ノンフィクション作品一覧

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  • 工学部ヒラノ教授
    4.1
    朝令暮改の文科省に翻弄され、会議と書類の山に埋もれながらも研究、講義に勤しむ工学部平教授。安給料で身体を酷使する「女工哀史」さながらの毎日。累々たる屍を踏み越えつつ頂上を目指す大学出世スゴロク。そして技術立国日本の屋台骨を支える「納期厳守」「頼まれたことは断らない」等エンジニア七つの鉄則。理系裏話がユーモアたっぷりに語られる、前代未聞の工学部実録秘話。
  • シンプルだから、贅沢
    4.1
    シンプルな心になれば、すべてが贅沢になる――。日本に「シンプルな生き方」を広めたフランス人著者が、自らの真に贅沢な暮らし方をとおし、シンプルな発想法を教えてくれます。1日+1日+1日……が私たちの「人生」になります。上質な日々が上質な人生になるのです。だから本書には、ただものを減らす技でなく、上質なものを選ぶ楽しみからエレガンスや感性の磨き方まで「幸せの秘訣」が満載です。
  • 天才を作る親たちのルール トップアスリート誕生秘話
    4.1
    日本を代表するトップアスリートは、家庭でどのような教育を受けたのか。 親がしたこと、しなかったこと。12家族から見えるそのルール。 世の中には「天才」と称されるスポーツ選手が何人もいる。天才って何? 大量の汗とともに磨かれる技、そして肉体と精神、その上に成り立っている競技スポーツに生きる選手に対して、「天才」という曖昧模糊とした言葉には違和感がある。その疑問から始まった、トップアスリートの親へのインタビュー集。多くの読者に好評を博した2003年刊の同テーマ書籍に続く第二弾。今回は、萩野公介(水泳)、白井健三(体操)、桐生祥秀(陸上)、永井花奈(ゴルフ)、石川佳純(卓球)、木村沙織(バレー)、井上尚弥(ボクシング)、竹内智香(スノーボード)、藤浪晋太郎(野球)、宇佐美貴史(サッカー)、宮原知子(フィギュアスケート)、大谷翔平(野球)の親へ取材。それぞれ育て方には個性がありながら、数え切れないほどの共通項もあった。筆者がそこで導き出す、天才の作り方とは。
  • あの日
    4.1
    STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、業火に焼かれる人間の内面を綴った衝撃の手記。1研究者への夢 2ボストンのポプラ並木 3スフェア細胞 4アニマル カルス 5思いとかけ離れていく研究 6論文著者間の衝突 7想像をはるかに超える反響8ハシゴは外された 9私の心は正しくなかったのか 10メディアスクラム 11論文撤回 12仕組まれたES細胞混入ストーリー 13業火etc.
  • ふかいことをおもしろく 創作の原点
    4.1
    各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHKBSで放送中の番組「100年インタビュー」の単行本化第2弾。今回は、日本を代表する作家・劇作家で、昨年(2010年)4月9日に肺がんのため亡くなった井上ひさしさんのインタビューをもとにまとめた。5歳で父と死別、児童養護施設に預けられ、施設から高校に通学。上智大学に進学したが、東北なまりの悩みから吃音になり、釜石で働いていた母の元へ。製鉄所や漁業で沸く釜石は、母がいて、劇場もあって居心地がよかったと懐かしむ。たくましく働く母のつてで、図書館でアルバイトしたことがきっかけで文学のよさに気づき、作家を志して再び上京。浅草の劇場のコントを書いたり、ドラマの脚本の懸賞で稼いで大学の寮費をまかなった。その後、小説・戯曲で活躍し、1984年に劇団「こまつ座」を旗揚げする。創作の原点と若い世代に伝えたいことを、ユーモアいっぱいに語る。

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  • 欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア
    4.1
    アメリカ金融界の伝説の投資王リバモアの伝記小説。株式と商品相場で巨万の富を築くも相場の暴落で全財産を失う。その人生の教訓、市場の欲望と幻想は今に生きる。
  • ラグビー日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズとの対話 コーチングとは「信じること」
    4.1
    ラグビー日本代表を勝利に導く名将の哲学。ラグビーワールドカップで敗北を繰り返すなど、弱かったラグビー日本代表は、なぜ世界の強豪国にも勝てるようになったのか。オーストラリア代表コーチとしてチームをワールドカップ準優勝に導いた世界的名将が組織と個人を育てるための哲学を語り尽くす!
  • 大日本帝国の興亡〔新版〕1──暁のZ作戦
    4.1
    〔暁のZ作戦〕一九三六年の二・二六事件から一九四五年八月一五日の敗戦まで日本の激動の時代を臨場感溢れる筆致で描き、ピュリッツァー賞を受賞した傑作ドキュメント全五巻。〔1〕では、二・二六事件、盧溝橋事件から日米の和平交渉の難航と決裂、真珠湾攻撃へと突き進む開戦前夜までを追う。
  • 数学の大統一に挑む
    4.1
    xのn乗 + yのn乗 = zのn乗 上の方程式でnが3以上の自然数の場合、これを満たす解はない。 私はこれについての真に驚くべき証明を知っているが、ここには余白が少なすぎて記せない。 17世紀の学者フェルマーが書き残したこの一見簡単そうな「フェルマーの予想」を証明するために360年にわたって様々な数学者が苦悩した。 360年後にイギリスのワイルズがこれを証明するが、その証明の方法は、谷村・志村予想というまったく別の数学の予想を証明すれば、フェルマーの最終定理を証明することになるというものだった。 私たちのなじみの深いいわゆる方程式や幾何学とはまったく別の数学が数学の世界にはあり、それは、「ブレード群」「調和解析」「ガロア群」「リーマン面」「量子物理学」などそれぞれ別の体系を樹立している。しかし、「モジュラー」という奇妙な数学の一予想を証明することが、「フェルマーの予想」を証明することになるように、異なる数学の間の架け橋を見つけようとする一群の数学者がいた。 それがフランスの数学者によって始められたラングランス・プログラムである。 この本は、80年代から今日まで、このラングランス・プログラムをひっぱってきたロシア生まれの数学者が、その美しい数学の架け橋を、とびきり魅力的な語り口で自分の人生の物語と重ね合わせながら、書いたノンフィクションである。
  • インフルエンザ パンデミック 新型ウイルスの謎に迫る
    4.1
    2009年に執筆された本ですが、内容は全く色あせておらず、むしろ、コロナと対峙する際に、参考になることが多数見つかります。パンデミックというと未知なる体験のように思われがちですが、人類は、1918年のスペイン風邪や2009年の新型インフルエンザなどを既に経験しているので、その時の歴史を学び、経験を生かすべきです。 この書籍の中で、 1. 新型ウイルスの何が怖いのか 2. どのように変異が生まれるのか 3. どの程度PCR検査をするべきなのか 4. 感染者数に一喜一憂するな などの、現在私たちが直面している問題の解決策につながる洞察が深く掘り下げられています。 【本書に関する参考ブログ】 http://www.kenjikabashima.com/ 京大医学部の椛島先生のブログです。 ロベルト・コッホ賞を受賞したインフルエンザの世界的権威が書いた衝撃の科学ミステリー。変幻自在なインフルエンザウイルスの謎に迫る! 21世紀初のパンデミック(世界的大流行)が突如発生、ウイルスは瞬く間に世界に伝播した。はたして新型ウイルスは、人類を脅かす存在なのか。ロベルト・コッホ賞を受賞した世界的権威らが、最新の研究成果をもとに、インフルエンザウイルスにまつわるさまざまなミステリーを解き明かす。 第1章 パンデミック発生 「新型」の何が怖いのか ウイルス学の基本をおさえる ほか 第2章 インフルエンザウイルスはどのように感染するのか インフルエンザウイルスの発見 電子顕微鏡が映し出したウイルスの正体 ほか 第3章 「種の壁」を超えた感染はなぜ起きるのか? 人獣共通感染症としてのインフルエンザ 「変異」はこうして起きる ほか 第4章 ウイルスの病原性が突然高まるのはなぜか? 第5章 H5N1亜型ウイルスがパンデミックを起こす可能性はあるのか 第6章 スペイン風邪は、なぜ史上最悪の被害をもたらしたのか? 第7章 ワクチン接種で感染を予防できるのか 第8章 抗ウイルス薬は感染拡大を食い止められるのか 第9章 新型ウイルスは、人類を脅かす存在なのか? 疑問1 どのようにして新型インフルエンザウイルスが誕生したのか 疑問2 H1N1亜型のウイルスにもかかわらず、パンデミックを起こしたのはなぜか 疑問3 これから新型インフルエンザは大流行するのか 疑問4 季節性インフルエンザと何が違うのか 疑問5 病原性が高まることはないのか 疑問6「六〇歳以上の人には新型ウイルスに対する免疫がある」は本当か 疑問7 新型インフルエンザに抗インフルエンザ薬やワクチンは有効か
  • 黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実
    4.1
    あの蒸し暑い夏の夜、彼女は東京の路上から永遠に消えた――2000年7月、六本木でホステスとして働いていた元英国航空の客室乗務員ルーシー・ブラックマン(21)が、突然消息を絶った。失踪当初から事件を追い続けた英紙《ザ・タイムズ》の東京支局長が、日英豪関係者への10年越しの取材で真相に迫る。滞日20年、日本を知り尽くした著者にしか書き得なかった底知れぬ闇とは? 複雑に絡み合う背景を丹念に解きほぐして「文学」にまで昇華させ、海外で絶賛を浴びた犯罪ノンフィクション。著者が事件現場のその後を訪ねる日本版あとがき収録。
  • 「正義」の嘘 戦後日本の真実はなぜ歪められたか
    4.1
    慰安婦問題、「吉田調書」、原発、安全保障関連、佐村河内問題、南京事件、集団自決、百人斬り…戦後日本の真実はなぜ歪められたか。 誤報、虚報? はたまた捏造なのか? 偏向、反日なのか? 真実が歪められた理由は、“日本型組織の崩壊”(?)では片付けられない! 平和、弱者、隣国、原発…戦後正義の暴走が一目瞭然! 言論テレビのキャスター、櫻井よしこ氏と花田編集長が初タッグ! 6人の論客を招いて戦後日本の謎をひもとく。 なぜ彼らは日本を貶めるのか、 いまこそ日本人は知るべきだ
  • 督促OL 修行日記
    4.1
    「今度電話してきたら、ぶっ殺す!!」。1時間60本ノルマの電話をすれば、怒鳴られ、脅され、泣き落とされ・・・。人見知りで話しベタで気弱なOLが、年間2000億円の債権を回収するまで。日本一つらい職場で生き抜く技術。自分に向いてない仕事やストレスフルな仕事をする全ての方に読んでほしい本。
  • この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう 池上彰教授の東工大講義
    4.1
    東京工業大学の教授に就任した池上彰さん。理系学生への講義の内容が一冊に。「悪い会社・優れた経営者の見分け方」「なぜ優秀な理系学生がオウム真理教に?」「君ならサムスンに移籍するか?」「日本国憲法は改正すべきか」「リーマン・ショックとは何だったのか」「君は年金に入るべきか」「なぜ反日運動が起きるのか」etc.知るべきことを分かりやすく。ビジネスマンも必読です。
  • 翼、ふたたび
    4.1
    経営破綻から短期間での再生を果たしたJALをモデルにした「ノンフィクションノベル」。2010年1月、ナショナルフラッグと言われたヤマト航空は、経営に行き詰まり、会社更生法を申請した。再建の切り札として外部から招かれたカリスマ経営者が再建に乗り出すが、プライドの高い社員たちは、そのやり方に反感を抱く。だが、二次破綻は断じて許されない。痛みを伴う改革に加えてアメーバ経営が導入され、意識を変えるためのリーダー研修をはじめ、経営の指針「フィロソフィ」の作成等によって、社員一人ひとりのマインドセットが変わり、バラバラだった社内が一つになっていく――。しかし改革が軌道に乗り始めようとしたその時、東日本大震災が発生。津波に襲われて孤立した仙台空港で、ヤマト航空の社員たちは……。経営破綻、外部からのカリスマ経営者、意識改革、そして震災。2012年9月に株式を再上場するまでの、“奇跡の復活”を描く感動のストーリー。
  • 愛と憎しみの豚【電子特別版】
    4.1
    【大幅加筆修正&写真満載の電子特別版!!】なぜ、豚は、世界中で好かれ、同時に、激しく嫌われるのか? 豚の謎を追って、灼熱のアラブから、イスラエル、東欧、そして、極寒のシベリアへ。“豚をめぐる冒険”が始まる。「インパラの朝」で第7回開高健ノンフィクション賞を受賞した著者による渾身のノンフィクション。電子化にあたり、単行本では収録されていない秘蔵写真20点以上を追加収録!!
  • あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史
    4.1
    過酷な労働に耐え、明治の富国強兵政策を底辺で支えた無数の少女達。その女工哀史の真実とは。四〇〇名に及ぶ元工女を訪ね、歴史の闇に沈んでいた近代日本の民衆史を照らし出す、ノンフィクションの金字塔。
  • マスコミが絶対に伝えない 「原発ゼロ」の真実(TAC出版)
    4.1
    【ウソだらけのマスコミを疑わない国民が、日本を壊す】 国民よ、マスコミが作った空気に踊らされるな! 3.11後の「脱原発」の裏を、三橋貴明が緊急取材&徹底解説! 原発を非科学的に、知識なく批判するマスコミ、政治家が作った「世論」は正しいのか── 三橋貴明が大いなる危機感を抱いて執筆した渾身の書! 客観的なデータの検証と電力関連施設の丹念な取材から、「無知」と「誤解」だらけの電力問題を徹底解説します。 3.11以降、「脱原発」「反原発」こそが「善」で「原発」は「悪」という“空気”がマスコミによって醸成されてしまった。 脱原発で電気料金は上がり続け、再エネ賦課金の負担も国民にまわってくる! 「自然エネルギーは原発の代替になり得るのか」「電力自由化で電気料金は値下がりするのか」「放射線の健康被害は果たしてどの程度のものなのか」 …など、マスコミが絶対に伝えない電力問題の裏を、鋭くえぐった1冊です。
  • 最高裁の暗闘 少数意見が時代を切り開く
    4.1
    裁判員制度が動き出し司法への関心が高まる中、司法の頂点に立つ最高裁。判事たちの合議で決まる最高裁判決に、どのようなカラクリがあるのか。過去10年の重大判決の内幕を追い、権威に隠れた最高裁の真実の姿に調査報道が迫る。
  • カミングアウト・レターズ : 子どもと親、生徒と教師の往復書簡
    4.1
    ゲイ/レズビアンの子とその親、生徒と教師の往復書簡。家族への、身近な人への告白。初めてうちあける子どもの思い。母親の驚き、葛藤、そして受容。生徒と教師の真摯な対話。18歳から82歳まで、7組19通の手紙と2つのストーリーを編んだ。ゲイ/レズビアンの子をもつ親たちの座談も収録。

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  • 檻のなかの子   憎悪にとらわれた少年の物語
    4.1
    8年間誰とも口をきかず、机の下で怯える15歳の少年ケヴィン。恐怖心が爆発すると、周囲も自分も傷つけ暴れまわる。トリイと机の下にもぐっての努力の末、ついにケヴィンは言葉を発した。だが、ある日彼が描いた世にもおぞましい絵は、何を表わすのか? 怒りと憎しみの塊となった少年の再生への道を描く問題作。/掲出の書影は底本のものです
  • 実録 ドイツで決闘した日本人
    4.1
    驚くべきことにドイツの学生結社は今日でも、鋭い真剣を用いた決闘が一部の学生の間で普通に行われている。一九八○年代初頭にドイツ留学した著者はふとしたことから学生結社に誘われ、そこで決闘を経験する。文豪ゲーテ、哲学者ニーチェ、政治家ビスマルクらはもちろん、現在の政財界を担うドイツのエリートの多くが決闘経験者という事実。本書は、武士道にも通じるゲルマン騎士の「高貴なる野蛮さ」を具現する決闘文化に迫るドキュメントである。【目次】プロローグ/第一章 ドイツの決闘/第二章 決闘の掟/第三章 学生結社の日常/第四章 伝承と継承 高貴なる野蛮/エピローグ/あとがき
  • ひとつひとつ。少しずつ。 電子特別版
    4.1
    結果が出なくてもあきらめない、日が当たらなくても腐らない。 ただ、コツコツと積み上げる―― 言葉にすることは簡単ですが、実際に行動するのは至難の業です。 しかし、フィギュアスケート日本代表の鈴木明子さんは、地道な努力を続けて、オリンピック2大会連続入賞、28歳での全日本選手権優勝など、いくつもの栄冠をつかんできました。 だれかと比べない。戦うのは自分自身 2014年3月に行われた世界選手権で 22年間のスケート人生に終止符を打った鈴木さんはこう言います。 「この本のタイトルは『ひとつひとつ。少しずつ。』です。 私の22年間のスケート人生をあらわしています。 もしかしたら、何段も飛ばしていく方法もあったかもしれません。 でも、私にはできませんでした。 ひとつひとつ。 少しずつ。 階段を上がっていきました。 私には一歩一歩上がるしか方法はなかったのです」 本書では、鈴木明子さんの生き方があますことなく紹介されています。 たとえば…… ○目立たないことをコツコツと ○過去は引っ張り出さない ○「自分がどれだけできたか」が成果 ○「できない自分」を受け入れる ○心が折れてもあきらめない ○そのときの自分が決めたことを信じる ○「楽しい!」と思える方法を探す ○可能性を広げれば夢は大きくなる がんばっているのに成果が出ない人、生き方に迷っている人にぜひ読んでいただきたい一冊です! 自身初の著書に、表紙の候補となった撮り下ろし写真を電子書籍限定で収録しました。
  • 原発敗戦 危機のリーダーシップとは
    4.1
    福島第一原発事故で、日本は「あの戦争」と同じ失敗を繰り返した――。『カウントダウン・メルトダウン』(大宅賞受賞)で福島第一原発事故を克明に描いた船橋氏が、福島の失敗の原因を徹底検証。 船橋氏の方針は、「文化論」を極力避けること。「文化決定論」は無責任と敗北主義をもたらし、「日本人だからダメなのだ」という居直りとあきらめをもたらすだけだからです。そこで氏は組織論、リーダーシップ論、ガバナンス論の視点から、どのような状況におかれた意思決定者が、どのような人間関係や指揮系統のなかで、どのように決断や命令を下したのかを具体的に検証。その結果あぶり出されたのは、戦力の逐次投入、「最悪のシナリオ」を考えることの放棄、インテリジェンスの軽視、タコツボ的な指揮系統、大局を見ない組織間抗争……。まさに、太平洋戦争論において散々指摘されてきたものと酷似した、数々の問題点でした。今度こそ同じ失敗を繰り返さないために、船橋氏はいかなる処方箋を見出すのか? 半藤一利氏らとの特別対談を収録。
  • 昭和天皇伝
    4.1
    第15回(2011年)司馬遼太郎賞受賞作。 日本の命運を若くして背負わざるをえなかった君主はいかに歩んだのか。昭和天皇の苦悩と試行錯誤、そして円熟の日々――。我々は後年の円熟味を増した姿で昭和天皇についてイメージし語ってしまいがちだが、昭和天皇が即位したのは25歳。世間では天皇の神聖さが説かれていても、右翼や保守派の重臣たちは天皇をかなり手厳しく見ていた。本書は側近や実力者たちが残した膨大な日記など、一級の史料を丁寧に掘り起こし、生真面目で気負いのある若かりし頃から晩年にいたるまでの多面的な昭和天皇の姿を描く。「昭和」という時代を理解するために必読の評伝!
  • 大人たちはなぜ、子どもの殺意に気づかなかったか?
    4.1
    子どもたちの「脳」にいま、起こっていること。―少年犯罪と発達障害について考察するドキュメント― あなたのお子さんは、こんなサインを発していませんか? ◎いろいろなことを話すが、状況や相手の感情、立場を理解しない。 ◎周りの人が困惑するようなことも、配慮しないで言ってしまう。 ◎言葉の本当の意味がわからず、表面的に、言葉通りに受け止めてしまう。 ◎会話のしかたが形式的で、抑揚がなく、間合いが取れない。 ◎みんなから「○○博士」「○○教授」と呼ばれている。  ◎ある行動や考えに強くこだわり、変更や変化を嫌がる。 ―少年事件を取材していくと、多くの少年事件の加害者は、「広汎性発達障害」という精神医学的な問題を持っていた。彼らは「悪意なく人を殺そうとした」ことや、「犯した罪の重さを実感できない」加害者たちだったのである。「殺意がないのに人を殺してしまう子どもたち」に、私たち大人はどうすれば気づくことができるのか。その行動を未然に防ぎ、回避するためには、いったい何が必要だったのか。そのことを、実際に起こった事件から考察してみたいと思う。
  • テトラポッドに札束を すべては絶望から始まる
    4.1
    12歳、テトラポッドに激突、首から下の運動機能をすべて失う。17歳、机上のパソコン上で起業、くわえたわりばし一本で年商1億円を達成。25歳の現在、ネットビジネスのカリスマと呼ばれる。伝説のブロガー・アフィリエイターの70億分の1の成功法則!
  • それからの海舟
    4.1
    幕末の動乱期の中、勝海舟はどう生きたのか。新旧相撃つ中で旧幕臣たちの生計をたてる道を探り、福沢諭吉らの批判を受けながらも、旧幕府勢力の代弁者としての発言力を確保して徳川慶喜と明治天皇の会見を実現。また一方では逆賊とされた盟友西郷隆盛の名誉回復に尽力した海舟の後半生に光を当てた名評伝。
  • 標高8000メートルを生き抜く 登山の哲学
    4.1
    歩いて宇宙に近い場所へ―― 極限に挑むプロ登山家、初の著作! 二度も死にかけた男が、それでも挑戦を続けられるのは何故か? 超高所で生死を分ける「想像」の力とは? 地球上に存在する8000m峰全14座に登頂し、日本人初の“14サミッター”となった著者が、病弱だった少年時代からの歩みを辿りながら、難局を乗り越えるための哲学を明かす。読むだけで息が苦しくなるような迫真のドキュメント!

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  • 滝山コミューン一九七四
    4.1
    郊外の団地の小学校を舞台に、自由で民主的な教育を目指す試みがあった。しかし、ひとりの少年が抱いた違和感の正体は何なのか。「班競争」「代表児童委員会」「林間学校」、逃げ場のない息苦しさが少年を追いつめる。30年の時を経て矛盾と欺瞞の真実を問う渾身のドキュメンタリー。(講談社文庫)
  • NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    4.1
    “何か”があなたを待っている。 “誰か”があなたを待っている。 ナチスによるホロコーストを経験した心理学者フランクル。彼は強制収容所という過酷な状況に置かれた人間の様子を克明に記録し、「人間とは何か」という普遍の問いにひとつの答えを見出そうとした。人は、何に絶望し希望するか。時として容赦なく突きつけられる“運命”との向き合い方を探る。姜尚中氏の特別寄稿も新たに収載!
  • アメリカ・メディア・ウォーズ ジャーナリズムの現在地
    4.1
    2013年8月、アメリカを代表する高級紙であるワシントン・ポスト紙が、アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾス氏に買収されたことは、大きな驚きをもって全世界に伝えられた。だが、アメリカのメディア界では近年、このニュースに象徴されるような激変が起こり続けている。激動のアメリカ・メディアの世界を、ボーン・上田賞受賞記者が丹念な取材から浮き彫りにする。(講談社現代新書)
  • 流血の魔術 最強の演技 すべてのプロレスはショーである
    4.1
    「プロレスは完成されたエンターテインメントなのだ!!」。新日本プロレスのレフェリーとして、アントニオ猪木、坂口征二、藤波辰爾(ふじなみたつみ)、長州力(ちょうしゅうりき)らの試合をもっとも数多く裁いてきた男が、プロレスを愛するがゆえに、ついに「魔術と演技」の真実を明らかにした!! 日本にプロレスが誕生して以来の最大にして最後のタブーを激白!!
  • 逮捕されるまで 空白の2年7ヵ月の記録
    4.1
    警察官を振り切って自宅マンションより逃走した日から逮捕されるまでの二年七ヵ月、どこでどのような生活をし、何を考えていたのか。北は青森まで、そして四国、沖縄、関西、九州の各地を電車、船、バス、自転車、徒歩で転々と移動した。英国人女性殺人事件で逮捕・起訴された市橋達也が「逃げた後、捕まる」までを綴る。拘置所からの、懺悔の手記。
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
    4.1
    映画より面白い映画評論がここにある! 町山智浩&柳下毅一郎による、伝説の映画活字漫談が1冊になって堂々復活。映画へのほとばしる愛ゆえに怒り、ツッコむ2人が、ときに対立も辞さず語り尽くす。『千と千尋の神隠し』のアンタッチャブルなテーマを喝破し、『スター・ウォーズ』を『巨人の星』に、『チャーリーズ・エンジェル』を「通いたい店」に喩える掛け合いは、まさにこのコンビならではのもの。傑作はもとより、クサしている映画までつい観たくなること請け合いの、怒濤の91本。
  • 警視庁捜査一課殺人班
    4.1
    警視庁の花形、捜査一課に「刑事の中の刑事」と呼ばれるデカ達がいる。殺人犯捜査係だ。数々の事件を克明に再現。殺しのデカ達が犯人を割り、捕らえ、落とす、捜査の実態と、組織、素顔を明らかにする!
  • 幻の楽器 ヴィオラ・アルタ物語
    4.1
    ワーグナーに愛されたにもかかわらず、音楽史の表舞台から「消された」楽器、ヴィオラ・アルタ。この数奇な運命をたどってきた「謎」の楽器が数十年ものあいだ、渋谷の楽器店の奥でほこりをかぶっていた。ヴィオラ奏者であった著者は、この楽器と偶然に出会い、魅せられ、ヴィオラ・アルタ奏者に転向。欧州を駆けめぐり、なぜこの楽器が消されたのか、その謎を解いていく。19世紀後半の作曲家たちがヴィオラ・アルタを通して表現しようとしていた音色とはどんなものだったのか。クラシック音楽の魅力と謎解きの楽しさに満ちたノンフィクション!【目次】はじめに/第一章 「謎の楽器」との出会い/第二章 失われた歴史を求めて/第三章 ヴィオラ・アルタを弾きながら/第四章 ヴィオラ・アルタの謎を解く/おわりに
  • ドキュメント 深海の超巨大イカを追え!
    4.1
    2012年夏、小笠原の海で、10年以上にわたってダイオウイカを追い続けてきた男たちが、奇跡を起こした。誰もなしえなかった撮影を可能にしたのは、いったい何だったのか? プロデューサー、ディレクター、カメラマン、研究者への膨大な取材で明かされる、撮影までの苦難の道のり。 16.8%の高視聴率を記録した「NHKスペシャル 世界初撮影! 深海の超巨大イカ」の公式ドキュメント本。
  • マネー・ボール〔完全版〕
    4.1
    1990年代末、オークランド・アスレチックスは資金不足から戦力が低下し、成績も沈滞していた。新任ゼネラルマネジャーのビリー・ビーンは、かつて将来を嘱望されながら夢破れてグラウンドを去った元選手。彼は統計データを用いた野球界の常識を覆す手法で球団改革を実行。チームを強豪へと変えていく――
  • 作画汗まみれ 改訂最新版
    4.1
    『ルパン三世』『未来少年コナン』など数々の傑作アニメを作り、高畑勲・宮崎駿が兄貴分として慕う職人的名アニメーターによる貴重な証言録。麻薬Gメンからアニメーターになった異色のキャリアから、『太陽の王子 ホルスの大冒険』等で高畑、宮崎らと過ごした熱き日々まで──日本アニメーションを黎明期から支えた氏が語る傑作アニメ誕生の舞台裏。
  • 空飛ぶ山岳救助隊  ヘリ・レスキューに命を懸けた男、篠原秋彦
    4.1
    大好きな山で仕事ができる、ただそれだけの理由でヘリ会社に入った篠原秋彦は、山小屋への物資輸送のかたわら、空からの遭難救助法の確立を目指す。  ひとりでも多くの人の命を救いたい。そのために山を研究し、私生活を犠牲にして現場に飛び込んでゆく。  そのすさまじいまでの救助の実態を、山岳遭難ルポの第一人者、羽根田 治が真実に迫る迫力で紹介

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  • がん保険のカラクリ
    4.1
    いざというとき保険は頼りになるか? ネット生命保険会社の副社長が、がん保険に纏わる「迷信」を一刀両断。正しい知識を持てば、いたずらに不安にかられることなく年齢やライフスタイルに合った選択ができると説く。さらに、がん保険を語るうえで避けて通れない民間医療保険が抱える問題、公的医療保険との関係にも言及。これからを賢く生きるための必読書。
  • 超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか
    4.1
    よく当たる占い師、奇跡の導師、スプーン曲げ、予知夢、前世……摩訶不思議な現象に惹かれる人は後を絶ちません。しかし、人間心理にひそむ陥穽を研究してきたワイズマン博士は、これら超常現象がすべてインチキであることを実験で鮮やかに示してみせます。怪しげなオカルトが看破される痛快な1冊。
  • 臆病者のための裁判入門
    4.1
    60万円以下の請求額なら弁護士を雇わずとも簡易裁判所で1日で決着をつけてくれる「少額訴訟制度」を利用して、あるトラブルを解決しようとしたら、決着を見たのは何と2年半後。国民が安価で迅速な裁判を利用できるように作られた制度なのに、なぜこんなことに? 体験を元に日本の「使えない」司法制度の闇を暴いた、面白くてためになる1冊です。
  • 世界で一番いのちの短い国 シエラレオネの国境なき医師団
    4.1
    医療事情が世界最悪の国で奮闘する医師の姿 平均寿命34歳(2002年)、日本のわずか半分以下。世界で最も医療事情が悪い国、西アフリカのシエラレオネ共和国。十年以上も内戦が続き、病院の建物は壊れ、医師や看護師も国外に逃げ出している。この医療システムが崩壊した、世界で一番いのちの短い国に派遣された医師が、寝食を忘れ、力を尽くして、目の前のいのちを救っていく……。そして、その国の未来のため、帰国したあとの医療レベルが維持されることを願い、さまざまな困難を乗り越え、現地スタッフへの教育にも取り組む。「本当に意味のある国際協力」を求め続ける医師の涙と笑いの奮闘の記録。 ●山本敏晴(やまもと としはる) 1965年宮城県仙台市生まれ。医師・医学博士・写真家・国際協力師。南アフリカにて人種差別問題に衝撃を受け、中学校の頃から数十か国を撮影。「本当に意味のある国際協力」について考え続ける。2000年より数々の国際協力団体に所属、アフリカや中東で医療援助活動を行う。2003年より2年間、国境なき医師団・日本理事。2004年、都庁からNPO法人の認証を受け「宇宙船地球号」を創設。「持続可能な世界」の実現を目指し、世界に目を向ける人々の育成を行う。 ※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

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  • 嘘みたいな本当の話みどり 日本版ナショナル・ストーリー・プロジェクト
    4.1
    泣いた、笑った、驚いた! 今回も、日本全国からとっておきの“嘘みたい”な話が集まりました。選者・内田樹、高橋源一郎両氏の琴線に触れた実話145編に、田原総一朗、横尾忠則、立川談春、三浦大輔、小泉武夫、近藤聡乃、山崎ナオコーラ、横塚眞己人氏、計8名の「あの人の『嘘みたいな本当の話』」も特別収録。 『きょうの猫村さん』で大人気・ほしよりこさんのたのしいイラストも満載です!!
  • 新装増補版 自動車絶望工場
    4.1
    働く喜びって、何だろう。自動車工場で働きはじめた34歳のぼくを待っていたのは、人間性を奪うほど苛酷で絶望的な仕事だった。考える暇もなく泥のように眠る毎日、悲鳴をあげる身体、辞めていく同僚たち。読みやすい日記形式で「働くこと」の意味を問うルポルタージュの歴史的名作に、最新の情勢を加筆した新装増補版。 (講談社文庫)
  • しまむらとヤオコー -小さな町が生んだ2大小売チェーン-
    4.1
    物が売れる! 同じ町が発祥の2大小売業! 「ファッションセンターしまむら」を経営する(株)しまむらと、埼玉を中心に首都圏に食品スーパーを展開する(株)ヤオコーは、どちらも東証一部上場企業で、売上を着実に伸ばしてきたことで知られている。この2つの企業は、どちらも埼玉県小川町を発祥とし、一時期は同じショッピングセンターに共同出店するなどしてきた。しかし、経営スタイルは全く異なり、片方は、社員の中から社長を輩出する社風(しまむら)、もう片方は、同族経営。かたや、徹底したマニュアル重視(しまむら)、もう片方は、「個店経営」を標榜し、店長やパート社員に権限を与えて任せる風土。これらの違いは、創業期からの歴史が生んだもの。両社の歴史をひもとき、さらに現在の状況を取材することで、物が売れる、両社の経営術を明らかにします。

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  • 解任
    4.1
    私はなぜ三〇年勤めたオリンパスを告発するに至ったのか? なぜ私が社長に選ばれたのか? 事件の真相はどこに? オリンパスの英国人元CEOが突然の解任までの全真相を激白!
  • NHKスペシャル 100年の難問はなぜ解けたのか―天才数学者の光と影
    4.1
    2007年1月、“宇宙の形を知る手がかり”といわれ、幾多の数学者が挑み、挫折し続けた難問「ポアンカレ予想」が解かれた。「数学界の残酷物語」とも「変人数学者たちの大いなる浪費」ともいわれたこの難問への挑戦。その苦難と敗北の歴史を軸に、天才数学者たちの生き方と数学の魔力を描く。

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  • ひとり舞台 脱原発─闘う役者の真実
    4.1
    2011年4月9日、脱原発活動を宣言。仕事減、恋人との別離、刑事告発、ネット上での誹謗中傷の嵐…。でも「後悔は何ひとつしてへん」。原発廃絶に向けて芸能界でたったひとり闘い続ける役者・山本太郎の活動の軌跡を追うノンフィクション。「原発はいらん、イヤや」って意思表示するだけに、何でここまで悩まなアカンねん。(本文より)
  • 前世への冒険~ルネサンスの天才彫刻家を追って~
    4.1
    「あなたの前世はルネサンス期に活躍したデジデリオという美貌の青年彫刻家です」。前世が見えるという女性に取材で出会ったことがきっかけで、イタリアに旅立つことを決意した。相次ぐ偶然の発見に驚きと懐疑心を抱きながらも、時空を超えて前世の「自分」を検証するスリリングで不思議な旅のルポルタージュ。(『デジデリオ』改題)

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  • 陽はまた昇る 映像メディアの世紀
    4.1
    20世紀最後にして最大の家電商品・ホームビデオ。VHS方式とベータマックス方式、二つの規格をめぐって、日本ビクターとソニーが死闘を繰りひろげる。規格統一はあるのか。欧州市場は、どちらを支持するのか。そしてついに、高野鎭雄という一人の男の信念が、技術者集団を引っ張り、井深大、盛田昭夫率いる巨人・ソニーとの闘いを制し、世界を相手にひとつの時代の幕を開く。NHKの「プロジェクトX」や映画化で話題をよんだ痛快無比の傑作ビジネス・ノンフィクション。
  • そして殺人者は野に放たれる
    4.1
    無罪判決。その時、殺人者はニヤリと笑った――「テレビがうるさい」と近隣の5人を滅多刺しにした男が、泥酔し見知らぬ主婦を背後から殺傷した通り魔が、罪に問われず社会に戻ってくる!! 「心神喪失者の行為は罰しない」という法の下に――。ある殺人者は「やられたほうが悪い。自分は被害者」と開き直り、ある殺人者は「死んだ人間は運命だと思って諦めたほうがいい」と口にする……こうして彼らは、何度も何度も野に解き放たれる! 日本の無法ぶりを暴いた渾身の衝撃作。

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  • 僕たちは世界を変えることができない。But,we wanna build a school in Cambodia.
    4.1
    カンボジアに学校を! 向井理主演映画原作 向井理主演で2011年秋に公開される同名映画の原作ノンフィクション。医大生の甲太は受験勉強をして大学に入ったものの平凡な日常に疑問を抱いていた。そんな彼が、<150万円を寄付すればカンボジアに小学校が建つ>というパンフレットを偶然見かける。「これだ!」と感じた甲太は、仲間を募り、クラブでのイベントを企画して、何とか150万円の捻出をはかろうとする。それと同時にカンボジアにも出かけ、売春宿で働く少女たちやエイズの問題、地雷除去やゴミ山で暮らす人たち……などの過酷な現実に触れ、自分たちとのダメさ加減と正対することになる。けっしてきれいごとだけを書いているわけではない彼らの行動は読む者に勇気と元気を与えるものとなっている。笑って泣けて考えさせられる青春ストーリー。 TV「王様のブランチ」でも取り上げられ、“いま、自分に何かできることは?”と多くの人の共感を呼び、話題沸騰のノンフィクションを電子化。

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  • 全貌ウィキリークス
    4.1
    門外不出のイラク戦争日誌や外交公電など、各国政府のトップシークレットを次々と暴露する、前代未聞の内部告発組織「ウィキリークス」。以前からこの組織を取材し、創設者ジュリアン・アサンジの信頼を勝ち取ったのが本書の著者、ドイツ「シュピーゲル」誌のトップ記者である。密着取材を許され、ウィキリークスのメディア・パートナーとして活動を共にする2人。その過程で、彼らはこの組織の「偉業」だけでなく、謎に包まれたシステムの意外な脆さ、アサンジがひた隠す数々の「汚点」、そして現代ジャーナリズムが抱えるジレンマをも浮き彫りにしていく――。 いま世界でもっとも注目される組織のすべてに迫る、決定版ドキュメント。

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  • 二十歳の原点序章 [新装版] 十七歳から十九歳の日記
    4.1
    本書は1970年代に若者たちの間でベストセラーとなった高野悦子著『二十歳の原点』三部作の『二十歳の原点序章』新装版です。二十歳と6か月で、その生涯を自ら閉じた著者が大学受験を間近に控えた高校3年生の冬(十七歳)から都での大学2年の冬(十九歳)までの青春時代を綴った日記です。若さゆえのさまざまな悩みを抱えながらも、精一杯に日々を生きるその姿は、時代を超えて、私たちの心に大切な何かを問いかけてきます。痛々しいまでの純粋さとは、普遍性を持った文学的なテーマであることを思い出させてくれるはずです。新装版は、当時の時代背景を知らない世代にも読みやすいように一部脚注を付しています。また、著者が実際に日記を綴っていた大学ノートが横書きであったことを考え、より“個人の日記”という雰囲気を感じていただくために横書きの文字組デザインに変更しています。帯の推薦文は「他人のBLOGを読む前に、この青春の記録を読むべきだ!――中村 航」。

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  • 世界を変えるオシゴト 社会起業家になったふたりの女の子の感動物語
    4.1
    ふたりが立ち上げたビジネスは、深刻な貧困問題を抱えるチベット族が飼っている「ヤク」(牛科の動物)の毛を使った高品質のニットの製造販売。それは、貧困の村の人たちに、安定した雇用と継続的な現金収入をもたらしました。この本を読めばあなたも、「世界を変えることができそう!」と思うはず。一人、そしてまた一人が動き出せば、きっと世界は変わります!
  • アジア人物史 第1巻 神話世界と古代帝国
    続巻入荷
    4.0
    カバーイラストは荒木飛呂彦描き下ろし! 評伝を積み重ねて描く、本邦初の本格的アジア通史全編書き下ろし。「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす! ハンムラビ/ダレイオス1世/イエス/ブッダ/アショーカ/孔子/始皇帝/冒頓単于/司馬遷/王莽/曹操/カニシュカ1世/トーラマーナ/ミヒラクラ/カウンディンヤ/プールナヴァルマン/他。 「月報」エッセイ:原泰久 執筆陣:古井龍介/月本昭男/横地優子/牧角悦子/野崎充彦/坂本勝/坂井弘紀/北川香子/柴田大輔/阿部拓児/馬場紀寿/湯浅邦弘/鶴間和幸/林俊雄/藤田勝久/渡邉義浩/宮本亮一/青山亨
  • <ヴィジュアル版>ディープ・ニッポン
    NEW
    4.0
    日本人は自国を狭いと考えがちだが、日本列島は総面積で見るとイギリスの1.6倍もの広さ。定番観光地の「奥」や「裏」には、豊かな自然と文化が残され、いまもなお、ひっそりと物語を紡いでいる。半世紀以上にわたり日本を見つめてきたアメリカ生まれの東洋文化研究者が、北海道から九州まで、奥深い魅力にあふれ、インバウンドが押し寄せない、心静かな六つの聖地へ読者を誘う。文章と写真の美しさが呼応する日本秘境紀行――「私たち日本人が忘れかけているものが、この旅の中でひっそり息をしている」(作家・今村翔吾さん)
  • 機械ぎらい 機械音痴のテクノロジー史
    NEW
    4.0
    モバイルオーダー、オンライン予約、セルフレジ、最新の家電やアプリ・・・・・・効率化のために導入されているはずの最新技術が、操作のしにくさによって人々の効率を悪くしている。なぜ新しい機械やシステムは使いづらいのか? それは、最新技術が「機械が苦手な人たち」=「機械音痴」の存在を念頭においていないからである。メディアの変化に並走してきたライター、ポッドキャスターが、機械音痴たちの歴史をたどり、真に「便利な」技術と社会のあり方を考える。
  • ぼくらがつくった学校 大槌の子どもたちが夢見た復興のシンボル
    NEW
    4.0
    東日本大震災で家族と日常を失った、岩手県・大槌小学校の佐々木陽音くん(当時3年生)。震災から約1年半後、新しく建てる学校の教室をデザインする授業を通して、自分の役割を見つめ直し、学校はもちろんのこと、自分たちの住む町も、より笑顔のあふれる場所にしたいと思うようになりました。悲しい過去から顔を上げ前を向き、未来の夢へと向かう子どもたちの成長の過程を描きます。

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  • 疫病退散たべもの記
    NEW
    4.0
    食に祈りをこめて、病を退散させる。その驚くほど多様な「食」と「病」と「祈り」の世界を追い求めて筆者は全国を旅する。病に翻弄されてきた長い歴史の中で、人々は身近な食べ物を通して、どのように病と向き合ってきたのか。
  • 聞き出せる人が、うまくいく。
    NEW
    4.0
    15万部超のベストセラー『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』『こうやって頭のなかを言語化する。』の著者で、業界トップ・コピーライターの最新刊。 コピーライターにとって一番重要なのは、じつは「書く」ではなく「聞く」ことって知っていましたか?  本書では、学校では習わない「聞く技術」からさらに一歩踏み込んだ、相手の言語化できていない思いと言葉を引き出す「聞き出す力」を解説。 シビアなビジネスの現場で培った実践的かつシンプルな聞き出しメソッドは、どの業種にも応用できる普遍的なものです。 聞き出し方が変わると、相手の言葉が変わります。 相手の言葉が変わると、世界の見え方が変わります。 本書では「あるある感」たっぷりの事例をもとに、すぐに試したくなるメソッドを紹介。 聞き出し力を身につければ、もう言語化の悩みに煩わされることもなくなります。 ぜひ、相手から深い言葉を引き出す「聞き出し力」を実感してください。 ●こんな方におすすめ ・会議で参加者の本音を引き出したい人 ・クライアントの曖昧な要望に振り回されて苦労している人 ・部下との会話が事務的になって悩んでいる人 【主な内容】 第1章 すべては「聞く」ことから始まる 第2章 うまく「聞き出す」5つのルール ルール1 まずは100パーセント受け入れる ルール2「でも」は使わない ルール3 相手の発言に共感も納得もできなければ、発言のプロセスを探る ルール4 会話をする時は相手の片目を見る ルール5 好きなところを一つ見つける 第3章 相手からより引き出す 4つのシンプル聞き出しメソッド メソッド1 まず、出来事から聞いていく メソッド2 必ず「追い聞き」する メソッド3 自分が傷つくことを恐れない メソッド4 相手が無言になる時間を歓迎する 第4章 ビジネスシーン別 聞き出しのコツ ビジネスシーン1 会議 ビジネスシーン2 クライアントワーク ビジネスシーン3 1on1 ビジネスシーン4 就職・転職活動での面接 ビジネスシーン5 テキストコミュニケーション 第5章 「聞き出す」の先にあるものとは   実践編 「聞き出し」におけるメモ活用
  • 捕食 欲望をカネに変えるトクリュウ型犯罪集団「ナチュラル」の闇
    4.0
    東京・新宿の歌舞伎町のみならず全国に進出し、最大規模と言われるスカウト集団、ナチュラル。 警察はいま、「最凶のトクリュウ」としてその摘発に全力を挙げている。 「木山兄弟」というナゾのリーダーに率いられ、全国で2000人ものスカウトが日々女性を路上やSNS上でスカウト活動をして、風俗店やキャバクラなどに送り込む。 デリヘルやソープランドなどの風俗店、キャバクラなどで女性たちが稼いだカネの約15パーセントが、店からスカウト側に支払われており、女性が在籍している限り続く。男性の欲望のはけ口となる風俗店などから集めるカネは、いまや年間数十億と見られている。 ナチュラルの特徴は独自につくった闇アプリをフル活用しているところにある。「本部」と呼ばれる中枢から、100人ほどの幹部やスタッフがこのアプリを通じてスカウトたちを指導し、指令を出す。 そして「本部」に集まったカネは、各スカウトの出来高、ランキングに応じて配分される。 多くの女性を風俗店に紹介し、組織の中での格を上げていくと、「給料」は月に1000万円にも及ぶ。本部から各スカウトに渡される「給料」はすべて現金で、人目につかない場所でひそかに受け渡しが行われているという。もちろんん、すべて未申告の脱税状態のカネである。 組織の秘密は絶対に厳守で、無断で抜けようとしたり、情報を漏洩したりした場合、凄惨なリンチを受けることになる。そのための実力部隊も備えている。 その縛りは組織を辞めたあとにも及び、メンバーは高額の賠償や肉体的な制裁におびえ、いったんスカウトとして組織に加わると辞めるに辞められない状態に追い込まれる。最近では暴力団組織とも「提携」し、報酬を支払うことで組織の後ろ盾になってもらっているという。 スカウトの紹介によって風俗店で働く女性たちの肉声と、報復を辞めるに辞められない現役メンバーの苦悩。極左暴力集団や、オウムのような宗教団体にも似た、いったんはまったら地獄を見るまで抜けられない「組織」の圧力や、捜査対象に取り込まれた警察官の闇…。 捜査当局や数々の事件を長年にわたって取材してきた著者が、難航をきわめた現役メンバーへのアプローチに成功し、「闇アプリ」の解明、そして組織の実態に迫った出色のルポルタージュ。
  • 本を読めなくなった人たち コスパとテキストメディアをめぐる現在形
    4.0
    著者による『映画を早送りで観る人たち』の待望の続編! 〈倍速視聴〉から見えたコンテンツ消費における〈コスパ〉〈タイパ〉という欲望は、 読書においてはどのように作用しているのか。 本作では、「本を読めない人たち」への徹底取材をはじめ、 テキスト受容を取り巻く読者と出版社/ウェブメディアの現状をリポートする。 一体「本を読めなくなった人」は何を考えているのか。 2010年代以降、本が読まれないことが当たり前になるなか、 ほとんどフォーカスされてこなかった。 生の声を取材することで、現代社会のメディア状況への考察を深めていく。 【目次】 プロローグ 第1章 ニュースを無料で読む人たち      ――無料ウェブメディアの行き詰まり 第2章 本を読まない人たち      ――〈わかりみ〉と〈おもしろみ〉 第3章 本と出合えない人たち      ――無料抜粋記事と電子書籍の限界 第4章 本屋に行かない人たち      ――聖域としての書店 終 章 紙の本に集う人たち      ――読者と消費者
  • 百年の挽歌 原発、戦争、美しい村
    4.0
    102歳の古老は、なぜ自ら命を絶ったのか? 東日本大震災、福島第一原子力発電所事故から15年 『安倍三代』の青木 理が満を持して放つ、3・11レクイエム ◆内容紹介◆ 2011年4月11日深夜、東北の小さな村で、百年余を生きたひとりの男が自ら命を絶った――。厳しくもゆたかな自然に囲まれ、人と土地が寄り添ってきた村で、何が彼をそこまで追い詰めたのか。その死の背景を追ううちに見えてきたのは「国策」という名の巨大な影と、時代に翻弄される人々の姿、そして戦争の記憶だった。『安倍三代』の青木 理が静かな筆致で、現代日本の痛みと喪失をえぐり出し、美しい村の記憶と、そこに生きる人々の尊厳を描く渾身のルポルタージュ。 ◆推薦◆ 「この本は、ひとつの村の物語であり、同時にこの国の百年の記録である。」内田樹氏 「“この風景は私”と言えるほど土と人が結びついた暮らしを、原発事故によって断ち切られた人々の喪失が、本書には刻まれている。」藤原辰史氏 「貨幣による豊かさの名のもとに、共同体と暮らしがいかに壊されてきたか。その現実を、本書は静かに突きつけている。」田中優子氏
  • 覚悟
    4.0
    2026年の復活へ、真のエースになるために、巨人の支柱がはじめて胸中と覚悟を明かす。自身の野球人生と勝つための準備のすべて! 「どんな苦しい状況であっても自分に負けないというという『不屈のマインド』『闘争心』を磨いて、巨人のエースを改めてめざします」――挫折を経て巻き返しを誓う戸郷翔征が復活の逆襲への誓いをつづった! マウンドに上がるための準備、イメージトレーニングのルーティン、失敗した後の切り替えのタイミングと心掛けるべきこと……若きエース候補が心掛けていることとは? かつて、「プレッシャーなんて感じない」と僕は公言してきました。ただ、その自信は25年シーズンで根底からもろくも崩れ去りました。読者の方はこの本を読み進める途中、「なんだ戸郷のヤツ、口ほどにもないじゃないか」と思うかもしれません。 しかし、打たれたことや挫折も、野球人生における僕が歩んだたしかな「軌跡」なので、それは事実として受け止めなければなりません。 「野球はメンタルスポーツ」だと言われます。「あの日、あのとき、あの1球」の足跡を振り返りながら、その時点での心境を忠実に記してみました」(「はじめに」より要約)
  • 日本の未解決事件100 犯罪から読み解く「昭和」「平成」「令和」史
    4.0
    犯罪は時代と、その時代を生きる人々の心を映し出す鏡。特に未解決事件は人間の情念と謎めいた狂気が混在し、時代を超えた人間の深奥が見えてきます。本書は戦後の1945年から2025年までを10年ごとに区切り、当時の大事件を紹介。「3億円事件」「グリコ・森永事件」から「和歌山毒物カレー事件」「カルロス・ゴーン事件」「安倍元総理銃撃事件」など100の事件を取り上げます。犯罪から見た戦後史の傑作。
  • 性同一性障害を救った医師の物語 新版 ペニスカッター
    4.0
    Netflix映画『This is I』が、2月から配信開始! 映画の原案となった医師の感動ノンフィクション。 好評既刊『ペニスカッター』の新版として、アップデート! かつて日本でタブー視されていた「性転換手術」の先駆者、和田耕治。 国内で600人以上の「性転換手術」を行った、その壮絶な生涯とは? 苦闘する医師の人生が鮮明に描かれた、感動の書。
  • あきらめましょう
    4.0
    Xフォロワー14万人。手掛けた書籍2000万部以上。150万人登録の人気Youtubeチャンネルの仕掛け人。様々な顔を持ち、裏社会を最前線で味わってきた結果、たどり着いたミドルエイジに向ける令和時代の生き方のテーマ、「諦観」の指南。 「仕事」「金」「友人」等々。 人生の中で避けては通れない命題に立ち向かってきて。そろそろ人生の折り返し点に差し掛かり、この先の天井が見え始めてきたミドルエイジ。 そんな世代に、若さと老化の折り合いをうまくつけて、クライシスを乗り切るために、ポジティブにあきらめていく「諦観」の秘訣がここに。 令和時代の人生後半戦は「諦観」をベースに生き抜きましょう。 裏社会の体験実例を軸に、そんな、あきらめのコツを紹介していく処方箋。 読み終わると、自分を苦しめていた執着がすっと消えていきます。 カリスマ編集者:箕輪厚介も大推薦!!
  • 正しく生きる ケーズデンキ創業者・加藤馨の生涯
    4.0
    終戦直後の焼け野原のなかで妻と二人で始めたラジオ修理店を,全国有数の家電量販店へと育て上げた加藤馨.「会社はそこで働く全員のもの」とする,彼のユニークな会社観,経営哲学はどのようにして生まれたのか.生い立ちから戦争体験,起業,引退後の暮らしまでを,丹念な取材によって明らかにし,その人生を戦後家電流通史とともに描き切った壮大なノンフィクション作品.

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  • 慈悲
    4.0
    稀代の仏教学者が追究した仏道の根本概念 その出発点にして到達点 他者へのあたたかな共感がここにある 友愛の念「慈」、哀憐の情「悲」。生きとし生けるものの苦しみを自らのものとする仏の心、そして呻きや苦しみを知る者のみが持つあらゆる人々への共感、慈悲。仏教の根本、あるいは仏そのものとされる最重要概念を精緻に分析、釈迦の思惟を探究し、仏教精神の社会的実践の出発点を提示する。仏教の真髄と現代的意義を鮮やかに描いた、仏教学不朽の書。 慈悲の実践はひとが自他不二の方向に向って行為的に動くことのうちに存する。それは個々の場合に自己をすてて他人を生かすことであるといってもよいであろう。(中略)それは個別的な場合に即して実現さるべきものであるが、しかも時間的・空間的限定を超えた永遠の意義をもって来る。それは宗教に基礎づけられた倫理的実践であるということができるであろう。かかる実践は、けだし容易ならぬものであり、凡夫の望み得べくもないことであるかもしれない。しかしいかにたどたどしくとも、光りを求めて微々たる歩みを進めることは、人生に真のよろこびをもたらすものとなるであろう。――<「結語」より> ※本書の原本は、1956年に平楽寺書店より刊行されました。
  • 裸の大地 第一部 狩りと漂泊
    4.0
    『極夜行』後、再び旅する一人と一匹に、いったい何が起こったか? 四十三歳の落とし穴とは? GPSのない暗黒世界の探検で、日本のノンフィクション界に衝撃を与えた著者の新たなる挑戦! 未来により現在が決められるのではなく、現在によって未来がつくられていく。今現在の自分自身の知覚、感応、直感、判断、行動の結果によって、それぞれ別の未来ができあがっていく。そこにこそ登山や冒険でなければ経験できない生のダイナミズムがあるはずだ! 未来予測のない世界を通じ、人間性の始原に迫る新シリーズの第一作!!
  • 素晴らしきレトロケーキの世界
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 その単語を口にするだけで気分が上がり幸せになる、それがケーキという食べ物。中でも、昔ながらのビジュアルが魅力の「レトロケーキ」は老若男女すべての人たちのハレの日に寄り添い、うれしさや楽しさに伴走してきた存在。ショートケーキ、シュークリーム、バターケーキ、モンブランなどの定番からたぬきケーキやレモンパイ、サヴァランなど胸がきゅんとする“絶滅危惧種”まで網羅。日本洋菓子史の知られざる事実も緻密に取材!
  • なぜ「地方女子」は呪縛になるのか
    4.0
    大学進学において、生まれ育った地域、性別、通っている高校、保護者の学歴など、特に多くの壁=社会的諸条件を乗り越えなければならないのが「地方女子」。個人の努力や意志の問題に矮小化すると、「壁を乗り越えられないのは自己責任」という重荷を子どもたちに背負わせかねず、「地方女子」を呪縛にしてしまう。選択の背景にある「当たり前」はどのようにつくられているのか――。本書では「地方女子」の置かれた現状を教育、制度、経済、社会意識、ジェンダーなど多角的な視点から分析し問う。
  • さいごにきみと笑うのだ ~ふうかと紡ぐふつうの日々とふつうじゃない幸せ~
    4.0
    難病と闘う娘ふうかと歩んだ10年間の記録。 俳優・星野真里さんと元TBSアナウンサー・高野貴裕さん夫婦の長女、高野ふうかさん。 2025年7月で10歳になった彼女は、「先天性ミオパチー」という筋緊張低下の国指定難病を患い電動車椅子で生活していますが、周囲の人たちに支えられながら、明るく逞しく生きる日々をInstagramを通じて発信しています。そんな彼女の難病と共生する現実の中にある、ちょっと大変だけど少し楽しいエピソードを、母・真里さんの視点で綴ります。 「今日も生きている。それだけでこんなにも幸せを感じられるのですから」と星野さんは言います。ふうかさんを中心とした高野家の「ふつうじゃないけど、ふつうに幸せ」な日常を様々なテーマで紹介。星野さん自身が、ふうかさんから教わったという心が生きやすくなるヒントをお届けします。
  • 植物誌
    4.0
    人事院総裁を務める一方で、植物研究家として活躍した佐藤達夫。四季の草花への愛を一〇二点の繊細な絵と共に綴り、日本エッセイストクラブ賞を受賞した名随筆、待望の復刊! 「植物の世界と人間の世界を行き来する、 不思議な魅力に溢れた本」――市川春子さん、愛読 法制局長官、人事院総裁など多忙な公務の傍ら、植物研究家として活躍し、多くのエッセイやボタニカルアートを遺した佐藤達夫。 バチカンの燃えるような金盞花、議事堂でこっそりスケッチしたアカンサス、淋しがり屋のわれもこう、牧野富太郎と一緒に眺めた節分草―― 草花102種への愛をあたたかな文章と繊細な絵で綴った名著、待望の復刊。 エッセイ・市川春子 解説・大場秀章 ■目次 1月~3月 福寿草 うらじろ 梅 みすみそう アラセイトウ うめもどき スノードロップ ふき プリムラ・マラコイデス 口紅水仙 ヒアシンス 節分草 フリージア ねこやなぎ 沈丁花 アネモネ おおいぬのふぐり 三色堇 かたくり あせび こぶし えいざんすみれ にわとこ 仏の座 4月~6月 耳形天南星 みやまえんれいそう 金盞花 あまな 翁草 からたち みつまた 一輪草 二輪草 ゆりのき すいば 蛇苺 マロニエ 花菱草 あけび 伊勢なでしこ はまなし たつなみそう つゆくさ グロキシニア ほたるぶくろ 紫蘭 ジギタリス やまぼうし からすむぎ みずばしょう 7月~9月 むらさきしきぶ 雪の下 あじさい てりはのいばら どくだみ アカンサス 大待宵草 うばゆり たけにぐさ ていかかずら やまゆり 秋のたむらそう くず 朝顔 ウォーター・ヒアシンス おしろいばな 烏瓜 ゆうがぎく つりがねにんじん 琉球やなぎ われもこう ほうらいしだ 彼岸花 みずひき おけら かやつりぐさ 10月~12月 コスモス いらくさ おとこえし 恩方ひごたい いぬたで 藤袴 やまとりかぶと 天竺葵 めがるかや 松虫草 サフラン つりばな 梅鉢草 とねあざみ ほととぎす 竜脳菊 りんどう こせんだんぐさ 力芝 おなもみ やつで くちなし 青木 ポインセッチア 柊 やどりぎ あとがき エッセイ 本棚の可憐な庭 市川春子 解説 人間愛が育んだ植物への愛好 大場秀章
  • 大人のたしなみ お酒の教養
    4.0
    知るほどに、お酒はおいしくなる。 大人の時間を豊かにする、一生モノのお酒の教養。 本書は、ビール・ワイン・日本酒の3つのお酒を軸に、味わいの違いや造りの基本から、 料理との合わせ方、家飲みの工夫、そして旅するように楽しむ世界中・日本中の酒文化まで ――大人が知っておきたい「お酒のたしなみ」を凝縮した一冊です。 著者は、フランスでのソムリエ修行を経て帰国後、酒販店を営むかたわら、 ソムリエ・バーテンダーとして40年以上お酒に向き合ってきた大越智華子さん。 主宰するお酒教室では、延べ7,000人以上にお酒の魅力を伝えてきました。 専門用語による難解な説明ではなく、誰もが実践できる“おいしく味わうための知識とコツ”を 中心に、やさしく丁寧にお酒の世界へと導きます。 【第1章 ビール】 クラフトビールの多様性、150を超えるスタイル、5000年を超える歴史、エールとラガーの違い、 酵母の秘密、グラスで変わる味わい、料理やスイーツとの相性、ノンアルの最新事情、世界のビール文化……など。 【第2章 ワイン】 「色」から入るワイン選びのキホン、好みの味の見つけ方・伝え方、覚えておきたい主要ブドウ品種、 自然派ワインの基礎、スパークリングの造り方、ラベルの読み方、アペリティフ文化、 チーズや和食とのマリアージュ、世界の銘醸地への旅……など。 【第3章 日本酒】 「純米・吟醸・本醸造」とは、米と水と人が生む個性、酒器・温度の奥深さ、季節で変わる味、 料理やチーズとの相性、健康と美容の話題、全国各地の酒蔵への旅、世界で注目されるSAKE……など。 今日の一杯が、ちょっと特別になる。 お店でも家飲みでも活かせる教養を身につけ、何気ない日常を“上質なひととき”に――
  • 新装版 小雨日記
    4.0
    「私がこれを書いていた時間は彼女たちが確実に生きていた時間なわけで、こうして一冊の本に彼女たちが生きた時間を残せることは私にとって宝物のような大切な記録だ」――小泉今日子さんの猫エッセイをコンプリート。ちっちゃい、ネズミのようだったのに、すっかりメタボな猫さんになったロシアンブルー、小雨の目線でキョーコの日常を観察した「小雨日記」。時がたち、縁あって迎え入れた双子の保護猫、黒猫の児玉と小福田。小福田の気持ちで3人暮らしを綴る「イイコ、イイコ」。そして、母親が他界して引き取った三毛猫の冬子。新装版にあたり、愛猫家ならではの、書き下ろしエッセイも収録。小泉さん自身が撮影した、自宅でのびのび過ごす猫ちゃんたちのキュートな写真も満載。装幀、クラフト・エヴィング商會。
  • 家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像
    4.0
    国家に親代わりを求めた男。 法廷で無期懲役に万歳三唱をし、殺人犯なのに刑務所で生存権を主張し続ける犯人・小島一朗。 誰も踏み込まなかったその内面に、異端の写真家が迫る。全真相解明、驚愕の事件ルポ! 信田さよ子氏(公認心理師・臨床心理士)「著者の体当たりの姿勢が(中略)この希少で類をみない犯罪者の内的世界の鍵を開けた」 原武史氏(政治学者)「常人には理解しがたい思考回路が初めて白日のもとにさらされた意義はきわめて大きい」 犯人はいったい何者なのか? ――――― 【新幹線無差別殺傷事件】 2018年6月9日、走行中の東海道新幹線の車内で男女3人が襲われ、2名が重軽傷、男性が死亡した。「刑務所に入りたい」という動機だったため、一審で無期懲役となった際に小島一朗は法廷で万歳三唱をした。控訴せず20年1月に刑が確定。小島は刑務所内で生存権を主張し続けている。 ――― 約3年にわたる取材で理解不能な動機、思考を浮き彫りにする。 【目次】 序章 鞘─―刑務所に入る夢を叶えた男  第一章 心――写真家が人殺しに興味を持つ理由 第二章 偏―─歩み寄る難しさ 第三章 記―─「むしゃくしゃしてやった、誰でもよかった」の真相 第四章 凶―─餓死することを止め、生きる選択をした 第五章 会―─アクリル板越しの作り笑顔 第六章 家―─浮かび上がるいい子 第七章 迷―─食い違う家族の言い分 第八章 裁―─真実が語られない虚無な裁判 第九章 答――刑務所でしか手に入らないもの─ 第十章 辿―─犯行時のシミュレーションから感じること─ 最終章 刑―─自傷行為を通して得られる愛 あとがき 新書版あとがき 主要参考文献一覧 ※本書は2021年に小社より刊行した単行本を加筆修正して新書化したものです。
  • 白鵬はなぜ嫌われなければならなかったのか だれも知らない角界不思議話
    4.0
    白鵬も驚嘆!「すごくおもしろい。僕も知らないネタばっかり」  朝日新聞人気連載「角界余話」を大幅加筆。 名横綱たちの「変人」な素顔や、力士たちの知られざる私生活まで、この記者しか書けない相撲界の裏話と感動秘話!! 日本人が愛する土俵の裏側で起きている、へんなこと、迷勝負の数々! ・白鵬、貴乃花……横綱たちの名勝負の裏側 ・「シカかます」「しょっぱい」……日常会話に浸透している相撲隠語 ・力士のデカパンはどこで買う? ・強かった昭和天皇の押し相撲 本書の主な内容 私だけが知る白鵬/あの日、貴乃花は二人いた/外国人力士たちのララバイ/国技館を守る特注のデカジャンパー/しこ名の秘密/まげの謎/「ちゃんこ=鍋」じゃない/こまもて北の湖がふるまった美味と愛嬌/化粧まわしはいくらする?/相撲とたばこの不都合な関係/千代の富士のブラックジョーク/念入りな力士たちのスキンケア/意外に呑めない力士/裏方の世界~行司のストレス/裏方の世界~「呼出」のおこぼれ/裏方の世界~茶屋/ビデオ判定の事件/皇室と相撲界/新米相撲記者の泣き笑い
  • 南緯69度のチーム 南極地域観測隊
    完結
    4.0
    女性初の隊長として南極地域観測隊のチームビルディングに奮闘したリーダーの視点 氷の大地で学んだ挑戦と伴走のリーダーシップ 隊員の安全確保が最優先!  プロジェクトを成功に導くカギは?  信頼関係の構築のために必要なことは? -------------------------------------- 南極は地球上の9割の氷がある場所。 そして世界一寒さが厳しい大陸としても知られています。 日本からの距離は約14000㎞、面積は日本の約36倍。ここで観測事業を行う「南極地域観測隊」は70年近く続く国家的事業です。 そして長期的なプロジェクトでありつつも、隊員が毎年選出され、年次ごとに各分野のプロフェッショナルが集まるという特徴もあります。 本書は、第66次南極地域観測隊において隊長を務めた著者が、日本での訓練・準備期間から、南極での活動の詳細を時系列にそってお伝えしています。 また南極地域観測隊史上、初めての女性隊長として、どのようなことに心を砕いたのか、著者自身の南極の経験とともに伝えます。隊員とのコミュニケーションにおける工夫や配慮、プロジェクトを成功に導くマネジメント、隊員一人ひとりのマインドセットなど、著者の氷の大地で学んだ挑戦と伴走のリーダーシップは、多様性が高まる組織のチームビルディングに悩む読者にもヒントとなる一冊です。
  • 茶人 豊臣秀吉
    4.0
    天下統一を成し遂げた豊臣秀吉は、茶の湯にいかなる夢を託したのか――。「侘び、寂び」を重んじる千利休の理念を超え、「面白く、楽しい」茶を掲げた秀吉は、弟の秀長や古田織部をはじめ、多くの追随者を生んでいった。同時代の日記・書状など、多様な史料を踏まえつつ、その歩みを多角的に検証。大胆で華やかな茶の湯を政治と娯楽の舞台とし、稀代のエンターテイナーが革新者として茶道の主役へと躍り出る姿を生き生きと描き出す。
  • 「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から―(新潮文庫)
    4.0
    ちょっとした山歩きのはずだったのに、大切な人が帰ってこない。迷子、怪我、天候変化。いつだって「たったそれだけのこと」で遭難は起きる。せめて最後のお別れがしたいと願う家族のため、著者は行方不明者を捜しに山に登る。遭難者目線で行方を推理するため家族から本人の性格や職業、趣味、思考の癖を詳細に聞き取る。入念なプロファイリングで消えた足跡を追う、驚きに満ちた六つの実話。
  • 東京メトロ 大都会をめぐる地下鉄
    4.0
    日本一大きな地下鉄「東京メトロ」の仕事を追った1冊です。運転士、車掌、総合指令所指令員、車両・線路・電気の保守を行う人など、取材者は21人にも及びました。地下鉄トンネルの工法など、興味深い謎も解き明かします。

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  • 毎日新聞社 記事づくりの現場
    4.0
    新聞記者は、次々飛び込むニュースをどのように捉えて、どのように紙面にまとめ、読者に伝えていくのか? 取材のプロに取材しました。他にも、写真記者、校閲記者、論説委員、デジタル新聞ディレクターなどの仕事を紹介。敏腕スタッフたちのさすがな仕事ぶりと、人間くさい奮闘ぶりが実感できる、新聞づくりの本質に迫った1冊です。

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  • 好かれる先輩 嫌われる先輩
    4.0
    “ボス”や、“リーダー”という考え方はもう古い。上下ではなく、信頼でつながる“先輩”には、人も情報も自然と集まり、成果や評価も高まる。あなたも“好かれる先輩”になって、人生を大きく好転させませんか? 本書では「コミュニケーション術」「セルフコントロール術」「マネジメント術」の3つの視点から「やっていいこと」「悪いこと」を具体的に伝えます。これを知れば自然と人も情報も集まり、仕事も人生もスムーズに回り出す! ベストセラー作家が教える50の意識で働く毎日は変わる!!
  • 豊臣兄弟 天下を獲った処世術
    4.0
    大河「豊臣兄弟!」より面白い日本史講義 今の日本に必要な「人を動かす」極意 * 人と技術に「投資」 * 「最速」は「最強に通ず * 「稼ぐ知恵」を配る * 「分身」を活用せよ * トップ自ら「おもてなし」 大河ドラマより面白い!! 令和の太閤記 「豊臣ブラザーズ」の人生は学びが多い。(中略) 豊臣ブラザーズは永続して貴族になったファミリーの生まれではありませんでした。であるにもかかわらず、彼らは巧みに天下を獲りました。この国にあって、どのような生き方をすれば、いかなる性格を持ってすれば、このような出世の階段を駆け上がることが可能なのか。歴史家としては、この謎を解き明かして、世間の目にさらしたい衝動に駆られます。(本書「はじめに 歴史から得られるヒント」より)
  • 自己との対話 社会学者、じぶんのAIと戦う
    4.0
    生成AIが爆発的な進化を遂げるなか、人間の存在意義や学問・教育の意味が問われつつある。長年大学教育の現場に携わり続けている社会学者・吉見俊哉は、自らの著作・論文をすべてAIに学習させ、「AI吉見くん」を制作。人工知能の「もうひとりの自分」と、「社会学」「大学」「日本の都市」「世界情勢」をめぐる対話を敢行し、現代社会の構造的な課題を考察する。そこから見えてきた、人間にしかできないこととは何か? 前代未聞の試みを通して、AI時代に人間が身に着けるべき知性を明らかにする。
  • コメ関税ゼロで日本農業の夜は明ける(新潮新書)
    4.0
    コメ関税ゼロ。それは、日本農業を再生に導く一番の特効薬である。本当の競争にさらされる時、農家は「どうやって儲けるか」を真剣に考えざるを得なくなる。激変する市場に対応するには、日本の農業の中核にある「農家のソフト」を継承・発展させるための装置としての農協を活用すればいい。「やりがい搾取」の構造を脱し、本来の価値を取り戻した時、日本農業の夜は明けるのだ――。闘う現役農家による激辛の提言。
  • 名画で読む「音楽の秘密」
    4.0
    絵画から溢れる音に耳を澄ます 絵画は「見る」芸術、音楽は「聴く」芸術――しかし両者は、思考の奥で密かに響き合っている。 ラヴェルやムソルグスキーが名画から音を掬い上げたように、画家たちもまた、筆で音楽を奏でようとしてきた。 本書は、絵画がどのように「音」や「旋律」を描いてきたのかを、時代と作品を横断して読み解く試みである。 静止した絵の中に流れる時間、沈黙の中に聴こえる響き――視覚と聴覚のあいだに潜む、 美の秘密に触れたい人に贈る珠玉のアートエッセイ。 オールカラー! 図版45点収録 【目次】 第1章 絵画で音を出す 第2章 鳥女の歌声 第3章 神話の産物 第4章 音楽のエロス 第5章 死の音楽 第6章 楽器の象徴性 第7章 庶民の楽器 第8章 描かれた楽譜 第9章 オペラ歌手 第10章 ダンス音楽 第11章 音楽の拷問 第12章 富裕層のサロンコンサート 第13章 王の音楽事情 第14章 中産階級の家族コンサート 第15章 野外コンサート 第16章 フェルメールと音楽 第17章 子どもと音楽
  • 清張が聞く! 一九六八年の松本清張対談
    4.0
    明治100年の知の競演が、昭和100年の今よみがえる!  戦後最初の内閣総理大臣・東久邇稔彦「やんちゃ皇族の戦争と平和」、創価学会第三代会長・池田大作「戦争と貧困はなくせるか」、松下電器産業会長・松下幸之助「経営とは傘をさすことなり」……ほか、松本清張が引き出した、時代を象徴する11人の本音。 政治、経済、歴史、文化、医学、宗教……各界の巨人が語る真実がここにある! 1968年(明治100年)1月号から12月号まで、月刊『文藝春秋』で1年間連載された「松本清張対談」。これまで一冊にまとまっていなかった伝説の連載が、2025年(昭和100年)に、新たな脚注を加えて初の書籍化。 各回の終わりには、松本清張による対談後記「話のあと」を収録。 〈清張の「聞き出す力」×11人のゲスト〉 東久邇稔彦(東久邇宮初代当主/元内閣総理大臣)「やんちゃ皇族の戦争と平和」 池田大作(創価学会第三代会長)「戦争と貧困はなくせるか」 大森実(ジャーナリスト)「キューバ・佐世保・ベトナム」 美濃部亮吉(東京都知事・当時)「都政ただいま体質改善中」 大佛次郎(作家)「文学五十年、この孤独な歩み」 林武(洋画家)「夫婦喧嘩が傑作を生む」 橋本実斐(元貴族院議員/旧伯爵)「最後の元老西園寺公の素顔」 江上波夫(考古学者/東洋史学者)「騎馬民族が日本を征服した」 中山恒明(外科医/東京女子医科大学客員教授・当時)「医者に博士号はいらない」 桑原武夫(フランス文学者/評論家)「明治は日本のルネッサンス」 松下幸之助 (松下電器産業会長・当時)「経営とは傘をさすことなり」
  • ガリンペイロ(新潮文庫)
    4.0
    アマゾン川の最奥、地図上では原野が広がっているだけの無人地帯に「黄金の地」は存在する。荒くれ者の貧乏人が巣食う金鉱脈だ。この地は誰でも受け入れる。前科の有無は問われない。IDすら不要。ただし条件がある。金鉱山の場所を明かした者は殺される。黄金による人生の一発逆転を夢見て、男たちは泥に塗れ、穴を掘って掘って掘りまくる。ブラジルの最底辺を鮮やかに切り取る異形の記録。(解説・町田康)
  • 事件はラブホで起きている 秘密の「浮気」調査報告書
    4.0
    パートナーの不倫で奈落の底に堕とされたサレ妻、サレ夫を救うカリスマ名探偵、ここにあり! 狙った獲物は逃がさない―― 対象者よ、震えて待て……! 「他人のセックスを証明することで生活をしている社会不適合者」をキャッチコピーに新卒から探偵となった現役私立探偵「探偵小沢」。小学生の頃の趣味は「買い物をする友だちのお母さんの尾行」というように、ナチュラルボーンな探偵。手がけた浮気調査は1000件以上。見かけとは裏腹に、丁寧な調査と依頼者さんに寄り添ったホスピタリティの高さが評判を呼び、日々調査依頼が舞い込む超売れっ子探偵。 そんな探偵小沢が遭遇した数々の浮気調査現場のレポートから、「もしパートーナーが浮気した場合の対処法」「悪徳探偵の見分け方」「探偵のと~っても有効な使い方」「弁護士の相談方法」など、「浮気」というキーワードに「ピン」とくる世の皆様方には必携の書。 「他人のセ●クスを証明することで生活をしている社会不適合者」にして最強の私立探偵、「探偵小沢」による不倫現場のレポートや浮気された時の対応策などが詰まった「超濃厚探偵本」。 ブロローグ 探偵小沢、誕生の秘密 第1章 現実世界の探偵は「難事件」なんか解決しない 第2章 とんでもない浮気相手 第3章 浮気調査に必要不可欠な3つのスキル 第4章 使えるものは何でも使う――名探偵の超絶テク 第5章 不倫されたら、どうすればいいのか? 第6章 これって、浮気の証拠になりますか……? 第7章 探偵が先か、弁護士が先か……? 第8章 不倫の慰謝料~探偵が教える裏ゼクシィ~ 第9章 探偵の法律 第10章 探偵業界の闇 第11章 不倫妻たちの愛憎劇 第12章 ドラマがなければ仕事は受けない~探偵小沢の流儀~ 第13章 地獄のドリンクバー……そして、地獄のクリスマス 第14章 あなたはなぜ不倫されるのか エビローグ 探偵と対象者の禁断の恋秘密の恋 ――プロローグより 思うに僕の探偵の原体験は小学生時代にある。 幼少期からテレビゲームが大好きだった僕は小学1年生のとき、とある遊びを思いついた。 それは、「クラスメイトのお母さんを意味もなく尾行する」という遊びだ。 最初の対象者(ターゲット)は仲の良かった内林君のお母さんだった。 夕方に内林君の家の前で張り込み、お母さんが夕飯の買い物に行くのを尾行してみた。 尾行がバレないように、コソコソと電柱の影に隠れながら追ってみたら……これが楽しいのなんの! 近所のスーパーでお惣菜を選ぶ内林君のお母さんをドキドキしながら見守り、そして帰宅するまで無事に追い切ることができたのだ――!
  • 明治を生きた男装の女医 高橋瑞物語
    4.0
    明治23年(1890)、横浜港を出航したドイツ汽船に乗っていた唯一の日本人女性、高橋瑞。 ドイツへの女子留学生、それも私費で渡ったのは瑞が最初だった――。  嘉永5年(1852)、西尾藩士の末っ子として生まれた瑞は幼い頃から利口な娘だった。 維新後に家は没落、未婚のまま長兄の家で子守として過ごす。 しかし、「瑞は学問をやるといい」という亡父の言葉を胸に24歳で家を出る。 旅芸人の賄い、住み込みの女中、短い不幸な結婚など、様々な職を経て、明治13年(1880)、前橋の産婆・津久井磯子の内弟子となる。 磯子の後押しで東京に出た瑞は、28歳で念願の学生となり、産婆の資格を取る。 だが、産婆では救えない命がある、医者になりたい―― 瑞は、女にも医術開業試験の受験を許可するよう、内務省への請願を始める。  この頃、荻野吟子(公許女医第一号)や生澤久野(同第二号)、本多銓子(同第四号)らも個別に請願を行っていた。 彼女らの動きが実り、ついに明治17年(1884)、女子受験者を迎えた初の医術開業試験が行われた。 瑞は女学生として初めて済生学舎に学んだ後、2年間の医学実習を終え、明治20年(1887)、公許女医第三号として医籍登録し、翌年、日本橋に「高橋医院」を開く。36歳だった。 医院は繁盛したが、1年半後、「もっと産婦人科学を究めたい」とドイツへの留学を決める。 女には大学で研究する道が閉ざされていたため、外国へ行くしか方法がなかったのだ……。 ドラマチックな高橋瑞の人生とともに、瑞が出逢い、見送った無名の女たちの運命、また、女医誕生への門戸を開いた仲間たちとの友情も感動的である。
  • ペルソナ 三島由紀夫伝
    4.0
    三島生誕100年・没後55年。 近代日本の官僚制と天才作家の逃れられざる宿命とは―― 樺太庁長官を拝命しつつ不遇の晩年を過ごした祖父。 農商務省で岸信介と同期だった消極的ニヒリストの父。 そして大蔵省をわずか9カ月で辞め、作家に転身した三島由紀夫。 日本の近代化とともに形成された官僚制の暗部と一家の系譜を丹念にたどり、 三島文学の成り立ちと衝撃の自死までの道程を明らかにする画期的評伝。 〈解説〉鹿島茂/井上隆史 目 次 プロローグ 第一章 原敬暗殺の謎 第二章 幽閉された少年 第三章 意志的情熱 第四章 時計と日本刀 エピローグ 単行本へのあとがき 文春文庫版へのあとがき 中公文庫版へのあとがき 参考文献   文春文庫版解説  鹿島茂 解 説     井上隆史
  • ルポ 路上メシ
    4.0
    東京では毎日、どこかで炊き出しが行われている。つまり、たとえ今日、職を失い、路頭に迷おうとも、都内であれば少なくとも飢え死にすることはないといえる。都庁下、上野公園、代々木公園、山谷、寿町、西成……路上生活者や生活困窮者が列を作る日本各地の炊き出しの現場に足を運び、周囲の人と語らい、配布された食事を食べる。インバウンド客でにぎわう繁華街とは対極に位置する「炊き出し界隈」から、令和ニッポンの新しい輪郭を描く。
  • 蟻客 アリと共に生きる虫たち
    4.0
    ★本書で世界初公開となる新発見も多数★ 「2024年動物学教育賞受賞」昆虫博士のアリ研究15年間の集大成的写真集! 蟻客【読み:ぎ・きゃく】 ――意味:蟻の巣にすむお客さん。蟻とともに生きる生物のこと。たとえばシジミチョウやハネカクシなど。好蟻性生物。 ■アリの巣の中で攻撃をかわし、餌を奪い取る ■アリが発する化学物質を盗聴する ■自らの化学物質でアリの行動を操作する 餌をねだる、かすめる、与えあう、捕食に寄生、そっくりな擬態… アリが社会をつくる昆虫だからこそ現れた「蟻客」の不思議。 「蟻客」研究で世界をリードする著者陣が、世界中を巡り15年以上かけて収集した、稀少なアリと好蟻性生物300種以上を美麗な写真で解説します。 本書で発表となる新発見や新種(未記載種)、これまでカメラに捉えられてこなかった決定的瞬間が満載。 TBS「クレイジー・ジャーニー」でも一部が紹介された撮影旅の裏側を語るコラムも必読です。
  • 後継者不足時代の事業承継 当事者の視点で考える
    4.0
    人口減少や産業構造の変化にともなう「後継者不足」に直面する日本の企業。経営者や後継者を対象とした講演やセミナーを行い、自身も事業承継の当事者であった著者は、とりわけファミリー企業に携わる当事者が抱く葛藤や不安、孤独感を実感したという。どうすれば事業を円滑に継承できるのか。事業の継続のために大切なこと、必要なことは何なのか。2009~20年まで「大塚家具」の社長を務めた著者が、実体験も交えながら解決の糸口を提案する。

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