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好きで仕方のなかった人からの連絡。
結婚記念日を前に穏やかな毎日を過ごしていたのに、
昔の記憶が蘇るようで……(「返信を待たない」)。
誕生日に大好きなバンドのライブ、そのチケットは彼がプレゼントしてくれて。
あのときは、こんな誕生日がくるなんて思いもしなかった――(「ハグルマ」)。
ままならぬ切ない心情を鮮やかに掬いとる、
記念日をテーマにした全九篇。
〈目次〉
夏の飛びこみ
安全じゃない場所
エアポケット
赤いプレゼント
返信を待たない
消えていくものたち
ハグルマ
二十七歳
新しい干支
解説 宇垣美里(フリーアナウンサー)
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
誕生日やクリスマス、結婚記念日にお正月など、
それぞれの記念日を一人で過ごすことになった女性たちを主人公にした、9つの短編集。
大切な日、誰かと一緒に過ごすはずだった日に、
いろいろな理由で1人にならざるを得なかった主人公たち。
大好きだった人のこと。
家族のこと。
友達のこと。
本当なら当たり前のように一緒に過ごす未来があったはずなのに、そうならなかった未来に進んでしまう、主人公の悲しみや切なさに自分も経験した時のことを思い出してしまいました。
でも不幸なだけでは終わらない。
どの主人公もいつしか前を向いている。
そんな彼女たちに私も前を向く力をもらえました。
Posted by ブクログ
*好きで仕方のなかった人からの連絡。結婚記念日を前に穏やかな毎日を過ごしていたのに、昔の記憶が蘇るようで……(「返信を待たない」)。誕生日に大好きなバンドのライブ、そのチケットは彼がプレゼントしてくれて。あのときは、こんな誕生日がくるなんて思いもしなかった――(「ハグルマ」)。ままならぬ切ない心情を鮮やかに掬いとる、記念日をテーマにした全九篇*
誰しも一度はこんな場面に遭遇し、こんな想いを抱えたことがあるのでは・・・
懐かしく、切なく、やるせない心情が溢れ出すような物語たち。
けれど、痛みの先にある明日までが見えるような、寂しいだけでは終わらない読後感。
しばしの余韻を味わいながら、ゆるりと過ごしたい。
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