夜に星を放つ

夜に星を放つ

770円 (税込)

3pt

直木賞受賞! やさしく煌めく傑作短編集

コロナ禍のさなか、閉塞感と、婚活アプリで出会った恋人との進展しない関係に悩む綾。
月に一度、綾の早世した双子の妹の恋人だった村瀬と話すことで気持ちを保っている。
重い喪失感を共有する二人が、夜空を見上げた先には――(真夜中のアボカド)

どうしようもないことに対面した時、
人は呆然と夜空を見上げる。
いつか再び、誰かと心を通わせることができるだろうか――。

5つの優しい物語が光を紡ぐ 第167回直木賞受賞作。

【目次】
真夜中のアボカド
銀紙色のアンタレス
真珠星スピカ
湿りの海
星の随に

解説・ カツセマサヒコ

単行本 2022年5月 文藝春秋刊
文庫版 2025年2月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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夜に星を放つ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    星をモチーフとした短編集で、皆大切な人との別れを経験していた
    主人公にとって星は、大切な人であったり、自分自身であったり、進むべき道を示す希望の光なんだなって思った
    私は真夜中のアボカド、真珠星スピカ、湿りの海が好きだな

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ窪美澄さん。しみじみと良かった。皆ままならず、それでも品がある。ぶわっと涙が溢れる瞬間がある。どの物語にもそれぞれ違った匂いを感じる不思議な体験だった。

    「真夜中のアボカド」
    綾と弓と村瀬君と麻生さん
    「銀紙色のアンタレス」
    真とばあちゃんと朝日とたえさん
    「真珠星スピカ」
    みちると父

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    文章を読んで癒されていくというか心地よい小説
    でした。 淋しさや哀しさ 終わりが見えない不安
     コロナ禍の中で絵描かれた物語は そういった背景に 星の光が灯すような 細やかな優しさがある短編集でした。窪さんの作品をまた読みたいと思います。

    0
    2025年05月21日

    Posted by ブクログ

    切ない…読みながら何度胸がぎゅっとなったか…。
    だけど寂しさの中に優しさを感じられるような短編集で、タイトル通り暗闇の中に光が射し込むような救いのある作品でした。
    それと文章が澄んでて綺麗、他の作品も読みたくなった!

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    「真夜中のアボカド」は、婚活アプリで知り合った相手のことで悩む女性。人と関わりを深めることの難しさがじわじわと。自分の気持ちは、その時々で、自分が一番いいと思う方法で伝えていいのに。

    「銀紙色のアンタレス」は、16歳高校1年男子の夏休み。同年代や大人の女性に向ける眼差しが、懐かしいような、こそばゆ

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    双子、幼馴染、亡き母、ママと母と弟と僕
    主人公だけでなく、他の人々の切ない気持ちが
    良い奴なんだけどー
    やっぱり泣かせてくれる

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    4.0/5.0

    恋愛、や子供からみた大人、を通してこの世の中で懸命に生きる人の苦悩と優しさが、決して大袈裟ではなく、等身大で描かれていると感じた。

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    昨日『秒速5センチメートル』を観たところで、なんだか星に縁があります。

    コロナに寄せた話は映画も本もあまり得手ではないのですが、これはその寄せ加減が絶妙。尤も、いちばん好きだったのはコロナの「コ」の字も出てこない3つめの『真珠星スピカ』だったのですけれど。

    いずれの話も主人公は大切に思っていた人

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    重松清さん大ファンの私だが、
    大人版重松清さんというか、
    結局解決はしないけれど、主人公たちが心のどこかで救われていく感覚がとてもよかった。

    特に最後の片親の男の子の話は
    本当に本当に切なくて
    『みんな大好きなのに、なんでこんなに苦しんだろう』という気持ちが痛いひど伝わる文章だった

    全て夜空、星

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    単純ですが、ところどころ星に関する内容がちりばめられていて、好きな本でした。恋人や家族、同級生との人間関係について、婚活、いじめ、離婚、子育てなど、主人公たちの複雑な生活が描かれていて、心が鈍く痛んだり、どこか温かく感じさせてもらったり、200ページちょっとながら充実していて、読めてよかったです。個

    0
    2025年10月05日

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