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うつくしく奔放なシングルマザー・芙美子の娘として育った望。常識を教われず、どこか周囲から浮いてしまう望は、「普通になりたい」と願いつづけてきた。気まぐれな芙美子が唯一こだわったのが、毎食スープを飲むこと。しぶしぶ付き合ってきた望だが、いつしかスープづくりが楽しみに変わる。やがて、ある人物に恋心を抱いたことがきっかけで、人生を大きく動かす選択をすることに――。やさしいエールに満ちた「希望」の物語。
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Posted by ブクログ
親子関係は難しいと思う。どんなに自我が強くても親の影響は少なからず受ける。大人になるにつれて親以外の周囲の影響で自分を変えられる可能性はあるけど、自分次第だとつくづく感じる。 ある程度の大人になったら、自分の人生は自分で責任を持っていくしかない。
飲み込めない思いは、大人になっても、時間が経っても変わらず心にあるように思う。親になるってどういうことか、いまだに模索中だからこそ、この作品の重さを感じることができた。
良くて、夢中で読みました。作者の加藤千恵さんは、短歌を作るイメージだったけど、やはり言葉の使い方がきれいで、主人公の望の気持ちで読めました。 途中途中、関係のある登場人物の視点になるページがあった、あるところとないところがあり、どういう意図なんだろうと思いました。突如出てきた望の父には驚き、ちょっと...続きを読む最後は勇足で進んでしまった感じがしました。芙美子(望の母)は、今で言えば毒親と簡単に言われてしまうような、ネグレクトと言われてしまうようなところもあるけれど、なんだろう、感情に流されすぎず真っ直ぐなところもでてきて、友達の佐央里が芙美子さんを羨ましく思う気持ちも分かるなと思いました。 最初が6歳の望の語りから始まるのには驚いたけど、望の人生を共に歩んでいるような気持ちになれて良かったです。
タイトルからしてホッコリするような、読み終わったら温かいスープが飲みたくなるような、そんな話を想像してたけど全然違った。 読むのにとても体力が必要なタイプの話だった。 無意識のネグレクトを子ども目線でひらがなのみで書かれている最初のパートがとてもキツい。 親も家庭もどうしようもなく選べないものだし、...続きを読むその育つ環境でそれぞれの基準である「常識」や「普通」というものが形成されていくのだろう。 様々な歪みは、気づかないうちにそれらをも歪ませてしまう。 そして世間とのズレに気付いて絶望する。 自分は読書を通して、それまでのアンコンシャスバイアスに気づくことが出来た。 ごめんなさい、私が間違っていました。と、ちゃんと間違いを認めてようやく気づくことが出来た。 そりゃこの親のもとこの環境で育ったらそうなるわなと、今となっては冷静に俯瞰で考えられる。 だからこそ読書をやめたくないし、これからもインプットし続けたいと思う。
奔放な母親を持つ主人公の幼少期からの視点と、関わる大人達の視点が入れ替わりながら語られる。 この子が無事に育って欲しいと願いながら読んでいたのに、大人になった主人公に心底がっかりした。もちろんジジイが悪いけれど… だから、主人公より母親の話になった終盤に気持ちが持って行かれたのかもしれない。 心が...続きを読む温まる話ではないけれど、スープに託した思いは飲み込めた。
自分が生まれてから子供を産むまでの時間で、親から受ける生活や愛情ってその子の一生を左右するんだなあと改めて実感した作品。普通って難しい。自分が親になる前に読めて良かった。
幼少期の望がかわいそうで仕方なかったが、成長してから坪井さんにお金を請求するところが恐ろしく、湊かなえの作品でも読んでるかのようなイヤな感じがした。 結局望は、父が誰かということは知らないままなのか? 幼少期は貧しかったようだけど、大学まで出してもらえてることから、養育費はもらえていたのだろうか。 ...続きを読むファミレスでの印象は良さそうな人だし、後半で語られる芙美子の夫婦生活を読む限り、養育費はたくさんもらえそうだけど。 ・・・と、何かとモヤモヤする作品だった。
幼い望の気持ちを考えると可哀想で 目を背けたくなっだ。けれど読み始めて、望人生に触れると途中でやめることはできなかった。 タイトルにとなっている、 スープの種明かしがあまりにもあっさりと書かれていて、他にも深掘りしてほしいところがあったから消化不良であった。
男性関係も奔放なシングルマザーとその娘の話。ほんわか、ほっこり系を期待している人は読むのをやめたほうがいい。
坪井さんのことがなぜそんなに好きで彼の子供がほしいのか、父親と同い年で重ねてるのか、そこを掘り下げてほしい。ただ父親に重ねてるとしてその子供がほしいのは意味がわからない。 母親も本当は娘を想ってるのか、よく分からなかった
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今日もスープを用意して
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