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Posted by ブクログ
案外手に取るのが後回しになった朝井リョウのデビュー作。2人以上の登場人物から自分には見えない、届かない世界に対する劣等感を描くのがこの頃から本当に上手いなと思います。後作の言葉を借りれば、自分の「輪郭」と言うべきでしょうか。このメッセージを部活動のレギュラー/控え、彼氏彼女のいる/いない、運動部/文化部など高校生活の具体的な風景に完璧なまでに落とし込むのが筆者の凄いところですし、読み手にもグサッと刺さります。朝井リョウ自身がバレー部出身で小説家志望だったことを踏まえて読むと、筆者の高校生活を追体験できる気がして、より一層面白く感じました。
Posted by ブクログ
スクールカーストを題材にその世界で生きる高校生を描いた物語
桐島はいういわゆる「一軍」に所属しており彼が部活に出なくなることで、周りの人間に影響を与え物語が動き出して行く
高校という狭い世界でのカーストはその世界を生きる者にとっては重要な基準であり、嫌でも認識しないといけないが、それぞれの目線での悩み・葛藤が描かれている
この作品ではある人物からの視点で、好きなことに没頭する美しさを「ひかり」と表現している
その世界では優れてるとされている者は「ひかり」に憧れ、自身が抱える虚しさを残酷に照らし、浮き彫りにしていた
高校だけでなく、社会に出てからも直面し、心を抉ることがある題材である
生きるのは大変だが「ひかり」を放ちながら生きたい
なんかすごく切なかったなあ!部活を辞める桐島と直接関係あるバレー部の人から、クラスメイトから、同学年の人から、友達の彼女まで。中高生特有のちょっとドロドロした感じとか、ダサいかダサくないかで人を振り分けたりとか。でもそういう感じの人が周りにいる中流されないように踏ん張ってるところとか。すっごく若い~~!あとミカの話はさすがに切なすぎ、あのあとちゃんと母と向き合えたのかな。
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