ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
15歳のとき、俺はアキに出会った。191センチの巨体で、フィンランドの異形の俳優にそっくりなアキと俺は、急速に親しくなった。やがてアキは演劇を志し、大学を卒業した俺はテレビ業界に就職。親を亡くしても、仕事は過酷でも、若い俺たちは希望に満ち溢れていた。それなのに――。この夜は、本当に明けるのだろうか。苛烈すぎる時代に放り出された傷だらけの男二人、その友情と救済の物語。(対談・小泉今日子)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
西さんの本、重く、するどく、刺さる ずっと、わかりやすく救われた結末が見たいと思いながら読んでいた 適切な救いと、適切な絶望と、適切な希望 おかしい、と思うことを、放棄してしまってる部分がある自分や世界にふと、気づく わたしの闘いは? 小泉今日子さんとの対談までも含めて素晴らしかった わたし...続きを読む自身、自分が傷ついたり苦しむだけではなくて、人知れず傷つけたり追い込んでることもあるということに、自覚的にならねばと。 優しい人間に、大人になる、とか、そういうことではなく、自分がしてるであろうことが、自分が憎んでいる世界と瓜二つだったこと。 自分の息苦しさが、自分からきている部分もあることの、自覚
だいぶ前に読んだけど、はっきりと読んでよかったという思いは残っている。長編でかなり読み応えがある。 「苦しかったら、助けを求めろ。」 助けを求められる人とできない人の違いは何なのだろう。性別がやっぱりまだ大きいんだろうか。 「失敗したとしても、自分が自分の思考の末に得た考えを獲得したい」
ネグレクト、貧困、ブラック企業などといった、現代の社会問題の渦中でもがく2人の男性の、それぞれの人生が描かれた作品。 一度入った環境から抜け出すことの厳しさや、そんな環境下で心が破壊されていく様子がありありと描かれており、こんな苦しみを受けている人がこの世に存在するのかとショックを受けてしまった。 ...続きを読むしかし、どん底の中でもそれぞれが救いの手を差し伸べてくれる人と出会い、再生の兆しが見えそうになる場面は正に「夜が明ける」という感じがした。 色んな問題がテーマになっていて、メッセージのてんこ盛り具合は自分のキャパシティを超えている気がしたが、それでも全てのメッセージを心に留めておきたいと思うほど、人生における大事なことが記されていると思った。
読んでいて少し苦しくなるような内容。 外国人俳優にそっくりな「アキ」と「俺」の物語。 劇団の世界やADの仕事はイメージもできないけど、どんどん苦しくなる様子や周囲の環境、家庭の状況など、中々抜け出せない描写がリアルだった。 助けを求められるように、助けを受け取れる人になりたいと思った。
恥ずかしながら、西加奈子さんの作品は今回が初読。メディアで拝見した明るい印象とは全く異なり、終始、不穏で重たく暗い世界観に圧倒された。 それでも、ラストには微かな救いがあったように思う。
西加奈子の小説なのだから、痛いであろうことはわかっていた。 覚悟はしていた。 けれど、想像以上に痛かった。痛すぎた。 親に十分な愛情をかけてもらえなかったり、学校で悪目立ちして居場所がなかったり、働いても働いても生活が破綻していくばかりだったり、俺とアキ、どちらの人生も底なし沼のように静かに沈んで...続きを読むいく。 でも辛かったのは、俺が就職した先が、テレビの制作会社ということだった。 娘が最初に就職したのがテレビの制作会社で、高校生の時から放送局で取材したりビデオの編集をしたり、テレビ局でローカル情報番組の裏方のバイトをしたりして経験豊富だと思っていた娘が、たった半年で会社を辞めた。 そのことがどうしても思い出されて。 少しだけ話してくれた部分だけでも、確かに家に帰って寝る時間もお風呂に入る時間もなくて、会社の床で雑魚寝とかはしていたらしいので、俺の話は決して盛っているわけではないと思う。 俺が追いつめられれば追いつめられるほど、そうなる前に娘はやめてよかったな、とか、こんな大変な職場で働いていたのかと改めて怒りがこみ上げたりとか、どうも平常な気持ちで読めない。 結局最後も夜が明ける直前なわけで、明けてはいない。 俺がどんなに頑張ったところで、世の中は変わらない、どころか、より閉塞感が強くなっているような気がする。 それでも、高校時代と言う、人生のほんのひと時に、俺とアキの時間が交差してよかったと思った。 俺に会って救われたアキと、アキとの出会いに支えられていた俺。 自ら死を選ばないでくれて、本当によかった。
西加奈子さんの本ははじめて。最初は青春小説のようだが、ページが進むにつれてヘビーな内容になっていく。 激務により精神が崩壊していく様子はとてもリアルだった。 一読では見逃した伏線などもあったと思う。折を見て読み返したい。
「俺」と、高校の頃に出会った、外国の俳優に似ている「アキ」の物語 主人公の「俺」は最後まで名前が出てこなかった よね? 深沢暁(アキ)は、アキ・マケライネンに似ている事を指摘されてから、その俳優の人生と同化するように生きる存在 日本における貧困を描いているのだろうな アキの方はもちろん、「俺」...続きを読むの方も そして、貧困やその他の問題で困っていたとしても、「恥」による声の上げ辛さとか 巻末の著者と小泉今日子の対談で、やっとこの小説の描こうとしたものが理解できた気がする ただ、私の好みではない 読んでいて楽しいものではないし 共感できなくはないけど、主人公たちの思考があまり寄り添いにくい考えの人達だった 西加奈子の作品はいくつか読んでる 「さくら」「白いしるし」「漁港の肉子ちゃん」「ふくわらい」「サラバ!」など どれもこれも、今作と同様に読んでいて思考に寄り添いにくい登場人物の物語が多い印象 あと、主人公二人の周囲からの接し方が辛い アキの劇団での扱いは完全にやりがいの搾取だし、最終的には主宰の勝手な思い込みでレッテルを貼られて排除されるわけだし 何とも釈然としないものを感じる 「俺」の方も映像業界のブラックさをひしひしと感じる 「イマジン?」(有川浩)でも映像業界のADという仕事について書かれてあるけど、あっちは有川浩だけあってブラックな側面をとてもマイルドに表現している テレビ業界って、そんなに魅力だろうか? 今なら、他の方法でも「俺」が大学卒業のときに思ったやりたかった事は出来そうな気がする その辺の思考停止の様も含めて読んでいて辛かったなぁ ------------------ 15歳の時、 高校で「俺」は身長191センチのアキと出会った。 普通の家 庭で育った「俺」と、 母親にネグレクトされていた吃音のアキは、 共有できる ことなんて何一つないのに、 互いにかけがえのない存在になっていった。 大学卒業後、 「俺」はテレビ制作会社に就職し、 アキは劇団に所属する。 しかし、 焦がれて飛び込んだ世界は理不尽に満ちていて、 俺たちは少しずつ、 心も身体 も、 壊していった......。 思春期から33歳になるまでの二人の友情と成長を描 きながら、 人間の哀しさや弱さ、 そして生きていくことの奇跡を描く。 本書は著者が初めて、 日本の若者の生きていく上でのしんどさに真正面から取り組んだ作品。 ------------------
後半にいくにつれ、壊れていく登場人物たちの生活や精神。どうか救われて欲しいと思いながら読んだ。 何か少しの助けを必要としている人が自分の周りにもいるかもしれない。気づくことはできるだろうか。人の話をちゃんと聞いているだろうか。
主人公の働くことに対するマインド、構え方みたいなものがすごくリアルだし、自分にも重なる部分があって、本当によく頑張ってるなと讃える気持ちで読んでいた。 何かに負けたくないが、それが何なのかはわからない。自分で作った敵であり、その労働環境や、社会の構造が生み出した何かに負けたくない。その現場で敗者にな...続きを読むりたくない。そんな気持ちで自分にエネルギーはもう残っていないのに、毎日なんとか奮い立たせて働いている。助けを求めたり、その場から逃げたりすることは負けになってしまうので、続けなくてはいけない。そういう、しんどい状態が主人公の過酷な生活や職場の人間に向けられる思いなどから伝わってきた。 最後の森との会話が心に残った。 これは勝ち負けとは違うんです。戦うのは戦うんだけど、なんていうんだろう、勝敗じゃないんです。勝敗が決まったら、その戦いがそこで終わっちゃうじゃないですか?負かしちゃったら終わってしまうから。まだ、言葉がないのかなぁ。何ていうんだろうこの感じ、あ、抗う?抗い続ける感じかな?分かってもらえますか?とにかく、何かを長く、しつこく、続けるんです。 自業自得とか自己責任とか、そんな言葉は、その人が安心して暮らせるようになって本当に心から安心して暮らせるようになってから初めて考えられるんだから。初めて負える責任なんだからって。 私もそう思います。本当に思います。そんな盾はいらないんです。ちゃんと大切な現実を見えるようにしないと。それで大切な現実って、今ここに困ってる人がいるってことなんですよ。 本当にその通りだなと思う。 社会や組織の問題を、あいつは精神が弱かった、能力がなかったみたいに、個人の問題にすり替えて片付けてしまう傾向があると思う。そういう環境では、やはり弱い奴にも無能なやつにもなりたくないから必死になって働く。だから、負けられない構造ができあがるのだ。でも、そもそも働くって、勝ちでも負けでもなく、やりたい仕事を長く続けて、自己実現に向かっていくことが目的なのではないか。そのためには、困ってる時に助けを求めたり、自分のことも相手のことも大切にして助け合っていくことが重要だと感じた。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
夜が明ける(新潮文庫)
新刊情報をお知らせします。
西加奈子
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
GOAT
西加奈子最新短編小説集『わたしに会いたい』無料試し読み
試し読み
i
あおい
うつくしい人
円卓
おまじない
きいろいゾウ
「西加奈子」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲夜が明ける(新潮文庫) ページトップヘ