Posted by ブクログ 2016年11月10日
16/11/10
連続して島本さん作品。
ままならないけど、そんな日々がいとおしい、ね。
あとがきの中村航の「とっても面白かったです。」にびっくりだよ。もうちょいなんかことば探そうよ笑
・わざわざ楽しかったことや悲しかったことを考える間もなく涙は流れた。私はそのまま泣き続けた。彼が好きだった過去の...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月21日
外からみると芯のあるように見える人でも、誰もが心のうちでは不安や戸惑いをもっている。
それぞれに感性のアンテナがあり、互いに呼応するタイミングや形が異なるからこそ人は求め合い、もがき、別れ、再び求めるのだろう。
子供から大人にステップアップする大学生たちの動き揺らめく恋心が多面的に描かれてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月27日
口の中で転がしたくなるような「一千一秒の日々」というタイトル。
一千一秒。
約16分。
電話するには短く、キスするには長い。
ずっと続くような響きなのに、その実短い。
重すぎず軽すぎず、適切な温度できゅっと凝縮された恋愛連作短編集でした。
私は連作短編小説が大好きだ、と気づいたのはここ数年の話。...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月18日
自分の読みたかった島本理生はここにあった、と思わせる一冊だった。『シルエット』や普段書かれているものとは作風が異なるものの、文中に漂う空気は生ものっぽい要素(著者がよくテーマとして暴力の描写を敷いている)が今回は排除され、その分少女漫画などにあるラブコメのようなものが組み込まれている。連作短編と呼ぶ...続きを読む