イン・ザ・メガチャーチ

小説 8位

イン・ザ・メガチャーチ

2,200円 (税込)

11pt

沈みゆく列島で、“界隈”は沸騰する――。
あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側――世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。
「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」

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イン・ザ・メガチャーチ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    推し活に翻弄される人々を描いた作品。

    行き過ぎた推し活、陰謀論、男性の孤独、マスコミの薄っぺらさ、日本に蔓延する低賃金労働、、、、みんな感じてる「おかしいよね」ってことを全部さらっていく。

    大なり小なり推し活したことがある人も多いが、その中で経験するであろうもやもやっとした感情を追体験させる。

    0
    2025年12月22日

    Posted by ブクログ

    怖いほど、そうかもしれないと思う心理描写が印象的。正解という言葉が存在しない世界で生きる私達の視点の位置が、どこにあり、それをどのように捉えるのか。認知次第だなと思った。この物語の主人公達は、現代のペルソナそのものなんだろう。

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    オタクをしている自分に刺さる内容だった。
    今夢中になっていることも誰かが作り上げた物語で勝手にどんどんハマっていっているだけなのかもしれない。

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    えぐい、、、、。
    朝井リョウの文才、言語化する力。

    世の中をこんなにも客観的かつ的確に見てる人なかなかいないよね?
    全人類にあてはまる物語。
    "自分は違う"が通用しない内容。

    推し活を通じて人間の本質を躊躇なく表現してる。

    視野を広く持つ、視野を狭める。
    これを使いこなせる

    0
    2025年12月21日

    Posted by ブクログ

    正欲、生殖記につき3作目の朝井リョウ
    『推し活』を通して、今の世界の多様性からくる正解のなさ、さらにそこから起こる人間の行動分析
    ただ問題提示で終わらせてて、答えは読者が考えるということで、正欲に似た読後感があった
    でもメッセージが正欲より身近な分、もう少し救いは欲しかったわ

    何かよくわからないも

    0
    2025年12月20日

    Posted by ブクログ

    朝井さんの思考の海原に圧倒されました。自分がいつ陥ってもおかしくない闇。孤独との向き合い方を考えさられる作品だった。

    0
    2025年12月20日

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃ面白かった。

    『正欲』の時も感じたが、朝井リョウhs社会批評と小説のギリギリを攻めた上で、あくまで小説の中で、つまり物語の中でやる意味があることを書いているなと思った。

    形式面だと、感情の吐露の場面で、段落を改めまくることで詩の連みたいになる点も面白かった。

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    ページが減っていくのが心の底から悲しくなるほど面白かった!!

    最初は叙述形式が金原ひとみさんのヤブノナカと似ていたので、思わず木戸編集長を探してしまったけど、どうやらいなかった(当たり前)

    ヤブノナカよりテーマがさらに身近な「推し活」だから、サクサク進めて、わかる!こんな人いる!の連続でほんとに

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    つくづく朝井リョウという作家は、現実を的確に把握・分析して、読者にグッサリと刺さるような形で問題を投げかけるのがうまい作家だと思う。

    まず帯にあった『神がいないこの国で人を操るには、"物語"を使うのが1番いいんですよ。』という文章からして、非常に魅惑的だ。

    この本は、ごく端的

    0
    2025年12月19日

    Posted by ブクログ

    言葉にできない心の模様を細かく分析されたような、突かれたくないようなところを突かれてしまったような…気持ちになりました。本当に面白かったです。相変わらず読んだ後の余韻がすごかったです。

    0
    2025年12月19日

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