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☆2026年本屋大賞受賞☆
【第9回未来屋小説大賞】
【第2回あの本、読みました?大賞】
沈みゆく列島で、“界隈”は沸騰する――。
あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側――世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。
「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
・これまで構築して来た人間関係を縮小させながら今後何十年も独りで生きていくということ。
・音楽に対して能動的なたいどをもとめられるのは面倒で、受動的でいるままあるものさで手を余すことなく堪能できる作品がいい。何も痛くない傷つきたくないわ、全てが欲しい。自分が抑圧されたり軽んじられるのは一切許さない。
・孤独孤立コミュニティ、今流れ込んできた言葉がコーヒーに溶けきらなかった角砂糖みたいに、脳の底に沈澱する。
・他者との繋がり、社会との接点を求めている
・なんで周りの目がなくなるとすぐに、綺麗な言葉では誤魔化しきれない感情が総縦桿を握りしめてしまう。
・既読をつけたその瞬間から、最適な返信を生み出さないと死ぬみたいな地獄のレースが勝手に始まる
・人間不信気味だけど、人のことは好きという感じがする。
・触れ合える他社が登場す?人生から得られる幸せの方が輝いて見える。その余裕さに気が遠くなる時がある。
・弱音を吐き出せ合えるのは若さの特権?だからこそ魅せられる関係の貴重さが自分の中で増していく
・誰かに必要とされている充実感の余韻
・自他の境界が曖昧
・様々な考えや理想に囚われすぎていて焦点を絞れない。
・自分のことは誰も理解しないと思いつつも、たった1人の理解者に出会いたいと願っている。
・本当はゆりちゃんみたいに好きなもので築いた小さな城でこぢんまりと暮らしていたいのではないだろうか。
・視野を広げれば広げるほど、自分のすべきことがわからなくなる。
視野を広げれば広げるほどこの世界が平和や平等あや程遠くて理想を叶えるための道のりが長くて、現在も未来も絶望に満ちているようか感覚。何をしても誰かにとっては本質的でない、正しいことはこの世にないと知ってしまう感覚。
・我を忘れて何かに夢中になっている方が楽
・なんでも選べるからこそ自分では何も選べず流行りに振り回される皮肉
・結局みんな何かを信じていたい
・本質的でないもの(パッケージングされた謳い文句。脱毛しよう。御涙頂戴映画)こそ、熱量の高い布教が必要。脳を溶かし、判断能力を鈍らせる必要がある。
・弱さの露呈や他者からの嘲笑につながりうる心の揺らぎを、どんどん認めづらくなっている
・情報共有による連帯は団結力をもたらすが、それは自他境界の融和、視野狭搾の加速とも言える
・雑談などの本題・理由・目的のない言動は助け合い。弱さを認めない人や強い人には必要ない。
・自分の弱さを認められない・無駄なことができないと、ケアできない。
・嘲笑されるラインを超えて弱さを認めるしかない
・やるべきことをやっていれば自ずと視野は定まり、メンタルも安定する。
・視野が狭まると定まるはちょっと違う気がする
・信じられるコミュニティに属する一体感。そこでコミュニティをよくするアクションをしている充実感
・どこかで間違う(自分は何かにおいて正解で何かにおいて間違い)という覚悟がないと。解像度次第で間違いでも正解でもある。視野を広げすぎると正解と出来てしまうが、どこかの角度からは間違いであると認識すること大事。
・全ての角度(解像度)からの審判を俯瞰できるまで視野を拡げることな誰とも何とも連携できないほどこの世界から遠く離れることと同義だから。
・あまりにも情報過多の今、自然と視野は広くなる。そうなるとどこかの解像度からの間違いに気づく、自分の生活に納得がいかないとその間違いに固執に冷笑に走る。何かに熱中出来ていないとこうなる。
・視野を拡げるということは物事を多角的に捉えるということで、つまり自分自身のことも多角的に捉えること。想定外の本物の感情に突き動かされた時、思い切った行動に出たい自分を他ならむ自分自身が認められなくなる
Posted by ブクログ
面白かったし、自分や世界を俯瞰するきっかけになると思う。
のめり込んで視野を狭めて幸せを感じる気持ちもわかるし、それをどこか冷笑する気持ちもどっちもわかるなーと思った
つまり何事もほどほどが1番ってことなのかな
いやでも、のめり込んでいる時って本当にたのしいんだよ
それから醒めると、あーもっとあの気持ちのままでいたかったって思う
それは日々を頑張る理由だったり、気持ちが前向きになることに繋がるから。
でもそういう構造すらも仕組まれたものかもしれないのかー。
だからわかった上でバカになって自ら視野を狭めることが「自分の幸せ」の形になるのか。現代社会では。
朝井リョウさんの文章は読みやすいのにどこかオシャレというか巧みな感じがある
脳みそと味噌玉が溶けるタイミングの文とかすごく印象に残ってる!
あとそれぞれ違う立場、視点、考えの人物だけどどこか重なる部分があったりする流れが読んでて面白かった
インザメガチャーチを読む前、推し活とかアイドルが出てくる話ってのは何となく知ってたから
題名が何を意味するのかどういう意味なのか全く分からなかったけど
そういうことかーってなるのも良かった
Posted by ブクログ
朝井リョウさんの作品を読むのはこれで2作目です。
表紙から、宗教的な作品なのかなと思いながら手に取ったのですが、中身は思っていた宗教的な作品ではなく、むしろ様々な着眼点をもった現代社会の内容で非常に興味深かかったです。
途中MBTI診断とやらが出てきて、意味不明な4つの文字の羅列から全く解読できず、ネットで調べて自分でも診断したのは面白い発見でした。仲のいい人にMBTI診断のことを聞くともう2年前に流行ったことだよ、なんて言われ、時代に全くついていけてないなと気付かされました。朝井リョウさんのアンテナはすごいなと思いました。
途中のチャーチマーケティングの視点はとてもおもしろく読ませていただき、アイドル市場はあまりわからないが昨今のちいかわをはじめとするキャラクター市場なんかもこの類なんだろうなぁと思いながら読み進め、めちゃくちゃ面白かったです。
最後親子がどうなったか知りたかったのですが、そこまでは書いてなくて、終わり方が全て想像に委ねられた感じですかね?
視野を狭くすることの楽しさはわかります。
推し活も宗教もアクティビズも。
推しができた人、推しを失った人、推しを運営する側の人の三人が絡み合いそうで絡まない話。人はどういうときに推しにハマり、失うとどうなるのか?同じ推しの話でも『推し、燃ゆ』が個と推しとの関係の話なのに対し、こっちは社会全体の話だ。
「メガチャーチ」とは、週末の礼拝への出席者が2,000人を超える超巨大プロテスタント教会のこと。礼拝と言っても『牧師様のありがたい説教を厳かに聞く』というような多くの人にとって退屈と感じるイベントではなく、もっとエンターテイメント性あふれたイベントを行っている。
例えば、プロの奏者によるオーケストラ演奏であったり、ロックバンドのライブだったり。巨大なコンサートホールで、優れた映像・音響設備を駆使し、ド派手な演出を行う。そのため、高い動員力と集金力を持ち得ている。
そうなるとできることが増える。教会によってはこれまで行ってきた食料配布をドライブスルー形式にして効率化したり、オンラインで礼拝を配信して参加のハードルを下げたりと、活動の幅を広げ、多角的に人を集めていけるようになっているのだ。
そうして、裾野を広くすることで、熱狂的な信者が生まれる土壌を作る、というわけだ。
推し活もメガチャーチと同じ構造だというのがタイトル。
推し活も、宗教も、アクティビズムも参加人数が違うだけの話で、「生きる意味を考える」ということや「精神的な充足感を得る」という目的でみると本質は同じだな、と思った。
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