【感想・ネタバレ】一千一秒の日々のレビュー

あらすじ

仲良しのまま破局してしまった真琴と哲、メタボな針谷にちょっかいを出す美少女の一紗、誰にも言えない思いを抱きしめる瑛子――。不器用な彼らの、愛おしいラブストーリー集。

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Posted by ブクログ

たまに無性に読みたくなって、
あぁ、すみずみまで覚えていて懐かしいと思う。

加納君の正しさがわたしも好きです。

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2020年12月12日

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再読

よい。
こういうそれぞれの話がつながっているという作品が好き。

加納君 とてもすきだ。会いたい。

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2012年04月19日

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すごく、よかった。
やっぱり島本理生さんのなにげない描写が好きだなぁ
大学生に思えないような、でも確かにそうだなぁと思えたり
解説もぜひ読んでもらいたいです
心がぎゅーっと締め付けられました

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2012年03月01日

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島本理生さんの作風が本当だいすきです
ナラタージュよりクローバーに近い作風。
ゆっくりゆったり流れるようなリズム感
たくさんの主人公
それぞれの想い
どの人物にも共感できる

好きなのは真琴と加納くん、瑛子。
加納くんみたいなおとこのこっていいなぁ

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2011年11月03日

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風光る
 真琴と一緒に住んでた哲。哲との別れる直前の話。
七月の通り雨
 大学の劇団でひとめぼれされた佐伯瑛子。相手にそっけない。
青い夜、緑のフェンス
 プニプニの針谷と可愛い一紗。漫才みたいな掛け合い。
夏の終わる部屋
 他人に執着しない長月くん。付き合った彼女との出会いから別れ。
屋根裏から海
 真琴の元カレ加納くん。家庭教師の教え子の姉との関わり。
新しい旅の終わりに
 昔付き合ってた2人で旅行。男女の関係になるのか!?
夏めく日
 女子高生だった「佐伯瑛子」。転勤する前の男性教諭とのやり取り。

島本理生さんの作品にしては、ポップな感じがしたなー!!
「青い夜、緑のフェンス」がいつもと違う感じ。
でも、読みやすかった!!
連作短編で、ビミョーに話が繋がってる。
大学生の気だるい感じが私は好きだったなー。
それを文章で表現できるってスゴいね!!

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2024年01月18日

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タイトルが綺麗で好き。
それぞれの話の主人公を応援したくなったのと、夏が待ち遠しくなった。
針谷くんの話で太ってる人の特徴を書くのが上手いなと
思った。
加納くん、瑛子ちゃんみたいなちょっと頑固だけど純粋で真っ直ぐな人がいいなぁと思った。

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2021年02月14日

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ネタバレ

円満にお別れすることになってしまった、晢と真琴。
真琴に報われることのない想いを寄せる男嫌いの瑛子。と、その瑛子に想いを寄せる遠山くん。
デブな針谷くんにちょっかいを出す美人な一紗。
家庭の事情が複雑で浮気をしている永原操と付き合う長月くん。
家庭教師をしてる加納くんと想いを寄せる教え子の姉。
元彼の加納くんと真琴の旅行。
瑛子が高校生のころの、石田先生とのストーリー。
これも連作短編小説でおもしろかった。
加納くんと真琴のストーリーが1番好きかな。
短編集の何がデメリットかって、好きなストーリーといまいちのストーリーがどうしてもあるっていうこと。 

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2020年05月05日

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ネタバレ

少しずつ重なる短編集。このパターン、好きです。
ゆっくりと進む物語で、いつもの島本さんの、危うい恋という感じではなく、安心して読めました。
個人的には加納くんと真琴のストーリーが好きでした。

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2018年07月23日

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16/11/10
連続して島本さん作品。
ままならないけど、そんな日々がいとおしい、ね。
あとがきの中村航の「とっても面白かったです。」にびっくりだよ。もうちょいなんかことば探そうよ笑

・わざわざ楽しかったことや悲しかったことを考える間もなく涙は流れた。私はそのまま泣き続けた。彼が好きだった過去のために泣いた。彼のことが好きだった自分のために泣いた。(P23 風光る)

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2016年11月10日

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外からみると芯のあるように見える人でも、誰もが心のうちでは不安や戸惑いをもっている。

それぞれに感性のアンテナがあり、互いに呼応するタイミングや形が異なるからこそ人は求め合い、もがき、別れ、再び求めるのだろう。

子供から大人にステップアップする大学生たちの動き揺らめく恋心が多面的に描かれている短編集。日々の暮らしにそっと寄り添ってくれる作品だった。

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2016年09月21日

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口の中で転がしたくなるような「一千一秒の日々」というタイトル。
一千一秒。
約16分。
電話するには短く、キスするには長い。
ずっと続くような響きなのに、その実短い。

重すぎず軽すぎず、適切な温度できゅっと凝縮された恋愛連作短編集でした。

私は連作短編小説が大好きだ、と気づいたのはここ数年の話。
本作も次は誰の視点で物語が語られるんだろうとわくわくしながら読みました。
欲を言えば、一紗の物語も読みたかった。次は彼女かな、とドキドキしながら読んでいたのに、読み終えてしまって残念。
というのも、彼女と針谷の二人が好きだから。
冷静に考えるとおかしな関係なんだけど、なんだかんだで互いを信用しきってるところが素敵ですよね。

針谷の「うるさい。プリンを見てると、この柔らかさに癒されるんだよ」という名言に、私が癒されました。
一紗が惚れるのもわかるなーと思うけど、別の誰の視点から見ると彼は体の大きなさえない男性で。相性というか、恋っていうのはおもしろいですね。

そしてこの短編集が印象的なのは、いちばん始めの章が恋の終わりを描いていること。
恋の終わりから物語は始まり、うまくいく恋もあれば、はじまることすらない恋もあって、でもどれも大切で愛おしい日々で、物語の流れが美しい1冊でもありました。
表紙もかわいくて、だいすき。

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2016年01月27日

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自分の読みたかった島本理生はここにあった、と思わせる一冊だった。『シルエット』や普段書かれているものとは作風が異なるものの、文中に漂う空気は生ものっぽい要素(著者がよくテーマとして暴力の描写を敷いている)が今回は排除され、その分少女漫画などにあるラブコメのようなものが組み込まれている。連作短編と呼ぶべきなのか、本作には幾つかの視点があり、視点ごとに話しが変化する。その視点の移動が、さっきまで恋人だった人物や友人に変化するため、そういう流れに着目するのも面白い。ある登場人物があまりに自分と似通っているというものもあって、考え方の変化などをキャラに同調させて読むということが出来たのもあってか、それほど長くない本作だが、良い読書が出来た。

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2014年11月18日

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気持ちのいい連作。

決してどれもハッピーじゃないけど
それでも人がいい。

最後だけちょっと色が違って
しっかり締められました。

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2014年01月21日

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ネタバレ

日常の中の恋のはじまりとおわりを綴った短篇集です。


登場人物は皆大学生。


年齢的には大人だけど、こういう心の動きってこの時期ならではなのかなっていうのが率直な感想です。


どの登場人物もどこか儚げで、繊細で。
すごく丁寧に描かれていると思います。


中村航さんの解説も印象的。







一千一秒=16分41秒

私のどうしても忘れられない思い出とか、大切にしたい過去も濃縮すれば一千一秒くらいなのかな


あなたにとっての一千一秒。
私にとっての一千一秒。



大切にしたいです。

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2013年01月15日

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とある男女の日常を描いてますが、少しずつ物語はつながっている。
どこにでもいるような、それでいて周りにいないような人たちのはなし
。でも、個人的に、淡々としてるような中にも、個をもっている登場人物が、なんだか好きだとおもった。
島本理生の描く日常風景は、静かだけど、生きていて好きです。

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2012年07月05日

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失恋してしばらくした後読んだら、涙が出てきた。
今でもうかつに読んだらぽろっと泣けてきそうかも。
切ないだけじゃなくて、どっか優しい作品だと思う。

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2012年06月14日

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ネタバレ

悲しい話から始まる物語。
そこから色々な話へと広がり、その中でやきもきしたり、クスリと笑ったり
色んな恋模様が繰り広げられます。
メインキャラクター(?)である真琴ちゃんの話は誰もが共感できるんじゃないかと思います。
色んな感情があって、話に引き込まれはするものの感情を振り回されたりされず、さらりと読める一冊です。

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2012年04月24日

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主に大学生の、それぞれの恋愛模様。
社会に出る手前の恋のウェイトが今の私より大きく割ける、だからといってティーンのようなめくらめっぽうさまではない、想いたちが追体験できる。
以前は針谷君の話が好きだったけど、久しぶりに読み返すとどれも腹に落ちる話で、よさをしみじみ感じた。

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2012年04月22日

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短編集です。
すごく読みやすくて、さらーっと読めました。
ハッピーエンドばかりではないのに、なぜか読み終えた後
とてもいい余韻が残る本でした。
好きな本になりました。

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2012年03月24日

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いろんな人物でてくるけど、一つひとつに世界がきちんとはまってるから、良かった。一発目から好きだった。この人って、短編で世界観出せるのがすごいよなあ。

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2011年12月04日

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せつなくてほっこりして、登場人物に「なんで伝わんないのかなー」とやきもきしてしまう小説たち。最近、こんなかんじの、共通の世界を持つ緩い短編集がわりと好きだ。

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2011年10月18日

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それぞれのストーリーに登場する人物たちがすこしずつかさなりあって作品世界を構成している連作短編集です。

いずれも若い男女の淡い恋愛をえがいた内容です。ただ、登場人物たちはどんな食べ物が好きでどんな本を読んでいるのかといったディテールについてあまり踏み込んだ叙述がなく、個人的にはすこしつかみどころのないようにも感じられました。

せいぜいのところ、ヘルマン・ヘッセが好きだとか、リンキンパークを好んで聴くといった程度で、どちらもあまり明確な人物像を結ぶような説明とはいえないような人選に思えます。あるいは、著者が意図的に、人物像にかんする濃密な設定を排することで、もっさりした感じになってしまうのを避けようとしたのだとすれば納得できるのですが、個人的にはあまり趣味にあわなかったように感じてしまいました。

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2019年01月30日

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島本理生さんの初期の頃の作品
不器用な人達の恋愛のお話
短編集かと思いきや、少しずつ接点があって、切なくもあり面白くもあり…
真琴と哲の別れるシーンはとても切なかった
昔話しかしなくなったら悲しいよね
未来に向かっていく二人でないとね
瑛子の恋も切ないね
一千一秒って、16分41秒なんだね
初めにこのタイトルを見た時はピンと来なかったけど読み終えてフムフムって思ったよ~
私の感想はいつも纏まりがないつぶやき…

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

著者の作品は基本的には私とは合わないのだけど、たまには、と思って読んでみました。

本作は連作短編集的な作品なのですが、案の定どの章のどの主人公も苦手でした。
恋愛体質でひとりよがりの気があって・・・つい、ウザっと思ってしまうのですが、相変わらず文章は瑞々しくて繊細で、人気の作家さんなことは理解できます。

著者の、色恋じゃないストーリーが読んでみたいなあ。

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

島本理生さんの初期の頃の作品。
その後の作品にもある、名前だけ出てきたような脇役が、続く話でメインになるオムニバス形式。
最近の作品と比べて病んだ人が少ない。

「青い夜、緑のフェンス」
針谷くんと一紗ちゃんの関係性、やり取りが心地いい。幼なじみの片思い

「夏の終わる部屋」
DV親を持つ娘

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2023年10月07日

Posted by ブクログ

登場人物が繋がっている恋愛短編集。
こういう男女関係あるなと思わせるシーンがたくさん。
気まずい雰囲気も伝わるような、細かな表現がよかったと思う。
が、もう少し人物の過去や特徴の詳細が欲しかった。そのためあまり深く入りきれず。

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2019年08月03日

Posted by ブクログ

いくつかの恋の連作短編集
やっぱりベタだけど針谷と一紗の話が好きかなー

この本私の中では、露出補正ですごく明るい写真みたいなイメージ

淡い色だけで描かれた物語の線を、
ゆっくりと辿るように読むか、何度も繰り返し読むかしたい、
すごく味わいのある作品

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2016年09月23日

Posted by ブクログ

その時の自分も、その時の相手も
出会えるのは、「その瞬間」だけだ。

ちょっとづつ変化していくことが、自分を作っているのだとしたら、その一秒はすごく尊い。

各章のタイトルがとても好みでした。。

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2016年05月18日

Posted by ブクログ

一千一秒。
大きい数字に思えるけど日々の中では一瞬なのだと気づいてはっとする。

一日単位じゃなくて、もっとずっと細かい単位で考えると時間の大切さがより鮮明になる。

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2014年07月04日

Posted by ブクログ

若々しい恋愛小説だけど、キラキラピカピカしてるのではなく淡々としているのでどの世代でも読みやすいのではないかな、と思った。

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2013年03月28日

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