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オードリー・若林正恭、初小説! 人にぶつかっていないと、自分が生きているかどうかよくわからなくなる―― 総大三高の「アリ」こと中村昴が所属するアメフト部は、万年2回戦どまり。相手校の練習を隠し撮りして迎えた高3の引退大会では、強豪・遼西学園に打ち破れた。引退後、みなが受験に向かうなか、勉強にも気持ちが入らず、不良になる覚悟もないまま宙ぶらりんの日々を過ごす。自分自身の不甲斐なさにもがき続けるなかで、アリは再びアメフトと向き合う決意を固める。 青春の苦みと悦びに満ちた、著者渾身の初小説。
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Posted by ブクログ
いかにも若林が描きましたって感じがキャラクターの口調や所々の一節からよく伝わる。。。ってのは置いといて、アリの成長の過程や言動の変遷は、管理職をやっている自分にも案外刺さる。 第1Qの青天と、オーバータイムの青天の違いがハイライト。自分も後者の清々しい青天を追いかけたい。
【ネタバレあり】 オードリー若林正恭さんの初小説ということで非常に大きな期待を持って読み始めたが、期待を遥かに超えていく熱量と深みを持った最高の青春・スポーツ小説だった。 最初は少し苦戦した。端的な文章表現のテンポ感に加え、アメフトのルールにあまり馴染みがなかったためだ。しかし、わからない用語を調べ...続きを読むたりYouTubeで試合動画を見たりしてルールを頭に入れてから読み直してみると、景色が一変したように物語の臨場感が立ち現れ、一気に引き込まれていった。 中盤(第3クォーター以降):復帰と挫折からの胸熱な展開 主人公のアリが一度は堕落した生活や不良仲間と決別し、再びアメフト部へ復帰する第3クォーター以降から物語の面白さは俄然加速する。チョモさんをはじめとする仲間たちとともに成長していく姿には胸が熱くなった。特に初戦の池の上高校戦の描写は圧巻で、追いつかれてからのオンサイドキック、そして最後に逃げずに「勝ち」を狙うツーポイントコンバージョンを選択する場面は、手に汗握る圧倒的な緊迫感だった。 終盤〜ラスト:運命に抗う「青天」と鮮やかな伏線回収 そしてラストの寮星学園戦。どれほど圧倒的な壁や運命が立ちはだかろうとも、意地を見せて最後に「青天」させるアリの姿には、言葉にできないほど強く感動させられた。帯に掲げられていた「神様って、人間に与えた運命に抗われると悔しいんですかね。それとも嬉しいんですかね」という問いがラストシーンと完璧に重なり合い、深く鮮烈な余韻を残す。結果が変わらなくとも、抗うこと自体に大きな意味がある——そんな力強いメッセージを受け取った気がする。 一見するとドライで端的な文章表現だからこそ、部活に打ち込む一途さや泥臭さ、そして人間の普遍的なドラマが際立っていた。 間違いなくアメフトという競技の魅力を広く伝える一冊であり、今回の直木賞こそ逃したものの、来年の本屋大賞ノミネートをはじめ、これからさらに多くの読者に愛され評価されていく作品だと確信している。最初から最後まで夢中になって駆け抜けた、文句なしの傑作だった。
アメフトという競技と無縁の生活を送ってきた自分にとって共通点があるのか、内容を想像することができず読み始めた。読み進めていくと、高校生の生き様、成長、思考を考えさせられた。何をしたらいいか分からず時間を持て余している人、やりたいことを先延ばしにして生活を送っている人に読んで欲しい1冊であった。自分の...続きを読む生き様に迷いが生じた時に読み直したい。
めちゃくちゃ面白かった。 ラジオも好きで一時期良く聞いてたし、 ドラマ「だが、情熱はある」にハマってエッセイも読んだし、 考え過ぎなところや言葉のチョイスが好きだなぁと染み染みと思った。 頼もしい友達や教師の情けない姿など描写の細かさが 人間観察良くしてる人の着眼点でとても良かった。 言語化が得意...続きを読むな若林さんならでは。 毒も存分に含んでおり。 最後のぶつかり合い、熱い気持ちになった。 命を削って生を実感したいものだ。 日本語ヒップホップが10曲くらい出てくるのも 聴いてみよかなとなって後から余韻に浸れて良かった。 言葉を武器にしてる漫才師という職業とはいえ、 初の小説でこれは益々今後が楽しみである。
アリと世代が一緒なので、まざまざと青春を思い出し今を生きるアリの眩しさに感動しました。 中高生の自分にも「もっとできたはず」と思える後悔が思い出される中で精いっぱい自己選択をし立ち向かうアリの生き方に勇気をもらいました。
作者の顔が浮かびニヤけてしまう場面が多々あり(良い意味で)面白かったです。主人公アリの毒づきかたが笑 スラスラ読めたし、物語としても本当に面白かったです。特に、終わり方が清々しくて私はとっても好きでした。
アメフト好きでないと難しい部分もあるが、若林の学生時代に一緒に憑依した気分。読み心地の良い作品でした。
アメフトのことはよくわからないけど、それ以外の話も含めて面白かった。荻窪にはよく行くから親近感あるし、90年代のイケイケ高校生の遊びとかヒップホップとかカルチャーも垣間見れてよかった。アメフトとか体育会系のマッチョイズムや仲間との話もよく描かれてて、自分が高校生の時に部活やってた頃を思い出した。本を...続きを読む読んだ後に自分のことを考えると、つまらない大人になってしまったなって思った。
レビューで語られるほど、僕の中では高評価ではなかったが、それでも青春の感じがする、自分が経験や想像したことのないスポーツの魅力がまざまざと伝わってきて、良い作品なのだろうと感じた。 でも、その魂を揺さぶられるような「これがスポーツだよな」っていう部分は、どこか足りない気がしていて、自分にとってそれ...続きを読むが何なのかは分からなかった。 それでも、お笑い芸人でここまでの作品が書ける、作家としての力もあるって本当にすごいことなんだろうな、と改めて思った。
アメフトというスポーツをよく分かってないため、試合中の専門用語がほぼ理解できず残念。それでも緊迫した雰囲気や、諦めない強い気持ちがものすごく伝わってきた。 どうにもならないと分かっていても頑張ろうとするときの考え方。運命は決まっているのにそれに逆らおうとチャレンジするのは自由。 倫理の先生との会話が...続きを読む素敵だなーと思った。
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