山形浩生のレビュー一覧
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知らない事ばかりで自分が恥ずかしくなる。
ヴェルサイユ条約に関わるドイツ代表の回顧録を読んでみたくなった。
本書の見立てが正しかったと仮定するのであれば。
ケインズのように先を見通せる賢人がある程度の地位にいたとしても、どうしようもない事がある、ということが恐ろしい(まあ当たり前だが‥‥)。
正し...続きを読むPosted by ブクログ -
3部作の最後 「人の能力の可能性」を認める
超ブラシーボ効果 戦場で食塩水を麻酔薬として手術 「人の意識」の強力さ
才能は先天的より後天的 ものすごい可能性を認めるPosted by ブクログ -
収益を得るにはある程度まとまった投資をする必要があるため,それ以下の投資では逆に貧しくなってゆく貧困の罠について,その有無を机上で論じるのは無意味でで,調査してどちらの場合になるのかRCTで確かめなくては問題は解決できない.この方針で,様々な調査結果が示される.
防接種率を,豆のオマケを付けることで...続きを読むPosted by ブクログ -
とにかく読むのが大変だった本。特に序盤、批判対象が何であるのかを掴むのが非常に難しかったけれど、後半に向けて対象が一つに集約されているのでそれは解消された。と同時に、対象が何であるか分かりにくくなるのは対象に明確な定義・名称がない為ある程度仕方のない事だとも納得できた。これまで読んできた書籍の中でも...続きを読むPosted by ブクログ
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本書の訳者解説がWEB上から早々にキャンセルを食らったという笑えない話になっていてある意味話題の一冊。これは海の向こうの話ではあるが、日本でもここ二、三十年で左派の色合いが随分変わってきた事に気付かされる。8〜90年代に盛んだったスキャンダルやエロなど何でもありの冷やかし的な姿勢は影を潜め、ジェンダ...続きを読むPosted by ブクログ
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前半はOPENな社会とその効用について歴史的に振り返り、後半はそれに対する抵抗勢力やオープン性が継続しない理由についての考察となっている。
個人的には、主にネットやSNS等で絶えない紛争について、なぜそのような分断が深刻化するのか俯瞰的に眺めた箴言に膝を打った。Posted by ブクログ -
めちゃくちゃいい本でした。
この本は、「才能なんてものはなく、すべては努力次第だ!」という著者の主張を、とても丁寧に科学的論拠をもとに考察されています。
運動競技を見ると「黒人ばかり活躍していて、黒人は遺伝的に運動に向いている!」と思っていましたが、「黒人選手はただ努力の量が凄いんだ!」「遺伝...続きを読むPosted by ブクログ -
「ティモシー・アーチャーの転生」
ディックのヴァリス3部作の最後。そしてディックの遺作とされている作品。
個人的にはすばらしい作品だと思う。模造品について書いてきたディックが、その一番深いところにたどりついた。
生きるための軸となっていたもの、たとえば信仰が揺さぶられたとき、人はどうなるのだろ...続きを読むPosted by ブクログ -
才能より努力が重要である。そしてその努力についても正しい目標を持つといった工夫が重要であると言う主張の本。相変わらず山形さんの訳者あとがきがわかりやすい。Posted by ブクログ
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才能、しなやかマインドセット、ステレオタイプ、プラシーボ効果。
元トップアスリートが記載すると説得力が違いますね。Posted by ブクログ -
オープンの良さとオープンにできない要因が共感。内容を急いで知りたい人は山崎さんの訳者後書を読むと要点分かります。Posted by ブクログ
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1年前から少しずつ読んでやっと!RCTを経済学に応用してノーベル賞を取ったお2人。“人は生まれながらにして小さなコストを先送りし現在ではなく将来に負担させたがる”
膨大な研究結果を体系立てて平易にまとめて、経済学なのに現場感がひしひしと伝わってくる。翻訳も◎Posted by ブクログ -
・貧乏な人は重要な情報を持っていないことが多く、間違ったことを信じている。魅力的で単純な方法でキャンペーンを実施。信頼できる情報源を。
・貧乏な人は自分の人生にあまりに多くの側面について責任を背負い込んでいる。意思決定の難しさ。お金持ちであれば、誰かが正しい判断を下してくれる。⇨先送り傾向⇨既に正し...続きを読むPosted by ブクログ -
この本はノーベル経済学賞を受賞した本です。
この本は、「貧乏な人を救うにはどのような方法がいいのか?」という問題について、様々な研究や検証を行い答えを探していきます。
「援助は無駄である❕」という考え方や「どーんと援助しないと効果がないよ❕」など、様々な意見もあるなか、本当に必要なものは何か?を探...続きを読むPosted by ブクログ -
10年も前に書かれたとは思えない、今現在の状況を表している。
貧乏人に寄り添う形でいろんな切り口で調査実験して問いかけている。食糧、医療、教育、家族、マイクロ融資や貯蓄について、漠然と感じていた事が間違っていたことも分かる。その根本に訴えないと供給ワラーだけでは解決しない。
貧困から脱する方法、この...続きを読むPosted by ブクログ