【感想・ネタバレ】生殖記のレビュー

あらすじ

『正欲』から3年半ぶりとなる最新長篇。

とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。
体組成計を買うため――ではなく、寿命を効率よく消費するために。
この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

めっっちゃ好き。
一番グサッときたセリフは「否定系の意思表示って、誰にも見えないんですよ」
てっきり、尚成はNPOに参加して生きる希望を見出すパターンかなと思ったけど全然違ってて良かった。
異性愛個体から無意識的な特権意識が引き剥がされる未来はやく来い。

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2026年07月13日

Posted by ブクログ

特殊な作品と思いきや、しっかりと社会問題に切り込んだ面白い内容だった。
私たちが「善行」のつもりになっていることをブームと表現したり、かなり俯瞰して言語化しているけど語り手が人間じゃないからカドが立たなくて、すごい方法だなあと感服。

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2026年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読む手が止まらないという言葉通り、先が気になって仕方がなくて一気読みしてしまった。衝撃が強い。同性愛者を扱ってこんな展開になるなんて、朝井さんの脳内はどうなっているんだ。

『正欲』の時から変わらず、朝井さんは大衆や多様性に敏感でかなり遠くから見ているなという印象。結構皮肉的に描きながらも批判文ではなくて、ただ風呂敷を広げてみせてそれを読んだこちらの思考を問うような終わり方だったと感じた。研究論文読んだ後のような感覚。

『正欲』の後本作を飛ばして『イン・ザ・メガチャーチ』を先に読んでいて、朝井さんの「二部作のような感覚」というコメントがずっと気になっていたのだが、「仕事でも家庭でも社会貢献活動でも何でもいいから、自分を走り続けさせてくれるものが欲しいのかもしれないですね。」が個人的に『イン・ザ・メガチャーチ』の「皆、自分を余らせたくないんです」に繋がり、納得した。

「意識してやらないでいたこととか、意識して言わないでいたこととかって、誰の目にも見えない分、自分にだけはめちゃくちゃ目につくようになると思うんですよ。これだけはしてやらない、やってやらないって切り捨ててきたものたちが、逆に自分をどんどん縛っていく」
「で、いつか、そういうものたちに人生を乗っ取られるんです」
この部分は個人的に一番食らって、思考の整理が必要になり天を仰いだ。

生殖器を語り手にした意味とは?その効果は何だったのか?というのをすごく考えてしまった。ちなみに結論は出ていない。人を語り手にすると感情ベースになりがちな一方で、生殖器が語り手だと動物として、一生命体としての本能的な欲求以外の精神的活動の意味や是非を論じやすかったのか?と思ったが……でも意思あったし……。

ただ、放尿してみようか?みたいな生殖器が語り手だからこその絶妙な下ネタもあり(私は笑ってしまったが)、嫌悪感を示す層もいるだろうなとは思った。

他の作家さんの名前を出すのはあまり良くないのは承知しているが、この作品が好きな人村田沙耶香さん気にいると思う。逆も然り。私がそうなので。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

「生殖し次世代を残さないヒトは生きている意味はあるのか」
「正欲」はもやっとしたけど「生殖記」は少し“しっくり”きた。お堅そうな装丁とは一変ストーリーテラーはまさに「生殖」の記という斬新さ、しかも語り口調はお調子者。それが付いてる本体は同性愛者で自ら異端である事を自認してうまくこの世で立ち回る術を探し続けている。生殖としてのお調子者でなくただ単に性格がお調子者な様子なので、お堅いとおもって手に取った人はあまりの斬新な設定に何か違うと思いそうな本である。でも大元は「生殖し次世代を残さないヒトは生きている意味はあるのか」というテーマで、それをわかりやすく書いてる。そもそもヒトはそこに生きてるという事実だけでは意味がないと求めはじめる。それは他の生き物にはない「知能」や「思考」を経てしてそれは「今よりもっと」「常に成長し続ける」という結論に至る。しかも論理よりも感情で生きていて動物ではなく人間だと誇りを胸に生きている。
そしてその人間を今後も繁栄させて永久にこの地球で君臨し続ける為に生殖をもって続ける事がこの世のすべてだという価値観、になったと思いきや「多様性」を尊重する時代へ。「正欲」は人間以外の物“対物性愛”が描かれ「生殖記」は生涯使われなかった生殖器が語る“同性愛”。LGBTQ+をテーマにした続編という形ではあるが、どちらも主人公に共感する事はなく。結果どちらも“愛”があるという事が絶対で生殖するが次世代に繋げないという原状の逃げるようで諦めた。でもそもそも“愛”すらおきないヒトもいるのをまだどちらも私が共感するまで辿り着けないでいる。ではなぜこの本は“しっくり”きたのかというと、体外受精の形の選べない生き物が人間で、人間は自分を新商品化することの取り組み、生産性を常に双方監視しているという事実を述べている部分に“しっくり”きたから。
ま、主人公は同性愛の“愛”が搭載されているのにそれを隠し続けて自ら動かず求めずただの臆病なだけで僕はひとりなんだって塞ぎ込んでるのは、愛がそもそも搭載されてない人間からすると鼻で笑っちゃうんですが。朝井さんのLGBTQ+をテーマにする続編があるなら「無性愛」のテーマも読んでみたい、どういう切り口で書かれるのか、そもそも書けないのか、わからないならわからないままテーマにするのか、気になるところ。

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2026年07月04日

Posted by ブクログ

なんとも言い難い…
終盤までは、私の物言いやツッコミが面白いし、ヒトについてグサグサ言うのも面白いしーー
と楽しく読んでいたら!
終盤!!!!
そんなことが!!!
なかなか考えさせられるお話だったな

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2026年07月02日

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生殖本能から見た、同性愛、人間社会。異常なのは、マジョリティなのかもしれない。『嫌われる勇気』、アドラー心理学へのアンチテーゼ。社会改革による分断。そして、問われる「人とは何か。」「世論とは何か。」読後に世界の見え方が変わる1冊。

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2026年06月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

以前読んだ短編集が自分には全く合わず、途中で断念して「この作家は苦手かも」と思っていたが、今年の本屋大賞関連で再挑戦した一冊。
結論から言うと、この人は本当にすごい。
小説家でありながら小説の枠に囚われない奇抜な発想と、今まで読んだどの作品とも違う切り口に衝撃を受けた。
主人公の生殖本能から見た人間(と生物)の生殖行動を、生殖器視点で記録するという異色の設定。
序盤は独特の文体・口調にかなり戸惑ったが、翌日には一気読みしてしまうほど引き込まれた。
同性愛者の主人公が、社会の「生産性」や「貢献」という価値観に振り回されながら、自分の生き方や存在意義を探っていく物語。
同性愛に限らず、人間だけが「生きる意味」を求めてしまう歪さ、多様性という言葉の矛盾、治安の良すぎる現代社会の息苦しさなどを、ユーモアと皮肉を交えて多角的にえぐり出す。
生き辛さを感じている人ほど深く刺さるし、考えさせられる作品。
現代社会の構造的な歪みを、これほどユニークに、かつ感動的に描いた作品は珍しいと思った。

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2026年06月28日

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最新時事と科学的話題、キャラクター造形が綺麗に合わさっている。情報の出し方も上手いからずっと惹きつけられ続ける。面白かった。

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2026年06月25日

購入済み

朝井リョウ節全開

生きるための原動力をテーマに、生殖機能の語り部によって描かれる生物や幸福の本質に迫る一冊。
語り部の口調も相まって、ちょいちょいCV朝井リョウで聞こえてしまう呪いにかかっています。助けて。

#深い #共感する

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2026年04月29日

匿名

購入済み

至って真面目な「生き方」の本

やっぱり自分は朝井リョウさんの本は好きなんだなと再認識出来ました。繋がりの意識を求める現代人の生き方を見事に表現されていて、朝井さんと同世代の自分にグサッときました。

#笑える #アツい #共感する

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2025年12月29日

QM

購入済み

独特な目線から話してるなあ、人間のことを「ヒト」と読んだり〇個体とカウントしたり、、、新鮮で面白くて次々読んでいったらいつの間にか最後のページに。フレンドリーな口調が読みやすかったのかも。

人間は成長とか変化しないことを恐れていて絶対今にとどまろうとしないし、後戻りなんてもってのほか、、、ほんとそうだよねぇ、と思いながら読んだ。脳が発展していて身の回りがある程度満たされているから、暇なときに「生きてる意味ってなんだろう」みたいなことを考え始めるの、すっごく人間らしいよねぇ、とも。
ある事象に対する人々の見方や風潮の変化についての描写が興味深かった。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

p.179
これこそ、頭を働かせず、”なんとな~くの空気”に合わせているだけだからです。マイノリティを差別しないのは、そういう時代だから。そうでない時代を構築した過去を本気で反省し謝罪し改善したいわけではなくて、なんかそういう時代になったから。この感じだと、何十年後、共同体や種が今よりもずっと縮小していて、かつ体内受精を始めとする有性生殖でしか次世代個体を発生させる方法がないままだったら、やっぱり同じようなノリで再び同性愛嫌悪の空気が再構築される可能性めちゃくちゃありますよ。だって、そういう時代だから。

p.275
尚成は、自分の幸福度を”異性愛個体から特権意識が引き剥がされる未来”に司らせているので、自分が老体になろうとどうなろうと、心身が時間的に前進することが純粋に幸福なんです。

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2026年06月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ラストがとても不気味だと思いました。
完璧に擬態できていると思っていても、実は違和感を持たれていた尚成。
自分自身の成長は諦めていても、それを外に託すことで納得でき、幸せになれる…のか?
「自分の外に成長を託す」ことで生きられるという感覚は、私自身にもすごく当てはまると思いました。
ただ、それを体現する尚成を客観的にみると、本当に幸せなのか分からなくなりました。
結局、人間は「より良く」ならねばならないというある種の強迫観念があるのか?
でも、自分より下の世代にそれを植え付けたくないな〜。

主人公の声がcv朝井リョウで脳内再生されました。

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2026年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「正欲」をよりコミカルな筆致で描かれていると思ったが、オブラートに包んでいるだけで、深刻さは変わっていない。シリアスな内容をギャグタッチの漫画にするような。

個体として発生しただけで生まれた目的は果たされている。オッケー!
子孫を残せればラッキー!

という視点というか、生き物はみんなそうだ、救いがあると思った。人間だけなんでこんなにめんどくさいんだろう。
気を使ったつもりが、傷つけたり神経を逆撫でしてしまうこと、いくらでもあるなと思う。
この小説を新聞で連載したことに大きく意味があると思った。1番伝えたい読者層に届く方法。
終わり方も、すごく急発進で前進するわけでは無いけれども、幸せだなぁと思える気持ちになれて本当に安心した。

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2026年07月08日

Posted by ブクログ

「正欲」と話の流れが似ていた。異性愛のマジョリティと同性愛のマイノリティ。この本でもマイノリティがマジョリティに存在を認めてもらうという構図への疑問が呈されている。

抜粋↓

「理由もないのに強い気持ち」は、実は共同体や種の拡大、発展、成長に関係していることが多いです。

例えば子供をうみたい、とか。ほんと、あれなんでそう思うんだろう?

スルーしていた小さな違和感みたいなものを、丁寧に拾って言語化しているところがやっぱり朝井さんってすごいなと思いながら読んだ。

読後もふと考える、自分って何のために生きてるんだっけ?
拡大、発展、成長に寄与していないとソワソワしてしまう。別に成長なんてしなくてもいいじゃない、って心の底では思うのに、自分に発破をかけ、他人をも励ましてしまう。

しかし、たまにこの共同体の発展のレールから外れて、マイペースに生きようとしていると、気力が失われて老け込み、このまま衰退の一途を辿るしかないような気持ちになる。だからやはり、拡大、発展、成長に役立つよう、走り続けた方が生きやすいのだ、と思った。

※追記
概念的な話が多くて読み進めるスピードが遅かったので、はじめの評価は⭐︎3にしていたが、その後もずっと心に残り続けているため⭐︎4に変更

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2026年07月08日

Posted by ブクログ

再読。1度目は奇抜な設定に呑まれていたのかそこまでハマらなかった記憶なのだが、再読しこの本の恐ろしさに気づき、魅了された。
グサグサ!ザクザク!斬られる。

インザメガチャーチと重なる部分もあり、その点においても再読を楽しめた。

メタofメタで研究したこの世界の解説書ってかんじ。宇宙人とかに、この世の生活を伝えるならこんな感じになるんだろうなーと思った。

自分のライフステージや置かれる環境によって、受け取り方が変わっていきそう。

会社で、今期の目標は?とか聞かれるたびにうるせえなって思ってたし、目標とか成長とか変化を求められることに最近うんざりしてきてる。
現状維持で、今のレベル以上の仕事は渡さないでほしいし、その代わり給料も上げなくていいからと言いたい。
でも、そういう考えってこの世界では通じないというか、存在しないんだろうな。
そういう、世界と自分のギャップに苦しくなることってめっちゃあったんだと思う。仕事以外でも。
生きづらさの全てってここにあったんだな〜。
それを全部言語化してくれていて救われる。
そうだよね、そういうことだよね、となぜか安心する。

リョウが、『この本の上でしかくつろげない人がいる』と言ってたのを思い出した。まさに、そんな気持ちになる。この本を読んでいる間だけは、『人間ごっこ』から抜け出せる。

リョウありがと〜!

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2026年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公は、家電メーカーの総務部総務課に勤務するゲイの達家尚成、33歳。そして、その主人公に寄生(?)する生殖本能が語り手という斬新な設定の小説。
ぶっ飛んだ設定ではあるが、生殖本能が主人公の生き方に対して軽妙にツッコミを入れていくスタイルは嫌いではなく、共同体の拡大、発展、成長にのっかるのか、のっからないのかといった人間の生き方に対する深い洞察も垣間見られ、期待を裏切らない面白さだった。自分なりの「しっくり」を追求し、他人からの介入は基本受け流す主人公にあきれる思いも持ちつつ、その受け流しスキルはなかなかのものだと感心した。
ただ、生殖本能が語り手なのに、性欲など性自体の話にはあまり踏み込まれていないという印象で、せっかくの設定が十分には生かされていないなぁとも思った。

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2026年07月03日

Posted by ブクログ

朝井リョウって、人間の複雑な感情を、誰もが想像できるような例えに変換するのが上手くて笑ってしまう!!人への解像度が上がるので必然的に自分の無意識下にある感情を思い知らされて悔しい!!

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2026年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めたときは、地の文の主語が誰なのかわからなかった笑
単に、久しぶりの読書だから自分の読解力が低下しているだけにすぎないと思っていたけど、まさかのナレーターの登場になんておもしろい設定だ!!とその時点で一気読み確定。

家電メーカーで働く同性愛者のオス個体、、ではなくその生殖器が語り手となって、宿主を取り巻く33年間の異性愛者軸による世論や周囲の人物の対応に対する心情が語られていく本作。

幼体(幼少期)のころの体験を経て、共同体での擬態を身につけた彼は、上京とともに経済的自立を自身の精神的支柱として、マスコミュニティとの離別を決め込む(職場は出稼ぎ先としての媒介にすぎず、まるで異世界のような場所)。

あるとき、同僚からの異性愛者軸の相談を受けて、自分の在り方に疑問を持ってしまい、次への行動原理を
見失ってしまう主人公だが、また別の同僚に体組成計を貸したことをきっかけにダイエット、お菓子作りへと時間の消費方法を転換していく。

その後、LGBTQサポートのNPO法人を立ち上げるという後輩とのやりとりなどもあり、共同体に依存した幸福度の向上とは全く別の個人の時間的経過による幸福感を身につけ、生まれて初めてポジティブなしっくりを体験した。


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2026年06月29日

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マジョリティの持つ向社会性に従う生活をせずとも、「しっくり」が得られずとも、それでも生きていくし時間は流れていく。時間が流れるにつれて、どうにか「しっくり」を得られることもあるのかもしれない。

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2026年06月23日

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タイトルから読むのを躊躇していた作品だったが、先に読んだイン•ザ•メガ•チャーチに通じるテーマのようにも思えた。
主人公は登場するが、物語は主人公に付いている生殖本能?のナレーションで進んでいく感じ。
そんな見方はしたことない、と思うところがたくさんあった。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

こちらの著者、朝井リョウさんのインザメガチャーチに魅了させられたため他も知りたいと手に取りました。

30代男性、同性愛者である主人公の生きづらさの葛藤を身体の一部である生殖器の視点から描いた物語で、考えたこともない世界観を魅せていただきました。

私自身が大人の発達障害であることから、マイノリティに関心があるため少し他人事ではあったけど、生殖器がナレーションをしていくことがなんとも言えない感覚でした。

朝井リョウさんの独特な世界観にハマりました。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

長くてなにも起こらなくて、スマホを見ずにただ本を読んで脳を休憩させたいと思ってる私にぴったりの本だった。
この本は内容的にも、今の私にぴったりだった。生産性のあることばかりを追い求めなくても良いと気づかせてくれた。今日を充実させないといけない、と毎日生き急いで、成長への焦りを感じていた私の気持ちを落ち着かせてくれた。
ゆっくりお菓子だけ作る日、いいなあ。

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2026年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読むんじゃなかったとちょっと後悔するほどに、何かが抉られる感じがした。
人間とは、生きる意味とは、と自分に問い直さざるを得ない…誤魔化して生きていることが曝け出されるような…いやきついよ!!笑

語り口はひょうきんでポップなんだけど、話している内容が刺さってもう…!!
メンタルが弱っているときには読まない方が良いかもしれない。私は回復期に読んだので、また落ち込みそうで恐ろしくなった(ギリセーフだったが)。

最後、変われなかったのがリアルだったなぁ…
私はどうなんだろう?

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2026年06月15日

Posted by ブクログ

人生は暇つぶしなのかな
無心に取り組めるもので1日が終われば充実した1日になるけれど。
それが心からやりたいことじゃなくても幸せなのかな
無心になって取り組めるものが心からやりたいことなら、そしてそれがまわりにも喜んでもらえるなら幸せなのかな
この主人公はほんとにやりたいことや、好きな人がいなくて。
自分もそうかもしれないな
でも自分は無心に取り組めてもほんとにこれで1日が終わって、無駄じゃなかったかな?と考えてしまうから、幸せ感じられないのかな
など、考えた。

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2026年07月05日

Posted by ブクログ

朝井リョウをとっても感じた。何なら、朝井リョウの声で再生された。

人間は生まれてきた時点で生きる意味が達成されていて、長い歴史や他個体から見ると考えすぎな生き物なんだなと我に帰れた。

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2026年07月04日

Posted by ブクログ

生殖器が意思を持つ。種の繁栄を経て。
人間が持っている理性的な部分と下心。
同性愛者について吐露する場面も。
今回も楽しく読ませてもらいました。

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2026年06月26日

Posted by ブクログ

独特な世界感に慣れるまで時間がかかった。
なぜ?と考えたらこの世界に入っていけない。
今どきといえば今どきな主人公。生きづらそうに感じるけど、本人はそうでもないのかもしれない。
私にはこういう考え方や生き方は無理だな。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

面白かったような消化不良のような。。
後輩との飲み会がわいは面白さピークだったかな。
ケーキがうまく作れた、それを予定通りカロリー消費できた、それぞれ達成感あるから、それが楽しさとか幸せに繋がる、他人から見たらムダに見えても人それぞれその内容は違う的な??
わいの頭がカチカチすぎるせいなのか個人的に終わり方には消化不良ではあった。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今、さらにノリにのってる朝井リョウ作品。同性愛個体の達家尚成を担当する生殖器目線の物語。マットを運ぶフリをして手は添えるだけ。抗うほどの体力は持ち合わせてはいないが積極的に参加したくない気持ち、めっちゃわかる!新商品、こんな機能いるか?使ったことない新機能、効果がはっきりわからない機能のせいで値段が高くなってる。あったら便利?なくてもいい。拡大、発展、成長を止められないヒト。やっぱり筋トレ、運動が解決してくれるので頑張ろう!と思いました。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

ゲイだからという以上に個体特有の性質が強い気がしたが笑

私の私(?)はすでに元々いなかったよ〜
(生殖器と言ってる人が多いけど、生殖本能なのでは)
尚成は気づいてないみたいだけど、異性愛者にも生殖願望なし個体はいるんだよ〜
同性愛者ほど目立たないからバッシングもされないけどね
それを社会に貢献してないとかの引け目も特段感じず、まぁこんな個体もいるでしょと思って生きてきたので尚成の真面目さというか、そこに固執するんだとちょっと驚いた
尚成の場合は生育環境がアレだったけど、多くの人は他人の性的指向もたぶんそんなに興味ないんじゃないか

最後はなんだか幸せそうで良かった笑
NPOに参加するも良し、しないも良し
手を添えて、でも力は入れず いいね

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

主人公(尚成しょうせい)の生殖器がいま住みついている(?)主人公について語るのですが、同性愛者が持つもやもやなどちょっと解説っぽくなってしまってはいるほは思いましたが、ハッとする場面がいくつもありました。
自分は理解があると思っていたけれど、やっぱり押しつけや思い込み部分が多かったのかな、と。
当事者しか分かりえない感情、思いなど良く描かれていたと思います。しかしマジョリティーな立場として読んでいてそう思ったので、果たしてマイノリティーの人が読んだら違う感想、意見もあるのかな。

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2026年06月16日

Posted by ブクログ

虚無感という鬼に追いつかれないように「次」を見つける
暇になると見えない未来について考えて不安になっちゃうよね
「次」を見つけていこうと思った

「均衡、維持、拡大、発展、成長」

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2026年06月22日

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