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自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。(解説・東畑開人)
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Posted by ブクログ
『正しい』とか『普通』ってわからなくなりますね。
わからないから『確認』をして『安心』したくなる。
社会から逸脱していないかを。あいにく私はそのあたりの感覚が鈍いようで、相手に理解されないだろうことでも平気で話せてしまいます。
例えばそれは暴力で、常に頭の中で繰り広げられていることを現実で起こしてしまうのではないかといったものです。本書の登場人物たちからすれば、それは『普通側』にいるから話せるのだと言われてしまうのでしょうね。
さて、本書を読んで印象的だったのは『正義の押し付け』です。私がそれぞれの登場人物に対して、そういう考え方もあるんだ〜と思う一方で、私の正義を押し付けてイライラしてしまったからです。
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小説・文芸
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