何者

何者

作者名 :
通常価格 649円 (590円+税)
紙の本 [参考] 693円 (税込)
獲得ポイント

3pt

    【対応端末】
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
    【縦読み対応端末】
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

※縦読み機能のご利用については、ご利用ガイドをご確認ください

作品内容

就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2015年12月18日
紙の本の発売
2015年06月
サイズ(目安)
1MB

書店員のおすすめ

就職活動に奮闘する大学生の青春群像劇だと思ったら、最後ものすごいスピードで私の期待を裏切っていった作品(いい意味で)。
就活自体もリアルで重い感じなのに、より話のコアとなるモラトリアムや自我や自意識についての語りがとにかく心をえぐってくるので、心当たりのある方はご注意ください。

「俺は企業に入るんじゃなくて個人として生きていく」と宣言しておきながら隠れて広告代理店を受けていた友達、平凡な日常をキラキラ&ポジティブに変換してSNSへ投稿する友人、夢を追いかけて芝居の道に生きる決断をしたもののネットで叩かれまくっている仲間。
理想の「何者」かになろうと必死な友人の姿は、冷静で客観的な主人公からするとどこか痛々しい。それは巷でよく言われる「意識高い」という悪口にも似ている。
でも本当に痛々しいのは、本当に仲間たちのほうなんだろうか。

誰かの行動に批評ばかりしていても、本人は一生「何者」にもなれない。理想に近づきたければカッコ悪くても、がむしゃらに行動するしかないのだ。
クライマックスでの友人との口論が、心をえぐりつつもとても心に沁みる。年明け1冊目としてはなかなか良い、今年も頑張ろうと思う作品だった。

何者 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

    Posted by ブクログ 2021年12月28日

    ”本当の「がんばる」は、インターネットやSNS上のどこにも転がっていない。すぐに止まってしまう各駅停車の中で、寒すぎる二月の強すぎる暖房の中で、ぽろんと転がり落ちるものだ。”

    拓人の観察してしまう感、少しわかるなぁって思いながら心が痛かった。
    いつも俯瞰していて、自分をあまり表現しないタイプ。理香...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年12月09日

    採用担当なので、就活の頃ってどんなだったか思い出すきっかけになればと読んでみた。
    読後感はミステリーに近くて、ラストはなるほど!!と納得してしまった。

    それはそれとして、
    どんなに気づかないふりをしても、結局自分の嫌なところも否応なしに見ざるを得ないのに、就活市場で自分を売り出さなきゃならない。
    ...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年11月28日

    就活が始まると思って買った本。
    でもそれよりも自分のことを無意識に正当化していた自分に気づけた本かもしれない…
    SNSに対しての見方も変わったし、もっと人のことを深く知ることって大事だと思った。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年11月26日

    大学生のころにあるモヤモヤとした感情やぐらぐらとした人間関係が言語化されていると思った。登場人物と年齢が近いこともあり、共感も多くすごく面白かった。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年11月08日

    面白かった。昔の自分と主人公が重なる部分があって妙に納得した。自分が気づつかないように傍観者として外から見ていて、人を少し馬鹿にしていたと思う。そうすることで自分は他とは違うんだと思いたかったんだと思う。しかしこの主人公と同じように自分は自分にしかなれないこと。かっこ悪い自分を認め、もがくことしかで...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年11月06日

    後半は「やめろ、頼むからやめてくれー!」って頭抱えそうになったけど最後まで読まなくちゃいけないという使命感が芽生えた。
    定期的に読み返したいねえ。
    気持ちのいい伏線でした。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年10月22日

    ン十年前の就活を思い出す。大学まで続いてきた道がパタリとなくなって、自分でなんとか行き先を決めるしかない心細さと、気合いと、根拠のない少しの自信と…よくあんなんで内定取れたなぁ。

    今の子達は情報がありすぎて逆に大変だな。エントリー先を絞るのも大変そうだ。
    就活のキツい中、心の内を匿名で公に発散でき...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年10月15日

    自分は大学生であったことはないけれど、なんだか大学生の、特に就活生の心境が生々しく感じられた。
    どの登場人物もすごくリアリティがある。
    ラストの怒涛の展開にすごく夢中になりました。
    なんだかこの方の本の感想はうまく言い表せないけれど衝撃というかショックというか、そんなものがあります。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2021年10月10日

    最後に主人公の闇の部分が一気に明らかになってホラーみたいでした。浅井さんの世にも奇妙な本も読んだ時も同じ感覚になったのを思い出しました。
    みんなダサくて、痛い状態で頑張ってるけど自分はクールに構えてて良いって思ってる自分が一番ダサい。

    このレビューは参考になりましたか?
    購入済み

    リアル

    2019年04月06日

    現代の若者のリアルな姿。
    SNSと就活。とても読みやすかった!多分、sns世代の私だからかな?
    受かる受からないに囚われすぎて、自分を見失うのは恐ろしい

    このレビューは参考になりましたか?

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

関連書籍

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング