大学1年生の晴希は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた。だが、負けなしの姉と比べて自分の限界を悟っていた晴希は、怪我をきっかけに柔道部を退部する。同時期に部をやめた幼なじみの一馬に誘われ、大学チア初の男子チームを結成することになるが、集まってきたのは個性的すぎるメンバーで……。チアリーディングに青春をかける男子たちの、笑いと汗と涙の感動ストーリー!
Posted by ブクログ 2022年03月31日
青春スポーツ系として、ウォーターボーイズに近いイメージ。
ただ、スポーツの種類も違うし、ストーリーの描かれかたも当然別のものなので、そこで区分けが出来ている。チアリーディングについては全然知らなかったし、ましてや男子だけのチアっていうのはイメージがなかった。
この本を読んで、チアリーディングが「スポ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月30日
2022/01/30
「何者」の映画とか「桐島、部活やめるってよ」というような、人のちょっと暗い側面にスポットを当てた小説を書く人ってイメージがあったため、こんなに爽やかさに振り切った小説もあるんだなぁと読んでいてとても爽快でした。
もともと家が柔道の道場である柔道一家の子どもとしてずーっと育てられ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月06日
読み終わってから朝井リョウさんが取材、参考にした早稲田大学男子チアSHOCKERSの演技を動画で見てみた。
この本を読まなければ、見ようと思ってチアを見ることもなかったと思う。
初めてちゃんとみたチアだけど、すごくかっこよかった。技もそうだけど、本にもあった通り見る人を励ます力。この励ますは元気にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月14日
*
あんたが応援してくれるとき、私は勝てるんだよ
*
道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた晴希。姉と比べて自分の限界を感じ、怪我をきっかけに柔道をやめる。その時幼なじみの一馬に誘われ、大学チア初の男子チームを結成することになる。
.
何度も涙した。個性的なメンバー皆大好きになる。それぞれが何か...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月05日
ずっと気になってた朝井リョウさんのスポーツ青春小説。いざ読んでみたら期待通りど真ん中の剛速球だったので、自分はフルスイングで豪快に空振りしました。涙でボールが見えなかったので。
以前「何者」なんかを読んでいたので、こういう王道路線も書くんだなーと思ったらこれが桐島に続いて二作目だった。青春という限ら...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月14日
誰もが胸に葛藤を抱えている。人には理解できない葛藤。
スポーツはときにそれを理解可能なのものにする。すごい営みだ。
朝井さんが挑んだのは「男子チアリーディング」。こんな世界があるなんて知らなかった。そして、応援するというチアというスポーツにすっかり魅了された。
物語のクライマックスは、みなの練習...続きを読む