イン・ザ・メガチャーチ

イン・ザ・メガチャーチ

2,200円 (税込)

11pt

沈みゆく列島で、“界隈”は沸騰する――。
あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側――世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。
「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」

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イン・ザ・メガチャーチ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最後が恐怖。ホラー。

    結局、のめり込むのがいいのか、視野を広く持つことがいいのか、自分の中でも正解が出なかった。

    印象に残ったフレーズや内容をメモする。


    ○人を没頭させるノウハウ
    最も没入しやすい形に整えて差し出し直すこと。最も共感能力が高く、自他の境界が曖昧で、視野を狭めやすい気質のファン

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かったです。
    読みながら、そうそうそう!!と思うことがたくさんあった。昔、気狂いだよねこの推し方、と仲間と話したことがある推し方をしたことがあるので、いろいろ刺さりまくった。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    ホラー小説ではないのに、読んでいて怖くなりました。
    推しへエネルギーを注ぐ人の疑似体験が出来ました。
    いつか自分も、ああなってしまうかもしれないという恐怖に怯えています。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    苦しかった。苦しい物語。
    老若男女誰が読んでも心が痛むところがあり、ギクッとするところがあるような気がする

    結局自分が正しいと信じていることは、幻想なのかもしれないな
    高尚な趣味ってなんだ。
    この人なら大丈夫だね、この子なら大丈夫だね、なんて、そんなの簡単にひっくり返る
    今私は自分で安定した生活を

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    神や宗教の代わりに推し、陰謀論、果ては仕事そのものも信仰対象になりうる現代社会。今のカオスも、他者と話が噛み合わない孤独感も、「生き方」の宗教戦争の新たな形といえるのかもしれない。
    圧倒的な筆力に唸りながら一気読みした。
    これから我々はどこに向かうのだろう…。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    いやーーー、朝井リョウさんは毎回いいとこ突いてくるよなー笑
    今回も最高でした。

    誰かに認めてもらいたい。誰かに縋りたい。
    小説なのに、妙に現実味がありすぎる。
    推し活は宗教に近いのかも。同じ価値観、自分の居場所、同じ目標。素敵なことでもあり、脅威にもなりうるんだと気づいて、怖くなった。

    そして最

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    推し活にのめり込む人
    推し活を仕掛ける人
    かつて推し活にのめり込んでいた人
    を三者三様の視点で描いた群像劇。

    入り口はキャッチーなのに、
    草むらをかき分けていくと徐々に真理めいたものに辿り着いた感覚。

    幸せの基準が増えた現代では、
    前代的な価値観以外の選択肢が増えた反面で
    正解のルートを見つけづ

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    ここにきて今年イチの面白さだった。
    登場人物たちが推す対象にのめり込むあまり視野が狭くなって行く様がありありと感じることができた。
    そしてそれが仕組まれているためだった事も…
    自分にも刺さる部分があり、構成、文体などやはり朝井リョウは天才だと思う。ラストも秀逸でした。
    最高に面白いのでぜひ皆さんにも

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    孤独で寂しい気持ちを埋めるには、視野を広げるよりもむしろ思いっきり狭めた方がいい
    そして我に返らないようにして、できるだけその対象に集中し活動する
    宗教と推し活は同じ構造だね
    時間とお金と労力をつぎ込めば、心に平和をもたらしてくれる
    集中する対象が家族なら正解っぽいし、人のためになる活動なら美しい感

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    SNS布教が当たり前になった現代の推し活ファンダムの光と闇を、鋭く描き出した風刺作品。
    推し活と宗教は紙一重で、人は誰しも知らないうちに何かに依存しながら生きている。その事実を、物語は静かに、しかし強烈に突きつけてくる。

    推す側と推される側、立場は違うのに似た孤独を抱え、同じような「物語」にのめり

    0
    2025年11月27日

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