山形浩生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書の主張は「資本主義はこれまですばらしい成果をあげてきた。グローバル化することで、その威力はさらに高まった。しかもそれは、先進国が途上国を搾取とか、金持ちが貧乏人を足蹴にしてとかいった、不均衡な発展ではない。格差はあるけれど数十年単位で見れば、みんな良くなっている。それは、常に自由と競争とそれによる技術革新が起こり、それが生産性を激増させたおかげだ」というものである。グローバル化が格差を生んでいる、格差が不幸の元凶、分配をどうするか、これからは脱成長を目指すべき、中国のような強力な統制が経済を強くするといったような話が新聞やテレビで良く聞かれるが、過去からのデータを用いてその様な主張が全くデ
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Posted by ブクログ
サピエンス全史を読む前に予習をしておこう、と読んだ一冊。本書の内容を漫画化している訳ではなく、社会に出た後に働くことに悩み、世間との乖離に焦る女性にフォーカスした別のストーリーを通じて、サピエンス全史が描く内容を分かりやすく伝えている。
今生きている資本主義社会も、中世で起きた価値観の変化が長期間続いてるに過ぎないし、その価値観が正義であることもない。主人公の女性は最終的に周囲の考えに囚われず、好きな道を選ぶ。
「サピエンスの勝因はフィクションを信じる力」
「私達が直面している真の疑問は、『私たちは何になりたいのか?』ではなく、『私たちは何を望みたいのか?』かもしれない。
虚構の中で生き -
Posted by ブクログ
PLURALITY多元性 オードリータン他
サイボウズ式ブックス
本文だけでもこの550ページに及ぶ
紙による本は3,000円だけれど
本来の公式サイトでダウンロードすれば
日々更新する生きた最新版に無料で参加できる
時代を先取りした最初の一行目から
「目から鱗」の異次元では無いか‼︎
コンピュータもインターネットもSNS も
軍事用に開発されたものだしそのルールや仕組みを作る管理者がそこから生まれる情報も富も権力も独り占めして格差社会を広げ中央集権体制を広げてきた
しかし一方でシンギュラリティと呼ばれるAIが管理者の手を離れて自己管理するようになると民衆も解放されて
競争原理社会から逃れ -
Posted by ブクログ
ウィリアム・バロウズ『クィア』を読んだ。メキシコシティに暮らすヤク中でゲイの中年男性リーと、若く美しい恋人アラートンとの短い恋愛の話。
メキシコシティの社会情勢からくる荒廃した治安の悪さの描写と、そのなかに突然現れる美しいアラートン。男女の恋愛話なら、荒んだ日常にいきなり魅力的な人物が登場するのはよくあるフィクションの始まり方だと思う。
作中には、いわゆるゲイバー(文脈的にはハッテン場的な意味合いに近い)で性行為の相手を探す場面がたびたび出てくる。そして、リーがアラートンとの関係を切実なまでに保とうとするのは、当時の同性愛者を取り巻く社会的承認の欠如と出会いの困難さから来るのではないかと思 -
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ネタバレ歴史上の経済を見てきて、資本主義が最も世界を豊かにしてきた。
世界の分配不平等は資本主義の分配が不均等だから生じる。
それが沢山あると豊かになり、なければ貧乏なままだ。
(適切な資本主義においては分配の公平さよりも経済の成長率を優先した方が貧困に関する
問題は解決する)
→適切でない資本主義とは?
権威主義者による経済対策
剛腕指導者は短期的な成長ばかりを重視する
→ポピュリストが権力の座について 15 年経つと経済は平均で 1 割以上小さくなるという
結果が出た
アメリカの言う、中国のせいで労働が奪われているのは嘘。
中国の輸入に直面した企業は他企業に比べて年率 2 パーセントも多く雇用拡大