i

748円 (税込)

3pt

アメリカ人の父と日本人の母のもとへ、養子としてやってきたアイ。 内戦、テロ、地震、貧困……世界には悲しいニュースがあふれている。 なのに、自分は恵まれた生活を送っている。 そのことを思うと、アイはなんだか苦しくなるが、どうしたらいいかわからない。 けれど、やがてアイは、親友と出会い、愛する人と家族になり、ひとりの女性として自らの手で扉を開ける―― たとえ理解できなくても、愛することはできる。 世界を変えられないとしても、想うことはできる。 西加奈子の渾身の叫びに、深く心を揺さぶられる長編小説。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どう表現していいのかわからない
    なんだかすごいものを読んでいた気がする
    世界のみんなに問いかけている
    これからどうしていいのかわからなくなる
    世界中で毎日大勢の人が死んでいる
    何かが起こっている
    そんな世の中での『アイ』と『ミナ』と『ユウ』
    それぞれの立場で考えることは
    どれもが間違っていない
    『ア

    0
    2026年05月28日

    Posted by ブクログ

    シリアから養子として迎えられた主人公・アイが、「自分はなぜ選ばれたのか」「存在するとはどういうことなのか」を問い続ける物語。読んでいるうちに、戦争や貧困などの社会問題に対して、自分自身もどこかで“難しい”の一言で片付け、無意識に目を逸らしていたのかもしれないと考えさせられた。

    アイはとても優しく、

    0
    2026年05月18日

    Posted by ブクログ

    戦争や事件事故のニュースや、それこそ読書の中ででも自分は今恵まれた環境で生きているということに関してもちろん考えたことはある。でもあまりにも当たり前になりすぎてしまっていたと思った。知ってるし分かってるけど私には関係ないと思ってしまっていたし、物語の世界みたいに感じてしまって“実際起きていること”と

    0
    2026年05月12日

    Posted by ブクログ

    「渦中の人しか苦しみを語ってはいけないなんてことはないと思う。想像でしかないけど、それに実際の力は無いのかもしれないけれど、想像するってことは心を、想いを寄せることだと思う」
    世界中の死をノートに記して、裕福な家庭に養子に貰われた時分を恥じていたアイ、望まない妊娠をしたが流産してしまったアイを心の底

    0
    2026年04月24日

    Posted by ブクログ

    これは久しぶりに読み応えのある本!!自分もルーツについてモヤモヤして生きてきたので改めて考えてみたい。

    0
    2026年04月23日

    Posted by ブクログ

    自分の中で苦手な、痛みを感じる、ことについて向き合える本。
    心地よくはないが、それでも読み進められるのは筆者の力量も感じた。
    多様性、という表面的な言葉よりももっと繊細なたくさんの色をこの本の中に見つけられてよかった。

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    「この世界にアイは存在しません」
    そんな書き出しから始まる物語。

    ぐらぐら、アイデンティティが揺れる。
    血のつながりや、出自など、
    「人とは違う」ことが多いアイ。

    私は存在していていいのか?
    自分の生まれてきた意味って?
    私は、「恵まれた」人間で良いのか?
    そんなふうに、ひたすら自問自答する。

    0
    2026年03月01日

    Posted by ブクログ

    ライアンクルディの写真は初めて見た。知らなかったけど、衝撃的やな。恵まれてる人だから、些細なことで悩んじゃいけないとかいうのはきつい、みんなそれぞれそれなりに地獄を抱えている。

    P115 アイはますます内向し、内向した世界は日々豊穣になった。
    p315 自分の手柄でもなんでもないのに、いい家に住ん

    0
    2026年01月31日

    Posted by ブクログ

    路上生活者の方にお弁当を配るボランティアをした後に、一緒に参加した友達と夕食を食べた日のことを思い出した。ご飯は美味しかったけれど、会計が自分が思っていたよりずっと高くて、後から少し高めのお店であることを知った。痛い出費に苦い感情を覚えると同時に、今晩の食事代でどれだけの人々の健康的な食事を用意でき

    0
    2026年01月26日

    Posted by ブクログ

    西加奈子節がエグいぐらいキマッています。
    「サラバ」もそうですが、著者の性格なのか、他人の不幸と自分の幸せを比べて自己嫌悪に陥る心情の表現が、ずば抜けていますね。
    カレーうどんを白いシャツで食べてて、汁がついてしまった場合、普通ならネクタイで隠すなり、ジャケット着るなりしてごまかすところ、その一点に

    0
    2026年01月22日

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