本心
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本心

881円 (税込)
441円 (税込) 7月14日まで

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主題は「最愛の人の他者性」
分人主義の最先端、傑作の長編小説

【映画『本心』2024年11月8日(金)全国公開公開】
監督・脚本 石井裕也 × 主演 池松壮亮 × 原作 平野啓一郎
“今”描かれるべき 《人間の存在そのもの》 に迫る傑作小説の映画化!

「愛する人の本当の心を、あなたは知っていますか?──」
『マチネの終わりに』『ある男』に続く、平野啓一郎 感動の最新長篇

ロスジェネ世代に生まれ、シングルマザーとして生きてきた母が、生涯隠し続けた事実とは──
急逝した母を、AI/VR技術で再生させた青年が経験する魂の遍歴。

「常に冷静に全てを観察している賢い主人公の感情が、優しくそして大きく揺れるたび、涙せずにはいられない。」
── 吉本ばなな

「私たちの存在価値と欲望は、これから何処へ向かうのか。コロナ後の世界、並外れた傑作。」
──池松壮亮

◆ 四半世紀後の日本を舞台に、愛と幸福の真実を問いかける、分人主義の最先端。

◆ ミステリー的な手法を使いながらも、「死の自己決定」「貧困」「社会の分断」といった、現代人がこれから直面する課題を浮き彫りにし、愛と幸福の真実を問いかける平野文学の到達点。

◆ 読書の醍醐味を味合わせてくれる本格小説!

【あらすじ】
舞台は、「自由死」が合法化された近未来の日本。最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「自由死」を望んだ母の、<本心>を探ろうとする。
母の友人だった女性、かつて交際関係のあった老作家…。それらの人たちから語られる、まったく知らなかった母のもう一つの顔。
さらには、母が自分に隠していた衝撃の事実を知る── 。

『本心』特設サイト ▶︎ https://k-hirano.com/honshin

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  • 映画化

    「本心」

    2024年11月8日公開
    出演:池松壮亮、三吉彩花、水上恒司

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本心 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    自分ではない誰かの「本心」を完全に理解することはできない悲しさが、最後には救いになっているような、不思議な読書体験だった。

    そういえば、ChatGPTに向かって毎日のように雑談めいた相談ごとをラフに投げかけるようになってしまった。本心の世界観にぐっと近づいた最近だなと思う。

    0
    2025年03月11日

    Posted by ブクログ

    死んだ人をVFで甦らせる。思い出を学習させることで故人を再現させる。VFとの会話などを通して、進行形でも成長する。
    ても、その思い出は生きてる側の知ってる思い出だし、個人の反応もこっちの思い通りじゃなかったら、あの人はこんな人じゃなかったとかなっちゃうんじゃないのかな。結局は生きてるがわの都合のいい

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    ひとことで言えば、
    母の死別により成長する息子の話。
    2040年の未来設定。
    AIが当たり前になれば、
    可能になるかも知れないな、この話。
    仮想とリアルの区別ができなくなる、怖さを感じる。

    自分とは何か
    人間とは何か
    幸福の感じ方
    自由死の選択は許されるのか
    貧困差別社会

    どう生きるのがよいのか

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

    平野啓一郎氏と同じ時代、同じ学舎を経験してきたからか、あたかも作者と対話しているような感覚を持ちながら(そう、小野ゼミのように!)、一気に読み進めていった。

    ロスジェネの(というレッテルを貼られた)我々世代は(実は自分だけなのかもしれないが)、どこか社会に対する諦念のような意識を持っているような気

    0
    2025年02月01日

    Posted by ブクログ

    AIが進んだ近未来、格差社会の中で生まれた「自由死」という考え方⋯自分は自由死を選んでも、家族が自由死を選んだら納得できるだろーか?深く考えさせられる。

    0
    2025年04月03日

    Posted by ブクログ

    わかりやすい人間関係の構図から、漸うカタルシスが起こるであろう予想は容易く、チリチリとした不穏感にじらされる...そんな地味な牽引力で次頁を繰らされるのだから心情描写が秀逸なのだろう。大きなテーマとしているのが本心、心や魂といったもののため、近未来の時制を描いていても今自分のいる世界と地続きなリアル

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    近い将来こんな世界になりそう、という物語。
    亡くなった母の情報を学習させて仮想現実の中に母を作る、という設定は、出版当時こそにわかに信じられなかったが今なら現実味がある。

    主人公は母の本心を知りたいという一心で母を作ったが、結局本心は知ることはできない。母が蘇るわけではなく母っぽい言葉を返す母そっ

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    AIとVRによる死者(母)との再会。近未来と異次元な雰囲気が愉しかったが読み終えてみれば成長物語だったのでそこがやや意外かもしれない。癖になる世界観であった。

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    生と死、仮想と現実、貧困と富裕、友情と愛など様々な二項対立をテーマに忍ばせ、読者に問いを投げかけてくる作品。穏やかなストーリー進行ではあるものの引きつけられた。

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    格差社会が拡がりメタバースが浸透した2040年の日本で、「自由死」を望んだ母の本心をめぐり、生や死と向き合う主人公の物語。

    貧困、外国人差別、障害…今の社会がこのままのベクトルで進めば深刻化しうる様々な歪みを、登場人物の体験を通じて掘り下げていて、とても読み応えがありました。


    【僕の懸命な人生

    0
    2025年04月23日

本心 の詳細情報

  • 映画化

    「本心」

    2024年11月8日公開
    出演:池松壮亮、三吉彩花、水上恒司

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