生殖記

生殖記

小説・文芸
1,683円 (税込)

8pt

『正欲』から3年半ぶりとなる最新長篇。

とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。
体組成計を買うため――ではなく、寿命を効率よく消費するために。
この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    生殖記
  • タイトルID
    :
    1612885
  • ページ数
    :
    290ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年10月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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生殖記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ


    本当に求めているものが何か分からない、〝成長、繁栄、拡大〟ばかりを追い求める•••

    誰しもが感じたことがあるけど口に出すことはないモヤモヤを、すっきりと言語化してくれている。

    会社などの共同体において、そこまで能力がないのに〝やる気がありそう〟なだけでチャンスをもらえたり評価が上がることがある。
    数字で見える成果なんてほとんど無いのになぜ評価されるんだろう?と気になっていたけれど、〝共同体の成長と拡大に貢献してくれそうな人材だから〟だったんだと腑に落ちた。
    この〝共同体の成長と拡大に貢献してくれそう〟=良いこと というのが生殖の視点から語られていて面白かったし、明確な答えはないけれど非常に考えさせられる本だった。

    この本の主人公はどこか朝井さん本人に似ていて、きっと朝井さん自身が同じような葛藤を抱えたことがあったのだろう。

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    宿っているモノが著者のエッセイそのままの口調だから、なんだか妙な人間味があって面白かったし、ちょっと笑ってしまった。
    読後、尚成みたいに立てなくなる感覚の正体が分かった。次に繋がらない辛さを感じる仕組みが丁寧に言語化されていると思う。

    0
    2026年09月11日

    Posted by ブクログ

    主人公の達家尚成は、共同体の拡大、発展には背を向けた人間である。「手は添えて、だけど力は込めず」をモットーにして、のらりくらりと生きる主人公が、自分と同じ境遇(ゲイ)だが、自分のために共同体の拡大、発展に寄与する会社の人間や 、カテゴリーこそ違うが、性の悩みを持つ人間に出会う日常物語である。本書を読んで、自分のしたいと思う生き方と達家の生き方は相容れないが、その交わらないような立場の考え方を学ぶ事ができて良かった。特にLGBTQに対しては今まで偏見は無かったが、当人たちからすると、自分たちのような「中立だが異性愛者」は敵対すべき社会の歯車の1つなんだなと痛感した。物語の終盤に、達家が、同性愛者でも子供を授かれるような仕組みとして、「体外受精」「人口子宮」などを推していたが、個人の意見としては、生命に対して倫理観より、これらが実現することにより、LGBTQも異性愛者もフラットになり、ひいてはこれらの言葉が自然消滅するような社会のほうが望ましいと感じた。

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    視点が生殖器ってなんて新しい。そして、朝井リョウ作品には毎回価値観を無理やりにアップデートさせられる強さがある。私は大好きです。

    0
    2026年09月07日

    Posted by ブクログ

    おちんの目線はコミカルでクスッとしたり。
    ゆるゆるまったりな尚成がなんか好き。
    社会の成り立ちと当事者の在り方と混ざりあって少し難しかった、ふわっと読んじゃった。

    私も当事者だったら尚成と同じ生き方を選ぶ。自分なりの“しっくり”を見つけるために、もがき苦しみ楽しむ。

    0
    2026年09月08日

    購入済み

    朝井リョウ節全開

    生きるための原動力をテーマに、生殖機能の語り部によって描かれる生物や幸福の本質に迫る一冊。
    語り部の口調も相まって、ちょいちょいCV朝井リョウで聞こえてしまう呪いにかかっています。助けて。

    #深い #共感する

    0
    2026年04月29日

    匿名

    購入済み

    至って真面目な「生き方」の本

    やっぱり自分は朝井リョウさんの本は好きなんだなと再認識出来ました。繋がりの意識を求める現代人の生き方を見事に表現されていて、朝井さんと同世代の自分にグサッときました。

    #笑える #アツい #共感する

    0
    2025年12月29日

    QM

    購入済み

    独特な目線から話してるなあ、人間のことを「ヒト」と読んだり〇個体とカウントしたり、、、新鮮で面白くて次々読んでいったらいつの間にか最後のページに。フレンドリーな口調が読みやすかったのかも。

    人間は成長とか変化しないことを恐れていて絶対今にとどまろうとしないし、後戻りなんてもってのほか、、、ほんとそうだよねぇ、と思いながら読んだ。脳が発展していて身の回りがある程度満たされているから、暇なときに「生きてる意味ってなんだろう」みたいなことを考え始めるの、すっごく人間らしいよねぇ、とも。
    ある事象に対する人々の見方や風潮の変化についての描写が興味深かった。

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    おもしろかった。読みやすくてスラスラ読めた。
    ゲイとしての多様性やLGBTの観点の話や、未来の生殖機能に関する話、現代社会における人生観について色んな観点で話が進められていて結構考えさせられた。

    私はストレートだが、普通に生きる上で共感できる部分が多くて、世の中や人間が抱く言語化できないようなことをバシッと言語化する朝井リョウには感嘆した。何度でも見返したい本。
    自分なりの「しっくり」を見つけて生きられればそれでいいのです。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    変わった語り口&変わった主人公だったけど、人間観察してるみたいで面白く読めた。
    成長とか拡大発展に対して積極的になれないというのは、仕事においては同意できるかも。なんかキリがないのが怖い感じする。
    朝井リョウさんの本だいぶ久しぶりに読んだけど、面白かったから他も読んでみたいな!

    0
    2026年09月25日

生殖記 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    生殖記
  • タイトルID
    :
    1612885
  • ページ数
    :
    290ページ
  • 電子版発売日
    :
    2024年10月02日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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