ニッポンの文学

ニッポンの文学

891円 (税込)

4pt

2015年又吉直樹の芥川賞受賞へと続く、戦後日本における「文学」の流れを「文学以外の小説」とともに語ることで紐解き、いったい「文学」に何が起こっていったのか、これからの「文学」の行方について論じる。取り上げる作家は、村上春樹、村上龍、栗本薫、高橋源一郎、よしもとばなな、阿部和重、小松左京、筒井康隆、綾辻行人、京極夏彦、西尾維新、又吉直樹、ほか多数。

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ニッポンの文学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年11月26日

    文学といいながら、いわゆるエンタメ(ミステリやらSFやら)にまで踏み込んだ内容で、とても読み応えあり。最初に書かれているように、純文学も一つのジャンルと考えての論考で、こういう切り口も断然アリだと思えた。どちらが優れているかっていう不毛なやり取りよりも、どちらも同列に扱う方が、寧ろ双方に対するリスペ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年06月21日

    最近小説はSFしか読まなくなってたけど(SFだけでも読まなきゃいけないものがまだまだあるという焦燥!)、「ニッポンの文学」は少年時代にSFに熱を入れつつもあらゆる「文学」を縦断してきた佐々木敦先生による完膚なきまでのブックガイドになっていて

    あえて避けていた新本格ミステリなどあらゆる小説がめちゃく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月02日

    朝日の書評?に上げられてたから読んだんだけど、おもしろかったー。
    春樹の登場を栗本薫などの流れにおいてるのもなるほどー、と。どうも栗本薫取り上げられてるの、あんま見たことなかったんでね・・・。
    著者のブンガク?愛があふれてて、この本読みたい!て気にさせられるのがいっぱい。今まで名前は知ってたけども、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月02日

    文学史としては、成功していないが、SFや本格ミステリを含めた小説の批評としては成功しているのではなかろうか。

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    Posted by ブクログ 2016年12月10日

    1番良かったのは高橋源一郎論。そしてここ30年ほどのSF史を過不足なくまとめたところである。これは、佐々木敦の講談社現代新書『ニッポンの--』のシリーズの第3弾、順番は《思想》、《音楽》、《文学》。次は《映画》だろうか。そのテキストは評者自信の生(なま)の声(好悪の感情)を抑えて綴られているけれど、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年07月25日

    「佐々木敦」という著者を知らなかったのだが、これまで「ニッポンの思想」、「ニッポンの音楽」の2冊を下記連ねてきて、本書は第三弾らしい。

    80年代からの(純)文学の系譜を論じながら、その筆はエンタメ系であるはずのミステリーやSFを論じる時に最も熱を帯びる。

    それぞれの作者や作品に対するコメントは簡...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月04日

     北上次郎さんの書評の対象になる、エンターテイメント小説。時代小説。
     そういうものが、多分、70年代とは異なる。

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    Posted by ブクログ 2022年05月03日

    誰かの本紹介から(誰だっけ)、興味がわいて読んだ。
    周辺知識が読書をより一層面白くする、というのは実体験があったため、昔では絶対に手を取らないであろう類の本だったが、難なく読めた。

    タイトルにある、文学という言葉。
    深掘りしたことはなかったが、文学とは何かと言われると全然わからない。
    小説とは?文...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月31日

    『ニッポンの思想』および『ニッポンの音楽』(ともに講談社現代新書)とならぶ三部作の第三弾です。いわゆる日本文学史とは異なり、ミステリやSF、ライトノベルなど「文学」に接するジャンルにも立ち入ることで、日本の「文学」という制度を問いなおし、その境界が溶解しつつある現状を明らかにする試みともいうべき内容...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年09月14日

    純文学、SF、ミステリ、ラノベと、守備範囲が広い文学論で興味深かった!村上春樹は「日本語で書く英語作家」であり、「日本語で書かれたアメリカ文学」という指摘にはミョ〜に納得!

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