【感想・ネタバレ】正欲(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。(解説・東畑開人)

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朝井リョウ節全開

この作品について感想を書くこと自体が浅ましいとすら思うほどに心まで響きました。
登場人物の心情描写、言語化能力、小説としての構造どれもが素晴らしいです。
まさしく読む前の自分には戻れない一作です。

#深い #タメになる #共感する

1
2026年02月20日

Posted by ブクログ

p.437〜 読んでいて苦しくなる

性的嗜好に限らない。人それぞれ見ている世界が違うということを前提に、どうせ理解されないし理解できないと閉じこもるのか、だからこそ伝え合うのか。どうすれば生きやすくなるんだろう

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

読む前の自分には戻れない、とどっかのレビューに感想があったがまさに。
読んでから半年は経つけど、未だにマイノリティに対する自分の答えが見つからない。
どうするのが正解?本当の意味で理解なんてできる?そもそも理解するという姿勢がおかしい?
一つ言えるのは、こんな風に考えて悩んで悩んで悩め、っていうのが朝井リョウの伝えたかったことなんだろうなってことかな

0
2026年05月03日

Posted by ブクログ

まさか…と思うようなことが現実に起きていると考えるとすごく興味深いが、それは理解していいものなのかな。
理解できないからこそ興味深いのかもしれない。
"特殊性癖"という分類が既に"普通じゃない"を表してしまっていてその時点で除外されているような気もするし、当本人もわかってもらおうとしていないから無理に交わる必要もないのだろう
でもだからこそこの作品に救われた人や視野が広がった人が多いのだろうと感じた。

0
2026年05月03日

Posted by ブクログ

朝井リョウさんの作品は本当にすごい。
考えさせられるというかとにかく私の癖に刺さる。
人を一概に語ることなんてできないんだと思った。

0
2026年05月02日

Posted by ブクログ

混乱している。

何から書けばいいのか分からない。ただ、胸の中に強い感情があるということだけが分かる。

物語の冒頭には、「社会に馴染めない、一般的でない感覚を持っている者」が書いた文章と、児童ポルノに関する記事が書かれてある。
前者の文章については、んーそういうものなのか、と知識として取り入れようと努力しながら、スっと頭に入らない文章を無理やり読んだ。
LGBTQをテーマにしたドラマや映画、小説は本当に増えた。特に、最近では、LGBTQをテーマにするまでもなく、その上で、別のテーマに焦点を当てた作品も多い。わたしはこれらの作品を、「LGBTQに該当する登場人物がいるなんてことこのご時世当たり前ですよ」「違和感なんか持つわけないじゃないですか」「伝えたいのはそこじゃないですよね」と、分かってますよ顔をしながら楽しむ。そこについては、自覚している。
私のしていることは、八重子に近いことのように思う。八重子のように具体的な行動には至ってないが、わたしは分かってますよの立場にいたい気持ちは必ずある。
だから、物語の冒頭にある、「社会に馴染めない、一般的でない感覚を持っている者」が書いた文章についても、知識として読み込もうと努力した。

だが、この文章の意味を、物語を進めるうちに、努力するまでもなく、痛いほど伝わった。実感した。


自分は、物語の中の、啓喜の正欲も、八重子の正欲もそれぞれ異なった正欲に強く共感できてしまう。
個性など受け入れるべきではない、ルールの中で生きるという正しさの啓喜。全ての個性は平等であり、必ず受け入れられるべきであるという正しさの八重子。

啓喜は、レールから外れるということに強い拒否感を抱いていた。一般的・普通という言葉を自分の軸として置いている印象がある。自分もこれまでの人生、全く同じようにして生きてきた。母子家庭ということもあり、いわゆる一般的から少し離れたスタートだと自負していたため、強く「一般的」を意識してきた。佳道が気づいたように、わたしは不安だった。
「まとも側の岸にいたいのならば、多数欠で勝ち続けなければならない。そうじゃないと、お前はまともじゃないのかと覗き込まれ、排除されてしまう。」
しっくりきた。母子家庭という環境が、LGBTQよりも早く、先に、より一般的になった時代に思春期を過ごした。有難かった。ただ、母や祖母の持つプレッシャーやコンプレックスは感じていた。いつしかそれは自分のものとなり、「まとも側の岸にいるべきだ」と思うようになった。
啓喜と同様、個性を大事にする、理想を掲げる周囲の人間にイライラしたことは何度もある。なんでこんなにも現実を見ないで理想ばかり抱くのだろう、気持ちなんてあとから着いてくる、まずは安定したレールに乗ることが第一優先でしょ。ずっと思っていた。

マイノリティの個性を「理解」し受け入れるということは、レールに沿って生きるべき、というこれまでの自分の人生の軸や考え方を、「正しくないもの」として否定されているような感覚に陥ってしまう。正しさとは何か、を常に最優先に考えていた自分が。


啓喜の正欲と八重子の正欲は全くの別物だ。
八重子は逆に、個性をさらけ出し受け入れ合うことが今の時代の正しさだと考えている。「理解」しようとしすぎている。まさに、理想論だな思う。これに関しては綺麗事すぎる。
ただ、世の中がある程度母子家庭を受け入れたように、自分も個性を受け入れる必要があるという考えは根底にはあった。世の中はそんなに簡単にはいかないと思いつつも、LGBTQをテーマにしたドラマ、ひいてはLGBTQを基盤にしたドラマは、今の時代当たり前ですよという顔で見ていた。自己満足だ。


理解したいと思っているし、一方で、
現実はそんなにスムーズではないとも思っている。


そんな自分が、この物語を大方読み終える前に、
冒頭の児童ポルノに関する記事と、田吉の取調べを読んでいたら、どのような感想を抱いただろう。

物語を読み切った今、田吉に対する感情は憤りのみである。想像力のなく、無責任な、不必要に他人を傷つける発言。取調べを読んでいると、とても苦しかった。全然違うよ言ってることが。そんなつもり全くないよ。勝手に言わないでよ。

それは、佳道の思考を少し覗いたから言えることだ。

自分も、ニュースを見て、容疑者の学生時代の同級生や会社の同僚が容疑者について語っているのを見て、
やっぱり犯罪者はそうだったのかと、勝手に自分都合の想像を膨らましているではないか。


小説を読むと、読み切った後の自分の正欲と、日常生活での自分の行動の矛盾に、必ずと言っていいほど苛立ちを感じる。


自分は、マイノリティについて強く悩んだことはない。母子家庭も、周囲のプレッシャーは感じていた反面、マイノリティと名乗る程のものでも無い事実は把握していた。
マイノリティの中のマジョリティ。母子家庭もLGBTQも、マイノリティだよという顔をしつつ、その環境に、個性に、名前をつけてもらっている。その存在を社会に受け入れてもらっている。そうである私は、「受け入れる側」の人間になるのだろうか?



自分の正欲のあり方が分からない。
結論がつけられない。

結論はつけるべきでは無いのだろうか?

正欲のあり方はひとつではない?

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

朝井リョウさんの人間への解像度がすごいです。言葉に出来ないです。結論、人の痛みや苦しみは自分がその立場にならないと分からないということです。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

自分の中の当たり前に近い登場人物に最初は共感しながら読んでいたけど、だんだんと他の自分とは異なる登場人物に感情移入し、社会がどうなればいいのか、人とどう接したらいいのか、分からなくなった。正解は分からないけど、そういう生き方もあるんだと知れたことに意味はあると信じたい。全員に一度は読んでほしい。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

多様化が正義となっていく世の中で、認められる枠線が濃くなっていくごとに、枠外の人々がより追いやられていく気付かされた。人を傷つける前に傷つく人を想像でき、少しだけ優しくなれる一冊。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

自分は「人生の通常ルートど真ん中」を歩んでいると信じて疑わない人たちと、そうでない人たちの物語。

前者の気質のある人にこの本をすすめると、「まあまあな変態小説って聞いたから読まない」と言われ、正にそういうところだよなぁと思いました。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

食欲と睡眠欲と物欲は人を裏切らない(が、性欲は人を裏切る)。

異性に性欲を抱くことができないマイノリティが、明日死なないために繋がりを得るためにはどうすればよいか。マイノリティ同士で理解し合い、コミュニティを作るしかないのか。大也は、マジョリティから理解される必要はないと考えている。

わしも性癖の極北とか最終処分場とか言われる界隈に身を置いているし、お金を出してそういうコンテンツを買っているが、それは女性や裸体に向けた性欲と抱き合わせのものだ。だから「人間の身体そのものには一切欲情しない」という登場人物たちの気持ちは分からない。無理だと思う。あ、でもクリリンがフリーザに殺されるシーンには興奮したな。爆発する前に謎に自由が奪われて空中に持ち上げられる過程がいい。

分かりあえない異物を、それと知りながら生活圏内に留めることは可能なのだろうか。「隣に越してきたら不安になる人物のTier表」みたいなものは誰でも考えることができる。「害が無ければ置いてあげる」という発想は多数派の傲慢そのものだ。少数派も「理解できない者」と隣接しているわけだが、これは自分の問題だから、相互の視点で語ることの意味は薄い。「その弱い心を克服する努力はしている」くらいに落ち着くのだろか。

「時間停止・石化・凍結などにより人体が変化していく様子に興奮する状態異常/形状変化フェチ」と書かれている箇所があるが、微妙に芯を食っていない表現になっている。状態異常/形状変化は、本来はもっと極端かつ細分化されたジャンルだ。日和ってんじゃねーよというか、本書の作者ですら「本当のことを書いても読者に理解されないだろう」と考えているのが分かって面白かった。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

この本を読んでから、上手く喋れなくなった。
身近にセクマイの人も沢山いるし、家庭が複雑な人も、障害を持つ人も、色んな人がいる環境で育ったから、自分と人とが違うことに違和感を持たない方で、相手が嫌な思いをしないように言葉選びには気をつけて配慮をしているつもりでいたけど、結局自分が配慮できるのは想像できる範疇の多様性なのだと気付かされてしまった。誰もが自分に正直な姿でいて欲しい、そういう社会であって欲しい思うのに、じゃあ例えば小児性愛者が身近にいたとして、その人の欲求を肯定してあげられるのか?って、考えても考えても答えが出ない。欲求自体は否定したくないのに、じゃあその人はどうやって欲を満たせばいいのかを問われると言葉に詰まってしまう。もっと想像もできないような嗜好を持っている人だっているかもしれない。自分がマジョリティに属していて、自分の望む幸せの形が周りにも望まれ祝福される世界に生まれている時点で、マイノリティ側の気持ちを心から理解することはできないだろうし、理解どころか気付くこともなく過ごしているかもしれない。そう思い始めると、自分の想像の外側にいる人達を傷つけないように意識し過ぎて何も話せなくなってしまう。
読む前と読んだ後では、世界を見る目が変わってしまうほどの大きくて重たいテーマ。だけど、だからこそこの本に出会って良かったと心から思う。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

「いなくならないで」の場面涙出た。多様性って言葉は便利だけど使い方は考えないといけないね。とりあえずみんなこの本読むべき。自分の当たり前は無意識に誰かを傷つけてるんだなー

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

やっぱり痺れる〜〜気づいていなかった現実を、気付かないふりしていた現実を、無理やり突きつけられるような感覚に陥った!
自分が安全な場所である多数派の側にいることを自覚しないまま、軽々しく「多様性」という言葉を使っていたのではないか、そんな恥ずかしさにチクリと胸の痛みを覚える

恋愛の形も幸せの形も人それぞれだとか、結婚は必ずしも必要ではないとか、今は多様性の令和の時代だよ?とか、そうした言葉を簡単に口にして生きてきた。けれど一方で、社会が異常と呼ぶものに触れた瞬間、自分の中に確かな嫌悪感がしっかりと生まれてしまった。自分の中の矛盾に突き当たる気がした

自分が語っていた「多様性」は、結局のところ、自分が理解できる範囲のきれいな部分だけを指していたのではないか。その裏側には、自分の想像すら及ばない世界が広がっているのに、そこには目を向けていなかったのだと嫌でも気づかされた、、!

「多様性」という言葉だけが一人歩きしている社会。
その危うさや、見ないふりをしてきた不都合な現実を、容赦なく掘り起こし、言語化して突きつけてくる物語だった。

多様性という言葉でひとくくりにして、すべてを理解した気になりそこで思考を止めてしまうのではなく、多分正解はないけど常に考え問い続けていく必要があると感じたかなぁ

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2026年05月02日

ネタバレ 購入済み

読めば読むほど正欲がわからない

違う世界線の人たちが読み進めていくうちに交じり合い、夢中で読み進めた。

多様性から外れる人たち…
この本を読むまでいかに自分の考える多様性が狭いものだったか思い知らされる。
読み終わっても多様性とは?正欲とは?わからない。もやもやが残る。
そのもやもやこそが正しい理解なのかもしれない。
最後の解説がこのもやもやを上手に言語化してくれてとてもよかった。

#泣ける #切ない #深い

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2025年02月08日

購入済み

朝井リョウさんの書く文章が好きで新作が出る度に買っていますが、この作品は1位2位を争うくらいに好きです。LGBTQという言葉が世の中に知れ渡ってきた昨今、言葉を知っていると言うだけで本当の意味では理解出来ていないのでは?と考えさせられる作品でした。

#タメになる

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2025年01月19日

QM

購入済み

SNSで話題になっていたので読んでみた。
それぞれの人にとっての正欲とはなにか、考えさせられる。
多様性とは何か、についても。
もう時間空きすぎてほぼ忘れてるからまた読みたい。

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2024年09月25日

cnm

購入済み

多様性という言葉は、魔法のように全てを見通すことのできる美しい言葉ではない。けして交わることができない他者がすぐ隣にいるという絶望を突きつけるための、恐ろしい言葉だ。

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2024年07月18日

購入済み

正しさについて

自分の中で正しいと思っていたことが
周りから見てそうではないこともある。
過去の自分と重なる部分があり時間を忘れて読んでいました。

#ダーク #共感する

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2024年05月02日

購入済み

想像していた以上に面白かった。
個人的には八重子が一番好きでした。
彼女の視点があるのとないのとでは大違いだと思います。

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2023年12月18日

購入済み

多様性という名の暴力

普通の家庭を営んでる自分でも、あまり大っぴらにできない性的(嗜好)志向があったりする。
それは、家族に話しても理解されないし、たまに酒の席で漏らしても奇異の目で見られるだけだったりする。
世の中には、そういうモヤモヤを抱え続けて生きてる人も少なく無いんだと思う。
そういう人からは、そんな目新しい内容ではないのだけど、わかりやすいルートを辿ってきた人たちからしたら新鮮なんだろうな…と(と、書いてる自分も久々に★5をつけているのだけども)

近年、多様性のもとに、市民権を得てきた様々なマイノリティの人
それは、歓迎すべき事なんだろうけど、どこかで疑問を抱き続けてきた自分にとって、朝井リョウさんの本作は答えの1つになると思う。
ただ、本書で描かれるマイノリティの人は、そこまで唾棄すべきものではないと思うが、〇〇のようなものに性的興奮を覚える人もいるんだなぁ…というのは驚いた。まぁ、木の枝に興奮する人もいるし、世の中には想像もつかない人も沢山いるのは知っているのだけど。

分かりやすい例でいえば、小児性愛。たとえば近親相姦。
これを多様性と認めるか、それとも唾棄すべき性癖として嫌悪するか。
これらには否定される理由がある。それも理解した上で、創作物を楽しんでいる人たちを安全な場所から叩く人はどうなのか。

これは良し、これはダメと、多様性という言葉に条件をつけている現在に一石を投じてくれた本書は良い問題提起をしてくれたと思う。
本作を通じて、自身の考えてる多様性を、一人一人が真剣に向き合うキッカケになっているのは喜ばしいし、多くの人に考えてほしいテーマだと思う。

#深い #共感する

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2023年11月16日

購入済み

多様性の外側にある多様性を知る

他者を理解するって本当に難しいことですね…

多様性に含まれる多様性の中でしか生きて来なかったのだと思い知らされました
他者を知る知見を広げるために全人類に読んでほしい……
夏月の最後の言葉大好きです。

#泣ける #切ない

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2023年09月13日

Posted by ブクログ

多様性が叫ばれるようになって日本人のおめでたさがさらに加速していってるという言葉がとても印象に残っていて、本当にその通りだと思う
そういった芯を食った表現が何度も出てきて読んでいくうちにどんどん引き込まれてった

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

今までの価値観を覆されるような作品でした。
当たり前だと思っていたものが、
他の人には当たり前ではない。
これからの自分は人を見る目が変わりそうです。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

忘れていた訳ではないけれど、改めてつきつけられるような感覚。
自分の仄暗いところに、ザラっとした感触のまま、そこにあるもの。
心の澱を確かに掻き混ぜられました。

ストレートなハッピーエンドではないように感じめしたけど、それでも救いのある結びに希望を込めて。

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

多様性とは何か。を改めて考えさせられる一冊。
世の中の一般的な多様性は、不都合な多様性の一面を排除したものにすぎない。
既に定義化された"多様性"から、理解されないものは多様性でなくなる。
読みながら自身は一般的なマジョリティ側と思いながら読んでいたが、この感覚も本当の多様性から遠ざかっているのだろう。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

読み終えた時、世に蔓延る「ダイバーシティ」という概念に感じていたうっすらとした疑問が明確になったような気持ちになった。綺麗な言葉に嫌気が差すこの気持ちも恥ずかしいことじゃないのかもしれないと思えた芯のある本だった。

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2026年05月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マイノリティを隠さず生きていける感じが良かった。
大多数だから罪に問われない、という部分考えさせられた。

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2026年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

感想を書くのが難しい
多様性は、マジョリティ側が自分とは異なるものを分類づけるための体の良い言葉なのか

登場人物たちが捕まった時にマジョリティ側が絶対的に正義のように批判する姿勢が印象深い
どうせ理解されないなら話すことはない。でも八重子が言ったように、話してくれないと拒絶も受け入れることもできな

今回は水に対する欲だったけど倫理的に誤っているとされているものを好むことは多様性には含まれないのか、やっぱり悪なのか?

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

非常に感想が書きにくい。
書きにくいのは私の正欲がとても強いからかも。
この生き方っておかしくないよね?みんな同じ気持ちだよね?失敗しないよね?なんて常日頃思いがちな私にはグサグサ刺さって読みながら泣きそうだった。

正しい側にいると思っている人物たちの傲慢さが憎く感じるが、きっと正しくあろうとする側も不安で必死で生きづらい。
感情の落とし所が難しい...けど読んで良かったです。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

個人的にはとても読みやすかった。
久しぶりに本を読んだけれどもしっかりと内容が頭に入ってきた。
この本のタイトル、しっかり内容を示していて「読む前の自分には戻れない」。本当にその通りだとおもった。ラストはもう少し描写が欲しかったがとても面白かったです。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

本屋大賞ではない作品も読んでみたく購入。正と性、多様性について、こういった事もあるんだと考えさせられる作品でした。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと気にはなっていた作家さんでしたがなんだか手が出ずで、ようやく手にとってみました。

内容云々はもとより、私にとっては読んでよかった本の一冊になりました。
びっくりしました。
まるで夏月が自分のようで、これまで思ってきた事を次々と言語化してくれて、自分と同じように生きてる人間がいるということに…例え物語の中の人物とはいえ安心しました。
“世界の循環から外れた”だったり、“この世界との摩擦”って感覚を少なくともこの作家さんは知っていてくれてる事、誰かの救いにすらなりえるかもしれません。

私は性の対象のせいでではなく、ある事を機に夏月のように生きてきましたが、今は夏月でいうところの佳道との出会いによって循環に足を半分踏み入れて摩擦も減らそうとはせずに生きられています。

意外とこういう人間も多いのかな?と、読み終えてからここのみなさんの感想をざっと拝見しましたが、「そうか」と確認もできました。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

すごく今の自分に取り入れたい言葉や考えが詰まった本だった。
前情報、あらすじ全てを入れずに読み始め、文体、構成、表現がおもしろいと思った。

ここ10年から現在にかけての、自分個人の中での人生の議題は
①善意のある人間で在るにはどうすればよいのか。
②他人と自分の線引きとは。自分にとって善意とされるものが相手にとっては善意ではないかもしれない。自分の世界が全てではないため、自分の価値観を押し付けないべきでは。
という以上の2点だった。
それらの課題(だけではないが)に様々な観点から新たな考えが生まれることとなった。

自分の育ってきた環境のみで作られてきた脳が、この本を読んだ後のように、新たな考えや意見、捉え方で広がっていく感覚はとても好きだと実感した。
解説が腑に落ちた。

2週目読んだらなんか急に色々白々しく感じてよくわかんなくなった

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

読んでいてすごくしんどかった

多様性を理解するってなんて傲慢な態度なんだろう、今後"普通"とか"多様性"を気軽に言えなくなった。

今までもこれからも何も知らないマジョリティ達が多様性を受け入れていると主張したとしても何も悪いとは別に思わないが、それを八重子みたいに直接相手に詮索したり理解すると主張するのはやめておいた方がいいでは?とも思った。
マイノリティな彼らも受け入れてもらうとも思ってないんじゃないだろうか
ただ同じ嗜好の者同士ちゃんと網で繋がっていって明日を生きていってほしいと思いました。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

難しかった…でもとても面白かった
もっと社会経験積んでから読み直そうと思う。
自分がマジョリティ側なので少し罪悪感があった。

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2026年04月29日

購入済み

自覚

自分になかった考えを、この本を通して知ることが出来た。

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2024年12月23日

Posted by ブクログ

読み終えるまで、ずいぶんと時間がかかった。
物語は「正しさとは何か」を始終問うているように感じた。
人によって異なる正しさが存在することを理解しなくてはならない、という、あたかも、自分は正しい側にいると当たり前に考えていることが傲慢に思えてしまう。そんな考えが何度もよぎったお話だった。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

やっと読み終わりました、という感じでした。誰もが登場人物のとある部分と重なるのでは。マイノリティについて考えさせられました。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

書いてあるとおり読む前の自分には戻れないけど、ありとあらゆる物語を視点を変えてみることができるようになる本。

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2026年05月01日

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