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Ginaで連載していた「いろごと」がついに書籍化! 人気イラストレーターのmiccaさんが描きおろしたイラストをフルカラーでお届け。中心となるのは女の子なら誰もが共感できる、甘く切ない恋愛の話。揺らぎや別れ、片思い、未練、報われない想い、新しく踏み出そうとする一歩……さまざまな恋の結末に胸が締め付けられます。切なさが募る冬にピッタリな一冊に仕上がっています。
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Posted by ブクログ
読み終えた後は、心がじんとする。まるで、友達の話を聞いているような。過去の自分のことのような。そんな身近で、ちょっと胸がズキンとする短編集。女の子は、みんな一度はこんな気持ちを経験しているんではないだろうか。
2015/6/13 色事。ショートストーリー。 もう過去にしかないわたしの色事。 恋愛現役時代だったら泣いていたかもしれないなぁ。 各話、心当たりがありすぎて胸がキュッとなって本を閉じて深呼吸する時間が必要だった。 人生で恋愛できる期間ってすごく短いね。 いつもなら家に着くなり、メイクを落と...続きを読むして服を着替えるのに、今日はそうしないのは、たった今彼から連絡が来ても、すぐに出かけられるようにしておきたいからだ。 食事に誘われるかもしれないから、まだごはんも食べていない。 携帯電話が圏外になっていないかばかりを確かめてしまう。ここにいて、誰かからのメールや着信が届かなかったことなんてないはずなのに。 (light purple)
20色のショートストーリーと短歌。 「いろごと」とあるだけ恋愛のお話でした。 加藤千恵さんの小説も好きだけれど 元々短歌の大ファンだったため 20もかとちえさんの短歌が読めるのか!と 渋谷でサイン本を購入しました。 想像していたよりずっとカラフルで 装丁のイラストや本型も素敵。 文庫本も好きだけ...続きを読むどハードカバーの方が その本の個性が出ていて好きだと最近気づきました。 ショートストーリーも 本当に短いのに切なくて苦しくて ちりりと胸が痛んで。何回も読んでしまう。 そして添えられている短歌が どの「色」も本当に素敵で。 やっぱりこの人の詠む短歌が大好きだなと思いました。 この先も大切にしたい一冊です。
色をテーマにした短歌とショートストーリー。 どのストーリーも3ページ程度で完結してるんだけど、ちくっと刺すような痛みがあったり、切なさがあったり。 何とも言えない余韻を残す。 加藤さんの作品はほんとに感情移入しやすい◎ miccaさんのイラストもおしゃれでかわいかった♡*。 ファッション誌で...続きを読むの連載ってこともあってか雰囲気もおしゃれなストーリーでした。 女性にオススメ!
色をテーマに、色恋が書かれた20種類のショートショート。 終わりゆく恋だとか、届かない想いだとか、水彩画に水を垂らしたかのように淡く消えゆく何かがちいさな余韻を残します。 もとは、ファッション誌での連載のようですね。 表紙のイラストもそうですが、1つお話を読み終えるとmiccaさんの描く女性に出会...続きを読むえます。美しくてハイセンスなイラストに、つぎはどんな?と楽しみにページをめくりました。ちなみに章のはじめには、加藤さんの短歌。 1番最初の短歌が、いちばん好きでした。 pinkの章。 「ぎこちなく慣れない思いを抱えてる 慣れないピンクを身につけたまま」 イラストも著者の作風にすごくぴったりの雰囲気で、本当に素敵なコラボです。ちょっと、宝物にしたくなるくらい美しい。 短いから、すごく心を揺さぶられる、という心配もなく、ふいに時に訪れる恋の終わりのお話を静かに楽しむことができました。 とくに内容を知って読んだわけでもないのに、好きな人への想いをずっと引きずってるからこの本に呼ばれたんだろうか。最近になってようやく、いい経験をしたなと思えるようになってきました。 そんな自分の心境に溶け込むような1冊でした。
いろごと。タイトルから想像したものと中身は全然違う。いくつかの男女の色にまつわる掌編集だが、章ごとのタイトルも予想をきれいに裏切ってくれる。「永遠に続く赤信号なんてないとわかっていて祈ってた」。やまない雨はない、といった内容と思いきや全然違う。裏切られ感が頗る気持ちいい。通底しているのはせつなさ。但...続きを読むし、それは悲しく沈むものではなく明日へ向かって好日的だ。だから読後感も爽快でまことに気持ちいい。
加藤千恵さんが描き出す、「いろごと」の話を、都度都度「自分が彼女なら」と置き換えて想像してしまった。 どれもが身近で、でも遠いような気もして、過去や未来に点在しているような、女性ならばどこかに必ず共通点や共感を覚えるような、そんな世界が短歌とストーリーの中にあった。 『orange』をとても好きだと...続きを読む思って、『black』でとてもリアルに、別れた恋人と自分に置き換えて場面を描いてしまった。 きっとわたしも彼も、「久しぶりだね」を繰り返すんだろうなと思った。
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