世界地図の下書き

世界地図の下書き

660円 (税込)

3pt

【坪田譲治文学賞受賞作】両親を事故で亡くした小学生の太輔は「青葉おひさまの家」で暮らしはじめる。心を閉ざしていた太輔だが、仲間たちとの日々で、次第に心を開いてゆく。中でも高校生の佐緒里は、みんなのお姉さんのような存在。卒業とともに施設を出る彼女のため、子どもたちはある計画を立てる……。子どもたちが立ち向かうそれぞれの現実と、その先にある一握りの希望を新たな形で描き出した渾身の長編小説。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

世界地図の下書き のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    朝井リョウさんて小学生なんですか?
    と思うくらい小学生のあの頃しか見えない景色、会話の温度、大人の怖さ、大人の優しさ、夜の静けさ、期待と不安、どうにもならないこと、、が絶妙に表現されていて
    多分この本に出会わなければ思い出さなかったであろうあの時のあの感じが沸々と湧き上がりました。

    0
    2025年09月14日

    Posted by ブクログ

    自分が何不自由なく暮らし誰かの逃げ場を奪っていないか。

    自分が誰にも話せないことがあるように、周りの人も話せない悩みは少なからずあって、心の中では怯えている・助けを求めている・辛く逃げ場を求めている・求めることすらできなくなっている人が周りにいないか。

    いつも接する人の本当の思いに踏み込んだりは

    0
    2025年05月25日

    Posted by ブクログ

    児童養護施設で暮らす4人の小学生と1人の高校生のお話
    ひと言では表せられないほどの理不尽を背負わされた子どもたちが、知恵を搾ったりおとなたちに抵抗したりして世の中を知っていく、知っていってしまう
    無邪気な子どもたちの描写に見え隠れする各々の苦悩が読んでいて涙を誘います
    読めて良かった

    0
    2025年05月07日

    Posted by ブクログ

    「約束したことをちゃんと守っても、それでも変わらん人がおるってことを、麻利に知ってもらいたかった」
    小学6年生の潤也がそう語ったシーンで号泣してしまった。
    ほんとうにそう、それはもう悲しいけれど、あきらめて逃げることが自分を守ることになる。

    この本を作者が
    「逃げる場所がある』という想像力を失いか

    0
    2025年02月08日

    Posted by ブクログ

    最近ちょっと時間が取れなくて少しずつ読もうかと思いましたが、読み始めたら一気に読みたくなりました。
    児童養護施設で暮らす子供達が主役のお話です。
    本人達にどうする事も出来ない事情を抱えてここでの暮らしが始まり、また新たな出来事に向き合う姿に現実の厳しさを思います。そして自分達で決めた答えに、自分の人

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

     「世界地図の下書き」という素敵なタイトルに惹かれて読み始めたが、この小説に「世界地図」は出てこない。児童養護施設「青葉おひさまの家」で暮らす子供たちの話である。
     両親が交通事故で亡くなったあと、預けられた親戚の家で虐待を受けて「おひさまの家」に来た大輔。同じく両親がもういない淳也と麻莉の兄妹。母

    0
    2024年10月26日

    Posted by ブクログ

    ちょっと涙拭くから待って…
    児童養護施設で暮らす、子どもたちの一生懸命な物語。交通遺児、児童虐待、イジメなど、読むのがしんどくなるような内容がたくさんありましたが、「実際にこういうことが世の中にあるし、もしかしたらもっともっとひどいこともあるんだろうな」と思いながらモヤモヤしながら読みました。
    自分

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    小学生の日々の小さな事がすごく鮮明に描かれていて、7年前の小学生の頃を思い出した。
    「世界地図の下書き」っていうタイトルから、なんか複雑で理屈っぽいイメージだったけど、暖かくて素敵なお話。こういう小説大好き。

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    最近再読した本。
    もともと朝井リョウは表現が好きで読んでたんだけど、これは読んだことなくて、大学の時に友達におすすめしてもらったもの。
    子どもたちについて書いてあるから本当に色々考えたし、先生になるにあたっても、大切な見方だなあと思って読んでた、まだまだ何回も読みたい。

    0
    2024年03月11日

    Posted by ブクログ

    「逃げた先にもちゃんと、これまでと同じ広さの道がある」
    この言葉がすごく好き。
    子どもだからまだまだ親の都合に振り回される。その中でも前を向いて頑張る主人公達が本当にかっこよく思えます

    0
    2024年06月04日

世界地図の下書き の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

朝井リョウ のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す