武道館

武道館

小説・文芸
733円 (税込)

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【正しい選択】なんて、この世にない。
「武道館ライブ」という合言葉のもとに活動する少女たちが、最終的に“自分の頭で”選んだ道とは――。

様々な題材を通して現代を描き続けてきた著者が今回選んだのは「アイドル」。
視聴者のあいだで物議を醸したドラマ化を経て、待望の文庫化。
解説には、音楽家として多くのアイドルをプロデュースしてきたつんく♂を迎える。

結成当時から、「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。
独自のスタイルで行う握手会や、売上ランキングに入るための販売戦略、一曲につき二つのパターンがある振付など、
さまざまな手段で人気と知名度をあげ、一歩ずつ目標に近づいていく。
しかし、注目が集まるにしたがって、様々な種類の視線が彼女たちに向けられるようになる。
そして、ある出来事がグループの存続さえも危うくしてしまい……。

「人って、人の幸せな姿を見たいのか、不幸を見たいのか、どっちなんだろう」
「アイドルを応援してくれてる人って、多分、どっちもあるんだろうね」

恋愛禁止、炎上、特典商法、握手会、スルースキル、無料文化、卒業……
この数年であっという間に市民権を得た言葉たちの中には、
アイドルという存在から発生したものも多い。
新しい言葉が生まれた場所から見えてくるのは、今を生きる人々の様々な一面。
現代社会での生き方を模索するすべての人へ送る、真摯な物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    武道館
  • タイトルID
    :
    505458
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年03月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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武道館 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「お金を払うって、自分が何を欲しがってるのか、自分が何だったら満足するのか、すげえ考えるしすげえ選ぶってことじゃん。金も払わないで、何でもある中から手に取り続けてたらさ、そりゃ、自分がどんなヤツかってわかんなくなるよ。金払ってなかったら、期待外れのモンでも、まあいいかってなっちゃうし。めっちゃ良かったモンでも、ラッキー、くらいだし。どっちも同じくらいの距離にあるっつうか」

    0
    2026年09月17日

    Posted by ブクログ

    歌って踊るのが好き、だからアイドルになった女の子の話。思春期の女の子たちの心の揺れ動きと、世間が謳う「理想のアイドル像」。心の綺麗な彼女たちの心を「汚らしい」と毒する世間。その矛盾構造と、本当に私たちの推したいモノはなんなのだろう…推し活文化は声の大きな人のベキ論とそれに従属する『素直さ、ストイックさ』、そしてその「生き様」を消費しての評価というループの渦で、アイドルはその渦の真ん中にいる少年少女なのかなあ。
    今をアイドルたちが、幸せになってほしい。

    0
    2026年09月11日

    Posted by ブクログ

    昔の朝井リョウさんは、一つの出来事を、複数の登場人物の視点で描くというのが印象的だったように感じる。「桐島、部活やめるってよ」や「星やどりの声」、「世界地図の下書き」など。複数の視点で描かれるから、より解像度が高められたり、ある人物にとっては大事なことが、他の人物にはそうではない、といったことを読ませてくれる、そこが朝井リョウさんの魅力だと感じていた。
    「武道館」では、基本的に「日高愛子」という一人のアイドルの視点で物語が進められていく。幼い頃から、歌って踊ることが好きだった愛子が、アイドルグループNEXT YOUの一員として活動する姿が描かれる。
    現実のアイドル界隈と同じで、恋愛禁止、炎上、特典商法、握手会といったワードが出てきて、アイドルとは一体なんなのか?と考えさせる。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    8年ほど前の作品、アイドル像は少しは変わったのだろうか…。
    長年生活に寄り添ってくれていたアイドルが活動終了し、なんとなく心に空白ができて、何かで埋めたいなとこの本を読みました。

    朝井リョウさんの作品は何作目だろう。(もちろん作品の雰囲気には一貫性があるけれど)毎回主人公が自分史を語っているように、ほんとうにすんなりと心に入ってくる文章だと思う。

    アイコもアオイも幸せそうで良かった。
    こういう結末にしてくれた朝井さんに感謝します。
    余談ですが、ケーキの描写がとても美味しそうで、さすが!と思いました。

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    『武道館』 朝井リョウさん

    1.興味の原点と物語への入り口
    普段アイドルにはまったく関心がない私が本書を手にしたのは、大好きな朝井リョウさんの作品だからだ。

    家族の本棚から何気なく選んだ一冊だったが、読み進めるうちに「アイドル」という枠組みを超えた、人生の選択に関する切実な問いへと引き込まれていった。
    ------------
    2. 「正しさ」ではなく「正しかった選択」へ
    物語の中で主人公たちは、世間の目やファンの理想、自身の葛藤の間で激しく揺れ動く。

    その中で強く心に残ったのが、「正しい選択なんてこの世にない。正しかった選択、しかないんだよ」という碧の言葉だ。私たちはつい最初から「正しい道」を探そうとする。しかし、最初から約束された正解などどこにも存在しないのだ。
    ------------
    3. 自分の足で選び、生き切る覚悟
    自分で決めるとは、選んだ道をその後の生き方によって「正しかった選択」へと育て上げていく覚悟を持つことなのだろう。

    他人の期待に流されず、自分の意思で選び取ること。

    後悔しない選択とは、完璧な道を選ぶことではなく、自分が選んだ道を誇れるように誠実に生き切ることなのだと教えられた。

    0
    2026年08月27日

    Posted by ブクログ

    武道館を目指すアイドルNEXT YOUの物語。

    歌って踊るのが好きでただアイドルを続けたい気持ち。

    アイドルとしてファンから求められる理想像や世間からのバッシング。

    一方で10代の女性ならではの好きな人ができてその人と向き合いたいという気持ち。

    両立しない中で、気持ち揺れ動いて悩む子やそれに応えようとする人、彼女たちの選択の違いが表れていて面白かった。

    何かを選んで選び続けて正しい選択にしていくしかない。という言葉がとても印象的だった。

    0
    2026年08月05日

    Posted by ブクログ

    イン・ザ・メガチャーチから気になり読みました。

    なんとなく誰もが分かっていること。
    それを具現化したような一冊でした。

    とても分かりやすく伝わりやすい小説だったので実写化してほしいな〜と思いました。

    朝井リョウにドハマリ中だけどそろそろ全小説読み切ってしまう…

    0
    2026年07月01日

    Posted by ブクログ

    偶像崇拝、アイドルとは誰かの理想や夢を投影されてその通りに動くべき存在だと思う。アイドルとして活動している間はファンの期待に応えるような態度を求められるのは当たり前、ましてや1人の人間として恋愛に傾倒してはいけない。「ただの人間なんだから当然だろ」という態度が出てしまうとすっごく冷める。私の中で、そういう価値観が意識しないところであったんだなと感じた。

    平成のトップアイドルグループ、特にジャニーズなどの大手アイドルグループではバラエティのチャレンジ企画なども成功させてるイメージが強い。失敗することもあるけど、失敗しても次は成功させてくる印象があり、「できるか」「できないか」ではなく「やるか」「やらないか」だと感じる。
    本作は女性アイドルグループの話だが、女性アイドルは男性よりも活動できる期間が短くある程度の年齢になると卒業という選択肢が出てくる。主人公の心情を通して、アイドル側の感じ方がすごくリアリティがあり「華の十七歳」の時期を偶像崇拝される側になって過ごすと普通の十七歳では感じられないような体験を小説を通して擬似体験させられるような、そんな気がした。

    0
    2026年06月16日

    Posted by ブクログ

    選択、心や環境の変化、立場ではなく個人としてのあり方などを考えさせられる内容で、それまでの内容がしっかり後の感情に繋がる感じもとても読みやすいなと思った。
    アイドル側のお話だけど、自分にも推している人がいるのでファンとしてのあり方なども考えさせられた。

    0
    2026年06月08日

    Posted by ブクログ

    序盤はあんまりかな?後半にかけての展開がおもしろすぎて一気読みしてしまった。最近推し活に勤しむ私には少々しんどい内容でした。アイドルも大変だ。。

    0
    2026年05月28日

武道館 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    武道館
  • タイトルID
    :
    505458
  • ページ数
    :
    368ページ
  • 電子版発売日
    :
    2018年03月09日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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  • 【閲覧できる環境】
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