あらすじ
「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。『この本が、世界に存在することに』改題。
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Posted by ブクログ
高校生の時に買って東京で一人暮らしをしていた時に古本屋で売った翻訳小説。ネパール旅行中に再会?その後、仕事で訪れたアイルランドの古本屋でも?とても不思議でありえないと思いながらも愉快な気持ちになった。そして、自分がいろいろな経験をしてきたことにより、毎回、内容が違っているように感じたというところが興味深かった。この、「旅する本」と、本にまつわる短編が全部で9つ。誰かを好きになったり、別れたり、傷ついたりするのを側でそっと見つめているようなしっとりした短編集。
Posted by ブクログ
新刊ももちろん大好きなんだけど、古本屋での出会いはよりいっそう特別に感じる。探すではなく、必然的に出逢う感覚。そういう意味で「旅する本」というのは言い得て妙!と思った。
本は人を呼ぶ、のも間違いないな。読むタイミングってのが不思議とあって、自分の知識や読解力・精神年齢や環境などが合致した時その本を全力で迎え入れることができる。
「できごとより、考えの方が何倍も怖いんだ。」
この言葉に出会えたことがこの本を読む意義だったと合点がいく。本好きでよかったな。