生まれる森

生まれる森

660円 (税込)

3pt

失恋で心に深い傷を負った「わたし」。夏休みの間だけ大学の友人から部屋を借りて一人暮らしをはじめるが、心の穴は埋められない。そんなときに再会した高校時代の友達キクちゃんと、彼女の父、兄弟と触れ合いながら、わたしの心は次第に癒やされていく。恋に悩み迷う少女時代の終わりを瑞々しい感性で描く。

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生まれる森 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年03月23日

    これは好きな世界観。

    密かな闇を抱えた主人公と
    周りにいるまたも闇を抱えた人たち。
    でもこんなにあたたかい。

    人間っていいよね、って思う。

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月15日

    『ファーストラヴ』が良かったので島本理生さん2冊目。優しい物語でした。島本理生さんは恋愛感情を描くのが上手いなぁ…。初期の作品らしく、『ファーストラヴ』ほど整った文章構成では無いんだけど、それが逆に現実味があるというか。失恋にまつわる心の揺れ動きが丁寧に、自然に描かれています。

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月09日

    森は 自分で育ててしまうのだと思うけれど
    抜け出すのも 大変だったりする。

    私は イイトシこいてるから
    平気なふり出来るけど
    いまだに 森の中を彷徨ったりしてしまう。

    キクちゃんや幸生さんみたいな人
    私の周りにも いればいいのにな...。

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月22日

    あなたは今までに、それまで見えていた景色が変わったというような出会いを経験したことはあるでしょうか?

    人として生きる限り、新しい人との出会いは必然です。それが意図したものであるかそうでないかは問わず、私たちはその先を生きるために新しい人との出会いを繰り返していきます。ある人との出会いが自分の人生を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月21日

    主人公の人間性を、当人の内面描写以外のところで知っていく感じが良かったなぁ。
    あとは、ありとあらゆる比喩がしっくりきた。何となく色気のある曖昧さが残ったままなのに、凄い。

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月08日

    島本先生は失恋系の話が本当に上手だし、心理描写がすごくぐっとくるというか、のめり込んじゃう。ずっと暗いわけじゃなくて、最後にほんの少し光が見えたのが好きでした。

    0

    Posted by ブクログ 2024年03月11日

    個人的に内容はそこまで面白くなかったけど、小説全体に流れている空気、雰囲気が爽やかで良かった。情景描写のおかげかな?

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月17日

    こんな風に誰かを求めたり、そんな相手に優しく拒絶されたりしたら、きっと人を愛することに臆病になってしまいそう。その拒絶が優しさ故のものだとしたら、余計に。

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月30日

    キクちゃんたち家族とのキャンプがよかった。
    森にいると、同じ人をひきつけてしまうのかも。
    キクちゃんの胸で泣きたい。

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月12日

    はっきりしたストーリーや大事件があるわけではないけれど、あるんだろうな、こんな気持ち。こんな想い。こんな恋愛。みんなが「わたし」に優しいな、あたたかいな、と思ったけれど、それは「わたし」もそういう人間だからかな。

    0

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