、旅をする話、偶然に、旅先でめぐり合う話、一緒に暮らしていた間本棚にあった本を、別々の箱につめて別れていく話。
本に愛着を持つ人たちの、本に寄せる思いに、自分の特別な本を思い浮かべる、本とともにあった時間を思い出す、それぞれの形が、9編の短編になって結実している。
久し振りに本を読むことを考えさせられた良書だった。

角田さんは、長編を何冊か読んで、どうも世界が合わない気持ちがしていたが、初めて本質に触れることが出来たような気がした。次からは新しい気持ちで作品が読めるだろう。いい本を読んだ。


目次

旅する本
だれか
手紙
彼と私の本棚
不幸の種
引き出しの奥
ミツザワ書店
さがしもの
初バレンタイン

中でも

「旅する本」 
日本で売った本と何度か海外の本屋で再会する。

「彼と私の本棚」
年下の彼に好きな人が出来て別れることになった。本の趣味が似ているところもあって二冊あるものもあった。二つに分けて新しい生活が始まった。私は彼と共有した時間を彼も新しい本棚の本の中に見つけつづけるだろう。二人で買った続き物の漫画は、途中で切れたり抜けたりしてしまったけれど。

「ミツザワ書店」
本が出版されたら書店のおばあさんの店に行き、昔盗んだ本の代金を返したいと思っていた。だが

「さがしもの」
入院している祖母が、本を探せといった。どこにもないというと「探し方が甘い」と怒った。遠い街の古本屋にもなかった。おばあちゃんは亡くなったが、幽霊になって催促に来た。大学生になって学生街にある古書店でよばれた気がした、そこに探していた本があった。でももうおばあちゃんは出てこない。読んでみてなぜその本だったのか、わかった気がした。

「初バレンタイン」
初めてバレンタインの贈り物を探した。チョコレート屋では殺気だった人たちに押し出され、考えあぐねて本に決めた。気に入ってもらえるだろうか。心の揺れが瑞々しい。


本が好き、読書が好き、読んで入り込んでいく魔法のような世界が好き。あとがきエッセイにはそういった角田さんの思いが詰まっている。

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

本に関する短編集
本にまつわる角田さんのエピソード、物語が詰め込まれている。読んでいくと、本のことがどんどん愛おしく思えてくる。読みながら、もっと本が読みたいと思う。角田さんと本のエピソードを回りながら、自分もどうして本が好きだったんだっけ?と昔を愛しみたくなる。

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2026年02月21日

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彼と私の本棚
失恋をした時に、もうひとりの私が見下ろしている。

だいじょうぶ、だいじょうぶ、もうひとりの私は安堵してうなずいている。笑えるじゃない。冗談を言えるじゃない。ほしい服があるじゃない。すれ違った男の子を、ちょっといいなと思ったじゃない。もうひとりの私は、子供を褒めるように私を褒め続ける。

ここがとっても大好き。
きっと私はこの話を好きな人にした時に、いつかこうなってしまう自分を予感していたんだと思う。
だからぽろぽろ泣いて、困らせてしまったね。
この本のおかげで、悲しいこともすてきなことに思える。私の宝物です。

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2026年02月20日

Posted by ブクログ

人と人との間にそれぞれとくべつな関係があるように、人と本との間にも、そういう“特殊で個人的”な関係が存在していると、角田さんは言う。

そんな関係性について描かれた9つの物語。

本好きな人が読めばきっと、自分の本棚を眺め、その一冊一冊と思いを交わしたくなるかもしれない。そのとき本は、エンターテイメントのひとつとしてじゃなく、友人にも相棒にも腐れ縁の奴にもなる。

そうでなくっても、この物語にはすてきな言葉がたくさん散りばめられてあるから、きっと自分のための言葉に出会える。

本が好きな人、つらいお別れをしてしまった人、大切な人とうまくいかないなって人に、読んでほしいです。



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2026年02月12日

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本にまつわる、どこか希望を感じる九つの物語から成る短編集。

実は「彼と私の本棚」という作品が共通テスト模試だったかな。それで出題されて、気になったので手に取った本。
角田さんの心情描写が美しくて、共感を貰いながら読める優しい話。
個人的におすすめです!

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

本と恋愛を巡る幾つかの短編集。百者百葉の恋愛観があり、本との付き合い方がある。読んだら少しだけ心が緩やかになる。

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2026年01月12日

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本にまつわる物語。
関係を繋いだり、過去の大切な事を思い出したり、
本には不思議な力がある。
この作品を読んでずっと本を読み続けたいと思った。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

本好きな友人が贈ってくれた一冊。

本にまつわる短編集で、本好きならどの話も頷き、膝を打ち、唸ることは必至。そしてハズレなし。

読みながら、自分はどう本と付き合ってきたか、本に何を求めているか、何が好きなのかなど、改めて思い返す事も多々。

本好きな状態でこの本を読めて良かったなと思うし、この本を読むことで更に本が好きになるような、大袈裟だけどそんな気持ちになる、本当に素敵な一冊。

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2025年12月11日

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どれもかなり好きだったけど、あとがきエッセイにあった角田光代にとっての本の見え方がとびきり沁みた。ここにガッテンみたいな共感ボタンがあったら押しまくってるなあと思いながら読んだ。
定期的に読み返したいし、身近にいる本が好きな人に是非おすすめしたい。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

それぞれの人の人生の中に深く刻まれた1冊についての話。はじめの方は私がこの本の雰囲気になじめない感じで、面白く読めるかな?と思ったのですが、だんだんなじんできました。「彼と私の本棚」は失恋の感情が胸に響いて切ない気持ちになりました。表題の「さがしもの」はおばあちゃんのこと、きっとそれほど好きでもなかっただろうに、ちょっと呪いみたいと、思いつつ、探すことは自分のためでもあるのだろうと思いました。見つけたときは私も「キター!」って気持ちになりました笑
1つ1つが短いお話なので、隙間時間に読みやすくてよかったです。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

もっと早く読めばよかった。
今まで忘れていた本との思い出が頭の中に次々と出現してきて大変だった。
この本の主人公たちと同じように私にも私だけの本との思い出がある。
それがとても嬉しい。
そして、昔持っていた本で今もう一度読み返さないとと思う本も出てきた。
本屋行こう。

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2025年10月05日

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とても良かった。
短編集になっていてどれも本をテーマにしたもの。
これを読んで本がもっと好きになった。
本は世界への扉

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

大人になって、読書を積み上げてきた人に読んでほしい。とても読みやすいし忘れていたことがよみがえった。

初めての角田光代さん。今回は本についての本。その人にとってのほんの存在。無くても生きていける本を読む人々の理由が一つ一つの短編に詰まっていた。

本との出会い、きっかけ、昔の記憶
まるで人との出会いのように、すべて大切でこの世に存在していないと寂しくて、つまらない。

本は人のような存在だと初めて気付かされた。

角田光代さんは、なんといっても言葉が鮮やか。
「絵の具を溶いたような色の海と、風邪に揺れる椰子の木と、テラスにぶら下がったハンモックと」
子供の頃の、絵の具を溶いた時のワクワクする気持ち、海をふくんだ鮮やかな色に反射する光、このままたっぷりな絵の具に呑み込まれたい。あの時の記憶が幸福な事だったんだと今気づく。

私は、「引き出しの奥」と「さがしもの」が1番心に残った。本を読んでた時の記憶とか、日常の記憶が、本を介して、よみがえった。この本が私の記憶の引き出しだと思った。
本読む時って特別で、再読しても同じ感情になることはない。本はずっとそこに存在し続けてるのに、私たちだけが時間と共に成長している。これを読んでいて、その一度きりの特別な感情が鮮やかによみがえった。
小さい頃にたくさん読んでた本に今でも愛着が湧く。それって昔の自分がくり返し本を読んで感じたことが強く鮮明に残っているから。
本を愛するってその時の感情を愛でてるんだと思う。大人になって忘れていた感情を愛でれた。
その昔の感情の引き出しがこの本だと思う。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

本がもたらす様々な巡り合わせ。
偶然ではなく、必然であり。
出会うべきして出会い。
物にも人にもタイミングが存在する。
そのタイミングは、誰にも分からない。
分からない。って、実は面白い。
分からないことがあることは、楽しくも面白くもある。

この本は、ページの順に読んでも良いですが。
和えて、タイトルからその時の気分で読むことで、今の自分にとって必要なメッセージや文字という贈り物や偶然の産物に出会えます。

また、人に選んでもらうことで。
自分が知らない自分に出会えたりもします。

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2025年12月25日

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自分が変わったことにより同じ作品の受け止め方が変わるというのを、先日二度目のララランドを見た時強烈に感じた。その後この作品を読み、改めてそのような出会いの貴重さが身に沁みている。

表題作「探し物」が1番心に刺さった。
何かに悩んでいる人は、読むことで一歩踏み出すきっかけになるかもしれない。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

手が、震えています。

本と人との繋がりを描いた短編集。
私の話ではないのに、どこかむず痒い気持ちになるような思い出の数々に頁を捲る手が止まらず一気読みしました。

私も幼稚園の頃から一人で本を読むことを好んでいた人間だったので、あとがきで角田さんの話に共感しながら読んでいました。すると突然知っている名前が出てきてびっくり。鳥肌が立ちました。某書店の名前が出てきたからです。最初は私も本が大好きで、本とお客様を繋げる仕事がしたくて――。
私にとっては何気ない職場。でもそこが、誰かにとっての大切な場所だとしたら。
忘れかけていた大切なものを思い出すことができました。

本好きには堪らない作品だと思います。

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2026年01月22日

Posted by ブクログ

だれか
彼と私の本棚
不幸の種

恋愛と本を関連づけるのがな〜〜
私は本を読むけど、恋人と本棚が似てたら
別れた時しんどそうで、嫌だなぁ。笑

だから恋愛と読書は別でありたいな。と読みながら思いました

本は時間を経つごとに、意味が変わる。
視点が変わる。意見が変わる。

本が身近にある生活はやはり良い
角田さんの本は久しぶりだったけど
ほっとする感じですね

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2026年01月20日

Posted by ブクログ

上白石萌音さんの歌うRADWIMPSの『25コ目の染色体』に魅了されていたのもあり、上白石萌音さんの帯コメントに触発されて手に取りました。

そして少し読み進めて、おばあさんの謎質問の意図が気になり、面白そうだと思って購入しました。

正直、はじめは短編集であることにショックを受けました。いままで長編の小説しか読んだことがなく、すぐに話が終わってしまう短編では感情移入ができないと考えていたためです。

でも、読み終えた今、そういう感情も含めて許してくれるような、まさに「読書のための本」だった気がします。

掲載されているすべての小説が良かった、とは正直思えませんでしたが、私の場合は2つ、心に刺さるとても身近なエピソードがあり、なんならその片方では、思わず涙を流したほどでした。

また数年後に、自分が変わったときに読んでみたい、そう思います。

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

「いつだってそうさ、
 できごとよりも考えのほうが何倍もこわいんだ。」
****
私にとって本は、いつも一緒にいてくれる友達みたいなもの。
小さい頃から大好きだった絵本は、今でもたまに開いては昔の気持ちを思い出す幼馴染みたい。
学生時代に読んで憧れていた本の主人公は、久々に会うと少し緊張する当時の同級生みたい。
親友から教えてもらった小説は、辛くなった時にめくると寄り添ってくれる。
これからもたくさんの本と出会っては別れて、歳を重ねていくんだろうな。
素敵な出会いに溢れているといいな

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

9作品の短編集
読み始めて「好きだな、これ」と思う
でも次を読み始めたら「こっちが好きだな」と思う、また次を読み始めたら「やっぱりこれが好きだな」と…それが続いていった
結局全部好きだった
角田光代作品は久しぶり
昔、結構読んだつもりだったが
これは読んでなかったのだ
全部好きだったけど【引き出しの奥】が
一番好きかもな

本は一人っ子で人見知りの私の
子供の頃からの友達だと思い出させてくれた1冊

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

本が自分の成長に合わせて姿かたちを変えていき、いつの間にか自分にぴたりと寄り添うようになる。
昔はどこにでも持って行ったけどある時期を境になんか違うなと手放した本や、たまたま同じ人が変なポエムを書き込んでいた古本屋の2冊の本や、旅先で感動した絵描きの人が挿絵を手掛けた本、色々あったなと思い出した。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

本にまつわる短編集。ちょっと不思議だったり、ほっこりしたり、懐かしい感じがしたり。本との巡り合わせにはいろんな形があって、本から得られるものも、自分の状況によっていろいろに変わりうる。自分にとって唯一無二な本にたくさん出会えるよう、これからも読みつづけよう。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

新潮文庫の100冊に入っていたことと、角田光代の作品が好きで作家買いしたことだ。

まず、手に取って最初に目次の段落の取り方がおしゃれだと感じた。本書は本にまつわる短編集であり、それぞれの物語で、登場人物の人生と本との接点を楽しめた。

本を再読するのが苦手な自分でも、この本のおかげで再読の楽しみを教えてもらった。昔読んだ本をもう一度手に取ってみようかな、と思ったり、今ある本を手放すことが別の本との出会いにつながるのかな、と考えさせられたりした。

また、本になにか書き込むという行為も、後々の自分や、もしかしたらその本を読む別の誰かへのロマンになると思えた。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

本と人の関わりで綴った短編集で、読後の感覚がとても心地よかったです。
わたしは読むのが遅いので時間があれば新しい本を読みたいと思っていましたが、再読するのも貴重な体験になるのかもと気づかせてくれた短編集でした。

あとがきで「星の王子さま」のお話が出てきたのですが、わたしもこの本だけは再読何回もしていて、ちょっと嬉しくなりました。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

旅する本
古本屋の主人


古本を売る。


だれか

二十四歳。タイの小さな島でマラリアにかかる。

私の恋人

バンガローの主人

医者


手紙


私の恋人


彼と私の本棚


ハナケン

一番の友達


不幸の種

キミちゃん。

近藤みなみ
大学に入っていた番最初に仲良くなった女の子。

恋人
語学のクラスがいっしょだった男の子。大学二年になって振られた。みなみを好きになった。


引き出しの奥
わたし
男好き、やりまん、公衆便所と呼ばれている。しのちゃん。

りっちゃん

上垣
クラスメイトの男の子。

塚田
わたしのアルバイト先の中古CD屋によくくる男の人。

サカイテツヤ
語学のクラスが同じ男の子。


ミツザワ書店
ゆう子
ぼくの恋人。

背中のまあるいおばあさん
ミツザワ書店のおばあさん。

ぼく
文芸雑誌の新人賞を受賞。二十七歳。

ミツザワ書店のおばあさんの孫


さがしもの

羊子。


美穂子。

おばあちゃん
母の母。

菜穂子

沙知穂

亀山寛子
羊子の友達。


初バレンタイン
中原千絵子
二カ月前に田宮と交際をはじめた。

田宮滋
千絵子の大学の一学年下。

藤咲健二
千絵子の結婚相手。


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2026年03月19日

Posted by ブクログ

本の面白さを改めて教えてくれる。
最初は面白くないと思っていた本も、歳を重ねると見え方が変わってくる。そのことを「不幸の種」では「自分が今もゆっくり成長続けていると、知ることができる」と書かれている。新しい世界を知って価値観変わってきている、人としての厚みが出ていると感じられた。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

妻が大好きな上白石萌音さんが本の帯で推薦してあったので、夏に購入して、先に読んでもらった。

「本」に関する九つの短編集。
すごく読みやすいけど、本を30歳ぐらいから読み始めた自分にとっては、あまり共感できず。はまらず。

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2025年09月27日

Posted by ブクログ

ずっと読もうと取ってた作品!
タイトルからはどんな物語か分からなかったけど
改題前のタイトル通りに"本"の物語だったんですね。
短編集になっていて、1番印象的だったのは「ミツザワ書店」かな。
開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろうって一文が1番心に残りました。
本が好きな人はぜひ読んでほしい。
読みながら「私は本が好きだぁぁ」となるから
読んでるうちにいろんな小説が読みたくなる。
そして本屋に行きたくなる〜!!!

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2025年09月14日

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