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80年代の浅田彰・中沢新一・柄谷行人・蓮實重彦がもたらした知の衝撃、90年代における福田和也・大塚英志・宮台真司の存在感、ゼロ年代を牽引した東浩紀、テン年代と切り結ぶ國分功一郎と千葉雅也―。およそ半世紀にわたるこの国の思想と批評の奔流を一望したベストセラーに、二つの新章を加え更新して文庫化。
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Posted by ブクログ
浅田彰「構造と力」を起点として2020年代までのニッポンの思想を鳥瞰できる一冊。とはいえ、著者の解釈がふんだんに盛り込まれており淡々と歴史を述べていくだけの解説書とは異なり、熱量を感じさせる。 2025年も年の瀬の現在。果たしてニッポンの思想の行く末はどうなっていくのかと思慮してみる。本書では千葉...続きを読む雅也と國分功一郎という二大スターを終点としているが、彼らはともに70年代生まれ。昨今80-90年代の思想家・批評家・文筆家の台頭が著しいと一種の期待感も込みで感じている。 言わずもがな文芸評論家にしてマルチ活動目覚ましい三宅香帆や谷川嘉浩、戸谷洋志などが頭によぎる。その他人文書を読んでいると同世代の著者が徐々に増えてきて、しかも一定の評価とセールスを記録している。 彼らの共通するポイントは、アカデミックを振りかざすことなく、一般的な事象から現代の特に若者への批評や洞察を繰り広げる。ゼロ年代一人勝ちの東浩紀が展開してきた思想は公共性やつながりといった範囲が広いものであるが、20年代は語るべき対象がより個別具体的になっている、と感じる。かといって「小さな物語」へ収縮しているのではなく、時代を読むというまなざしを有する。 何を言いたいかというと、素人な私にリーチしやすい。かつ、彼らの活動は文筆にとどまらずネットメディアへの露出も積極的。Podcast番組を持っていたりとか。20年代の思想家はその主義主張ではなくアイコンとしての魅力を携えているのだと。他分野の例えばお笑いやスポーツや料理などとある一面同じ土俵で評価されるうる存在なのだな、というのが近頃の実感なのです。 まったく本書の内容に触れていない。素敵な解説や感想が多くあるのでそちらをご覧ください。それでもってぜひ読んでみてください。80年代の衒学的な雰囲気とか異世界感があって逆に新鮮ですよ。
非常に重要で役に立つ本。 人文系の本を推薦図書として何か1冊選ぶとするならこの本になるでしょう。 無数にある本の海に溺れないためには、知のベースとなる領域・人物・思想が整理された、見晴らしの良いマップが必要となる。そのためのマップとして、これほど最適な本はなかなかないでしょう。 これ1冊で重要な情報...続きを読むがよく纏まっていて、幅広い射程を押さえることができるので、必携で持っておきたい本である。
途中よく分からなくて斜め読みしたところもあるけどゼロから学ぶにはめっちゃ良い本でした〜 メモをとって読んだ これを軸にしていろんな本行ったり戻ってきたりして日本の八○年代からの現代までの批評、思想の理解を深めたいって思えた
80年代→(文庫版化の際に増補されたものを加えると)2020年代までの日本思想を客観的に論じる 敢えて指針が提示されず、ぼくらはどう生きるかを問われる この本自体としておもしろいというよりかは、思想を立ち上げてきたプレイヤー達を俯瞰的に論じてくれたおかげでこれから自分が読んでいく人たちの〈位置〉...続きを読むが分かるなという
2024.02.20 やはり面白い。08年に上梓の新書版を読んでいたが、思わず買って読んでしまった。ニッポンの思想は、もう終わってしまうのだろうか。
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ニッポンの思想 増補新版
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佐々木敦
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