資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

2,475円 (税込)

12pt

「リベラル」も「保守」も、実は資本主義を理解していない。今こそその真価を知るべき時だーー。
★「脱成長せよ」「トップ1%が搾取」「格差と不幸の元凶」etc.……データを見れば、すべて間違いだった!
★資本主義の「真価」と「本質」を、豊富なデータと根拠で示す世界的話題作、ついに邦訳。
★フィナンシャルタイムズ紙、エコノミスト誌ほか絶賛の嵐!
★イーロン・マスク、異例の推薦。
「資本主義が正義である理由が完璧にわかる名著。特に第4章を読んでほしい」
★「できるだけ多くの人が本書を読んで、人類がいまや手にしている強みと今後の発展につながる叡智を、改めて認識しなおしてくれることを願いたい」ーー山形浩生

資本主義を打倒せよとかグローバリストをブチ殺せとか、そういう極端な主張をしても何の役にもたたない。
最終的には個人の創意工夫を信じ、なるべく競争原理を活用することで、経済や社会の活力を維持する――それが重要なことだ。
市場が万能だと思う必要はない。しかし市場がかなり大きな力を持っているし、価格の持つ情報を通じて人々をまとめる能力を持っているのも事実だ。ここ数世紀にわたる人類の空前の発展は、まさにその力をうまく活用できるようになったおかげなのだ。
それを続けようじゃないか、と本書は述べる。
できるだけ多くの人が本書を読んで、人類がいまや手にしている強みと今後の発展につながる叡智を、改めて認識しなおしてくれることを願いたい。
ーー山形浩生(訳者解説より)


・「強欲な資本家」がいなければ「貧乏人」はもっと貧しくなる
・全億万長者の資産を分配しても、貧しい人の生涯所得は「27万円」しか増えない
・世界の課題を解決するのは「再分配」ではなく「経済成長」
・「脱成長」は地球温暖化を悪化させる
・グローバル化のおかげで、世界の貧困率は過去20年で「70%」下がった
・資本主義下でお金を儲けるには「利他」と「協力」が不可欠
・資本主義以前のほうが、「搾取」も「環境破壊」もひどかった
・「個人主義社会」のほうが献血、骨髄・臓器提供、人助けの参加度が高い
・金銭的インセンティブは人々の「公共の精神」を奪わない
・資本主義はゼロサムではなく「プラスサム」ゲーム

【目次】
はじめに
第1章 資本主義は世界を救う
第2章 経済成長はなぜ必要?
第3章 自由市場は労働者を救う
第4章 トップ1%はなぜ必要?
第5章 独占企業は悪なのか
第6章 産業政策がダメなわけ
第7章 中国経済、虚像と実態
第8章 地球温暖化と資本主義
第9章 人生の意味と資本主義
おわりに
原注
訳者解説

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資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルどおりの内容。ただし、その内容を細かなデータに基づいて立証しているところが、凡百の通俗評論家との違いである。マスコミが、資本主義のためにひどい生活を強いられていると表現している人たち(例えば、ウーバーのギグワーカー)の多くが、自分たちの生活をそれ以前よりも良いものと評価していると言うデータは

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    資本主義を通して人類の歴史を知る。
    サピエンス全史ともまた違った扇情的なニュアンスも多分にありつつ、資本主義の成り立ちに感心させられる部分も多い。

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    資本主義は格差を生み出すだけの残酷な世界、という先入観をデータを使って見事に覆してくれる本。

    ただしいいことばかりではないことも教えてれます。それはたくさん失敗することがあるということ。それでも自由な選択肢がある方がいいじゃない?

    自分には無理と言い訳ばかりする人には耳の痛い話かも。自分がそうな

    0
    2025年02月27日

    Posted by ブクログ

    起業家が利益を出したというのは、彼らが社会に何かを与えた証拠
    利益を得るのは最後

    ゾンビ企業が生き続けると、もっと良い企業に使われるべき補助金や労働力がしばりつけられる

    アリアナマッツカート
    国家がイノベーションの資金を生み出してるという主張、著者は否定的

    著者はピケティにも否定的


    偉大な

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    資本主義の良さを(改めて)理解できる本。
    私たちの周りでは、成長は無意味だとか、GDPくそ食らえとか、格差が甚大な悪影響をもたらしているとか、これまでの経済システムは限界に行き当たっているとか、いろんなネガティブ意見が飛び交っていて暗澹たる気持ちになりますが、資本主義は基本的に上手く機能していること

    0
    2024年09月29日

    Posted by ブクログ

    資本主義は今後も安泰だと見通しがたった。巷に多くの「資本主義限界説」が流布しているが、おそらくそれはない。あらゆる社会問題は資本主義の中で修正されていく。
    市場倫理(付加価値を出さない人間は除外されて行く)は、ほかのどんな社会制度の動機付けよりマシということ。付加価値を生み出した者が祝福される世界。

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    資本主義を無批判に首肯するでもないが、改めて本書の流れを辿ってみると、加速主義的な解決策を用いたうえで果たして人類がどうなるのかというスタンスになるのかという気もする。テーゼは大胆だが、議論の理路はしっかりと固められている。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    本書の主張は「資本主義はこれまですばらしい成果をあげてきた。グローバル化することで、その威力はさらに高まった。しかもそれは、先進国が途上国を搾取とか、金持ちが貧乏人を足蹴にしてとかいった、不均衡な発展ではない。格差はあるけれど数十年単位で見れば、みんな良くなっている。それは、常に自由と競争とそれによ

    0
    2025年08月15日

    Posted by ブクログ

    資本主義の意味と素晴らしさが理解できる一冊。本を読む前から、私は資本主義に対して肯定的且つ希望的な感想を抱いていたため、その思考が後押しされた感覚がある。また、"肯定的且つ希望的な感想"とやらを解像度を上げて説明してくれている。一方で、著者の仮説を"正"とする

    0
    2025年04月06日

    Posted by ブクログ

    一読して、仕組みとしての資本主義というものは、人類にとって今のところもっとも「マシ」な仕組みだな、ということが理解できました。問題はそれに安住して、発展を望まないようになること。トライ&エラーの精神を失わないようにしたいですね。

    0
    2024年12月18日

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