【感想・ネタバレ】帰れない探偵のレビュー

あらすじ

最高。何度も何度も読んだ。この小説を読み直すためにだけでも、十年先まできっと生きていたい。ーー斎藤真理子

『続きと始まり』『百年と一日』が話題の柴崎友香による全く新しい「探偵小説」

「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった。
急な坂ばかりの街、雨でも傘を差さない街、夜にならない夏の街、太陽と砂の街、雨季の始まりの暑い街、そして「あの街」の空港で……「帰れない探偵」が激動する世界を駆け巡る。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

主人公の訪ねる街の情景描写が美しい。
主人公の人の話を聞く態度や応答が好き。

少し不思議な感じのする作品。

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2026年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

不思議な世界観に浸りながら、楽しく読みました。
村上春樹作品に似た雰囲気を感じる作風。
最後は、ちょっと意表を突かれました。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

このお話は、探偵は出てくるが、ミステリーという括りではない、この本を一般的なミステリーと期待されて読もうとする方に向けた言葉だ。

いつもの柴崎友香先生の作品に比べると、非日常的な設定かも知れないが、読み進めるうちに柴崎先生が大切にされている「人々の記憶から消えた物や人はなかったことになってしまうのか?」というお考えは、随所に散りばめられていて、今回の作品は、最後にそれの答えが出ていたように思う。
独特の優しい雰囲気に癒された。
10年後という、近くもなく、遠過ぎない未来の物語からの視点も、読んでいて安心できた。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

ある日突然、自宅兼探偵事務所に帰れなくなるという設定から始まる物語。まずこの導入がとても印象的で、読み進めるほどに現実と地続きのような、不思議な浮遊感に包まれる作品でした。

ジャンルとしてはSF探偵ものに近いのですが、遠い未来の話ではなく、あと10年後にはあり得るかもしれないと感じさせるリアルさがあります。主人公は調査の区切りごとに滞在する場所を変えていきますが、その土地がどこの国なのか明確には書かれていません。それでも、なんとなく、ここはあの国かもしれないと想像しながら読むことで、自分も一緒に旅をしているような感覚になります。見知らぬ街で少しずつ馴染んでいく過程も心地よく描かれていました。

依頼内容も、街の人の困りごとや初恋の人探しといった身近なものから始まり、物語が進むにつれて徐々に複雑な問題へと広がっていきます。一見バラバラに見える出来事が、ゆるやかに繋がっていく構成も見事でした。

この作品には凄惨な事件や強い恐怖描写はありませんが、読んでいて一番怖いと感じたのは、物語の背景です。自然災害に続くパンデミックをきっかけに祖国の体制が変わり、気づけば別の国になってしまう。その変化があまりにも静かで、しかも大きな抵抗もなく受け入れられてしまう様子に、現実にも起こり得るような不気味さを感じました。

静かに進む物語の中に、じわじわと広がる不安と世界の変化が描かれた一冊。読後もしばらく、独特の浮遊感が残る作品でした。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

「今から10年くらいあとの話」で始まる、家に帰れなくなった探偵の物語。
どこの国かも明言はされずに進む物語。
不思議な登場人物に不思議な出来事。
今でもなく、過去でも遠い未来でもない。
10年あとという少し先の未来の話。
この小説の少し不思議な雰囲気は「今から10年くらいあとの話」だからこそ描けたのではないかと思う。
惹きこまれる素晴らしい小説。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

住んでいた事務所が見つからず帰れなくなった探偵。世界探偵委員会連盟からの依頼で様々な国に派遣されるうち母国にも帰れなくなる。ずっと地に足のついてない不思議な雰囲気が漂い、読んでる自分も主人公と共にいろんな国をさすらっているような感覚がとても心地良い。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

時間軸が揺らぎ、過去と現在、記憶と現実がゆるやかに混ざり合う。
読んでいるこちらも主人公と同じように、 どこか「帰れない」感覚になる。
物語を追うというより、 記憶や意識の流れを漂うような読書体験だった。
詩を読んでいるような文章で、 はっきりした答えや結論を求める人には向かないかもしれないけど、
「今いる場所は本当に現在なのか」 「自分はどこから来て、どこへ帰るのか」
そんなことをぼんやり考えさせられる、そんな不思議な余韻の残る一冊。

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2026年05月25日

Posted by ブクログ

不思議な題名に興味を持って手に取った本で、その題名には複数の意味があり、近未来でありながらノスタルジーが感じられ、ちょっと惚けた主人公に味があってとてもおもしろい本でした。

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

 探偵事務所に通じる路地がどうしても見つからず、事務所に帰れない。そして物語は今から10年くらい後のお話だ。文章はハードボイルド、物語は不条理と不測、隠喩とアイロニーに満ちている。こんな小説が、日本人作家に書ける、というか、この小説が広く支持されていることがうれしい。

 描かれるのは市井の人たちの想いだ。異国情緒たっぷりの赴任地で、主人公の探偵は、各々の人生からにじみ出る想いや情感のかけらを見える形にして提示してくれる。わざわざ探偵を頼まなくてはその想いに到達できないのは様々な大きな力が作用しているからだろう。

 隠喩とアイロニーの効いた本作品が示す舞台は10年後だ。では、現在の物語はどうなっている。不条理と不測に満ちた世界にしないためにも、気付かなくてはいけないことが自分の周囲にある気がしてならない。

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2026年05月19日

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主人公がどこの国にいるのか明記されていなくて読んでいる側も彷徨っている気分になる。帰れないとは単に家、国にというだけでなく、アイデンティティや昔の純粋な気持ちにという意味も含まれていると感じた。

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2026年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは、今から十年くらいあとの話ー。(帯より)

探偵を仕事としている女性(探偵としては平均的?ときには失敗する)が世界のあちこちに派遣され地味だったりちょっと派手だったりする「仕事」を淡々とこなしている(たまに事件が起こる)、感。

オカルトみたいに帰れないのか、とか帰れないけれど帰りたいのか?と思っていたらそうではなく。人間関係にしたって仲間も仲間であってそうでない、ここでの縁が切れたらもう終わり、淡々と次行きます、みたいな。

探偵ものでも異色だろうし、そもそも探偵ものなのだろうか?柴崎さんにしか書けない作品。

不安感、浮遊感を味わいました。また内容を忘れたころに再読したい。

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2026年05月08日

Posted by ブクログ

帰れない探偵というタイトルとこの本の表紙のイラスト。
ただならぬ意味不明感があるのですが、一体、どんな本なんだろかという興味。
探偵ってそもそも不思議な言葉である。
ミステリーでは当たり前のように出てくる探偵という職業だが、現実では探偵

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

初めて手にする作家さんだったけれど、なんとも不思議な読後感。読み進めるうちに時間も場所も曖昧になり、まるでずっと時差ボケの中にいるような、ふわふわとした感覚に包まれる。
それなのに、不意に時代や場所を特定できる生々しい情報が飛び込んできて、激しい眩暈に襲われるのだ。境界線が溶けていくような心地よさと、現実に引き戻される衝撃。その揺らぎが、いつまでも尾を引いている。「深い穴に落ちてしまった」が無重力なら、こちらは時差ボケ。現実の座標が揺らぐようなトリップ感のあるものが続いています。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公の性別が女だということが見落としてただけかもしれないけど、最後の友人のシーンで分かった。その他も何も具体的なことが分からない世界観でその分からなさを味わうような小説だったと感じる。少し「モモ」を読んでるような気持ちになった。

最後の歌の歌詞もそうだけど、自分が今ここにいるということは確かで、それを色んな視点から捉えることはどんどん自分がどこへ向かうかどういう状況か分からなくなっていくのかもしれない。また読み返したら感じることが違うかもと思う物語だった。

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2026年03月21日

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探偵とは、他人や物の今や過去を探る仕事だと思う。けれど、この探偵は帰れない。帰れないがゆえに、意識は前へ前へと進むしかない。触れる世界は広く、それでいて断片的で、全貌は見えない。帰れない探偵は、まるで自分の未来を探す旅に出ているようだ。

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2026年03月11日

Posted by ブクログ

主人公は探偵ではあるが、殺人事件の謎を解き明かしたり、難事件を苦労しつつ解決に導いたりしない。どちらかと言うと観察者に近い。
物語は激動の10年を語っている。日本のような国が出てきたと思えば明らかにそれとわかる海外の国が出てくる。その中を主人公は飛び回るでもなく、じっと見ている。
探偵は周囲をよく見ながら深く思考の中に潜り込むタイプなのだろう。探偵の思考を読み取っていくのだから中盤以降は展開に起伏がほしかった。
終盤は首を傾げた。色々な事が変わって探偵も変わったのだろうが、突然ポンとこれを出されても、という気持ちになった。柴崎友香だから分かってはいたが、もっと変化を見せて欲しかった。

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2026年05月29日

Posted by ブクログ

帰れない"探偵"の自分"探し"。
自分を消して奔走する探偵が、忘れものを見つける話。

この小説には不思議な「浮遊感」があります。大半の人が感じるはず。短編集のような構成、定住地がないところ、依頼者や同僚の探偵たちと色々な出会いがありながらも次の章では別の国に飛んで縁が切れるところ、主人公ふくめ登場人物の人となりを必要以上に描いていないところ……このあたりに「掴みどころのなさ」「落ち着きのなさ」みたいな浮遊感があるのかもしれません。

ただひとつ気になったのは、全体を通して「固有名詞」が異様に少ないところ。登場人物の本名、訪れる国名、各国の地名等々はみな明かされません。伏せられているだけで名前がわかるところもありますが、とはいえ少ない!「名前が消されている」感覚…。話も淡々と進みます。何だか落ち着きません。

しかしだからこそ、数少ない固有名詞が印象的に輝いています。読み返してみると、あるテーマにもとづいて固有名詞が選ばれているような気もします!

ともかく、探偵のひとつの駒として飛びまわることの不満、故郷に帰れず家族にも友人にも会えない不安、これが最終章でどうなるのか…。読んで(読み返して)確かめてほしいです。別視点で続編があればと願うばかり!

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2026年05月19日

Posted by ブクログ

新しい街で心機一転構えた自分の探偵事務所兼住宅に帰れなくなってしまった探偵の話。
なぜ帰れなくなってしまったのか。
夢落ちという書評を見てしまってしばらく読む気がしなかったのだが、夢落ちではないと思う。
それを言ったら小説は全部夢落ちなのでは。
主人公が行くことになるいろいろな場所がどこなのか推測したり、その土地独特の雰囲気が味わえるのも面白かった。
こういった近未来が訪れそう。

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

どことも特定しづらい国を彷徨い、登場人物は仮名だし、実在しなさそうな「世界探偵委員会連盟」まで出てきて、ずっととらえどころのない話を読んでいる感覚でした

でも最後に具体的な固有名詞が出てくると、「今から10年後」という設定が急に効いて、「この10年に何があったんだ?」ってなる

もう1回読んだ方が面白いタイプの小説かも

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

帰れなくなった探偵の「わたし」と任務で出会った人たちとの短編連作。
正直、主人公の人となりがあまり見えてこなくて、読み切るのに時間がかかった。主人公に感情移入して読むタイプの私には少し読みづらかった。

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2026年05月13日

Posted by ブクログ

最初は投げ出しそうになった話。
読み終える頃には、この世界観に慣れたのか、ドライブかかって読み進めていました。でも、
最後は置いていかれた話。

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2026年04月25日

Posted by ブクログ

ふわふわしてた。風景描写もふわふわしてたけど 脳内映像としては綺麗だったから淡々と読んだ。派手さはない。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

今から10年くらいあとの話、というセリフが必ずある話です。
タイトル通り、自分の帰る場所がなくなった探偵が、探偵の仕事で世界各地を訪ねて任務をこなし、次の仕事先に向かう。。。
多分、ここは、実在するあの国かな?とか、
この話は日本だな、とか、想像しながら読めるので、旅行した気分にはなれます。
そして、ちょっと読んだことのない感じの小説です。これに慣れて読めるかどうかが、評価の分かれ目かもしれません。
でも、柴崎さんの小説は、個性的ななものが多いので、それを知って読めば、この小説はなかなか面白いと思います。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

今から十年くらいあとの話、という書き出しから中々にとっつきにくく難解な感じだ。探偵物だけどエンタメ的でない。
急な坂の街で帰る事務所を見失う、帰れないが始まるが段々と帰れないの意味が変わってくる。
一つの街で延々と探偵業をこなすわけでなく、世界を駆け巡るのでワクワクはする。設定にも探偵学校や協会みたいなんもあり依頼もそこからってのも面白い。
がやはり難しく感じてしまった。
最後の国(多分日本)での再会は唐突だったけど本人同士にしか分からないものなんだったろう、としか言えない。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

自分の探偵事務所や、故郷に帰れなくなってしまった女性の探偵さんのお話。
海外文学のような文章で、幻想と現実の間のような世界を描いた、不思議な読み心地の小説。

私にはまだこの小説を深く楽しめる感性が足りていないな、と思った。

自分の家に帰れなくなってしまった探偵が、仕事で世界各地を点々としながら、自分を見失いかけるが、また歩き出そうと決意するようなお話。

熱帯や砂漠、北欧や地中海を思わせる地域など、色んな気候や風土を語る文章表現が的確で、読んでいて各地の風景が思い浮かぶ。

きっと何年後かに、また読み返したくなるだろうなと思った。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ふだんよく読む小説とは違って、しばらくは戸惑いながら読んだ。

だんだんと事件?の概要が明らかになって、最後には謎が解けて終わるのかなと途中までは考えながら読んでたけど、そういう小説ではなかった。

私は結局よく分からなかったけど、でも分からなかったからつまらないとか面白くないではない。何かある。
いろんな場所でいろんな人が、それぞれの生活を送っていて、それぞれ自分の人生を生きている。 

しばらく後にもう一度読んでみたら、また見えてくる物語や感じることは違うのかもしれない。
よく分からなかったけど、またいつか読んでみたいなと思う。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

朝井リョウも綿谷りさも絶賛していたから…。
しかしこれは上級者向け小説。分からない。難しい。

現実のどこかのような、でもフィクションのような。現代へのメッセージがあるような、ないような。
ずっと霧の中にいるような、何かに包まれているような浮遊感。落ち着かなくてそわそわする、とも言える。
雲を掴むような、読んだ瞬間からほどけそうな、言葉にもならない思いを束ねたような。

とにかく形にできない。絶対分かっていないところも多いし、でも不思議な体験。
時間を空けてもう一度読まなければ。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★3.0
う~ん、難しいというか雲を掴むような感覚になる1冊だった
純文学といえば純文学なんだろうけど、著者の頭の中をそのまま書いて
読み手に伝えるための要素を放棄したようなそんな感想を抱いちゃった。

なんとなくこういうことを言いたいのか風刺したいのか
みたいな箇所があったり音楽という大事なテーマみたいに扱われているところまでは
読み取れるが、その音楽がどういうことを伝えたいのか全くわからなかった

純文学って解釈が分かれるよねってイメージがあるけど、読んだ人ほとんどが
しっかりとした解釈を持てなかったのではないかな…難しいといえば難しい

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

柴崎友香さんのエッセイを読み、どんな文章を書かれる方なのか興味があって読みました。

結果、とても好きでした。
今から10年後の話、というのも面白かった。
寝る前に少しづつ読み進めるのにちょうど良かったです。
途中、現実の世界にも通じるような描写が現れて、これは現実なのかな、物語なのかな、とよく分からなくなる感じも好きでした。
結局、今私が見てる世界もそうだよな、と思ったり…本当に現実世界として実在してるのかどうかなんて分からない、見ようとしてることしか見れないよな、など考えながら読んでました。

データで管理される世界も、もう少し先の未来という感じで、というかもう起こってることですかね。昔からの話す言葉と音楽やリズム、遺伝子というか染みついたものって消えずに残ってるよなーとか、
やっぱりそこに動かされる何かがあるよな、そことの対比というか、そこら辺も面白かったです。言語化がうまくできてないですが… 

帰れない探偵というのも物理的にも帰れない、自分の気持ちというか自分を創り出してきたものを忘れてしまうとか、そういう意味の帰れないもあるのかな?最後言われるがまま、何のためにやってるか分からないまま、指示通り動くところの苦痛感とか、今までの依頼での主人公の心情との違いもそういうことかな、と。そしたら、最後は物理的にもアイデンティティというかそういう意味でも自分を取り戻す瞬間になったのかな、そういうことなのかなと今書きながら思いました。

私はやっぱり余白が多いというか、読んだあと色々こうだったのかな、とか考えられる話が好きみたいです。
1回では少し理解できてないかもしれないです。
もう1回読みたいなと思います。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

物語は淡々と進むようで、実は描写や会話の一つ一つに謎をとく鍵が散りばめられてあり、読み終わっても不思議な感覚は残されたままでした。どこの国でいつの話なのか、分かりそうで今一分からない、何とも不思議な探偵さんです。

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2026年03月13日

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