帳の向こう

帳の向こう

小説・文芸
1,800円 (税込)

9pt

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現代の生きづらさを語り合った4年間の記録
オードリーの若林正恭さんがもっとも話したい相手は、哲学者の國分功一郎さんだった。

「目的と手段」の社会は終わりつつある?
資本主義の魔物に、どう立ち向かえばいい?
現代で「快適」を求めるには、勇気が必要?

二人が語り合った、現代への違和感のすべて。

【目次】
まえがき──どういうわけだか分からないが人間的な精神の仕組みに抗うことになってしまい…… 國分功一郎
1 真犯人を捜して生きている
2 目的もなく遊び続けろ
3 ビッグモーター化する世界の中で
4 やっとみんな疲れてきた
5 ネオリベの帳を越えて
あとがき 若林正恭

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帳の向こう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    哲学入門としてめちゃくちゃ良かったと感じる。学問としての哲学とは違うんだけど、日常のこと考えたりとか、自分の楽しさってなんだろなってのを言語化するのにちょうどよかった。国分さんのほかの本、難易度低めとは言われているが、やはり読むのは大変なんだよな、と。自分の快楽は目的ありきなんじゃないかと言うのが痛感。20代は意味なき快楽をとても嫌っていた。エンタメ読書もしないようにしてきた、が、ある時読むラノベが面白くてたまらなかった。そんな自分が許せなかった。しかしその感覚を変えられるかもしれない。とても良い本だった。新刊購入で1800円くらいなのを渋っていた私の背中を押してくれた妻、ありがとう。

    0
    2026年10月11日

    Posted by ブクログ

    ちょうど最近、ボーっとする時間が足りてないのか、頭がパンクしそうだなと感じていたタイミングで読んだ
    暇と退屈の倫理学を読んでから日が経っていたが、やはり強く意識をしていないと何かに追われながら過ごすことに慣れたり、気づかない間に消耗してしまう
    資本主義社会の外を意識して、自分なりに心穏やかに楽しめることをちゃんと自覚して、自分の意思で生きていきたいなと思った

    自分に余裕がないなと感じた時に立ち返って何度も読みたい本

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    この1週間、スイスに行っていました。

    富士山よりも高い山々が目の前に広がり、自然の壮大さを肌で感じる日々でした。

    柵のない道を歩いていると、普段は意識することのない命の輪郭がはっきりするような感覚がありました。生きている実感を持てた旅でした。

    そして、山を眺めながらただぼーっとしている時間が、とても心地よかった。

    朝焼けを眺めながらコーヒーを飲む。何かをするわけでもなく、ただ景色を見る。

    現地の人たちも、そんな時間をとても大切にしているように見えました。

    振り返ると、私たちは目的のために手段を選ぶことに囚われすぎているのかもしれません。

    効率的に、合理的に、無駄なく。そんな考えから少しだけ外れて、何の役にも立たないような時間を過ごす。この本からはその重要性が得られます。

    合理的ではない時間こそ、あとから振り返ったときに大切だったと思えるのかもしれません。

    #帳の向こう #若林正恭 #國分功一郎 #読書 #読書記録

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    面白かった!!

    哲学と経済、現代社会、ビジネス、世代の移り変わり、時代の変化、流行、、、世の中を複合的に且つ多面的に語られていて、楽しみながらも勉強になった。
    世の中のあれもこれも、例えば、ただ夕日を見ることや相方・春日さんの行動までもが、哲学や資本主義の話に結びついていく。
    日々の生活で感じる雑多な疑問や違和感が、若林さんによって投げかけられて、國分さんによって学術的に解説・展開されていくのが、なんとも痛快だった。


    目的と手段に侵食されない時間と場所、それが「楽しむこと」であり、いまではそれが「贅沢」になっている。
    國分さんの著書「暇と退屈の倫理学」も気になった。


    若林さんの二拠点生活の話も興味深かった。
    私自身も 都市部と田舎両方の暮らしの経験があるので、都会と田舎での経済の違い、資本主義や価値観のズレ、コミュニティの一長一短がよくわかる。
    何が良いでも悪いでもないし、正解はないけれど、世界は広いんだ、帳の向こうがあるんだと思うだけで、世の中の見え方も考え方の幅も違ってくる気がする。


    対談形式なのでトーク番組のようなエンタメ感ありで、読みやすかった。
    テレビでもラジオでも配信系でもいいから、番組として実際に対談している様子もぜひ見聞きしたいと思ってしまった。
    また2人の対談の機会や続編があるといいな。

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    若林さんと國分先生の5回に渡る対談。コロナ前後から現在を跨いで、先生の哲学的興味関心の移ろいと、若林さんのいち文化人としての一貫性がぶつかって面白かったです。あと両者の根底にはこの社会への生きづらさが共通しているのがポイント。
    タイトルにもある帳の向こうに人類が何を見いだせるのか分かりませんが、とりあえず僕は哲学とか音楽とか文学、あとコーヒーが好きですと声を大にして生きていきたいです。何度でも読み返したい一冊でした。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    今年読んだ本の中で1番面白かった。
    「勉強」というほど堅苦しくないけど、色んな気づき、学びがあった本。

    若林さんの社会や経済に対する疑問や質問の仕方がとてつもなくわかりやすいし、國分さんの含蓄に富んだ返答も読み応え抜群でした。

    こんな本が読みたかったんだよ…!と思った読後感でした。

    本の中で紹介されていた作品や、関連本も読んでみる。

    0
    2026年10月03日

    Posted by ブクログ

    対談形式で話が進んでいくので、取り上げたテーマに視点を変えながら考えていけるため非常に読みやすい。

    これから生きる術を見つける類の本ではないが、身の回りのことでも考えることは色々とあるんだな、と思えてくる。

    何度か読んでみると違った面白さがあるかも。

    0
    2026年09月29日

    Posted by ブクログ

    面白くて一瞬で読み終わってしまうし、これもう2回も3回もこれから読むんだろうなと直感で感じるような一冊。
    加速する資本主義社会と競争社会と監視社会で疲弊している現代人と、「疲れたー」って言ってもいいじゃないか!って言説が今の自分(の状態と価値観)にあまりにもマッチすぎた。必読。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    芸人と哲学者の対談、新しかった。
    初めの違和感にどんどん慣れていくのって、人間の適応力でもあるけど、それがなくなるのも悲しいことなんだなあと思った。
    日々の違和感にもっと目を向けていきたい。

    印象的だったシーンは、目的と手段のところ。
    わたしはまさに目的先行の人。目的がないと楽しめないし、いく場所も決められない。でも、本来的な遊びや新たな発見は、目的がないときに発生するのかなと思った。
    予定を詰めすぎない1日を楽しんだり、目的をあまり重視しすぎない人について行くことから始めたいな。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    学者でない若林が自分の言葉で質問をしたり考えを述べることに対して國分功一郎が答えてるので、とても分かりやすい。講義だとおそらくこれくらい分かりやすいんだろうと思う。文章にした途端に学者の文章は固くなるからなあ。「暇と退屈の倫理学」途中で挫折した者。

    常に追われてる感じ、立ち止まれない感じ、金融資本主義(私もその一端にいたけど)に巻き込まれてしまう違和感。感じながらもそれに抗って「夕日を眺める」ことにさえ勇気がいる。

    私自身にも思い当たることばかり。

    0
    2026年09月25日

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