帰れない探偵

帰れない探偵

小説・文芸
2,035円 (税込)

10pt

最高。何度も何度も読んだ。この小説を読み直すためにだけでも、十年先まできっと生きていたい。ーー斎藤真理子

『続きと始まり』『百年と一日』が話題の柴崎友香による全く新しい「探偵小説」

「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった。
急な坂ばかりの街、雨でも傘を差さない街、夜にならない夏の街、太陽と砂の街、雨季の始まりの暑い街、そして「あの街」の空港で……「帰れない探偵」が激動する世界を駆け巡る。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    帰れない探偵
  • タイトルID
    :
    1911597
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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帰れない探偵 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ


    文字通り「帰れない」探偵の話。

    自分の住むところを自分で決めることができなくなった状況下で、それでもなお自分の生き方を模索していこうする探偵の話。

    なぜ探偵は帰ることができないのか。

    過去なのか、未来なのか、現在なのか、よくわからない時間軸、知っているようで知らない国や地域。読み進めながら、ここはどこだろう、いつの話だろうという不思議な感覚にとらわれる。

    今から10年くらいあとの話。

    作者が描く世界の未来予想図のようでもあり、読者の記憶の奥にある風景を呼び戻すきっかけになり得る出来事の数々。

    またいつかこの探偵に会いたいと思う。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    好きだった。タイトルに反していわゆる探偵物語ではない。ファンタジーの空気を纏いつつ、かなり深い文学の世界。
    普段あまり気にせずに使っている概念(時間、情報、帰る場所、存在すること/しないこと/かつてしたこと などなど)について問われて心の奥でたじろぐ感覚。
    主人公と一緒に地球上の色々な国のどこかの町に滞在している気分を味わえるのも楽しい。

    0
    2026年08月19日

    Posted by ブクログ

    とても不思議な小説だった。文章は美しく、すらすら読めるのに読み終わるとあれ?私はどんな話を読んでいたのだろうか?と思うような、つかみどころがない読後感。家に帰れない、国に帰れない、不穏な世界情勢の描写がずっと不安だった。けれどするする読めるし、読みたいとなるような、今までにあまり出会ったことのないような話だった!

    0
    2026年08月06日

    Posted by ブクログ

    ぎゃーーーーー!!!!
    わからんっ!この本が何を言いたいのか私にはさっっっっぱりわからんっ!!(号泣)
    YouTubeの何かの動画でオススメされてたので購入。タイトルにも惹かれるし、ワクワクして読み進める。最後の最後にどうなるのかしら?!ワクワク!!
    ……!!
    おわり??あれ?終わった…おわってまった…。

    国語能力がないとこんなにわからないものなのかっ!?!昔から国語の成績は本当に悪くて、いつも作者の言いたいことは当てられなかった私では理解できないというのかっっ?!

    という気分を久しぶりに味わいました。
    内容はとても面白いです!
    でも何を言わんとしているのか冗談抜きで私には理解できず…悲しい…
    三宅さんの解説が聞きたい…どなたかの解説を聞いてから読み直したら、わかるのかもしれない…
    本当に字面を読んだだけの状態の私に誰か解説してぇぇー

    もしや私がわかるのも10年後なのかもしれない…

    (うまいこといったかも?   言ってないか)

    0
    2026年07月20日

    Posted by ブクログ

    すごく面白かったです。
    なんだか変わってて・・・。

    7つの短編はすべて、「今から十年くらいあとの話。」から始まります。どこかで謎解きされるのかと読み始めましたが、最後まで「今から十年くらい後の話」でした。

    近く来る未来なのか、そこはどこの国なのか、想像を挟みながら「わたし」が世界中の町で探偵の仕事をしている様を読み進めました。

    帰れる家がない、国がない、少し浮き草のような「わたし」の生き方。
    時代も場所もはっきりさせていないのに、「世界探偵委員会連盟」はくっきりはっきり存在感があって、なんだかおもしろい。

    依頼者が数字繋がり、色、植物とかもおもしろい。
    請け負った探偵の仕事も淡々と描かれていますが楽しく読めて、トータルですごく好きな感じでした。

    0
    2026年06月19日

    Posted by ブクログ

    何度も読んで味わうタイプの小説。エンタメ小説とは一線を画す。
    現代小説として、データ社会に切り込んでいく作品なんだと思われるが、そんな簡単な話で終われない。主人公は探偵で、ずっと1つの事象として静観し続けていたが、次第にわからなくなって行く。生き方を問い直しているのではないか。複雑だからこそ、読み応えがある。
    それはともあれ、最初の事務所の謎はどこへ行った?

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    憂いを帯びた題名とモダンな表紙で、書店で見かけても普段だったら選ばないタイプの作品。YouTube動画をきっかけに知って手に取りましたが、いつもと違った貴重な読書になりました(*‘ω‘ *)

    『今から十年くらいあとの話。』
    各章この文章で始まるんですが、読み終わった今でも、はっきりとした時間軸が定まらない状態です。結局何処から数えた未来の話だったのでしょうか…。それでもこの冒頭と、地名や人名が徹底して伏せられた独特の作風にだんだんと引き込まれていきます。傘をささない町、夏は夜にならない町、砂漠が隣接する開発都市……具体的な名前は書かれていないのに知っている国が浮かび、現実の台風ニュースと「天候を操作する企業・スノコルミー社」が重なって妙なリアリティを感じました。一時拠点の浮遊感、はっきりと見えないけど感じる不穏さ、情報社会の怖さを突いた内容が心に残りました。​

    『「どこに行っても、都合のいい情報は入ってくるし、実際のことと間違ったことと歪められたこととごちゃまぜになった情報もどんどん流れてくる。わたし自身もすでに、そんな情報の一部になってるんですよね。それだけでもほんとうにどうしたら良いのかって途方に暮れますけど、どこかの意図とか悪意をも超えて、まだ誰もわからない、取り返しのつかないことが起きてくるのが、怖いって」-歌い続けよう-』

    2026.9

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった。“帰れない探偵”が激動する世界を駆け巡る7編。

    それぞれ「今から十年くらいあとの話。」という一文から始まる7編の探偵物語。
    登場人物はみな仮名。

    帰れない探偵・急な坂の街で(仮名は一之瀬、二宮など漢数字縛り)

    知らない街のように・急な坂の街で2(仮名は三田、四元など漢数字縛りその2)

    雨に歌えば・傘を差さない町で(仮名はオードリー、ドナ、デイルなどツイン・ピークス縛り)

    探す人たちは探しものを見つける・夜にならない夏の街で(仮名は水田、金本、火野など5行思想のエレメント縛り)

    空の上の宇宙・太陽と砂の街で(仮名は青木、赤井、黒田など色縛り)

    夢には入れない・雨季の始まりの暑い街で(仮名はユズリハ、アケビ、ツバキなど植物縛り)

    歌い続けよう・あの街の空港で(仮名なし、強いて言えばナンバー752や1153などの探偵登録番号)

    ひとたび飛び立てばもう戻れない母国の空港。
    まさにそこで搭乗を待っている私が、十年くらいあとの話を語るスタイルが興味を引く。
    天候を操る技術を開発した(かもしれない)スノコルミー社との絡みも面白さを付け加えていて、ミステリっぽさも楽しめる。
    仮名の縛りとかも好みでした。

    0
    2026年09月15日

    購入済み

    YouTubeにて

    他の方同様にオススメされていたので拝読
    確かに新しくて心良い作品

    シリーズ化されたら継続して読んじゃうかも?

    #エモい #シュール

    0
    2026年09月04日

    Posted by ブクログ

    ふとしたことでなぜか自宅兼事務所に帰れなくなった探偵が組織の指示を受け、国から国へと移動し、それぞれの場所でそれぞれの依頼を受け、それぞれの対象を調査する話。取り立てて事件は起こらないし、すっきりした解決もない。人がどこかにいる、どこかに帰る、どこかに所属している、とは? うっすらと感じられる巨大企業、支配者による策謀(?) この世界は知らず知らずのうちに改竄されている? いろんなことを思わせられる作品。おそらく一読では味わうことのできない作品。でも、なんかいい。

    0
    2026年08月31日

帰れない探偵 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • タイトル
    :
    帰れない探偵
  • タイトルID
    :
    1911597
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年06月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    5MB

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