佐々木敦の作品一覧
「佐々木敦」の「公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集」「新しい小説のために」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐々木敦」の「公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集」「新しい小説のために」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
良質なブックガイドである。
参照される作家たちの書くことへの向き合い方、そこから生み出される唯一無二の作品。通り一辺倒のビジネスライティングでは感じられない、滲み出てくるその人らしさを味わうこと、さらには本書の読者である私たちにもその独自性はすでに備わっているのだよ、という。
著者の執筆スタイルである「書きながら読み返す、修正を行う」は、自分の文章の初めての読者としての書き手との共同作業。さらには想定読者たちとも作品のその先を紡ぎつづけていく。書くこととは、始まりから終わりがある一過性のものではない。そのような感じ。
直近で三宅香帆『「好き」を言語化する技術』を読んで、本書との親和性を感じ
Posted by ブクログ
文章を書くということについて、特に「表現」について、章ごとに異なるテーマで編まれている。
最初の数章はいかにも哲学という趣で、新書ながらやや敷居の高さを感じたが、具体的な文章作法がテーマとなる中盤は読みやすくなる。
最初の数章は決して読者を篩い落とすためのものではなく、この書のスタンスを明らかにするためのものだったりするので、確かに最初に読むのが適当ではある(こうした議論が好物の読者もいるだろう。私も実は好み)が、気になる章だけ読んでも良いだろう。
ビジネスに必要とされる「伝達」のための文章の書き方ではなく、表現するための文章の書き方が主題。
ここ最近の「言語化」ブームの流れを一部汲んでいる