【感想・ネタバレ】生殖記のレビュー

あらすじ

『正欲』から3年半ぶりとなる最新長篇。

とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。
体組成計を買うため――ではなく、寿命を効率よく消費するために。
この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ヒトの生態、社会の仕組みを客観的に解説する語り口が刺さりました。
朝井リョウさんをかなり感じるお話でした。

劇的にストーリーが進むわけでもなく、9割この語りなので、途中で挫折する人もいるでしょう。

1番の山場は終盤、尚成と颯の一対一の飲み会の場面だと思います。ずーっと尚成の考え・処世術が語られてきて、最後の最後に同じ立場だけれど真逆の考え方が提示されます。「確かに!その考え方もアリ!」となったところで、尚成もそちらに寄っていくのかと思ったら。
幸せの形は人それぞれ!ということですね。

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2026年09月12日

Posted by ブクログ

宿っているモノが著者のエッセイそのままの口調だから、なんだか妙な人間味があって面白かったし、ちょっと笑ってしまった。
読後、尚成みたいに立てなくなる感覚の正体が分かった。次に繋がらない辛さを感じる仕組みが丁寧に言語化されていると思う。

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

主人公の達家尚成は、共同体の拡大、発展には背を向けた人間である。「手は添えて、だけど力は込めず」をモットーにして、のらりくらりと生きる主人公が、自分と同じ境遇(ゲイ)だが、自分のために共同体の拡大、発展に寄与する会社の人間や 、カテゴリーこそ違うが、性の悩みを持つ人間に出会う日常物語である。本書を読んで、自分のしたいと思う生き方と達家の生き方は相容れないが、その交わらないような立場の考え方を学ぶ事ができて良かった。特にLGBTQに対しては今まで偏見は無かったが、当人たちからすると、自分たちのような「中立だが異性愛者」は敵対すべき社会の歯車の1つなんだなと痛感した。物語の終盤に、達家が、同性愛者でも子供を授かれるような仕組みとして、「体外受精」「人口子宮」などを推していたが、個人の意見としては、生命に対して倫理観より、これらが実現することにより、LGBTQも異性愛者もフラットになり、ひいてはこれらの言葉が自然消滅するような社会のほうが望ましいと感じた。

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2026年09月08日

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視点が生殖器ってなんて新しい。そして、朝井リョウ作品には毎回価値観を無理やりにアップデートさせられる強さがある。私は大好きです。

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2026年09月07日

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おちんの目線はコミカルでクスッとしたり。
ゆるゆるまったりな尚成がなんか好き。
社会の成り立ちと当事者の在り方と混ざりあって少し難しかった、ふわっと読んじゃった。

私も当事者だったら尚成と同じ生き方を選ぶ。自分なりの“しっくり”を見つけるために、もがき苦しみ楽しむ。

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2026年09月08日

Posted by ブクログ

おもしろくて、ほぼ一気読み。

語り手が注目されがちだけど、本質は別のところにあると感じた。
誰しも尚成みたいに、コミュニティからの疎外感や、進み続けることへの疲労はあると思う。

「周りの目を気にするな」という言葉の解釈が、刺さった。
その意味で解釈したほうが、自分にはしっくりきた。

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2026年08月27日

Posted by ブクログ


ヒトのオスのその立場からものを書くか。
びっくりだけど新鮮でした。
その立場からの言葉使いやヒトの分析が面白い。どれくらいかというと電車で笑ってしまったのは初めてでした。というくらい。

そのヒトのオスは性的マイノリティにより、成長など前に向きな事を避けながら生きがいを見つけていく、またその描写が笑える。
私は決して後ろ向きとは思ってないけど、結構共感できたりして。

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2026年08月27日

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語っているものの正体も、切り込み方も新しくて、それでいて、自分とは違う考え方と一見するとそうだけど、実は本音では、そうなのかも…な気持ちに繰り返しなる。好きな作品です。

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2026年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本を読んで思った。
そうだよね。周りの目を気にしながら生きるのめんどくさいもんね。でも、周りの目を気にしないと、それはそれでめんどくさい。考えるのがめんどくさいから、先にどこ住みたいとか、いつ結婚したいのかとか、先に用意してるけど、やっぱめんどくさい。

でも、人生退屈だなーって気持ちも湧いた。自分は仕事が好きだからなんとか暇つぶし出来てるけど、退職したら退屈すぎてダメになりそう。どうやって暇つぶししようかなーって思う。

本の帯にインザメガチャーチを別の角度で見た作品ってあったけど、人生って豊かになりすぎて生命の危機を感じないからこそ、暇になり過ぎていて、自分が動くためのガソリンのような何かを探しているのがテーマの1つ。今回の主人公は、ダイエットとお菓子作りで、インザメガチャーチは、ファンダメンタルなんだ。結局人間って、暇潰しのためのなにか"しっくりくるもの"を探してるだけだんだ。 

何か夢中になれるものある人羨ましいー
色んなことして"しっくりくるもの"見つけよ

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2026年08月24日

Posted by ブクログ

え、めちゃくちゃ面白かったんですけど。
これ、朝井リョウのエッセイ読んでいるみたいじゃないですか?副音声で朝井さんのツッコミが入っているかのようでじわじわと笑いが止まりませんでした。
朝井リョウ流に多様性、令和、LGBTQ+、SDGs…について言語化してくれます。お得意のケーキのお話もあります。
Audibleで読んだのが良かったのかな?個人的にはもっと評価が高くてもいいと思います。

朝井リョウって面白い!人間って面白い!

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2026年08月22日

Posted by ブクログ

生殖器目線での人について書いているが、人間を俯瞰して書いているため面白い。
多様性の受け入れには必ずマジョリティ側のマイノリティに対する上からの目線が含まれていると感じた。
"自分を走り続けさせてくれるものが欲しい"この言葉に共感した。
生殖し種を残すことが生物の本質なのに人間は思考を持ってしまったせいで、発展と同時に余計に考えるようになってしまった。
後半に主人公と対照的な性格のマイノリティが現れ、"しない選択"ではなく"する選択"を選ぶ場面は心を動かされた。また、感覚を共有できる人がいることはやはり幸福なことであると思った。
主人公は自分なりの人生の進め方(意味)を見つけており、自分にもしっくりくる生きる意味があればいいなと思った。

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2026年08月20日

Posted by ブクログ

著者のPodcastを毎週聞いていて、たまには本も読まなきゃ、と本書を手に取った。
語り手と主人公の心の声と主人公の発話と主人公の対話相手のセリフとごっちゃごちゃに入ってくるのに誰だか分かる。
Podcastで感じる著者の頭の回転の速さを想起させられた。
そして仕事や真剣な私事の話題の間も、全く関係無い食べ物のことを同時に考えたりしてるのが著者の性格表しちゃってる感じするなあ。

主人公と同じような境遇の後輩の颯との価値観がとても離れているのが面白い。
年代がちょっと違うだけで世間の空気がガラリと変わったことを如実に表していて。
世代差もあるだろうし、もちろん個人差もあるだろうし地域差もあるだろう。
なにしろ異性愛でない個人が皆、尚成のような意見(「拡大・発展・成長」興味ない主義的な)に必ずしもなるわけではない。

語り手を人間以外からの(例えばネコとか)視点にして人間を相対化して語る小説は昔からあるけど、本書のケースは今までなかっただろうし、輪廻し、人以外の場合もあるという設定も面白い。

ところで、自分はもし自分の子どもが生涯独身か、LGBTQなどだったら、特別養子縁組を勧めようかな、なんて思っていた。
人助けの為でなく、子どもを育てるというのは本人にとってとても価値のあることだと思っているので。

しかし本書を読み、なんかそれはできないみたいな記述があったので子ども家庭庁のホームページにアクセス。そこには以下の条件があった。
「養親となるには配偶者のいる方(夫婦)でなければならず」

あ、そうなのか、と思った。
となるとLGBTQの場合、法的に婚姻できないと難しい。
パートナーシップ制度ってどこまで認められるんだろ。現状養子縁組はムリかな?

自分の知識で養子というとヤン・ウェンリーとユリアン・ミンツなのでてっきり単身でも問題無いものかと思っていた!
(フィクションの中のしかも戦時中の状況の常識を今の日本に当てはめてはいけない!)

うーん勉強になった。朝井リョウ恐るべし!
いやー社会制度もっと拡充させるべきだなあなんて考えさせられた。朝井リョウ、世の中に一石投じてるなあ。

<追記>
独身者やLGBTQの場合、里親制度というものがあるそうだ。

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2026年08月19日

購入済み

朝井リョウ節全開

生きるための原動力をテーマに、生殖機能の語り部によって描かれる生物や幸福の本質に迫る一冊。
語り部の口調も相まって、ちょいちょいCV朝井リョウで聞こえてしまう呪いにかかっています。助けて。

#深い #共感する

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2026年04月29日

匿名

購入済み

至って真面目な「生き方」の本

やっぱり自分は朝井リョウさんの本は好きなんだなと再認識出来ました。繋がりの意識を求める現代人の生き方を見事に表現されていて、朝井さんと同世代の自分にグサッときました。

#笑える #アツい #共感する

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2025年12月29日

QM

購入済み

独特な目線から話してるなあ、人間のことを「ヒト」と読んだり〇個体とカウントしたり、、、新鮮で面白くて次々読んでいったらいつの間にか最後のページに。フレンドリーな口調が読みやすかったのかも。

人間は成長とか変化しないことを恐れていて絶対今にとどまろうとしないし、後戻りなんてもってのほか、、、ほんとそうだよねぇ、と思いながら読んだ。脳が発展していて身の回りがある程度満たされているから、暇なときに「生きてる意味ってなんだろう」みたいなことを考え始めるの、すっごく人間らしいよねぇ、とも。
ある事象に対する人々の見方や風潮の変化についての描写が興味深かった。

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2025年10月20日

Posted by ブクログ

あまりにも自分が考えられていなかった領域と語り口調で読み進めるのに少し労力が必要だった
ここまで不思議な設定にして掘り下げていける朝井リョウすごいなぁ

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

斬新な語り手設定で書かれた作品。
本当に朝井さんは「令和」という今の書き方が上手だなと改めて感じた。

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2026年09月12日

Posted by ブクログ

まさかのタイトル、まさかの設定だったが、、、
なかなか面白かった。

クスッと笑える、朝井さんなりのユーモアもあり、、、でも、人間の真理、存在意義みたいなのは、的を射ていて、、、

220ページあたりからの、後輩の多和田くんとの飲み会のシーンは、本当に心を鷲掴みにされてしまい、、、本当に一気読みだった!

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2026年09月10日

Posted by ブクログ


ヒトが抱く、理由もないのに強い気持ちは、実は共同体や種の拡大、発展、成長に関係しているということ。勝手に自身もそのレールに乗せられているんだなぁと。ただ皆が皆、成長したいというわけではなく、中には手は添えて、だけど力は込めずの人もいるという事を学ばせて頂きました。

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2026年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

安定の朝井リョウ作品。生殖器が様々な生き物についたあとに人間について、人間とその他生物との違いを語る話。人間(社会)にとって当たり前のことを真っ向から疑義を呈する感じが著者のほかの作品とも通じている。
最後の体外生殖の話の時に思ったが、この主人公と生殖器は意思疎通できてるように見えて生殖器が主人公のことをすべて知っているだけであり、主人公は生殖器のことは何もわかってない。一方通行。これが本書でさんざん語られてきた、異性愛個体が同性愛個体を一方的に理解したつもりになっている構図に似ているなと思った。

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2026年09月04日

Posted by ブクログ

面白かったけど、小説としてはあまりにも作者の朝井リョウの姿が文章の向こうに見えすぎるかな。一人称の語りで書かれているのもあって、朝井リョウのトークを聞いているような気にすらなってくる。
相変わらず、誰もがなんとなく見て見ないフリしてるような部分の言語化が嫌になるほど上手い。
それにしても何をどうしたら生殖本能の一人称で小説を書こうという発想が出てくるんだろう笑

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2026年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

朝井リョウは面白い本を書いてくれる。
何世代も命をつないできた僕の目から生殖を考える。
小説というより生物学の本?

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2026年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生殖器視点のおはなしだから「生殖記」で
タイトルに納得でした(笑)

「今」にフォーカスしている部分(尚成の思考、行動に突っ込んでいるところ)は
テンポよく読めて面白かったです。

生物全体について?
哲学とか人類学的な(ここらへん詳しくはないです)
部分についての部分は見慣れない単語が多くて
ちょっと読みづらい部分もありました。
が、その通りだなぁと思うことばかり。

ほんと、朝井さんて掘り下げ方が上手いというか
大多数の人がなんとなーく感覚で、肌で感じていることを
言語化するのが上手ですよね。
マイノリティ側からも、マジョリティ側からも
世間を見れているというか。

自分も感覚的には尚成側なので
(同性愛者とかではないですが)
発展とか成長とか生産性とか
そういうのを求められてもなぁ。
だし、世間体を考えて頑張っていることもあるけど
そういうしがらみがなくなったら
尚成のようにただダイエットしてお菓子作って
時間が過ぎるのを待つだけの人生を
送ってみたい気持ちが強いです。

変化って怖いですからね。
なるべく何事もなく変化もなく穏やかでいたい。
でも今この世界で生きていくには
人間界で生きていくには
そんなんじゃ生きていけないので
必死に人間の皮を被っている。
そんな気がします。

ストーリー的にもうちょっと展開が欲しかった気持ちもあります。
今後の尚成がどうなったのかも気になりますね!

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2026年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

語り手がまさかのモノで、設定の斬新さという点で掴みとしては素晴らしい。ただ、この語り手自体に重要な意味があるというよりは、ヒトという生き物を俯瞰的に、シニカルに語るための役割として設定されている。
主人公しょうせいは同性愛者であり、幼体から成体になるまで、共同体との疎外感を感じて生きてきた。共同体の一員として見られないだけで、動物本来の生存すらままならない。そのため、これまでマットに手を添えずみんなと同じ方向に運ぶような生き方をしてきたわけである。しかし、これは同性愛者のみに限った話ではない。主人公のように共同体が基準が異性愛者の人もいれば、健常者、男、女、大人など、全く異なるものを共同体の基準に見る人もいる。また、しょうせいと多和田のように、共同体の基準が同じであれど、共同体感覚を持てない人もいれば、持つ人もいる。人それぞれの持つ悩み、年齢、時代によってそれは異なり、結局人からの見られ方を気にして、自分自身の在り方を変えること自体馬鹿げていると思えてくる。
また、作中の疑問点である、「前から思ってたんだけど…」これは最後まで何なのか明かされないが、おそらくそれぞれ違う疑問なのだろう。「達也くん会社をより良くしようとか思ってないタイプ?」「達也さんゲイなんですか?」などなど、、。語り手はその答えを気にしていたが、しょうせい自身は何も気にしていなかった。
解釈の余地を朝井リョウは残しているようで、もしかするとこれは、質問の答えを考えること自体無意味だということなのだろうか。

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2026年08月29日

Posted by ブクログ

ー使わない機能は淘汰されていく。

なにこれ、これって神の声??と読み始めて思って、やっぱりある意味で神の声だなと思いました。笑
正欲の時もそうでしたけど、朝井リョウさんの本は、自分の価値観を刺激してきて、そしてえぐられる感じがありますね。価値観の向こう側にいける気がします。

本の最初で、「親と違う個体な時点で有性生殖を成してるから生きてる意味は発生した瞬間に達成」って書いてあるのは、なるほど、進化の過程の理論から言うと、生物としてニンゲンの生きる意味は平等にあることが分かります。
でもニンゲンってそれじゃあ生きていけませんよ、というのがミソ。
「どんだけ健康であっても、金がなければ生きていけない」
本当にそうです。
通貨というものがある限り、発生しただけで生命活動は維持できないわけです。
そしてまたそこから、金があれば良い、というわけでもない部分に進みます。
仕事をするのは稼ぐためでもありますが、社会の一員として貢献したいという気持ちがあるわけで、、、。

この辺りから、もう「言っていることは分かるけど、理解できない」状態に入っちゃいました。笑
とにかく私が尚成の思考についていけない、、、。
まあそれは私がマジョリティ側だからなのかもしれません。
ただ、「多様性」という言葉について疑問を感じるところは私もあります。
結局、自分側からの物の見方しか見えないんですよね。

令和ならではの本だな、という感じですね。


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2026年08月26日

Posted by ブクログ

なかなか面白そうと思って読んでみたけど、正直もっと踏み込んで欲しかったかも。
誰かと関係を持つところまで。

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2026年08月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヒトが生きる世の中の風潮(拡大や成長を無意識に促す文化、人はそれぞれも多様性を謳う文化)について、同性愛者という孤独を感じながら生きる主人公とそこに潜む生殖体を通じて、生きることは何なのか。語っている斬新な小説だった。
本来であれば恐らく重い内容な気がする。世の中の拡大や成長に馴染めず、自分から受け入れられないものだと感じて秘密を抱えたり感情に蓋をしたりしながら生きていくことの重さ。それを日常起こり得ているシーンから第三者目線で考えさせられるものがあった。
ただ、その内容を生殖体が第三者として面白おかしく解説したり突っ込んだりしながらストーリー展開していくのが、小説の流れに明るさとポップさが加わり読みやすくて面白い内容だったなと感じた。
斬新な小説に出会った感覚!

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2026年08月23日

Posted by ブクログ

最初は特殊な設定で面白いかもと思ったが、話の中で場面展開もあまりないものだった。小説として読むつもりだったけどエッセイみたいな感じだったので肩透かしを少し食らった感じ、自分には刺さらなかったかなぁ

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生殖器を擬人化し、生殖器の立場で語る小説です。今までにない設定で、どこに向かうか最初は混乱しました。要するに、この生殖器の宿主(つまり本体)が同性愛者で、通常の生殖器として働きがないことで物語が進みます。
なんとなく、同性愛の是非についての話かと思いましたが、そうでもなく、最後はフワッと落ち着いたので、スッキリ感がなく個人的に★3つになってしまいました。
擬人化の設定事態は面白く、読み物としてはよかったと思います。同性愛者の是非でなく、異性愛者それぞれの視点であり、同性愛者の中でもいろんな考えがあるなど、考えたことがない点では面白く読めました。堅苦しい内容でなく、小説なのでするする読めますので、お勧めできます。

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2026年09月06日

Posted by ブクログ

むふぅーーっ( ̄△ ̄)
疲れたぁ が感想です。

9割くらいが生殖器くんのカタリだったのが
予想外だったかな?
ストーリー進まんたら進まん!
主人公のなんとも言えない冴えないキャラ
(コレも言っちゃあかんやつですね)が
生産性のない表面上の会話でなんとか
きりぬけようとするところなんて
辛すぎるΣ('◉⌓◉’)
併読してたもんだから尚のこと
読みづらかったんよ(T_T)

すべて朝井リョウがいいたいことを
かたりまくった作品としか思えず、、、
読んでも、ココロに小波すらおきず、、、
読後感が、むふぅーっ!だったのです
そう、無風です!

多様性の描き方にも、多様をみとめないと!
老害って言われちゃうよ!ソウヨネ( ´θ`)ワカッチャイル
☆3のワタシみたいなヒトもいるのです。
☆5の方々の感性もモチロン素晴らしいと思います。
やっぱり私は館とか島とかミステリとかが
好きなのねっ!って再認識できました!
キノベス一位がなんぼのモンジャイΣ੧(❛□❛✿)

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2026年09月04日

Posted by ブクログ

シビアにつけて☆3って感じ。朝井リョウの語り口ってちょっと笑えるし、最初1/3くらいはめちゃくちゃ面白かったんだけど、途中から疲れてきちゃって大斜め読みしてしまったので。私がドパガキだからかな〜。
登場人物たちを通してヒトの性質を丸裸にされた感じ。私は尚成とは仲良くなれないけど、私の中にも尚成っぽい部分もあるなぁとか、樹っぽい部分も大輔っぽい部分もあるなぁとか思ったりした。感想浅。

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2026年09月01日

Posted by ブクログ

拡大、発展、成長…これなんだよな…いやぁ~朝井さんはやっぱりモヤモヤの言語化の達人なのよね…この文体は最初はとっつきにくいけど慣れたらスラスラ…

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2026年08月22日

Posted by ブクログ

⭐️3.8
最初に思った感想は、「新しい」
朝井リョウさんは多様性を観察して物語にするのがあまりに上手い

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2026年09月09日

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