山形浩生の作品一覧
「山形浩生」の「21世紀の資本」「創価学会 現代日本の模倣国家」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「山形浩生」の「21世紀の資本」「創価学会 現代日本の模倣国家」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
クローズドサークル・ミステリというと、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』を思い出しますが、それをディックがSFでやっているのが面白かったです。
あらすじ:
目的を告げられずに、未開の辺境惑星デルマク・Oに集められた14名の男女(男8女5+遅れて男1が参加)。その使命を伝えるはずのテープを再生すると、テープは勝手に消去されてしまいます。そして、誰もが着陸後は二度と飛び立てないノーザーという乗り物できていたことが判明。通信手段も持ち合わせていないことがわかるにいたり、機械とも生物とも分からない生物がいるこの奇妙な惑星に、完全に孤立してしまったことに気付きます。
そんな状況の中、集め
Posted by ブクログ
風刺的な作品でとても考えさせられた。レーニンのロシア革命、およびその後のスターリンの独裁的な社会主義を農場で飼われていた動物に置き換えて話が進んでいく。しっかり勉強しないと気づいた時には独裁体制下で生活を強いられそれにも気づかないようになってしまうのかと思うと、政治に目を向ける必要があるのかもしれない。ただの社会主義批判かと思ったけど解説で作者がスターリンのやり方を批判するつもりで社会主義自体は肯定的とあり、また政治の不正を指摘しない民衆や知識人たちへの批判もあるとあって見て見ぬふりは良くないのだと思わされた。
「すべての動物は平等である。だが一部の動物は他よりもっと平等である。」
当初のスロ
Posted by ブクログ
『21世紀の資本』に続くトマ・ピケティの超大作。欧米の他に中国、インド、日本、南アフリカなどについても経済の格差に主眼をおいて歴史的に分析している。時代の変遷に従って、国民の資本格差がどうなっているのかを比較することによって普遍性を導き出し、解決策を述べている。分析は極めて精緻であり勉強になる。ピケティの主張はマルクス主義に似ており、純粋な資本主義、自由主義、グローバル主義は格差を広げるので、平等を追求する社会主義の方向に舵を切るべきというのが結論となっている。自由と資本主義は強力であり、ピケティの主張では競争力を低下させ国力を削ぐだけになるように思われる。ピケティのいう「参加型社会主義」の地