【感想・ネタバレ】正欲(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。(解説・東畑開人)

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購入済み

朝井リョウ節全開

この作品について感想を書くこと自体が浅ましいとすら思うほどに心まで響きました。
登場人物の心情描写、言語化能力、小説としての構造どれもが素晴らしいです。
まさしく読む前の自分には戻れない一作です。

#深い #タメになる #共感する

1
2026年02月20日

Posted by ブクログ

すごく考えさせられる内容だった。
この世には「特殊性的嗜好を持つ人」がいて、「正欲」が通念として罷り通り、他を排除する世の中で、もがき苦しんでいるということ。
その事実さえ、この小説を読むまで気づかなかった。

印象深いのは、正欲から外れているために周りとの関係を自ら断とうとする大也がいう「自分はあくまで理解する側だって思ってる奴らが一番嫌いだ」という言葉。
特殊性的嗜好を持っている人がマイノリティであることは事実?だと思うし、それを理解するっていう立場になってしまうのが必然だが、考えてみれば、どこまで行っても他人行儀な態度であると思った。

どんな性的嗜好も「本人が好きでそうなったわけではないし、選ぶこともできない」このことを念頭に持っているだけで今苦しんでいる人が減るんじゃないかなと思った。

0
2026年07月20日

Posted by ブクログ

“普通“とはなにか。
決して男女のそれではなく、水や涙など、さまざまな事象に性的快感を覚える人たちや
学校に行かなくていいと唱える不登校の小学生の生活を通じて、
社会で通説となっている“普通“とは何かを考えさせられる一冊。

自分は本書で語られるマイノリティな性的思考はなくても、とても辛い事があって、寄る辺なくいっそ死にたいと思うくらい肩身が狭く感じた経験がある身として
マイノリティの立場に共感できて、面白かったです。

半分くらい読むまでは正直おもしろみは少なく、忍耐が必要。
だけど、半分超えたくらいから展開が著しく、ページを捲る手を止められなくなりました!

元号が変わるまであと一日の所の、泰希をめぐる啓喜と由美の掛け合いは、わくわくゾクゾクが止まらず、この本1番の高揚感のような何とも言えない心情になりました。

諸橋大也と八重子の最後の掛け合いは、最初
ここまで読み進めて、八重子が他人にズケズケ入り込みすぎで、佳道の考えや主義が正しいと感じました。
しかし、「不幸でいる方が楽。」と塞ぎ込むよりも、やっぱり前向きに生きていく方法を模索していく方が正解だと感じたし、どんどん心を閉ざして行こうと考えていた自分の思考にまったをかけるきっかけをくれたような気がする。

たくさんの“話し合い“を通じて、相手を理解し、自分を理解され、そして繋がりたい。

0
2026年07月18日

Posted by ブクログ

すごい本だった。自分が思う多様性がいかに自分で定めた多様性なのかを思い知らされる本だった。文章表現自体も秀逸な表現が多く、朝井さんが注目されていることがよく理解できた

0
2026年07月18日

Posted by ブクログ

彼女と初めてのセックスをする前に、読んでしまったので勃たなかったことをこの本のせいにしたいとおもいます。

0
2026年07月18日

Posted by ブクログ

読みながら、YouTubeの動画を違う目的で見ている人がいるという驚きがあり、そこを切り取って小説にする著者のセンスに脱帽。
ちょうど他とは違う性欲の持ち主で魚がピチピチ跳ねるのを見ると欲情するという芸人さんがTVで紹介されていたのを観た後に読んだので、何てタイムリーなと個人的に興奮してしまった。
普通の性欲を持った人でも性犯罪を犯す人もいる。
他とは違う性欲を持っていても、誰も傷つけることのない性欲なのに、気持ち悪がられてしまう人。
結局、正しい性欲とは何なのかと考えさせられる作品。

0
2026年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分は多様性に理解がある、という姿勢の傲慢さ、多様性、という言葉が誰かを追い詰めていること、正しさという名のナイフ。自分の浅はかさを気づくにいたったけど、じゃあどうすればいいのだろう。読者に問いを投げかける本だ。結局何もできないと思い至って行動を止めるのではなく、万人に受け入れられる行為はないのだから目の前から行動していくしかない。それで八重子は行動したんだけどね。八重子もマイノリティ側で悩んでいたはずなのに、圧倒的マイノリティの前ではマジョリティになってしまう。相対的に八重子の悩みも軽く見えてしまうのもどうなのか。そこにも問いが立つ。
生殖記もエッセイも読んだけど、遠藤周作との共通点を感じる。キリスト教が人を救うという圧倒的思想の中で救われない人々をテーマに綴ること。小説ではなく普段のエッセイでの着眼点のくだらなさ。この2つには相関があるのだろうか。

0
2026年07月10日

Posted by ブクログ

正欲とは、正しいとは何か。
どう生きるのか。
社会、法律、言語、心理、教育、生物、文化、全ての視点で、答えが変わってしまう気がします。

苦しい、苦しいけど、知れて、考えさせられてよかったです。

(朝井さんは若者の心理を描くのが上手で、心理描写が刺さります。登場人物たちが、周りにも自分にも振り回されながら生きてる感じが、ジワジワとグサグサと心にきます。)

0
2026年07月09日

Posted by ブクログ

重い、けど読んでよかった。

自分は「多様性」に寛容だと自認していたが、その「多様性」がいかに狭いものだったかを突きつけられる。
身近な、大事な人であれば、理解しようと対話をすることも大事。だが、そもそも許容できる/できないを決める立場であるという意識自体が傲慢であり、理解しようとかではなく、そもそも「いる」ということを認めることがまず必要だと感じた。
大多数であることは偉いのか。マジョリティであることに固執し、マイノリティを糾弾しようとする人は、不安なのではないか、という視点も良かった。

一方で、どうしても寛容できないもの(たとえば私の場合は小児性愛)と自分の子供が結びついてしまった場合(たとえば子供が小児性愛者だった場合)、どうすれば良いんだろうかと答えのない問いをぶつけられた。
子供の身を守るための行動は親としてできるけど、性の対象は子供自身が選ぶものではないから、難しい。
対話しかないのだろうか。

とにかく、常に自分の想像の及ばない背景を持っている人がいる、ということを認識しようと心に刻んだ。

0
2026年07月08日

Posted by ブクログ

普通とはなんなのか。多数派であることに安心してそれを普通だと思い込み、それ以外は普通ではないとする。そんな単純なはずがない。最近では、「多様性」という言葉で片付けられがちやけど、そうじゃない。でも、理解したいとか理解されたいとかそんなことでもない。思いやりと距離感。難しいですよね。この本を読んで、性に限らず一度でもマイノリティを体験をしたことがある人は苦しくなるはず。良い本でした。

0
2026年07月07日

Posted by ブクログ

この本を経ても性的対象の「多様性」というものは到底理解しきれるものではない。本や動画などで読み聞いたことを世の「全て」として捉えてしまいがちな僕にとっては、はっとさせられるような本であった。

0
2026年07月07日

ネタバレ 購入済み

読めば読むほど正欲がわからない

違う世界線の人たちが読み進めていくうちに交じり合い、夢中で読み進めた。

多様性から外れる人たち…
この本を読むまでいかに自分の考える多様性が狭いものだったか思い知らされる。
読み終わっても多様性とは?正欲とは?わからない。もやもやが残る。
そのもやもやこそが正しい理解なのかもしれない。
最後の解説がこのもやもやを上手に言語化してくれてとてもよかった。

#泣ける #切ない #深い

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2025年02月08日

購入済み

朝井リョウさんの書く文章が好きで新作が出る度に買っていますが、この作品は1位2位を争うくらいに好きです。LGBTQという言葉が世の中に知れ渡ってきた昨今、言葉を知っていると言うだけで本当の意味では理解出来ていないのでは?と考えさせられる作品でした。

#タメになる

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2025年01月19日

QM

購入済み

SNSで話題になっていたので読んでみた。
それぞれの人にとっての正欲とはなにか、考えさせられる。
多様性とは何か、についても。
もう時間空きすぎてほぼ忘れてるからまた読みたい。

0
2024年09月25日

cnm

購入済み

多様性という言葉は、魔法のように全てを見通すことのできる美しい言葉ではない。けして交わることができない他者がすぐ隣にいるという絶望を突きつけるための、恐ろしい言葉だ。

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2024年07月18日

購入済み

正しさについて

自分の中で正しいと思っていたことが
周りから見てそうではないこともある。
過去の自分と重なる部分があり時間を忘れて読んでいました。

#ダーク #共感する

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2024年05月02日

購入済み

想像していた以上に面白かった。
個人的には八重子が一番好きでした。
彼女の視点があるのとないのとでは大違いだと思います。

0
2023年12月18日

購入済み

多様性という名の暴力

普通の家庭を営んでる自分でも、あまり大っぴらにできない性的(嗜好)志向があったりする。
それは、家族に話しても理解されないし、たまに酒の席で漏らしても奇異の目で見られるだけだったりする。
世の中には、そういうモヤモヤを抱え続けて生きてる人も少なく無いんだと思う。
そういう人からは、そんな目新しい内容ではないのだけど、わかりやすいルートを辿ってきた人たちからしたら新鮮なんだろうな…と(と、書いてる自分も久々に★5をつけているのだけども)

近年、多様性のもとに、市民権を得てきた様々なマイノリティの人
それは、歓迎すべき事なんだろうけど、どこかで疑問を抱き続けてきた自分にとって、朝井リョウさんの本作は答えの1つになると思う。
ただ、本書で描かれるマイノリティの人は、そこまで唾棄すべきものではないと思うが、〇〇のようなものに性的興奮を覚える人もいるんだなぁ…というのは驚いた。まぁ、木の枝に興奮する人もいるし、世の中には想像もつかない人も沢山いるのは知っているのだけど。

分かりやすい例でいえば、小児性愛。たとえば近親相姦。
これを多様性と認めるか、それとも唾棄すべき性癖として嫌悪するか。
これらには否定される理由がある。それも理解した上で、創作物を楽しんでいる人たちを安全な場所から叩く人はどうなのか。

これは良し、これはダメと、多様性という言葉に条件をつけている現在に一石を投じてくれた本書は良い問題提起をしてくれたと思う。
本作を通じて、自身の考えてる多様性を、一人一人が真剣に向き合うキッカケになっているのは喜ばしいし、多くの人に考えてほしいテーマだと思う。

#深い #共感する

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2023年11月16日

購入済み

多様性の外側にある多様性を知る

他者を理解するって本当に難しいことですね…

多様性に含まれる多様性の中でしか生きて来なかったのだと思い知らされました
他者を知る知見を広げるために全人類に読んでほしい……
夏月の最後の言葉大好きです。

#泣ける #切ない

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2023年09月13日

Posted by ブクログ

じぶんが狭い世界で生きてることを実感した。
最近言われているLGBTQでさえメジャーであるのかと。確かにコンテンツも沢山あるし、ということは、対象者が多いという事でもあるのだろう。
一体どこから性癖というのか。
いわゆる通常の性欲がある場合、異常な方の性欲には気づかないのだろう。だから自分だって気づいてない何かを持っているのかもしれない。それは言語化さえも難しいものかもしれない。
そもそも全て曖昧だろう。異性を受け入れられたら、それ以外を受け入れられる異常があっても特に問題にならない。
私には男性のパートナーがいるけど、果たして女性が対象ではないのか分からないし、経験したことのないものなんて分からない気がする。
異性を愛せなかったら、世間に知られていないような性癖を持っていたら、どれだけ辛いのか。
それが分かって良かった。
冒頭で小児性愛者の事件として記事の説明があったところでは、子どもの親としてすごく嫌な気持ちになったけど、最後に真相が分かったら、、ものすごく切ない気持ちになった。
小児性愛者は多分一生受け入れられないけど、当人たちがそうなりたくてなっているかというとそうではないのだろうと思うと、なんとも言えない気持ちになる。
いろいろな人が自分の欲を自分で処理できて、犯罪なんかにならないようになればいいと、本気で思う。

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2026年07月19日

Posted by ブクログ

なんだか、ものすごく朝井リョウっぽいと思った作品だった。(我ながら何様)

自分自身読みながらものすごい色眼鏡で登場人物を見ていて、途中まであまりいい気持ちで読めなかった。まさに「自分の正しさ」に囚われまくっている…
だからこそ特に大也と八重子のぶつけ合いのシーンはくらってしまった。

うまく言語化できないのが悔しいけど、
臨床心理士の方の解説まで読んですごくしっくりきた。まさに「解説」に相応しい文章でありがたかった!

我が子がマイノリティ側だったらどんな風に接することができるかな、と考える。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

Audible
理解した気になっとることっていっぱいある、たぶん。
自分の態度とか発言とか、もっと気をつけたいって思った。
多様性って難しい。
実写も観てみたい。

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

誰しもが不安だからこそ、多数派側の人は少数側を否定することで心の安定を保とうとする。みんな仲間外れにされたくないから、孤立したくないから、マジョリティ側にいようとする。マジョリティでもマイノリティでも繋がりは必要で、誰かと繋がっているからこそ明日を考えられるのだと感じた。多様性とは何かについて考えさせられた。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

朝井リョウにハマりそうで購入。
多様性、なんていうけど、本当にその言葉を使って人間を各々操っていいんですか?問題提起されている気がする。

なんでこんなに人間の中の中の中まで想像できるんだろう?それぞれの根底にある、汚らしい欲望の部分だから正欲?なのかなとも思った。
どの人物にもちょっとだけ感情移入できたし、わからない部分もあった。これが多様性なんだろうね。

ガッキーが出演していたとはちょっと意外。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

難しかった。人間の欲の話。自分が恵まれた状態なのか、世間に正しいと認められる正しい欲を持っていること、持っていてももちあませる人、いろいろ。むずかしい。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

マジョリティ側の日常会話は時にマイノリティ側にとって暴力になり得ると思った。私がマイノリティ側になったときの違和感の視点がそのまま描かれていて共感できた。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

いろんなマイノリティがいて、マイノリティの中にまたマイノリティがいる。
この本を通してまたひとつ大きな既成概念が外れた気がしました。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

「正欲」をテーマに「世界にひとつだけの花」を謳う物語。構成も新鮮で面白かったです。
最近行ったライブで、バンドのボーカルが、「型にはまった応援は気にしないで自由に楽しんで」「予定調和で双方アンコールに余力残すみたいなセトリは組んでないからアンコール無しです!」と言ってたのを何故か思い出しました。
井さんの細かな情景を取り込んだ心理描写が印象的でした。

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2026年07月09日

Posted by ブクログ

最後まで頷きながら読んだ。圧倒的な理解と不理解。
ひとつひとつの別の個体として生きている以上、真には誰とも理解し合えないよね。。。
全部理解し合えないしひとつにはなれないけど、まぁまぁ、楽しく明日生きる為の何かを探す毎日だなぁって自分の生活を思う。
今は、明日読む本を探すこと、これが0:00を迎える意義になって生かされている。
明日は、漫画青少年アシベが、読みたい!!!

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

先に実写映画を観て、いまいちよく変わらなかったから、原作を読みたくなって買いました。
結果ちゃんと原作を読んでよかった!映画だと脚本がどうとかではなく、仕様上、どうしても心の中は分かりづらかった。

多様性と声高に叫ぶあなた、本当にぜんぶを受け入れられるの?と突き付けてるのかなと感じました。
そもそも多様性って本当に分かってる?
あなたには想像できないことが、この世には本当にたくさんあるんだよ、それでも多様性と言えるの?と…。

私は女で、性に関しては多数派です。で、八重子みたいな女の子がいちばん嫌いです。大也くんがすごいブスでも同じようなセリフを吐けたのかな?個人的には他人の性が何に向けられていようと、どんなトラウマがあろうと、まっっったく興味がない。でも不法侵入で捕まるのはそりゃそうでしょ、勝手にキスしたりセックスしたら捕まるのと同じだよ、みたいなセリフはすごく納得した。法律は確かに多数派による多数派のためのものであることは間違いない。けど、どんな人も守るためのものじゃないのかな。

最終的にはそもそも性欲と正欲とか、そんなことに悩めることがまず人間に産まれた幸福だと思った。本人たちは死ぬほど悩んでいるのにと非難されるかもしれないけど。動物でも同じように悩むことがあるのかな?

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2026年07月13日

購入済み

自覚

自分になかった考えを、この本を通して知ることが出来た。

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2024年12月23日

Posted by ブクログ

自分はずっとマジョリティ側に、安全な岸にいた側だから、こうやって自分が誰かを傷つけているんだろうなと想うことしかできなかった

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

令和という時代に異常性癖を持つ人間はどう生きるのか。普通に異性と恋をして、普通に子供を産んで育てる慣習に添えない人間の生き辛さ。人は孤独や孤立を恐れて自分が多数派の正常人間であること開示し互いに理解するために、猥談や性癖の話をする。あらゆる点で多数派である人間は、そんな人間ほとんどいないという点で少数派であるのに。正常に夫婦となり子供がいる検事家族の繋がりは破綻しており、異常性癖だけで夫婦となった繋がりは途切れないという対比はきれいだった。ただラストの展開は作者の性格の曲がり具合が出過ぎだと思った。

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

「読む前の自分には戻れない」という前評判(?)に惹かれましたが、そこまでには至らなかったです。
別に事件を起こして、終わり、という話に持っていかなくても良かったんじやないかなというか、まぁそういう終わり方にしないと終われなかったのかな、とか。
登場人物も多すぎて、そこまで「繋がらなくても」良かったような。

全体的に、重くしすぎる感じがしました。

0
2026年07月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

様々な人の生きづらさを克明に描写している。初めて朝井リョウの著作を読んだが、文章に引き込まれ一気に読み切ってしまった。

一方で展開にあっと驚くような仕掛けは無く、オムニバスストーリーが繋がる部分も直接的だと感じた。そもそもギミックを入れようとしているわけでは無かったのかもしれないが、意味深な令和カウントダウンも含め枝葉が幹に収斂するのにどのような技法を用いてくるのかを楽しみに読んでいたため、正直肩透かし気味であったことは否めない。

また、テーマは良かったが、結局救いが無かったのも残念。三箇条が出てきた辺りから実際の事件を思い出し嫌な感じはしていたが、結局あのような結末になったのは虚しい。示唆するのみでかなりぼかしたそれぞれの顛末も、想像の余地があると言えばそれまでだが、個人的にはあまり好きではなかった。

解説で、「朝井リョウは意地悪だ」と書かれていたが、まさにそう感じた。しかしそれは解説員とは異なる意味である。綿密な調査や文才によって社会問題の影に潜む誰もが触れられたくない醜い部分を抉るだけ抉り、断罪だけして放置したように感じた。総じて、この物語に込めた想いを汲み取ることが出来なかった。

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

自分の知らない世界を知れた。
自分が少数派である事を世の中に否定される生きづらさを体感する事が出来た。
けど充分に理解する事は出来ないんだろうな

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

社会と個々の差はあれど、誰しもが持つ不安は憑き物。
マイノリティの中のマイノリティであることへの救いを導いてくれつつ、現実を突き刺してくる。

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2026年07月12日

Posted by ブクログ

予想以上の変態、そして報われない。でも人の性なんてこんなものですよね。ベクトルの向き大小はあれど皆等しく変態である。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

生殖記、インザメガチャーチ、正欲と立て続けに朝井ワールドを堪能。

どの作品も形は違えどテーマが一貫している。
作者が普段から意識したテーマでないとこれは書けないのでは?

社会的マイノリティとされる人々の多角的な思考。
異常とする側、異常とされる側。
昔は、性的マイノリティが異常と捉えられていたが、いつの日か性的マイノリティを異常と捉える側が異常とされるようになった。

全ては主観がどう変わるか。
世間の評価がどう変わるかに左右される。
世間の天秤の上に立っている我々は、右に左に存在する場所を変え、バランスが取れているか確認をしないと生きていけない。
生きたいように生き、バランスを崩そう物なら淘汰される。
嫌な世の中ではあるが、それが世の中という物である。
何を正しいとするか。何かを正そうとすると何かが悪くなる。
これはもうどうにもならないのではないだろうか?

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2026年07月08日

Posted by ブクログ

各登場人物視点で進む構成は、新鮮で面白かった。
自分の中の普通、固定観念、知識の中で生きていると、見えていない事も多いなと、考えさせられた。

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2026年07月08日

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