ノンフィクション作品一覧

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  • アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極
    4.2
    デビュー作『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で2010年第8回開高健ノンフィクション賞、2011年第42回大宅壮一ノンフィクション賞、2011年第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞し、『雪男は向こうからやって来た』で2012年第31回新田次郎文学賞を受賞した若き冒険作家の最新作! 今なお命の瀬戸際まで人間を追いつめる酷寒の北極圏。19世紀、地図なき世界と戦い、還らなかった人々を追う、壮絶な1600キロ徒歩行! 人間の生と死をめぐる力強い物語!
  • 論文捏造
    4.2
    科学の殿堂・ベル研究所の、若きカリスマ、ヘンドリック・シェーン。彼は超電導の分野でノーベル賞に最も近いといわれた。しかし2002年、論文捏造が発覚。『サイエンス』『ネイチャー』等の科学誌をはじめ、なぜ彼の不正に気がつかなかったのか? 欧米での現地取材、当事者のスクープ証言等によって、現代の科学界の構造に迫る。なお、本書は内外のテレビ番組コンクールでトリプル受賞を果たしたNHK番組を下に書き下ろされたものである。
  • カラシニコフ I
    4.2
    世界に2億丁ある非合法の銃の半数を占める「悪魔の銃」カラシニコフ(AK47)。開発者カラシニコフやシエラレオネの11歳の少女兵などへの取材を通し、崩壊する国家の現状や、そこに暮らす人々を描く。
  • マラソン中毒者 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマン
    4.2
    紙書籍と電子版同時発売! パンダやダイコンのコスプレマラソンランナーとしても有名な著者の初書籍 IT界で彼の名を知らないものはいない。と同時にいまや、ランナー界でも「ダイコン」のコスプレですっかり有名になった著者。35歳を過ぎてからランニングを始め、フルマラソンでは飽き足らず、100キロマラソン、トライアスロン、さらにはゴビ砂漠、サハラ砂漠、北極、南極マラソンにチャレンジ。2013年3月のチリ・アタカマ砂漠でチーム優勝を果たした。まともな人は「おかしいんでは? 」と思うであろう、“マラソンジャンキー”の涙あり笑いありの体験記。カラーグラビアも豊富です! 「未来はいつだって変えられる、チャレンジせよ」これが著者のメッセージです!
  • こんな夜更けにバナナかよ  筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち
    4.2
    大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞ダブル受賞作! ボランティアの現場、そこは「戦場」だった――。筋ジストロフィーと闘病する鹿野靖明さんと、彼を支える学生や主婦らボランティアの日常を描いた本作には、介護・福祉をめぐる今日的問題と、現代の若者の悩みが凝縮されている。単行本版が刊行されてから10年、今も介護の現場で読み継がれる伝説の作品が増補・加筆され堂々の復活!
  • 秋山兄弟 好古と真之
    4.2
    日露戦争で、陸軍を率いてロシア軍を圧倒した兄・好古。海軍参謀としてバルチック艦隊を壊滅させた弟・真之。明治になってたかだか40年弱で、なぜ秋山兄弟のような世界に伍する人材が生まれたのか? 秋山兄弟の軍事的業績だけでなく、彼らを育てた明治日本の家庭、学校、軍隊での教育の考察を通して、逸材が生まれる社会、条件とは何かを探る。

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  • 偽装請負
    4.2
    1990年代から一気に産業界に広まった「偽装請負」という雇用形態。グローバル化で飽くなきコストカット、人員削減を迫られたキヤノン、松下電器産業など超一流企業までもが、率先して安い労働力を求めて、違法行為に手を染めていた! 2006年夏から告発キャンペーン報道を展開し、新聞労連ジャーナリスト大賞優秀賞を受賞した朝日新聞取材チームが、格差社会の「労働悲劇」を描き尽くす渾身のルポ。

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  • ルポ 資源大陸アフリカ―暴力が結ぶ貧困と繁栄
    4.2
    急成長する資源大陸アフリカで国境を越える紛争・犯罪が吹き荒れている。成長の果実はどこへいったのか。先進国の草刈り場として暴力なき成長が実現できない実態を現地特派員が追う。 【主な内容】 序 章 資源大陸で吹き上がる暴力/第一章 格差が生み出す治安の崩壊/第二章 「油上の楼閣」から染み出す組織犯罪/第三章 「火薬庫」となった資源国/第四章 グローバリズムが支える出口なき紛争/第五章 世界の「脅威」となった無政府国家/終 章 命の価値を問う
  • マイナス50℃の世界
    4.2
    厳しい自然条件に見事に適応しながらたくましく生活するヤクートの人々。ロシア語同時通訳としてシベリア取材に同行した著者が、現地でのオドロキの日常生活をレポート。米原万里の幻の処女作、ついに文庫化!
  • 災害がほんとうに襲った時――阪神淡路大震災50日間の記録
    4.2
    災害は突然のごとく襲ってくる。生きることと死ぬことの偶然の分かれ目、今まで自分たちを抱え、守ってくれていた家の消滅。救援がはじまる。被災者は避難所に移り、あるいは病院に搬送される。家族や友人を喪ったなかでの長びく避難所生活、救援にあたる者、救急医療の現場に携わる人の積み重なる疲弊… そこから、こころの病いをはじめさまざまな二次災害も広まる。東日本大震災からひと月余、誰もがはじめて経験する日々がつづくなか、16年前の阪神淡路大震災の経験から学ぶことは少なくないのではないか。小社で刊行した『1995年1月・神戸』より、中井久夫の文章を再編集、併せて新稿も収めて、ここにおくる次第である。歴史に学ぶ・「神戸」から考える――こころのケアを中心に、精神科医が関与観察した震災後50日間の記録。

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  • 特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録
    4.2
    「特殊清掃」とは、遺体痕処理から不用品撤去・遺品処理・ゴミ部屋清掃・消臭・消毒・害虫駆除まで行う作業のこと。通常の清掃業者では対応できない特殊な清掃業務をメインに活動している。 孤立死や自殺が増え続ける、この時代。その凄惨な現場の後始末をするなかで著者が見た「死」と、その向こう側に見えてくる「生」のさまざまな形は、読者を不思議な感動に誘う。 「特殊清掃」 今はいろいろなところで使われている言葉だが、もとは私の会社がつくった造語。そして、当社は、この特殊清掃の先駆企業である。 仕事の内容は、人間遺体・動物死骸・糞尿・山積ゴミなどに関係する特殊な汚染汚損を処理するというもの。 凄惨な現場に遭遇することや過酷な作業を強いられることも多く、陽の目をみることが少ない汚仕事である。 「特掃隊長」 この呼称は、本書のもとになったブログの運営管理を担っている管理人(同僚)が命名したもの。 会社組織上の肩書でも、実社会でのニックネームでもなく、あくまで、ブログ上での呼称。 そんな特掃隊長は、自分が喜んでいるほど善い人間ではないだろうけれど、自分が悲しんでいるほど悪い人間でもないかもしれない。また、自分がうぬぼれているほど賢くはないだろうけれど、人が思っているほどバカではないかもしれない。 内向的、悲観的、神経質、臆病、怠け癖、泣虫、ネクラなどなど、その性格に多くの問題を抱えるくたびれた中年男である。 私は、今まで、幾人もの死を体感し、幾人もの生を垣間見てきた。 目に見えるものを片付けるなかで、目に見えないものをたくさん目の当たりにしてきた。 すべての儚さを思い知らされつつも、死痕を消して生跡を刻み、死を生に転化させてきた。 命とは、生とは、死とは何であるか、それを探求したがる本性に心を揺さぶられてきた。 そして、自問自答を繰り返しながら、浅慮も省みず、それらを本にして出版することにしてみた。 読み手の一人ひとりが、ここから何を読み取るか、何を受け取るか、そして、自分の価値観にどう響かせ、生き方にどう反映させていくのか、私にはわからない。 そもそも、そんな何かが本書にあるのかどうかもわからない。 ただ、せっかく手に取ってもらったのだから、読んだ後、その心に少しでもよいものが残れば幸いである。
  • 茜色の空 哲人政治家・大平正芳の生涯
    4.2
    スマートとはいえない風貌に「鈍牛」「アーウー」と渾名された訥弁。だが遺した言葉は「環太平洋連帯」「文化の時代」「地域の自主性」等、21世紀の日本を見通していた。青年期から、大蔵官僚として戦後日本の復興に尽くした壮年期、総理大臣の座につくも権力闘争の波に翻弄され壮絶な最期を遂げるまでを描いた長篇小説。
  • 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む
    4.2
    チベットの奥地、ツアンポー川流域に「空白の五マイル」と呼ばれる秘境があった。そこに眠るのは、これまで数々の冒険家たちのチャレンジを跳ね返し続けてきた伝説の谷、ツアンポー峡谷。人跡未踏といわれる峡谷の初踏査へと旅立った著者が、命の危険も顧みずに挑んだ単独行の果てに目にした光景とは─。開高健ノンフィクション賞をはじめ、多くの賞を受賞した、若き冒険作家の野心作。
  • 記憶喪失になったぼくが見た世界
    4.2
    18歳の美大生が交通事故で記憶喪失になる。それは自身のことだけでなく、食べる、眠るなどの感覚さえ分からなくなるという状態だった――。そんな彼が徐々に周囲を理解し「新しい自分」を生き始め、草木染職人として独立するまでを綴った手記。感動のノンフィクション!

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  • 移植病棟24時
    4.2
    ヘリコプターで重症患者が絶え間なく運びこまれるマイアミ大学病院。ディズニーランドに行きたいと願う難病の少女、娘にアメリカで移植手術を受けさせるため必死で募金を集める日本人の両親…生と死がせめぎあう移植ERで、さまざまな事情を抱えた患者たちの命のドラマが繰り広げられる。卓越した手術技術から「神の手」と呼ばれる日本人外科医が体験した、メディカル・ヒューマンドラマ!
  • オーケストラ、それは我なり 朝比奈隆 四つの試練
    4.2
    九十三歳で死去するまで、現役の指揮者としてタクトを振りつづけた巨匠・朝比奈隆。自ら「長生きこそ、最高の芸術」と言い切り、存在そのものが日本のオーケストラ史であった生涯。その光と陰を描く決定版評伝。第二六回織田作之助賞大賞受賞作
  • 物乞う仏陀
    4.2
    25歳でアジア放浪の旅に出た著者。以前、難民キャンプで目の当たりにして以来気になっている、障害のある物乞いたち。彼らの人生の背景を知りたい。そんな思いを胸に、カンボジアの地雷障害者やタイの盲目歌手、ネパールの麻薬売人らと、共に暮らし共に食らい語り合う。インドでは、手足を切断され乞食として路上に置かれる子供達の存在を知り、命の危険を顧みず、マフィア組織に潜入取材を敢行する…。想像を絶する事実の重さが浮かび上がる、衝撃のドキュメンタリ!
  • 仁義なき英国タブロイド伝説
    4.2
    王室のタブーを暴露し、ベッカムを「スーパースター」に仕立て上げ、時には政権の行方をも左右する英国大衆紙。ネタを演出し売上げを伸ばすためなら、潜入取材、隠し撮り、やらせと手段を問わない。紙面には、大スクープと大誤報、ゴシップと偏見、政策論議とヌード写真までが、ごった煮のごとく詰まっている。読んでもちっとも賢くならないが面白すぎてやめられない、英国タブロイドの世界へご招待!

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  • 釜ケ崎有情 すべてのものが流れ着く海のような街で
    4.2
    朝日新聞の名物シリーズ「ニッポン人・脈・記」――そのなかでもダントツの人気を博した連載が、完全版になって登場! おカネがなくても日本で一番幸せな人々――生き生きと暮らす群像を活写し、その秘密に迫る。雨露しのげて友があれば、この国はパラダイス!!

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  • 関東大震災
    4.2
    大正12年9月1日午前11時58分、大激震が関東地方を襲った。直後に大規模火災が発生、首都圏一帯は一瞬にして地獄となった。絶叫し、逃げまどう人々──飛び交う流言が、自警団による陰惨な朝鮮人虐殺という悲劇をも引き起こす。本書は、地震予知を巡る抗争にはじまり、被害状況、死体処理、被災者のバラック街の様子から糞尿の処理にいたるまで、未曾有の大震災の真実を掘り起こす。20万の命を奪った“天災”と“人災”を浮き彫りにする、菊地寛賞受賞の名作。
  • 医療の限界
    4.2
    日本人は死生観を失った。リスクのない治療はない。患者は消費者ではない――。医療の現場を崩壊させる、際限のない社会の「安心・安全」要求、科学を理解しない刑事司法のレトリック、コストとクオリティを無視した建前ばかりの行政制度など、さまざまな要因を、具体例とともに思想的見地まで掘り下げて論及する。いったい医療は誰のものか? 日本の医療が直面する重大な選択肢を鋭く問う。

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  • あきらめない
    4.2
    郵便不正事件で無実の罪に問われながら、虚偽の調書にサインをせずに164日間拘留された著者。極限状態にありながら、なぜそれに耐え抜いて無罪を獲得することができたのか。その「あきらめない心」の秘密を、半生を振り返りながら解き明かします。 著者のメッセージは「どんな悪いことがあってもめあきらめない。人生に何が起こってもリカバリーできる」。 日経ウーマンの読者である働く女性をコアとなるターゲット層としながら、震災後も力強く生きるための今の日本の指針の書として、また、ビジネスパーソン向けの「生き方、働き方」の啓発本として男性にも訴求する内容です。

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  • M-1戦国史
    4.2
    2010年に、10年の歴史に幕を下ろした『M-1』。 漫才日本一を目指して繰り広げられた伝説の名勝負、忘れられない名脇役、アッと驚いた審査員のひと言……。 お笑いブームを創出し、あまたの人気芸人を輩出した国民的行事を、いま最も注目されているお笑い評論家が徹底解剖。 「ヤラセ説」「終了説」「なぜあのコンビは自爆ネタを選んだのか?」などM-1を彩る様々な神話も丁寧に解説し、初心者からマニアまで楽しめます。
  • 「岩宿」の発見
    4.2
    ひとつの土器片が、少年の目を黎明期時代に向けさせた。行商のかたわら赤城山麓周辺の遺跡を踏査し、遂に関東ローム層中の石器文化(岩宿文化)を発見、日本における旧石器文化研究の新分野を開拓した男の不屈の人間記録。1961年群馬県功労賞、1967年岩宿発見の功績により吉川英治賞受賞。行商のかたわら赤城山麓の遺跡を踏査。関東ローム層中の岩宿遺跡を発見、日本の旧石器文化研究の新分野を開拓した男の人間記録。
  • よみがえれ! 老朽家屋
    4.2
    私たちは「家は高い」という呪縛からどうすれば解放されるのだろう? 家づくりは料理やガーデニングと同じ、特殊なものではないと説く著者が、東京・吉祥寺の商店街にほど近い15坪の古家付き売り地を購入し、「取り壊しが前提」と言われた築31年の建て売り住宅を見事に再生。その実践をもとに住宅文化のあり方を問い直す。

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  • フェイスブック若き天才の野望 5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた
    4.2
    フェイスブックの若き天才CEO、マーク・ザッカーバーグ。彼が掲げる「フェイスブックで世界をもっとオープンな場所にする!」という揺るぎないビジョンと魅力に、ハーバード大の仲間やシリコンバレーの起業家、ベンチャーキャピタル、大企業の経営者たちが次々と吸い寄せられる。プログラマーはザッカーバーグとともに徹夜でサービスをつくり、ナップスター創業者のション・パーカーは入社し、マイクロソフトのスティーブ・バルマーCEOやヤフーはどうにかして買収しようと、躍起になる・・・。26歳の天才CEOの成功と苦悩、そして野望を生き生きと描き出す、ベテランジャーナリストの徹底取材による至極のノンフィクション。

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  • 安岡正篤 人間学
    4.2
    牧野伸顕に学識を見込まれ、第二次世界大戦以降の日本の歴代総理が師事した巨儒・安岡は次代を担う政治家、官僚、財界人たちに何を教えてきたのか? 日本の指導者の知恵袋。東洋思想と帝王学の真髄!
  • 嫌われ者の流儀
    4.2
    堀江貴文×茂木健一郎!嫌われないことよりも大切にしていることがある。ライブドア事件から民主化革命、東日本大震災、そして収監まで全15時間超の大激論!日本を、自分を、変えたい人の「必読書」「ホリエモン、刑務所収監へ」――2011年4月末、最高裁の上告棄却で堀江貴文氏の実刑判決が確定した。かつて「フジテレビ買収騒動」「衆院選出馬」などで注目を集め、時代の寵児として持て囃されたベンチャーの旗手は、ついに2年以上の刑務所暮らしを迎えることとなった。旧来の研究手法にこだわる日本の脳科学学会に背を向ける茂木健一郎氏と堀江氏が、ウェブ上でお互いを“再発見”し、初対談の運びとなったのが10年秋。以来、6回に及ぶ対談では、日本の既得権益層から「嫌われる」者同士として、日本の伝統的秩序・価値観が孕む危険性、それらと「たとえ世間から嫌われても闘わなければならない理由」を熱く語る。「国家とは何か」「司法とは何か」「革命とは何か」「ライブドア事件とは何か」「社会を変えるものは何か」、そして二人は「日本の変革を阻むものの正体」に迫る。実刑確定を受けて急遽行なわれた5.11緊急対談では、「これで、もっと自由に生きられるかな」と堀江氏は心中を吐露し、茂木氏とのやりとりを通して湧き上がってきた「出所後の夢」を語っている。二人の「嫌われ者」を支持する人、反発する人双方にオススメの一冊です。

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  • ニッポン貧困最前線 ケースワーカーと呼ばれる人々
    4.2
    格差社会と言われる前から、低く深いところで「見えない貧困」は渦巻いていた。生活保護の第一線に立つのは、地方自治体のケースワーカーだ。政府からは予算を削られ、マスコミには不正受給/不適切な対応と叩かれる狭間で、彼らは貧困層とじかに向き合ってきた。都内のK福祉事務所、札幌の母親餓死事件の真相、炭坑閉山から親子代々の受給も目立つ福岡・田川のケース。矛盾を抱えながら、必死に制度を機能させてきたケースワーカーの生々しい現場を紹介する。
  • 明治・父・アメリカ
    4.2
    星新一の父、星一(はじめ)は、福島の田舎から東京に出て苦学し、20歳で単身アメリカに渡る。いつも貧しかったが、決して挫けず、他人に頼らず住み込みで働きながら小学校で英語を学び、行商や翻訳をして大学の学資を稼いだ。周到な計画と持ち前の克己心で困難を乗り越え、貪欲に異国の新しい文明を吸収していく……夢を抱き、野心に燃えて、星製薬を創業した父の若き日の記録。感動の評伝。
  • 穂花 「籠」
    4.2
    1年前にAVを引退、女優へと転身を遂げた元AVオブ・ザ・クイーン穂花。しかし、カタガキでは到底語れない「穂花」自身がここにいる。その、あまりに壮絶な「日常」に驚愕。施設、誘拐、虐待、借金、拉致、AV……そして最後に語られるこの本に込められた本当の意味とは? AV時代の穂花を知っているかどうかは関係ない。現在に悩み、そして今を必死に生きる全ての人に読んでほしい1冊。AV引退から1年、女優になった穂花が「今」書いたことに意味がある衝撃の著作。

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  • 玉置浩二★幸せになるために生まれてきたんだから
    4.2
    彼はなぜ歌うのか?なぜ歌わねばならないのか?栄光と挫折を突き抜けて進むクリエイターの喜びと苦闘その軌跡を彩る運命と必然の人間模様。天才ミュージシャン、玉置浩二の精神のメカニズムを読み解き、創作の神秘に踏み込んだ異色のルポルタージュ。5年もの取材期間を費やして2006年に発売されたノンフィクションに、新規書き下ろしを加え、12年間にわたって玉置浩二を追い続けてきた著者の集大成として大幅にグレード・アップした「完全版」。さらに電子版特典として本文とリンクし対照できる「玉置浩二 全アルバム・曲目リスト」つき!「僕が音楽人間だということをこの人はわかってくれてる」by玉置浩二
  • マグネシウム文明論
    4.2
    石油は、環境問題も起こすし、残っている埋蔵量も少ない。では、次のエネルギー資源は何か?太陽光発電が注目されているが、太陽電池で日本のエネルギーをまかなおうとすると、国土の60%を覆う必要がある。気体で、爆発する危険性の高い水素は扱いづらく、水素社会が実現すれば地下が水素貯蔵タンクだらけになる。現在の電気自動車の多くはリチウムイオン電池を積んでいるが、これが普及すると、リチウム資源が不足する。この状況を突破する解こそ「マグネシウム循環社会」である。海水から淡水を取り出して利用し、残ったものに太陽光からつくったレーザーを当てることでマグネシウムを取り出し、燃料として利用する。使った後は、またレーザーを当てることで完全にリサイクル。温室効果ガスも出ない。『タイム』誌で2009年Heroes of the Environmentに選ばれた矢部教授が、二酸化炭素25%削減も実現する新技術を公開する。

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  • 若者恐怖症 職場のあらたな病理
    4.1
    「若者がこわい」は、職場に潜むあらたな病だった。 気鋭の経営学者が読み解く“年の功”消滅社会の正体 「コンプラ大丈夫?」「それ、ハラスメントですよ」 こんな言葉が飛び交う現代の職場では、若者に対する漠然とした恐怖が広がっている。 少子化による超・売り手市場により、年功序列のパワーバランスは逆転した。 新人を腫れ物扱いしたり、若手に過剰に忖度している場面に、心当たりはないだろうか。 そんな時代、上司や先輩社員は若手への適切な指導や対話ができずに悩み、 ときに「どうせすぐ辞める」「関わるだけ損」などと、距離をとってしまう。 こうした空気が、職場に深刻なコミュニケーション不全をもたらしている。 本書では、経営学者・舟津昌平氏が、「飲み会離れ」「早期離職」「やりがい・成長」 「ハラスメント」などのキーワードを手がかりに、職場で静かに進行する“若者恐怖症”の実態を明らかにする。 データと現場の声をもとに、通説の矛盾を暴き、世代間の不信やすれ違いの背景にある社会構造を読み解いていく。 部下のマネジメントに悩む管理職はもちろん、20代・30代にも、Z世代にも読んでほしい、 すべての働くひとに向けた、職場改善の処方箋。 【目次】 はじめに 老害になりたくないあなたへ 第1章 若者恐怖症─たとえば、飲み会恐怖症 第2章 若者論の交通整理─Z世代をたらしめるもの 第3章 そして何が問題なのか─神話の喪失、竹槍と学徒動員 第4章 離職恐怖症─若者はすぐ会社を辞めるのか 第5章 やりがい恐怖症─若者は成長しないといけないのか 第6章 ハラスメント恐怖症─若者はなんでもハラスメントって言うのか 第7章 持病とつきあっていく─いっしょに恐怖を飼い慣らす
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)
    4.1
    人生には時々迷子になってしまう時期がある。仕事で失敗したり、恋人から別れを切り出されたり、家族に問題が生じたりすると、日常は簡単に砕け散ってしまう。まるで人生という大海原に放り出された「小舟」のようだ。僕らは今、他者との繋がりが薄れ、ひどく孤独になりやすい社会で生きている――いや、違う。僕はここにいます。独りじゃない。自他を共に愛する力を取り戻す「読むセラピー」。
  • 21世紀の独裁
    4.1
    「独裁」の再来 2025年1月にアメリカ大統領に就任したトランプは関税引き上げ、 カナダ合併などの提案・政策をぶち上げている。 佐藤優元外務省主任分析官はそのふるまいを「皇帝」に準え、 舛添要一元東京都知事は「ヒトラーやスターリンの手法と同じ」と言う。 ロシアはプーチン大統領が、中国は習近平国家主席がそれぞれ独裁色を強め、 ヨーロッパでは反移民を掲げる右派勢力が躍進している。 20世紀は「独裁者の時代」と呼ばれ、人種主義はホロコーストなどの 悲劇をもたらした。 それらは二度の世界大戦を経て、過去の遺物となったはずだった。 それがなぜ近年よみがえってきたのか。 時代の転換期を迎え、日本はどうすべきか。碩学2人が警鐘を鳴らす。 (以下、目次) はじめに――時代の転換期に、正確な情報と分析を供する(佐藤 優) 第一章 SNSが政治を変えた 第二章 充満する国民の不満 第三章 ニヒリズムの革命 第四章 二一世紀の排外主義・反移民 第五章 独裁国家に囲まれた日本 おわりに――過ちを繰り返さないために(舛添要一)
  • 天国と地獄 選挙と金、 逮捕と裁判の本当の話
    値引きあり
    4.1
    「あの事件」について、著者自身が真実を語る。 著者は何と闘い続け、何を思い、周りで何が起こっていたのか。 普通の人、普通の国会議員が味わうことのない、 数奇な人生である「河井あんり」の生き様が詰まった一冊。 【目次抜粋】 〇序章 桜蕊(しべ)降る ――逮捕の時 ・そして脂肪が残った 〇第1章 花笑う ――結婚がすべてのはじまりだった ・結婚は人生の墓場だと言うけれど 〇第2章 花あかり ――選挙、燃え ・政治にまつわるお金の話 〇第3章 春嵐 ――事件の真相 ・外堀が埋められて 〇第4章 風花 ――拘置所の中 ・始まる、逮捕後の取り調べ 〇第5章 忘れ霜 ――保釈、判決下る ・生まれての初めての出廷 〇終章 梅ふふむ ――闘いは終わって、始まる ・裁判の余波
  • 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)
    4.1
    それは愛なのか暴力か。家族神話に切り込む。 2008年、筆者は日本初となる加害者家族の支援団体を立ち上げた。 24時間電話相談を受け付け、転居の相談や裁判への同行など、彼らに寄り添う活動を続けてきた筆者がこれまでに受けた相談は3000件以上に及ぶ。 対話を重ね、心を開いた加害者家族のなかには、ぽつりぽつりと「家族間性交」の経験を明かす人がいた。それも1人2人ではない。筆者はその事実にショックを受けた。 「私は父が好きだったんです。好きな人と愛し合うことがそんなにいけないことなのでしょうか」(第一章「父という権力」より) 「阿部先生、どうか驚かないで聞いて下さい……。母が出産しました。僕の子供です……」(第二章「母という暴力」より) 「この子は愛し合ってできた子なんで、誰に何を言われようと、この子のことだけは守り通したいと思っています」(第三章「長男という呪い」より) これほどの経験をしながら、なぜ当事者たちは頑なに沈黙を貫いてきたのか。筆者は、告発を封じてきたのは「性のタブー」や「加害者家族への差別」など、日本社会にはびこるさまざまな偏見ではないかと考えた。 声なき声をすくい上げ、「家族」の罪と罰についてつまびらかにする。 (底本 2025年6月発売作品)
  • ナグネ 中国朝鮮族の友と日本
    4.1
    電車の行先を訊ねられたのがきっかけで親しくなった中国朝鮮族の女性と過ごした一六年間.実家の「地下教会」での抑圧された日々,日本で砕かれた夢と現実,植民地支配と戦争に分断された朝鮮族の歴史などを振り返り,東アジアを跨ぎ自立していく一人の女性の姿を描く.中国・韓国への同行取材を加えて描くノンフィクション.

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  • 王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記
    4.1
    「マーケティング、戦略、DX・・・そんなものを超えたマンガへの異常な愛がここにある。 時代を変えた仕事人たちの熱いドキュメント! 読み始めたらもう終わり。仕事のやる気が出まくるヤバい本」 ――佐久間宣行(テレビプロデューサー)さん激賞ッ! 2014年9月22日創刊。昨年、2024年9月で10周年を迎えたマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」。その10年の間に、『SPY×FAMILY』『怪獣8号』『ルックバック』『タコピーの原罪』『ダンダダン』など、ヒットマンガや新人作家も続々誕生。多くの読者を獲得し、人気マンガ誌アプリとなった。そんな「少年ジャンプ+」は、どのようにして生まれ、どのようにして進化し、そして今後どこを目指していくのか? 著者は『タモリ学』『笑福亭鶴瓶論』『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』など、テレビを中心に「エンタメ」とその制作者たちを愛する戸部田誠(てれびのスキマ)氏。 戸部田氏が編集者・社内外スタッフ・外部会社・作家など多くの関係者に徹底取材し、「少年ジャンプ+」の秘密に迫るノンフィクション。 「本書は、僕から見た「ジャンプ+」の“物語”だ。 別の人から見ればまた違ったものになるに違いない。 僕が見た『ジャンプ+』の10年は、挫折を味わった者たちが、奇妙な縁で支え合いながら、あがき戦う姿だ」(本書の「はじめに」より) 【著者プロフィール】 戸部田誠(てれびのスキマ)/1978年生まれ。ライター。ペンネームは「てれびのスキマ」。 『タモリ学』『1989年のテレビっ子』『笑福亭鶴瓶論』『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』『売れるには理由がある』『芸能界誕生』など著書多数。公式X@u5u
  • 災害とデマ(インターナショナル新書)
    4.1
    大手メディアが報じない被災地のリアルを独自の取材で発信し続けるジャーナリストが、SNSにはびこるデマの実態と、それにあらがう術を探る。能登半島地震でも起きた「偽SOS」、関東大震災のデマ、福島第一原発事故をめぐる検証、生成AIによる「認知戦」の実態などを徹底取材。被災地の「本当のSOS」を埋もれさせないために何ができるのか? 10年以上にわたる災害取材の集大成。
  • 手で食べる?
    4.1
    私たちの国では、子どもがごはんを手で食べたり、かっこんで食べたりしたら、親におこられますよね。でも、アジアには、ごはんをそうやって食べるのがあたりまえの国もいっぱいあるのです。そして世界には、フォークとナイフを使ったり、おはしとスプーンで食べたり、ほかにもさまざまな食べ方があります。なぜ、いろいろな食べ方があるのでしょうか。いろいろな食べものを、いろいろな食べ方で食べて、その理由をたしかめましょう!

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  • グルメ外道(新潮新書)
    4.1
    大切なのは、テメエが美味いと思うかどうか。世間の流行や他人の評価に背を向け、己の舌に忠実に“食道”を追求する――これ即ち「グルメ外道」なり。自ら提案して大バズりした「10分どん兵衛」から、ラーメンにカレーに焼肉、「窒食」「志村けんの水割り」といった独自すぎる食技法までを、比類なき言語化能力で綴る。庶民的でスケベで斬新――そんな「美味しい能書き」をたっぷり詰め込んだ、最初で最後のグルメ論!
  • 風俗嬢のその後
    4.1
    夜の仕事に就く理由は様々だ。失業のため、虐待から逃れて生き延びるため、大学の学費や病気の治療費のため、ホストやバーの売掛金の支払いのため。性風俗で働くことには、昼の世界よりも圧倒的に高額な報酬を手にすることができる可能性がある反面、ストーカー被害や性感染症、社会的な信用といった面での大きなリスクが伴う。彼女たちはなぜ性風俗産業で働きはじめ、どのようにして卒業したのか。実際の体験談から脱がずに生きる方法を模索する。
  • 異形のヒグマ OSO18を創り出したもの
    4.1
    道東を恐怖と混乱に陥れた「牛を襲うヒグマ」の正体とは? ハンターの焦燥、酪農家の不安、OSO18をめぐる攻防ドキュメント! 山の神を「怪物」に変貌させたのは大自然か、それとも人間か? 66頭の牛を襲撃し、神出鬼没、「忍者グマ」とも称されたOSO18は、23年夏に野垂れ死んだ姿で発見された。 著者2人は2年にわたりOSO18の生態を調査、伝説のハンターたちとともにOSO18を追い続けた。 追うハンター、痕跡を消すヒグマ、そして被害におびえる酪農家の焦燥をつづり、ヒグマとの駆除か共生かで揺れる人間社会と、牛を襲うという想定外の行為を繰り返した異形のヒグマがなぜ生まれたのか、これから人間は変貌し続ける大自然とどう向き合えばいいのかを問う一冊!! (目次) 序 章 たった一枚の写真 第一章 正体不明の怪物 第二章 端緒 第三章 託された男たち 第四章 宿命 第五章 縄張り 第六章 出現 第七章 消失 第八章 禁猟区 第九章 突然の死 第一〇章 消えた亡骸 第一一章 怪物の実像 第一二章 名前を持たなかったヒグマ 終 章 人間たち
  • 文明の衝突 上
    4.1
    世界はどこへ向かうのか。多発する民族紛争と文明間の軋轢の本質とは何か。世界を西欧・中国・日本・イスラム・ヒンドゥー・スラブ・ラテンアメリカ・アフリカの八つの文明に分けて、様々な紛争を、異文化間の衝突と捉えた衝撃的仮説。西欧への挑戦を続ける「儒教―イスラム・コネクション」は核拡散の深刻な危機を招くのか? どちら側にも入れない日本は・・・。主要な文明圏の政治的・経済的・人口統計的データを示しながら、世界的な国際政治・戦略学者の著者が21世紀の国際情勢を鋭く予見!
  • バルセロナで豆腐屋になった 定年後の「一身二生」奮闘記
    4.1
    元朝日新聞の記者が定年後,バルセロナで豆腐店を開業した.修業の日々,異国での苦労,新しい出会いと交流,ヨーロッパから見た日本の姿──ジャーナリストならではの洞察力で,「蛮勇」のカミさんと二人三脚の日々を綴った小気味よいエッセイ.一身にして二生を経る──人生後半の新たな挑戦をめざす全てのひとに贈ります.

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  • バブル兄弟 ‶五輪を喰った兄〟高橋治之と〝長銀を潰した弟〟高橋治則
    4.1
    狂乱のバブルが生んだ最後のアンチヒーロー もう二度と日本にこんな兄弟が現れることはないだろう。 狂乱のバブルに踊り、栄光と挫折の物語を生きた2人は、時代が求めた最後のアンチヒーローだった! 質素なスポーツの祭典だったオリンピックを巨額の利益を生み出すイベントに変えた電通にあって、長年、スポーツ局に君臨した高橋治之が、2022年、ついに東京オリンピックでの収賄容疑で東京地検に逮捕された。東京拘置所へと引っ立てられる治之の姿を見て、30年近く前、同じような光景を見た気がした人も多いだろう。 1995年、東京協和信用組合破綻に関する背任容疑で東京地検特捜部に逮捕された、イ・アイ・イーインターナショナル社長の高橋治則。治之と治則は年子の兄弟なのだ。 天皇家にもつながるという名門で、花嫁修業中のお手伝いさんがいるような裕福な家庭に生まれ、慶応幼稚舎から慶応大学に進み、電通、日本航空という当時の超一流企業にコネで就職。誰もがうらやむエリートコースを進んだ2人が、なぜ、そろいもそろって塀の向こう側に落ちてしまったのか。 稀有な兄弟の人生を、抜群の取材力でたどった本書は、戦争ですべてを失った日本が、奇跡の復興によって立ち直ったものの、やがて傲慢になり、バブルの狂乱を生み出して破綻していった「昭和」という時代を見事に描き出した。 大きな話題を呼んだ「週刊文春」長期連載がついに単行本化された。 現在、裁判中の治之のインタビューに成功し、直接、疑問をぶつけ、肉声による反論を載せているのは、まさに王道ノンフィクションの醍醐味である。
  • ボーイング 強欲の代償―連続墜落事故の闇を追う―
    4.1
    2018年にインドネシアで、2019年にエチオピアで、ボーイング社の旅客機737MAXが立て続けに墜落した。事故後、墜落原因となった新技術の存在を同社が伏せていた事実が判明する。なぜアメリカを代表する企業は道を誤ったのか? 株主資本主義の矛盾をあぶり出し、日本経済の行く末を問うノンフィクション!
  • ヤンキーと地元 ――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち
    4.1
    生まれ故郷が嫌いだと吐き捨てるように言った、一人の若者。その出会いを原点に、沖縄の若者たちをめぐる調査は始まった。暴走族のパシリとなり、建設現場で一緒に働き、キャバクラに行く。建設業や性風俗業、ヤミ仕事で働く若者たちの話を聞き、ときに聞いてもらう。彼らとつき合う10年超の調査から、苛酷な社会の姿が見えてくる──。補論を付した、増補文庫版。
  • 狂人たちの世界一周
    4.1
    アポロ8号の有人月面周回がなされた1968年。地上では、ヨットによる無寄港世界一周レースという、無謀かつ歴史的な偉業に挑んだ男たちがいた。レースはスポンサーによって《ゴールデン・グローブ・レース》と名づけられた。 5000ポンドの賞金を賭けて、海軍少佐、商船船長、船乗り、素人のビジネスマンなど様々な経歴の9人が参加。最終的にただ1人がゴール、残りの8人は脱落、遭難、失踪するという異様な結果となった。 「嘆かわしいまでに正常」なノックス=ジョンストン、放浪に憑りつかれたモワテシエ、謎に満ちたクロウハースト……。 このレースは歴史的偉業として称えられるとともに、海洋競技史上最大の謎「ドナルド・クロウハースト事件」としても、人々に長く記憶されることになる。 通信衛星や電子測位システムが登場する前の時代に、人間の限界を試したいという強迫観念に突き動かされた男たち。想像を絶する過酷な海にあって、決断が生死を分ける緊迫した場面の数々。 ちっぽけなヨットに乗った9人の男たちは、史上最長の、最も孤独な航海になぜ旅立ったのか? 絶望の淵へと追われた彼らの運命は? 成功と破滅を分けたものとは? 成功と破滅に翻弄された彼らの運命に迫る、傑作ノンフィクション。 ニューヨークタイムズ、ウォールストリートジャーナル、ガーディアン、パブリッシャーズウィークリーほか各紙絶賛!! 装丁:木庭貴信・岩元萌(オクターヴ)

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  • 本を書く技術 取材・構成・表現
    4.1
    朝カルの講座でも大人気! ノンフィクションの名手が放つ渾身の書 石井さんは教えてくれる。本を書く「技術」だけではなく、もっと大切な、「書く力」そのもののことを。 ――高橋源一郎(小説家) AI時代に〈人間の本質〉に迫る極意を伝える必読書! ――今井むつみ(慶應義塾大学教授) 朝カルの講座でも大人気!  ノンフィクションの名手が贈る「伝わる」表現のための新バイブル ・メディアが見落とす、テーマの“空白地帯”を見つけよ ・「違和感」「矛盾」「現場ならではの言い回し」こそ記録する ・ ICレコーダーは使わない、“脳を活性化”するノート術 ・「構成力」で本は決まる――9つの「型」の力を借りよう ・「見上げて」「驚く」ライティング術の真髄とは? ・五感描写、キャラクター造形法の門外不出テクニック…etc. プロの取材技術、書籍水準の構成力・表現力……暗黙のノウハウのすべてがここに。
  • ここにも、こけが…
    4.1
    街路樹の木肌、校庭のすみ、コンクリートの塀の下、身近な場所に「こけ」は見つかります。ルーペを近づけて見てみると、そこはまるで森のよう!さまざまな「こけ」が入り交じって生えており、そのひとつひとつが独特で精緻な姿を見せてくれます。その姿は4億年前からほとんど変わっていません。胞子を飛ばしたり、受精をしたり、子孫や仲間を増やす方法をいくつももっている不思議な植物「こけ」の森の美しさをお楽しみください。

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  • 絵とき ゾウの時間とネズミの時間
    4.1
    “体の大きさがちがったら、食べる量はどうかわるか”という問題を、いろんな体重の動物の食事量を調べてみます。体重30グラムのハツカネズミの食べる量が10グラムだとしたら、体重が3トンのゾウは1トンです。今度は、一生に心臓がうつ回数を調べると、ハツカネズミは1分間に600回、ゾウは1分間に30回。アレ……? 意外な事実の積み重ねから、動物たちの生き方がくっきり見えてきます。

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  • 聞いて 聞いて! 音と耳のはなし
    4.1
    音はふるえる空気の波。大きな音は大きくうねり、高い音は細かくふるえています。左右の耳に届く音はわずかにズレていますが、脳はその差を手がかりに、音がする方向や、どんな場所で響いているのかを判断します。ふたつの耳で聞くことで、より立体的で、いきいきした音の情景が描かれるのです。人間も動物も、日々、さまざまな音を聞きとり、記憶し、くらしに役立てています。オーディオに精通した著者が語る、音と耳のはなし。

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  • 韓国消滅(新潮新書)
    4.1
    2023年の出生率0.72。韓国の出生率は、OECDに加盟する先進国の中で断トツに低い。生産年齢人口のピークも2019年に迎えており、働き手もこれからどんどん減っていく。経済規模縮小のリスクは日本の比ではないのだ。加えて自殺率は先進国で最高である。それはあたかも、韓国社会が「消滅」に向かって、全力で駆けだしたかのごとくである。朝鮮半島情勢「先読みのプロ」が指摘する冷徹な現実。
  • いわゆる「サザン」について
    4.1
    サザンオールスターズのやめそびれた歴史と、その真実。 昨年2023年にデビュー45周年を迎え、今年2024年には新作オリジナル・アルバムの制作を発表するなど今もなお精力的な活動を続け、その名曲の数々で常に日本のミュージックシーンを牽引し続けている唯一無二のバンド、サザンオールスターズ。 そんなサザンの誕生から国民的アーティストになるまで、そして無期限活動休止を経て現在に至るまでの軌跡を、音楽評論家 小貫信昭氏が余すところなく克明に綴りました。 40年以上にわたり、ことあるごとに取材をし、唯一その言葉を聞き続けた小貫氏だからこそ書けた、「サザンオールスターズについて」の決定版。サザンの歴史を振り返りながら彼らの楽曲や音楽人としての魅力、そしてこれからを紐解く、音楽ファン必読の一冊です。 本書は私が長年にわたりサザンオールスターズを取材して知り得たこと、感じたことをもとに書き下ろしたものである。たいへん有り難いことに、ほぼ執筆し終わろうかという時に、新たに桑田さんに時間を頂き、追加取材もした。文中に引用させて頂いた桑田さんの発言は、出典を明記しているもの以外、すべて直接ご本人に伺ったものから構成している。しかし一貫して言えるのは、サザンオールスターズの「作品」こそが主役の本、ということだ。 (本文より) 昔々、"軽薄なノリ"が名誉であり、ヤンチャなものに対してやや寛容な時代があった。 ついつい、調子に乗ってそれをやめそびれた我々は、 未だに「まともな音楽人」として衆人に認知されていない。 ーーーサザンオールスターズ・桑田佳祐 目次 序章・サザンオールスターズ誕生 1章・1978年~「勝手にシンドバッド」の衝動と「いとしのエリー」の老獪さ 2章・1981年~「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」で得た自信 3章・1985年~2枚組大作『KAMAKURA』は「終わり」の「始まり」 4章・1987年~デビュー10周年 復活を告げる「みんなのうた」 5章・1991年~甘くてしょっぱい「涙のキッス」でチャートを席巻 6章・1995年~「マンピーのG★SPOT」誕生の瞬間 7章・1999年~新たな代表曲「TSUNAMI」が描く「侘しさ」とは 8章・2003年~不退転の覚悟と『キラーストリート』の充実 9章・2008年~スタジアムも泣いた「無期限活動休止」の夜 10章・2019年~下を向きがちな世の中にこそ“SMILE”を 終章・2023年~バンドの半世紀へ向け、桑田から届いた本音のメッセージ あとがき ◆著者プロフィール 小貫 信昭 (おぬき のぶあき) 1957年東京都生まれ。1980年、『ミュージック・マガジン』を皮切りに音楽について文章を書きはじめ、音楽評論家として 40年以上のキャリアを持ち、 長年にわたりサザンオールスターズの魅力を言葉として紡ぎ続けてきた。著書に『歌のなかの言葉の魔法』『小田和正ドキュメント1998-2011』『Mr.Children 道標の歌』『槇原敬之 歌の履歴書』など。
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日
    4.1
    藤本さんは私の釣友達で昔から羆のことは追いかけていた。 そしてついにこんな本まで。これは読むべし。――夢枕獏(作家) 2019年夏、北海道東部で、牛を次々と襲う謎のヒグマが確認された。付けられたコードネームは「OSO18」。 捕獲に乗り出した地元の男たちの数年に及ぶ闘いを描く。 <目次> プロローグ 第一章二〇一九年・夏 襲撃の始まり 第二章 二〇二一年・秋 追跡開始 第三章 二〇二二年・残雪期 知られざる襲撃  第四章 二〇二二年・夏 知恵比べ 第五章 二〇二二年秋 咆哮 第六章 二〇二三年・春 異変 第七章 二〇二三年・夏 「OSO18」の最期 「OSO18」とは何だったのか? あとがき
  • ぼくが生きてる、ふたつの世界
    4.1
    ろうの両親の元に生まれた「ぼく」。小さな港町で家族に愛され健やかに育つが、やがて自分が世間からは「障害者の子」と見られていることに気づく。聴こえる世界と聴こえない世界。どちらからも離れて、誰も知らない場所でふつうに生きたい。逃げるように向かった東京で「ぼく」が知った、本当の幸せと は。親子の愛と葛藤を描いた感動の実話。
  • 年収300万円で心の大富豪
    4.1
    サブスクができた時点で人間平等! 「ブラジルの人聞こえますか~!」のギャグでおなじみ 倹約家でFP資格も持つサバンナ八木真澄が 物価高、低賃金の世を生き抜く最強の術を 心構えから具体案まで余すところなく紹介 大富豪かどうかは自分が決める―― 本書の帯には、出版のきっかけとなった千原ジュニア氏が推薦文を寄稿 「この世には絶対読んだ方が良い本がある。それがコレ。絶対にこれからの貴方を豊かにしてくれる。千原ジュニア」 【目次】 はじめに 第1章 心の持ちよう 第2章 視点を変える 第3章 八木流節約術 第4章 FPとしてのアドバイス 第5章 心の大富豪 おわりに
  • どう生きる? 人生戦略としての「場所取り」の教科書
    4.1
    組織を離れてもメシが食えるために 大手企業の倒産や事業の吸収合併が示すように、 会社寿命は社員の仕事寿命(在職期間)より短くなりました。 会社に身を任せて生きていくのは危険です。「でも、才能も実績もない……」。 ご心配なく。成功するのに、才能は要りません。 必要なのは、自分に合った「場所取り」です。 勝てそうな場所を探して、陣地を作るのです。 そのためにスキルを磨き、「キャリアの大三角形」を築きましょう。 本書は、その方法を実例と共にわかりやすく説明。 運の?み方、60歳以降のお金についても言及します。 さあ、人生戦略としての「場所取り」を始めましょう。 組織を離れてもメシが食えるために。 (以下、目次) はじめに――才能よりも、どの場所を取るか 第1章 自分の人生を生きられない国・日本 第2章 勝てそうな場所を探して、陣地を作る 第3章 私は、こうやって「場所取り」をしてきた 第4章 人間の器を大きくするには? 第5章 運を味方につけるには? 第6章 50歳からの「定年のない生き方」 第7章 60歳からの“本当の”お金の話 おわりに――「死」を想うことで、人生は拓ける
  • 大阪偕星学園キムチ部 素人高校生が漬物で全国制覇した成長の記録
    4.1
    大阪偕星学園に実在する世にも珍しい部活動「キムチ部」。 日本で唯一、いや本場・韓国にも存在しない世界で唯一のユニークなこのクラブが、創部1年でまさかの漬物グランプリを受賞する。 さらにオリジナルメニュー「×(かける)キムチ」が商品化され、人気番組『激レアさんを連れてきた。』にも出演するなど快進撃は続く……。 キムチで人生を変えた「どこにでもいる普通の高校生」たちの奇跡の成長物語。 本書の帯には『激レアさんを連れてきた。』で共演したオードリー・若林正恭氏が推薦文を寄稿。 「青春がキラキラと発光(発酵)してる! オードリー若林正恭」 【目次】 プロローグ 創部1年目での栄光 ―漬物グランプリ学生の部優勝 第一章 目指すは「近大マグロ」! ―起死回生の「キムチ部」発足 第二章 周囲の協力とともに ―キムチ部初年度の記録 第三章 「謎の自信」を持つ部長 ―栗川大輝と楊颯太副部長 第四章 「キムチ部」を作ったキーパーソン ―「夢を見る力」を持つ専務理事 第五章 新たな目標は漬物グランプリ獲得 ―全漬連とは何か? 第六章 希望の光は、大豆ミート! ―漬物グランプリ出品作品決定 第七章 栄冠は、大阪偕星学園キムチ部に! ―漬物グランプリ獲得 第八章 人生を変えた、青春のキムチ部 ―それぞれの成長 エピローグ 「キムチ部」がもたらしたもの ―青春のすべてはキムチに
  • キャンピングカーのたび
    4.1
    海の向こうの星空がきれいなキャンプ場へ、主人公とお父さんは「のろのろごう」で出かけます。「のろのろごう」はちょっと小さなキャンピングカー。力がないのでスピードはでませんが、車の中でご飯を食べたり、泊まったりできるのです。キャブコンやバンコンなど、旅の途中で出合うキャンピングカーにはいろいろなタイプがあってびっくり。秘密基地? 隠れ家? 今人気のキャンピングカーに詳しくなれる絵本です。

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  • 死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相
    4.1
    一九五九年冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事故。登山チーム9名はテントから離れた場所で凄惨な死に様で発見された。米国人ドキュメンタリー作家の執拗な取材から明らかになった驚くべき結末とは…
  • 人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造
    4.1
    清潔な都市環境、健康と生産性の徹底した管理など、人間の「自己家畜化」を促す文化的な圧力がかつてなく強まる現代。だがそれは疎外をも生み出し、そのひずみはすでに「発達障害」や「社交不安症」といった形で表れている。この先に待つのはいかなる未来か?
  • 異国の味
    4.1
    日本ほど、外国料理をありがたがる国はない! なぜ「現地風の店」が出店すると、これほど日本人は喜ぶのか。 博覧強記の料理人・イナダシュンスケが、中華・フレンチ・イタリアンにタイ・インド料理ほか「異国の味」の魅力に迫るエッセイ。 【目次】 まえがき 日本人と外国料理 chapter1 中華料理 chapter2 ドイツ料理 chapter3 フランス料理 chapter4 タイ料理 chapter5 ロシア料理 chapter6 イタリア料理 chapter7 スペイン料理 chapter8 アメリカ料理 chapter9 インド料理 chapter10 extra edition 東京エスニック あとがき いつかの誰かの未知の味
  • おれの歌を止めるな ジャニーズ問題とエンターテインメントの未来
    4.1
    ■ジャニーズ問題を発信し続ける音楽プロデューサーが誘う、歌のように柔らかな抵抗。 学び、変わり、声を上げる言葉には、未来への希望と力が溢れている ──斎藤幸平(哲学者) 性加害を告発する時代の鼓動と、自由と権利を求める音楽が響き合う。新たな歌を全身で感じてほしい。 ──望月衣塑子(東京新聞記者) EXILE、平井堅、CHEMISTRY、JUJU、東方神起、久保田利伸らの重要楽曲を手がけた現代屈指の音楽プロデューサーは、山下達郎への異議申し立てを通じ、ジャニーズ批判の先鞭をつけた。 ジャニーズ「性加害問題」の解決と、新たなエンターテインメント・ビジネスの生成に向けて、芸能界のど真ん中から熱い言葉を大胆に発信。これからの社会と人間と表現の「革命」は、本書を読まずにはあり得ない。
  • インドの食卓 そこに「カレー」はない
    4.1
    日本人にもおなじみの「カレー」は、イギリスが植民地時代のインドに押し付けた概念である。インド人は「ダール」「サンバル」「コルマ」と細分化して呼ぶのだ――南アジア研究者がインド料理のステレオタイプを解きほぐし、その豊穣な食文化世界を案内する
  • インディーゲーム中毒者の幸福な孤独
    4.1
    人生のどこかの瞬間と響き合う、個人的なゲームたち―― 異能のアニメーション作家による唯一無二のエッセイ集。 戦火のウクライナ発の奇怪な経営シミュレーション、セラピストと絵文字だけで会話するゲーム、認知症患者となりその混乱や不安を体験…… 「数多くの個人的なゲームたちと確かに交流したのだという幸福な錯覚は、自分と世界との距離を見つめ直そうとする私に流れる孤独な時間を、今も静かに支え続けてくれている」(本文より) 【目次】 ▼はじめに ▼まるでボトルレターのように ▼オーダーメイドゲーム作家 ▼祖母を見舞う ▼アルツハイマー病患者の苦悩と孤独 ▼トイレットシミュレーターの世界 ▼自家製マリオワールド ▼常識はずれのゲーム達2021 ▼語られたがった布団の中の物語 ▼戦火の中でリリースされたゲーム ▼誤解の中で呼吸するヒロイン ▼老後も遊べるゲーム ▼本から広がる言葉の宇宙 ▼誰とでも共作できる美術館 ▼暗い橋の上から ▼人間臭いゲームたち ▼正解の無い会話 ▼めくるめく無慈悲な肯定 ▼終わらせなければ、終わらない
  • GIFTED
    4.1
    天才と呼ばれ、 喝采を浴び続けた男の光と影 10人きょうだいという特別な環境に生まれた。 母親の病が発覚し、プロになろうと奮起した。 プロになっても度重なるケガに悩まされた。 1人になると自然と涙があふれ出ることもあった。 それでも、小野伸二は笑顔でボールを蹴っていた。 44歳、小野伸二が決断をした。 プロサッカー選手からの引退を発表した。 小野伸二と言えば、「天才」と表現されることが多い。 繊細なボールタッチに、華麗なトラップ、受け手に優しいスルーパス。 「楽しむ」ことをテーマに、彼はプロサッカー人生を全うしたが、 度重なるケガにも苦しんだ選手生活でもあった。 知られざる小野伸二を余すところなく書ききった初の自著となる。 小学校低学年のときに、友だちのサッカーの練習についていった。 そこでサッカー少年団に入るという決断をするのだが、月謝が2000円だった。 小野少年はそこで逡巡した。「親に言ったら、ダメっていうだろうな」。 10人兄弟という家庭環境のなかで育った小野は、 生活には苦労はなかったが習い事をする余裕はなかった。 しかし、「入ってしまえ!」と入団申込書を自筆で書いて持っていった。 小野は言う。 「僕の拙い字を見た当時の小野コーチという同姓の方が自宅に来てくれて、 この子にサッカーをやらせてあげてください。月謝やかかるお金は わたしが負担をします、と言ってくれたんです」 幼少のころから、様々な人に支えられて、 日本を代表するサッカー選手になった。 天賦(GIFTED)の才能が本当にあるのか、それは僕にはわからない。 人と違う視野、人と違うキック、人と違うトラップ。 それが努力の賜物か、僕だからできたのか? 僕自身は持って生まれたものだと思ったことはない。 もし、何かを与えられるものがあったとしたら、 それはやっぱり「人」なんだと思う。 出会いを与えられ、そこにチャンスが生まれ、今の僕がある。 そのことだけは決して忘れないでいようと思う。 そして、みんなに伝えたい。 ありがとう!と。
  • 諜・無法地帯 暗躍するスパイたち
    4.1
    TBS系日曜劇場『VIVANT』(2023年9月現在)公安監修者・元公安警察官の勝丸円覚による前作『警視庁公安部外事課』(光文社)に続く待望の最新作。 スパイ取材の第一人者である山田敏弘(国際ジャーナリスト)が構成として参画。 スパイ業界最強のタッグが放つ「スパイ本」の決定版!! 各国のスパイたちが日本でどのように動いているのか、その瞬間をとらえた鮮烈な筆致で描かれている。一度手にすれば、日本がいかにしてスパイたちの天国となっているかが明らかになるだろう。 これぞリアル『VIVANT』だ。 ・スパイが入国する際は申告制 ・尾行・盗聴・ハッキング・・・スパイ活動の実態 ・自衛隊の秘密組織「別班」は実在する ・スパイに公安の自宅がバレると猫の死体が届く!? ・CIA支局長が断言「日本はスパイが活動しやすい国」 ・CIAに協力している日本人は多くいる!? ・日本の有名女優似の留学生がハニートラップを仕掛ける ・日本では数万人規模の中国スパイが活動している ・ウクライナ侵攻後、日本で見せたロシアスパイの不穏な動き ・日本のドラマに出演していたロシア人俳優がスパイだった ・日本人のビットコインを盗む北朝鮮ハッカー
  • M-1はじめました。
    4.1
    \崖っぷちから始まった起死回生の漫才復興プロジェクト/ M-1グランプリをつくった元吉本社員がその裏側をすべて語る! 今世紀のお笑いブームの陰には、 忘れ去られていた漫才を立て直そうと奮闘した 1人の吉本社員の泥臭いドラマがあった――。 毎日会社に行くのがつまらなかったぼくは、 「ミスター吉本」の異名を取る常務からあるプロジェクトを言い渡された―― その名も「漫才プロジェクト」。 M-1につながる一歩がここから始まった。 【プロローグより】 ぼくはわくわくしていた。いよいよ始まるのだ。 この数か月、この日のために走り回ってきた。 これから漫才がどうなるか、今日の結果によってすべてが決まる。 (中略) 廊下には1000枚の1万円札が大きな透明パネルの中に入れられて展示してあった。 1000万円分の1万円札だ。並べてみると1000万円は意外に少なかった。 たったこれだけか、と思った。 けれどもこの1000万円のために、みなしゃかりきに奔走してきたのだ。 そしてこの1000万円をかけて10組の漫才師が今からしのぎを削るのだ。 間もなく生放送が始まる。 ★全員が「アゲインスト」な状況を打破する、 あらゆるビジネスパーソンに響くストーリー! 一人も味方がいない状態で任命された、やらされ仕事。 それを淡々とこなしていくうちに、仲間が増え、自分も必死になり、 やがてライフワークへと昇華した。 どんな仕事も、輝きを放つ可能性を秘めている! ★M-1グランプリの誕生秘話からイノベーションの真髄を学べる! ガチンコ勝負による人と人との生々しいぶつかり合いが、 人々の胸を打つ特大コンテンツとなった。 新しいものは「人の必死さ」から生まれる! ★中川家、島田紳助、松本人志ほか著名芸人のエピソードが満載!
  • ホホジロザメ
    4.1
    オットセイに忍び寄る大きな影。その正体は巨大なホホジロザメだ。気づかれないように真下に移動する。そして一気に急上昇……巨体が宙を舞う。ホホジロザメは映画「ジョーズ」のモデルとも言われ、魚類最強ハンターとして有名です。近年の研究によって、サメが海の中でどのように暮らし、命を繋いでるのかが次第に明らかになってきました。サメ映画を見る前に、絵本でホホジロザメに出会ってみませんか。

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  • イーロン・マスク 上
    4.1
    今年一番の話題作! マスク自身が語り尽した初の公式伝記 世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』評伝作家だからこそ描けた。   いま、世界で最も魅力的で、かつ、世界で最も論議の的となるイノベーターの赤裸々な等身大ストーリー-。彼はルールにとらわれないビジョナリーで、電気自動車、民間宇宙開発、人工知能の時代へと世界を導いた。そして、つい先日ツイッターを買収したばかりだ。
  • 君とパパの片道列車~最難関校を目指した父子の中学受験日記~
    4.1
    中受@2022組、Twitterフォロワー数No. 1! 関西の最難関・灘中学を目指す息子の様子を毎日ツイートしたパパ。灘中コースのある校舎まで片道1時間、帰り道は必ずパパが塾の最寄り駅まで迎えに行き電車内で復習をする日々。灘中・開成の合否ツイートは最高100万超アクセス、1万いいねを獲得! 勉強を教えず、心身のサポートに徹するパパと息子の絆に感涙必至。家族の絆を深めた幸福な中学受験ドキュメント。
  • 長期政権のあと
    4.1
    歴史が示す、長期政権のあと――憲政史上、最長となった安倍政権(首相在職日数は二〇二〇年七月三十一日時点で三一四一日)。なぜ、安倍政権は長期政権となったのか。そして、長期政権のあとにはどのような事態が出来するのか――。権力の生理を知悉する佐藤優元外務省主任分析官と現代日本政治論を専門とする山口二郎法政大学教授が、歴史から読み解いていく。見えてきたのは、グローバル資本主義の限界と民主主義の行き詰まり、日本社会の変質と衰弱である。日本はどう変わっていくのか。われわれが迫られる選択とはいかなるものか。近未来への提言・処方箋を擁した警世の書。
  • もしもし、アッコちゃん?~漫画と電話とチキン南蛮~
    4.1
    電電公社勤めの一族に生まれ、子どものころからお絵かきが得意だったアッコちゃん。利発でちょっとやんちゃ、子どもながら好みがはっきりしているアッコちゃんは、周囲の大人を振り回しつつ、宮崎の自然とのんびりした人々の気質にはぐくまれ時には鍛えられ、才能を開花させていきます。アッコちゃんの成長と日本の人気漫画の変遷をタテ糸に、電話の進化をヨコ糸に、昭和末期から令和までの著者の半生を“笑い”とともに綴ります。
  • 孤闘 三浦瑠麗裁判1345日
    4.1
    彼女の一つのツイートが私の人生を変えた…… この裁判は私の存在証明だった。 深い孤独と幸福への諦観を抱え、 強大な影響力を持つ相手に独りのサラリーマンが立ち向かった、闘争の日々 国際政治学者としてメディアで活躍し、強大な影響力を持つ三浦瑠麗。 彼女がある日、ネットの海に放った一言が、一人の男の人生を変えた。 男の名は西脇亨輔。テレビ朝日で法務部員として働くサラリーマンだ。 彼女のツイートは、西脇が大切にしていた私生活を侵し、深い絶望に突き落とした。 テレ朝の看板番組「朝生!」の準レギュラーともいうべき存在と闘うべきか。それとも静かに耐えるべきか……。 葛藤の末にいばらの道を選んだ西脇は、自ら法廷に立ち、自分を弁護した。心は擦り切れ、現世での幸せは諦めた。それでも自らの存在証明のために闘い続けた。ワンルームの自室で綴った裁判資料は1000枚以上。孤独な闘いは1345日に及んだ。 勝利を掴むまでの闘争の日々を綴った、魂の裁判記録。
  • 安倍晋三実録
    4.1
    安倍氏に最も食い込んだ記者による「安倍評伝」の決定版! 20年にわたり安倍氏を取材してきた元NHK記者が「回顧録」にも書かれていない肉声を記録した膨大な取材メモからその実像を描く。 はじめに 第1章 第三次政権への夢 第2章 雌伏の五年間と歴代最長政権 第3章 慰安婦問題と靖国参拝 第4章 トランプと地球儀俯瞰外交 第5章 拉致問題解決への信念 第6章 習近平との対決 第7章 生前退位と未来の皇室像 第8章 スキャンダルと財務省 第9章 岸家と安倍家の葛藤 おわりに
  • ポリコレの正体 「多様性尊重」「言葉狩り」の先にあるものは
    4.1
    「差別はいけない」「弱者・少数者は社会によって守られるべきだ」「多様性を尊重しよう」……どれも正しく、当然のことだ。異論を言う人はまずいない。倫理的にも政治的にも正しいと言えるだろう。だが、一部にはポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ=ポリコレ)を、恣意的に拡大解釈し、利用しようとする動きがある。「多様性を認めよ」と言いながら、自分が考える以外の一切の異論は認めず、モンスター的に追い詰める。ポリコレ先進国・アメリカでは、「キャンセルカルチャー」と称してかつての大統領の銅像を引き倒したり、「差別されてきた弱者だから、放火・暴行や略奪も許される」と主張する犯罪行為さえ激増。また、性的少数者をめぐるトラブルや、新しい差別も増加している。一方、日本では「お母さん食堂」が批判され、「肌色の色鉛筆」は消え去った。子どもたちは学校で「あだ名」をつけることも許されず、一部の伝統行事や文化も、過剰なポリコレにより消滅しかねない。少数者の権利を認め共生しようとするのでなく、少数者のためという名目で多数者を迫害しようとすることは、「機会の平等」でなく、「結果の平等」のみを求めること。そして、誰も幸せにならない「新たな不平等社会」を創造するだけなのではないのか。 多くのノンフィクション作品で高い評価を受けてきた著者が、忠実で丹念な取材力を基本に、過剰な「ポリコレ」の正体を明かし、警鐘を鳴らす。 公平と平等について改めて考えるための刺激的な1冊。
  • Z世代のネオホームレス 自らの意思で家に帰らない子どもたち
    4.1
    YouTubeでホームレスを取材し続ける、元芸人による渾身のノンフィクション。 自らの意思で家に帰らない、Z世代ネオホームレスのリアルに迫る。 ホームレスと聞いて、「貧困」「路上生活」などを想像する人は多いのではないだろうか。 しかし近年、10~20代といったZ世代のホームレスが増えている。 実家が裕福であったり、未成年ながらサラリーマンの平均以上の収入を稼いだりする者。 決して路上には根を下ろさず、ホテルやマンガ喫茶で生活をする者など、彼らは従来のイメージとは一線を画す。 もはや貧困だけが理由ではない、まさに新時代の“ネオホームレス”と呼べるのではないか。 ではなぜ彼らはホームレス(=家に帰らない)という生活を選んだのか。 パパ活、毒親、推し、トー横界隈など その背景には、近年度々取り沙汰される社会問題が切り離せない。 本書では、YouTubeで反響の大きかった者含めて、4名のZ世代ネオホームレスに密着取材。 動画では載せきれなかったエピソードのほか、追加インタビューやの著者が交流する中でわかったことなど。 彼らの生き方を通して、先の問題に警鐘を鳴らすルポタージュ。 貧困だけでは語れない。求めるのは、息のしやすい場所―。 あなたの子どもは大丈夫ですか? カバーモデル:戦慄かなの ■出版社からのコメント 青柳さんは、ホームレスの方を救いたいといった大義がある訳ではない。社会的な活動家でもない。しかし、“無知”をまったく恥じない人だ。だからどんな相手にも敬意を持って話を聞く。その度に驚き、笑い、悲しみ、また質問を重ねる。その等身大の姿と、“知りたい”という純粋な欲求を目の当たりにすると、人はつい本音をこぼしてしまう。私もそんな彼の魅力に憑りつかれた一人です。
  • 白装束集団を率いた女
    4.1
    2003年4月末に突然あらわれた〝真っ白〟な集団。奇怪な装束と行動で話題をさらった千乃正法会/パナウェーブ研究所とは。彼らは何を信じ、何を求めていたのか。「教祖」である千乃裕子の生涯をたどり、その謎を解き明かす。
  • アメリカ 分断の淵をゆく 悩める大国・めげないアメリカ人
    4.1
    アメリカ50州をくまなく歩いたボーン・上田記念国際記者賞受賞記者による渾身のルポ。 ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルスなど中心地だけを観測しても見えてこない大国の実像とは。 各地に根を張って生きる人々の物語を通じて、現代のアメリカを描く。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 最後の角川春樹
    4.1
    『人間の証明』、『セーラー服と機関銃』…活字と映像を交錯させて、表現の力で社会を揺り動かした戦後最大の出版人、その魂の軌跡。幾多の受難から立ち上がった角川春樹、新たな闘争が始まる。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 超解読! はじめてのカント『純粋理性批判』
    4.1
    近代哲学の最高峰をいまこそ読み直す! 「形而上学の不可能性」の原理とは?  「アンチノミー」「カテゴリー」「物自体」とは何か――。 近代社会における知の全地平を見渡すうえで必読の一書をわかりやすく平らげる。「超解読」シリーズ第二弾! 【目次】 まえがき 1 先験的原理論   第一部門 先験的感性論   第二部門 先験的論理学    第一部 先験的分析論    第二部 先験的弁証論 2 先験的方法論 あとがき
  • できることならスティードで
    4.1
    大阪やパリ、スリランカ紀行から、故ジャニー喜多川氏との思い出や学校の意義を問う思索まで、広義の“旅”をテーマにした著者初のエッセイ集が待望の文庫化! エッセイ15編、“旅する”掌編小説3編の他、文庫版あとがきも収録。《解説・朝吹真理子》
  • いちばんでんしゃの しゃしょうさん
    4.1
    一番電車の車掌さんは前の夜から泊まり込みます。寝過ごさないように「自動起床装置」のアラームをセットして一眠り。制服に着替えて出勤するのはなんと午前4時前です。車掌かばんの中身や、運転士さんとの交信、出発合図の「レピーター信号」など興味深いディテールが詳細に描かれています。電車が安全に、時間通りに走るよう確認しながら、小さなハプニングを一つずつ解決していく車掌さんのお仕事拝見!

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  • ガリバー旅行記
    4.1
    世界中の子どもと大人が読む18世紀の英国の名作を、実力と人気を兼ね備えた柴田元幸が、見事に翻訳し注釈する。小人国、巨人国、空飛ぶ島ラプータ、馬たちが暮らす理想郷。次々と起きる出来事、たっぷりの諷刺、理屈ぬきの面白さ!  朝日新聞好評連載の書籍化。
  • みんなが手話で話した島
    4.1
    「あの人たちにハンディキャップなんてなかったですよ。ただ聾(ろう)というだけでした」(本文より)アメリカ・ボストンの南に位置するマーサズ・ヴィンヤード島。20世紀初頭まで、遺伝性の聴覚障害のある人が多く見られたこの島では、聞こえる聞こえないにかかわりなく、誰もがごく普通に手話を使って話していた。耳の聞こえない人も聞こえる人と同じように育ち、社交し、結婚し、生計を立て、政治に参加した。「障害」「言語」そして「共生社会」とは何かについて深く考えさせる、文化人類学者によるフィールドワークの金字塔。解説:澁谷智子(成蹊大学教授、『ヤングケアラー』『コーダの世界』著者)
  • 障害者ってだれのこと?
    4.1
    「障害」や「障害者」ってそもそも何だろう? 知っているようだけどよくわからない、素朴な疑問を根っこからやわらかく考えます。
  • 虚空の人 清原和博を巡る旅
    4.1
    清原和博という「虚空」を巡る旅 私はなぜ、清原和博に引きつけられるのか。ベストセラー『嫌われた監督』(ミズノスポーツライター賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)の著者が描く堕ちた英雄の4年間と翻弄された男たちの物語。 目次 プロローグ こだま六八四号 第一章 甲子園の祈り 第二章 怪物 第三章 祭りのころ 第四章 脱走 第五章 虚空の人 あとがき
  • 僕の心臓は右にある
    4.1
    チャンス大城の一日は床から始まる。玄米に味噌汁にサバ缶に刻みネギを床にならべ、食べる。芸歴30年超の大半を「地下芸人」として過ごした男。小中と半端ないいじめに遭った男。彼はいかに生きているのか。その男の半生は、笑えて、笑えて、ちょっと切ない。そして、読むと、なぜか元気が出る。
  • 誰も断らない こちら神奈川県座間市生活援護課
    4.1
    生活困窮者支援の取り組みで注目を集めている神奈川県座間市。「誰も断らない」をモットーに、官民がタッグを組み困窮予備軍にも救いの手を差し伸べている。人口13万人ほどの小さな自治体で奮闘する、型破りな職員たちの姿を追う渾身のルポ。
  • 書くことについて ~ON WRITING~
    4.1
    作家自身が「秘密」を語る。待望の新訳刊行。 「われわれ三文文士の多くもまた、及ばずながら言葉に意を注ぎ、物語を紙の上に紡ぎだす技と術に心を砕いている。本書のなかで、私はいかにして『書くことについて』の技と術に通じるようになったか、いま何を知っているのか、どうやって知ったのかを、できるだけ簡潔に語ろうと思っている。テーマは私の本業であり、言葉である」(本文より)  ベストセラーを次から次へと生み出す、アメリカを代表する作家が、自らの「書くことについて」を解き明かしした自伝的文章読本。作家になるまでの苦闘物語から始まり、ドラッグとアルコール漬けの作家生活を語る半自叙伝の回想。書くために必要となる基本的なスキルの開陳。いいものを書くための著者独自の魔法の技。そして「書くことと」と「生きること」を重ね合わせる作者自身の人生観まで。ひとりの作家の「秘密」がそこかしこに語られるドキュメンタリー。  2001年に「小説作法」として翻訳されたスティーヴン・キングの名著を、新たに平明で簡潔な文章で訳した新訳版。新たに巻末には著者が2001年から2009年にかけて読んだ本の中からベスト80冊を選んだリストを掲載。 (底本 2013年7月発行作品)
  • 考えて生きる 合理性と好奇心を併せもつ
    4.1
    SNS時代の情報収集術、メタバースやNFTの今後。ウクライナ戦争後の世界の行方、核融合技術と原発。自分が今35歳のサラリーマンだったら?社債転換型トークン、“安い国”日本の可能性。自分の頭で考えるためには?会話の最中に意識していることは?…などなど、現在進行形にして普遍性のあるテーマを語りあいつつ、それぞれの「考え方」「読み方」「話し方」まで披露。どうにも知的雑談が足りないコロナ時代に、「頂上の雑談」をお届けします。
  • スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか
    4.1
    子どもは親の虚栄心の道具? わが子のスポーツでの活躍に興奮し熱中する親たち。勝つためなら指導者の暴力・パワハラ・セクハラにも目をつぶる、恐るべき実態。
  • マイホーム山谷
    4.1
    第28回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 日本有数のドヤ街として知られる東京・山谷。 この地で2002年に民間ホスピス「きぼうのいえ」を創設した山本雅基氏と妻・美恵さんは、映画『おとうと』(山田洋次監督)のモデルとなり、NHK『プロフェッショナル』で特集されるなど「理想のケア」の体現者として注目を集めた。 ところが、現在の「きぼうのいえ」に山本夫妻の姿はない。 山本氏は施設長を解任され、山谷で介護を受け、生活保護を受給しながら暮らす。美恵さんは『プロフェッショナル』放送翌日に姿を消し、行方が分からないという。 山本氏は、なぜ介護を担う立場から受ける立場になったのか。 なぜ美恵さんは出て行ってしまったのか。 山本氏の半生を追う中で、山谷という街の変容と、特殊なケアシステムの本質を見つめた、第28回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 選考委員絶賛! ●星野博美氏――「助ける側と助けられる側の境界線が曖昧な、山谷の特異な寛容性を見事に描ききった」 ●白石和彌氏――「人間を見つめるとは、どういうことか改めて勉強になりました」 ●辻村深月氏――「ユーモアを交えつつも、何かや誰かを否定するスタンスを決して取らないのが素晴らしい」
  • 確執と信念 スジを通した男たち
    4.1
    門田博光、江夏豊 田尾安志 谷沢健一 広岡達朗 etc. 嫌われ、衝突し、裏切られ……それでも己を貫いたレジェンドが明かす“プロ野球界の裏側" 華々しく見えるプロ野球界においても、好成績を残したからといって必ずしもフロントやコーチ、監督になれるわけではない。サラリーマン社会と同様、擦り寄り、迎合することが球団に残る一番の近道と言われ続けている。だが、かつては理不尽な物事に対して己を貫き、正々堂々と立ち向かう選手たちがいた。 己の正義を貫くことで、疎んじられもした。監督と衝突し、チームを追われたこともあった。メディアとの対立で虚像を語られることもあった……。けれど、自分を貫いた男の元に、最後には必ず人が集まってくる。そんな、矜持を持ち続けてサムライのような生き方をしたプロ野球選手たちを徹底取材。生きづらい世の中だからこそ胸に刻むべき「漢の生き様」を深掘りする。 【収録内容】 1章 門田博光 奇才と孤独 ~稀代の豪打者が抱える“19番"への恩讐~ 2章 田尾安志 衝突とプライド ~天才打者が選んだ「新設球団 初代監督」の道~ 3章 広岡達朗 反骨と改革 ~プロ野球界に68年身を置く男の矜持~ 4章 谷沢健一 派閥と人徳 ~“ヤザワ"と中日ドラゴンズ~ 5章 江夏豊 義理と器量 ~裏切られ続けた史上最高左腕~
  • ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~
    4.1
    2016年、無名の31歳の弁護士が書いた回想録がアメリカでミリオンセラーとなった。「ラストベルト(錆ついた工業地帯)」と呼ばれる、かつて鉄鋼業などで栄えた地域の荒廃、自らの家族も含めた貧しい白人労働者階級の独特の文化、悲惨な日常を描いた本書は、トランプ現象を読み解く一冊として世界中でセンセーションを巻き起こす。2020年、ロン・ハワード監督によって映画化もされた歴史的名著が、文庫で登場!
  • 文庫版 地獄の楽しみ方
    4.1
    「あなたの世界」は言葉ひとつで変わってしまいます。    SNS炎上、対人トラブル――あらゆる争いは言葉の行き違いから起きています。  言葉の罠にはまらないため、語彙を増やして使いこなすわざを身につけましょう。  小説家・京極夏彦が指南する、地獄のようなこの世を楽しく生きていくための「言葉」徹底講座。

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