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Posted by ブクログ
良くて、夢中で読みました。作者の加藤千恵さんは、短歌を作るイメージだったけど、やはり言葉の使い方がきれいで、主人公の望の気持ちで読めました。
途中途中、関係のある登場人物の視点になるページがあった、あるところとないところがあり、どういう意図なんだろうと思いました。突如出てきた望の父には驚き、ちょっと最後は勇足で進んでしまった感じがしました。芙美子(望の母)は、今で言えば毒親と簡単に言われてしまうような、ネグレクトと言われてしまうようなところもあるけれど、なんだろう、感情に流されすぎず真っ直ぐなところもでてきて、友達の佐央里が芙美子さんを羨ましく思う気持ちも分かるなと思いました。
最初が6歳の望の語りから始まるのには驚いたけど、望の人生を共に歩んでいるような気持ちになれて良かったです。
Posted by ブクログ
タイトルからしてホッコリするような、読み終わったら温かいスープが飲みたくなるような、そんな話を想像してたけど全然違った。
読むのにとても体力が必要なタイプの話だった。
無意識のネグレクトを子ども目線でひらがなのみで書かれている最初のパートがとてもキツい。
親も家庭もどうしようもなく選べないものだし、その育つ環境でそれぞれの基準である「常識」や「普通」というものが形成されていくのだろう。
様々な歪みは、気づかないうちにそれらをも歪ませてしまう。
そして世間とのズレに気付いて絶望する。
自分は読書を通して、それまでのアンコンシャスバイアスに気づくことが出来た。
ごめんなさい、私が間違っていました。と、ちゃんと間違いを認めてようやく気づくことが出来た。
そりゃこの親のもとこの環境で育ったらそうなるわなと、今となっては冷静に俯瞰で考えられる。
だからこそ読書をやめたくないし、これからもインプットし続けたいと思う。
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