生殖記

生殖記

1,683円 (税込)

8pt

『正欲』から3年半ぶりとなる最新長篇。

とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。
体組成計を買うため――ではなく、寿命を効率よく消費するために。
この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。

...続きを読む

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    290ページ
  • 電子版発売日
    2024年10月02日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

生殖記 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ち◯ち◯が喋ってる!という奇抜な語り口から脱力お気楽系の雰囲気を出しておいて、内容は現代社会の在り方や価値観を問い直す骨太なメッセージが語られている。むしろこういう設定でなければ重苦しくてとても難しい話になるはずで、そのGAPと効果に唸った。

    上から目線、というのが私もしっくりきた。SDGeSやL

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    朝井リョウの最先端。テンポよくて最高に面白いですが、相変わらずザクザクと価値観を抉っています。マイノリティへの解像度がまた一つ上がりました。ありがとうございます!

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    こんな構成、展開ってあった?!と新鮮な驚き。
    自身がセクシャルマイノリティに関心を持っていることもあり、読み込んでしまった。
    現時点ではまだ道半ばで明るくは語れないテーマだが、語り手をまさかのこの存在にすることで読者を引き込む手法に脱帽。
    朝井リョウさんの素晴らしい筆力に胸を打たれました。
    自分の性

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    性的なマイノリティだけでなく、あらゆるマイノリティの処世術を学べる話でもある。
    自分はあらゆる意味で多数派な部分があるけども、自分が少数派になった時も心が強く持てるようなヒント、少数派に対して上辺だけの対応にならないヒントの両方があった。

    また、自分の子供や、後世に生きる人達が少数派に対して狭量な

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    凄かった。メタ認知というのか、メタ的視点で人間を第三者(神ではなく性器だか)でゴリゴリに描いている。凄く凄く引いて引いて書いているから、そこに引っ張られるとついそちら側の思考にはまってしまい、自分の生活や思考にも影響が出てしまいそうで怖かった。でも、「トリミング」や「次を作る」ということは、私もこれ

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    私は普通の異性愛者で社会の発展とかなんとかの共同者?の自覚があるタイプだから、尚成とは真反対のタイプだけれども、
    確かにマイノリティに自分が分類されたら尚成と同じようなことを考えるような気がする。
    人それぞれ、幸せって思えることが何かしら見つかるといいねと思った。
    最初は生殖器のナレーションがくだら

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    相変わらず、浅井リョウの言葉の使い方が好きだ。

    ともすればネガティブになりがちなテーマを、予想外の立場で捉えて俯瞰し、フラット、且つ興味深さを隠さない物言いが、新鮮でとても気持ちが良かった。

    どう生きて行くかなんて人それぞれ、という「多様性」という言葉を初めて良い意味に捉えさせてくれた作品。

    0
    2025年11月22日

    QM

    購入済み

    独特な目線から話してるなあ、人間のことを「ヒト」と読んだり〇個体とカウントしたり、、、新鮮で面白くて次々読んでいったらいつの間にか最後のページに。フレンドリーな口調が読みやすかったのかも。

    人間は成長とか変化しないことを恐れていて絶対今にとどまろうとしないし、後戻りなんてもってのほか、、、ほんとそ

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    面白い視点で終始飽きなかった。
    人間という個体が健全に生きるためには何かに没頭することが大切。
    人間暇だと余計な事を考えるってよく言われてるのも納得。
    最後の最後は村田沙耶香さんの世界99への序章!?
    なんて思ったりした。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    まさかのアノ視点でストーリーが語られていて!Audibleでテンポよく聴けて楽しかった。正欲を読んだ時ほどの衝撃はなかったけど、それがライトさでこの作品のよさかな。自分が主導権を握りたい女性のエピソードや、ただ時間を浪費するためのダイエットやスイーツづくりなど、いろんな自分の中の偏見にまた気づかされ

    0
    2025年11月30日

生殖記 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    小学館
  • ページ数
    290ページ
  • 電子版発売日
    2024年10月02日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

朝井リョウ のこれもおすすめ

生殖記 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す