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お願いだから、私を壊して。ごまかすこともそらすこともできない、鮮烈な痛みに満ちた20歳の恋。もうこの恋から逃れることはできない。早熟の天才作家、若き日の絶唱というべき恋愛文学の最高作。
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Posted by ブクログ
互いが互いを特別な存在だと思っているけど、隣にいるのが最適解ではなく。 日々過ぎる日常の中で意識していなくても、きっかけがあれば体の中の感情全てがあの時間、瞬間に戻ってしまう。
精神的に深い関係にある2人の関係性がとても印象的だった。 教師と女子生徒という設定にどこか気持ち悪さを感じていて、嫌厭していたが、それを覆されるくらい2人のお互いを思う気持ちや紡ぐ言葉が綺麗で良かった。 最終的に二人が結ばれることはないが、不思議とハッピーエンドのような余韻があり、読み終えた後もし...続きを読むばらく幸せな気持ちが残った。
想い合っているのかもしれない でも、そうじゃないのかもしれない 踏み込めない 一歩踏み込もうとしても、相手は向き合ってくれなかったり そんな不確かさの中で揺れる気持ちが辛かった
貴重な読書体験をしました。 読み始めてすぐに、15年ほど前の自身の学生時代を思い出しました。先生のことが好きでした。 わたしは既に結婚していて、学生時代の記憶もうっすらとしか残っていませんが、この作品を読んでいると、当時抱いていた感情が、昨日のことのように思い出せてしまうのです。 そんな気持ちにさせ...続きを読むられる小説は初めてでした。 一つ一つの言葉、丁寧な情景描写、全てを大切に読みました。そのため普段より時間がかかりましたが、忘れられない読書体験となりました。
多分人生で1番読み返してる小説。島本理生さんの話はどタイプ。 自分には経験がなくても、自分の中にある思い出とどうしても擦り合わせながら読んでしまう。過去をどうしても思い出したくなる。
島本理生の本はこれでまだ2冊目だけど 複雑な心理描写に長けているのは勿論のこと 登場人物の1つ1つの仕草や表情 その場の温度や空気感までもが 意識せずとも想像出来るほど 繊細に描くことにも長けているのだなぁっと感じた。 映画を観たのはもう随分と前のことだけど 序盤からすっ飛ばすような激しいラブストー...続きを読むリーだと 記憶が勝手に塗り替えられていた。 原作は後半まで良い意味で淡々と静かに進んでいき 後半で一気に熱烈さを帯びて 前半よりも深さを増し再び静かに終わっていく そんな印象だった。 葉山先生と小野くん、対照的な2人だけどどこか共通する部分を感じた。 もしも私が泉の立場だったら... 私もきっと葉山先生に惹かれてしまうのだろうなぁっと。 どこまでも優しくて、どこまでもずるい、そんな葉山先生に。 後半の"この人からなにも欲しくない。 ただ与えるだけ、それでおそろしいくらいに満足なのだ。"っという泉の気持ちが わかるようでわからなくて、というかわかりたくない気持ちさえあって。 温かいのに痛々しくて苦しくて、こんなふうに私も心から思えるようになりたくて、どうしようもなく愛おしかった。 恋愛においての不安定さ、その中にある幸福と絶望を葉山先生という元教師との泉視点で描かれているストーリー故に 一般的に共感性はそこまで高くないのかもしれないね。
付き合えそうで付き合えないような関係になった人がいたから同じような状況を何度も味わっていて、懐かしくて苦しいなと思いながら読みました。 その人に会えそうな場所に行ったりいそうな時間帯を合わせたりしてたなあって、恋愛って難しい
喪失と再生と喪失の繰り返し 島本理生先生の作品を数冊読んで、ずるい大人が出てくることが多いということが分かったが、今回の作品のずるい大人は、読み進めていくうちに結構な嫌悪感があった。一見、よい人のように振る舞って可愛がって自分を頼れる大人と刷り込ませて手懐けて、近寄ってきたら守りに入る、という手法...続きを読むによい印象は受けなかった。 物語自体は、主人公だけでなく、それぞれの登場人物の思いが伝わり、これまでの作品以上に感情が揺さぶられた。
女子高生時代、周りと上手く関係を築けずにいた工藤泉、そんな彼女の支えになっていた既婚の葉山先生。精神的に深いところでしっかり結びついていった二人だが、その後のその時々の立場、置かれた環境、取り巻く人々との関係性など、様々な因果で阻まれたり、理性に従って自制しながらも、結果的には互いの想いは断ち切れる...続きを読むものではなく、お互い他の人との結婚生活を円満に過ごすという表面上の幸福の内側で、これからも燻り続けるしかないのであろうという、何とも切ない物語であった。 全410頁のラスト4頁の展開にはやられた。ここまで泉の高校生、大学生、社会人時代の出来事が細かく描かれてきたのはこの為だったかと思われるくらい、ラスト4頁の展開は胸にグッと来るものがあった。特にラスト10数行は、感動的な映画のシーンを観る様に絵が浮かんだ。
高校生の頃の恋が本気の愛じゃないなんて、誰が決めつけられるのでしょうか。これはもう本当に愛し愛されている男女の話でした。それなのに結ばれないなんて切なすぎます。
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