円卓

円卓

550円 (税込)

2pt

「こっこ」こと華原琴子、早生まれの8歳、小学校3年生。好きな言葉は「孤独」。
2014年に芦田愛菜主演で映画化された話題作!

狭い公団住宅に、中華屋から譲り受けた赤い大きな円卓で食事をする華原家は、頑固で文字好きの祖父、明朗快活な祖母、ハンサムで阿呆な父と美人で阿呆で素直な母、それに中2の美人の三つ子の姉の8人家族。みんなこっこがかわいくてしょうがなく、何かと構うが、こっこは反骨精神豊かに「やかましい!いろいろと」「なんで、て聞くなやボケが」と心で思う。

こっこの尊敬する人物は、祖父の石太と、同じ公団に住む同級生のぽっさん。ぽっさんの吃音を、こっこは心から美しいと思う。吃音や眼帯をした同級生のものもらい、韓国人の同級生の不整脈をかっこいいと憧れ、それを真似したときに、「こっこはなんでそんな風なんや」と大人に怒られてしまう。しかしこっこは感じる。なぜかっこいいと羨んでやったことがいけないのか。こっこはぽっさんに相談し、人の痛みや言葉の責任について、懸命に「いまじん」するのだった。そうして迎えた夏休みの祖母の誕生日。ぽっさんにも「言わない」出来事がこっこに起きて――。

世間の価値観に立ち止まり、悩み考え成長する姿を活きのいい言葉でユーモラスに温かく描く。

※この電子書籍は2013年10月に文藝春秋より刊行された文庫版を底本としています。

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円卓 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    小学生3年生のこっこにとって"人と違うこと"はかっこ良くて特別なのだ。しかし、純粋に世界を見つめたあの頃は過ぎてゆく。他意に気づいたり、違和感を感じたり、彼女たちの成長過程に心掴まれる。私にもあったであろうその感覚はもうない、大人になってしまったことを実感する。

    0
    2026年01月04日

    Posted by ブクログ

    うるさいぼけと反射的に先生にまで言ってしまうこっこ最高だった。ぽっさんの賢くて聡いところ、吃音だけど心の中では流暢で冷静なところ好き。神目線で物語が進んでいてツッコミが多いところが面白かった。こっこのお母さんが妊娠した時、子供が生まれることを手放しに喜ばないといけない雰囲気が嫌だというこっこの気持ち

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    イマジン

    孤独ってみんなが私のことをわかってくれないときじゃなくて、
    私がみんなのことあなたのこと全然知らんわからんと気づいたときに感じるんだなあと思った

    こっこもぽっさんもみんな
    愛おしい

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    子供時代の感覚を色々思い出させる。
    単に懐かしい感じでなく、もどかしさや、苦しさのようなものを思い出させる。なのに、読後感は妙な爽やかさを伴う。

    お盆や年末年始など帰省するタイミングで読むと良いかも。
    子供の頃を思い出してみたい時に読むと良い。

    0
    2026年01月01日

    Posted by ブクログ

    面白かった。軽快な会話。ツッコミとか。ぽっさん好き。
    でも鼠人間以降はなんだか自分が暗くなっちゃった。終盤の幹成海さんのノートのところは涙が出そうになった。
    面白くて軽快でアホで、みたいな感想も多い中で、こっこと同じく確かになんで家族が生まれるのって嬉しいんだろうとか考えちゃって、20代後半なのにま

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    不思議な作品。
    個性的な登場人物たちの、年相応の反応が少し微笑ましくもありつつ、するすると読み進めてしまった。
    少し置いてまた読んでみると、また違った発見がありそう。

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    私も祖父母と同居する平凡な子どもだったので、色々共感する点がありました。
    環境の変化で、大きく揺れ動く気持ちや、それに伴って成長し大人に近づいていく…そんな主人公の変化に、子どもの頃の自分を見るような、懐かしい気持ちになるような作品でした。
    関西弁で、阿呆やぼけやと賑やかな印象の文ですが、描かれてる

    0
    2025年10月05日

    Posted by ブクログ

    子供の頃っていろんなことに疑問を持ち、思ったことはすぐしゃべり、楽しかったなーと思い出せる素敵な小説。
    読みながらじゃりん子チエ思い出した。

    0
    2025年05月13日

    Posted by ブクログ

    物語に流れるわちゃわちゃした賑やかな雰囲気も、個性的な登場人物たちも、子どもならではの感性もどれも好きでした。

    「孤独」に憧れる小学3年生のこっこちゃん。
    同級生のぽっさん。
    家庭科部の部長に、精巧な刺繍をする姉・朋美。

    姉たちが、こっこちゃんが可愛くて可愛くてたまらないのがよくわかる。
    世の中

    0
    2025年03月29日

    Posted by ブクログ

    著者の描く女の子はいい意味で個性的で暴走的
    こどもたちが感じる小さな世界を
    私たち大人にも思い出させてくれる物語。

    0
    2025年03月16日

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