i

748円 (税込)

3pt

アメリカ人の父と日本人の母のもとへ、養子としてやってきたアイ。 内戦、テロ、地震、貧困……世界には悲しいニュースがあふれている。 なのに、自分は恵まれた生活を送っている。 そのことを思うと、アイはなんだか苦しくなるが、どうしたらいいかわからない。 けれど、やがてアイは、親友と出会い、愛する人と家族になり、ひとりの女性として自らの手で扉を開ける―― たとえ理解できなくても、愛することはできる。 世界を変えられないとしても、想うことはできる。 西加奈子の渾身の叫びに、深く心を揺さぶられる長編小説。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分の幸せと、世界の幸せ
    どちらも祈ることは全く矛盾していない。
    世界にいる沢山の死者、それが自分じゃないだけで胸が苦しくなる繊細な主人公アイ。
    自分がその死者になればその変わりに救われた命がある。どちらかを願うことしか分からないアイ。
    でも大切な親友、恋人、家族に支えられ、どちらを願うことも自分の

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    ツライ事も嬉しい事も見事に鮮やか!
    ラストシーン、なぜかコインロッカーベイビーズが思い浮かんだ。
    なぜだろう?

    0
    2025年05月13日

    Posted by ブクログ

    西加奈子さんの作品の中で断トツで好きな一冊です。
    世界で起こる悲惨なニュースを拾っては自分のことのように心を痛めるアイ。
    精神的、身体的にも弱ったりしながらもどの瞬間も自分や周りの人を大切に思い、ありのままを受け入れていく姿に本当の愛とは何なのかを教えてもらったような気がしました。
    なんども読み返し

    0
    2025年08月15日

    Posted by ブクログ

    アイちゃんが繊細すぎるという感想が多かったが、
    考え方が私ととても近くて、自分を言語化してくれているような感覚になって、読んでいて嬉しい気持ちがあった。
    その自分に似ているあいちゃんが、最後自分というものを受け入れて存在を確信して、自分自身救われたような気持ちになった!

    地震での死者○万人みたいな

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    非常に難しいテーマを取り扱っているけど、最初から最後まで飽きることなく、読み切った。

    複雑な境遇のアイ、世界で起きる不幸に胸を痛めながら、幸せな自分に疑問を抱き、さらには自分自身に不幸が訪れて、大切なものを見失い、そして取り戻す。

    1人の女性の変化が辛くも愛おしい、素晴らしい一冊でした。

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    聡明で繊細な主人公を通して、シリア、テロ、災害、と難しい題材を扱うが、一気に読んでしまう。引き込まれるものがある。

    0
    2025年12月08日

    Posted by ブクログ

    又吉の感想で、「読む時代、時代で感じるものが違うのでは」とあった。時代もそうだけど、自身の年齢によっても捉え方が変わってきそうだから、次また人生の節目のタイミングで読みたいと思える本だった。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    ◼️ 西加奈子「i」

    人が根源的に持つかもしれない意識を微細に描く。親子、シスターフッド、興味深い。


    西加奈子さんは・・「さくら」「通天閣」「窓の魚」「炎上する君」「白いしるし」「円卓」「地下の鳩」「ふくわらい」「ふる」おおけっこう読んでいる。たぶん「きいろいゾウ」も読んだかな。人の想いは様々

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

    愛に溢れた物語。
    考えすぎるのがあなたなんだからそれで良いと思う、相対的に見たら間違ってても親友なんだから絶対だよ、と肯定してくれる友人。言い淀む言葉を待って、言葉に出来ない時は抱きしめてくれる恋人。そんな人に出会えたら人生素敵。
    いくら知識を得ていても恵まれていても歳をとっても抱きしめたいし抱きし

    0
    2025年09月22日

    Posted by ブクログ

    むずかしい でもミナとアイのような親友が
    欲しいと羨ましく思う 繊細な描きかたが西さんの好きなところ 

    0
    2025年09月22日

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