鈴木結生の作品一覧
「鈴木結生」の「ゲーテはすべてを言った」「携帯遺産」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「鈴木結生」の「ゲーテはすべてを言った」「携帯遺産」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
いやぁ〜、面白かった。
ちょっと時間もかかって、休み休みで間延びしながら読む結果になってしまったけど…
前半に文語体?的な表現が多用されているのが原因のひとつであると思う。が意図的だと後半気づく。
「真実」ってなにか。と言うのがテーマのひとつ。かな。いろいろとある中、そこを感じた。
ネタバレ、あらすじ
ゲーテ研究の第一人者である主人公の統一。
物語の最後に、出典の確実性がはっきりしない言葉の引用をTV番組で言い切るさまが爽快だった。
そう、爽快な気持ちになる読後感。
哲学的な思考を織り交ぜながら、実に軽快にユーモラスにまとまった作品。
引用をひとつ
學のセリフ
もしかしたら、あらゆる言葉
Posted by ブクログ
想像力が天才だった
圧倒的な知識量にビビりつつアカデミックな世界を覗き見出来た感じがして嬉しかった
大学とか大学院とか博士とか程遠い世界過ぎて生態系がナゾだが頭いい人たちはこんな感じなのかな、と想像したりした
アカデミックな会話のくだりは全然理解できなかったのだが理解できないなりに楽しく読んだ
知らない言葉、知らない人名がたくさんあったし理解できない会話もたくさんあったのにノイズにはならなくてどんどん読み進めていってしまった
こんなに知らない、わからない箇所があっても面白く読めて不思議
俗っぽくなく清潔感がそうさせるのか?
これからが楽しみな作家 面白かった
(追記)
もしかしたらブグログに
Posted by ブクログ
芥川賞作家 鈴木結生氏の受賞後第一作。
英国に傾倒しているファンタジー作家・舟倉按が自叙傳を依頼される。この仕事に取り組む中で自身の記憶に向き合う。
ストーリー自体は分かりやすく、起伏も少ないので、固有名詞や表現が独特なところはあるが読みやすい部類。主人公自身の考えが科白として言う(考える)ので読めばわかる。過去の創作者(今作はディケンズ、前作はゲーテ)を題材に展開するものであり、前作と似ているなと感じる。
鈴木結生氏のBookishな面が非常に色濃くでており、読むだけで賢くなったような気分になれる。
作中で取り上げられている作品には、著者が創作した実在ではないものも多い。
今作は、少年漫画