山形浩生のレビュー一覧

  • 動物農場〔新訳版〕

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    動物が人間を追い出して新しい国を作るという設定が面白かった。そして、動物独自の国になることはなく人間と同様の現象が起きて、動物同士の衝突や主従関係、権力争い、外交と現代の国で行われている社会を反映していた。

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    2025年09月30日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    農場主を追い出し自由を求め独自の国家を築いた動物たちによる革命の誕生と崩壊を描くソ連を風刺した寓話。

    操作された情報しか与えて貰えず、懐疑心を抱いても声を上げる前にもみ消される…
    権力を振りかざすブタ達の行動は許されないが、見事にコントロールされてしまった労働者の動物たちの世事疎さが独裁を助長させている様が滑稽だった。

    自身の置かれている状況に興味を持ち正しい情報を見極める知恵を身に付ける努力を怠ってはいけないと思った。

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    2025年09月14日
  • クィア

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    バロウズの中ではいちばん好きかも。『ジャンキー』と同じ文章が載ってると思ったら、やはりそうであった。

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    2025年09月14日
  • 服従の心理

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    人は反抗しようと思えば自由に反抗できると思っていた。しかし服従は自分が思っていたより強く働く力だと知って驚いた。
    実験報告を聞く中で自分ならどう動くか考えた。おそらく権威に従い、最高レベルに近い電撃を与えるのではないかと思う。途中で止めるよう権威に歯向かう力を持っている自信はない。道徳と服従の間で揺れ動く。その葛藤に苦しむだろう。
    その葛藤が日常的に生じるものだという事実が一番恐ろしいことだった。
    善良な市民が組織の一部として組み込まれ、条件さえ揃えば容易く悪人になることがある。
    主体性を持つことの意味を考えるいい機会になった。

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    2025年09月04日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    本書の主張は「資本主義はこれまですばらしい成果をあげてきた。グローバル化することで、その威力はさらに高まった。しかもそれは、先進国が途上国を搾取とか、金持ちが貧乏人を足蹴にしてとかいった、不均衡な発展ではない。格差はあるけれど数十年単位で見れば、みんな良くなっている。それは、常に自由と競争とそれによる技術革新が起こり、それが生産性を激増させたおかげだ」というものである。グローバル化が格差を生んでいる、格差が不幸の元凶、分配をどうするか、これからは脱成長を目指すべき、中国のような強力な統制が経済を強くするといったような話が新聞やテレビで良く聞かれるが、過去からのデータを用いてその様な主張が全くデ

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    2025年08月15日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    かなり難しい。
    数カ月間少しずつ読み続けていて途中で読むのを諦めようかと思ったが、理解できない部分は軽く流して最近一気に読破した。

    技術の背景には思想が絡んでいるという話は、意識したことがなく新鮮だった。

    人類は立ちはだかる困難をコラボレーションによって乗り越えていけるという、希望を持たせてくれる内容だった。

    Talk to the city使ってみようと思う。

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    2025年08月14日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    率直に言うと難しい、難解である。その上でボリュームも600ページ以上あり心理的ハードルも高い。
    もちろん自分の理解力の無さが原因である。
    思想、学術用語が多用されており、また言葉以外の背景や文脈を共有している度合いが高く、技術科学的概念が詳細説明無く使われており、理解が難しい。
    最後に鈴木さんの解説があり、その要約が一番分かり易いかもしれないが、出来れば時間をかけて(多分一ヶ月以上は余裕でかかりそう)でも本文を理解したいと思った。

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    2025年08月14日
  • スノーデン 独白 消せない記録

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    告発自体もそれはそれで社会的な影響力があるが、この事件が起きた原因と背景が大事な気がする。今の仕事で会社のシステムを担当している身として、なんだかすごく考えさせられる本だった。著者の言う通り、システム担当はすべての情報にアクセスすることができるし、相当な倫理観が試される。きっとこれはどんな時代のどんな職業でも同じことで、往々にして歳を取った権力者よりも、デジタルオタクの若造の方が技術に明るいし、同じだけのアクセスを得てしまう。これが著者の言う不均衡なんだろうな、と。この先の解決策や理想がわからない。

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    2025年08月04日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ジョージ・オーウェルによる
    独裁と腐敗。社会主義。
    そういった人間社会の愚かさや汚さを動物達を使って描いた風刺小説。

    ロシア革命を動物達でなぞって書かれる。

    ロシア革命が何なのか分からない人はこれを読めば簡単に概要を理解できる。
    実際私もその1人。

    ただロシア革命だけではなく

    革命したとて頭が変わるだけであり、体制は何も変わらないこと
    違和感を覚えながらも行動しない市民達の愚かさ。
    など
    社会主義そのものが書かれている。


    それを動物の特徴を捉えつつ、わかりやすく描かれている。
    教科書にすべき。

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    2025年07月21日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    難しい。
    そしてボリュームがすごい。
    だからこそもう1回読みたい。

    ITと社会の将来ビジョンを描いているのだけど、カバーされる分野が多くて、一度じゃ理解できなかった。

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    2025年07月14日
  • 貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える

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    事例が多く読みやすかった。それが良いか悪いかは横に置いてなぜ貧困が生まれるかのメカニズムを説明し、貧乏人のお金と無形資産の使い方について筆者と訳者の独自の言葉で語っている。貧困は悪ではないが、そのメカニズムと背景を学ぶことは極めて重要だと感じた。

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    2025年07月11日
  • まんがでわかる サピエンス全史の読み方

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    サピエンス全史を読む前に予習をしておこう、と読んだ一冊。本書の内容を漫画化している訳ではなく、社会に出た後に働くことに悩み、世間との乖離に焦る女性にフォーカスした別のストーリーを通じて、サピエンス全史が描く内容を分かりやすく伝えている。

    今生きている資本主義社会も、中世で起きた価値観の変化が長期間続いてるに過ぎないし、その価値観が正義であることもない。主人公の女性は最終的に周囲の考えに囚われず、好きな道を選ぶ。

    「サピエンスの勝因はフィクションを信じる力」
    「私達が直面している真の疑問は、『私たちは何になりたいのか?』ではなく、『私たちは何を望みたいのか?』かもしれない。

    虚構の中で生き

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    2025年06月15日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    PLURALITY多元性 オードリータン他
    サイボウズ式ブックス
    本文だけでもこの550ページに及ぶ
    紙による本は3,000円だけれど
    本来の公式サイトでダウンロードすれば
    日々更新する生きた最新版に無料で参加できる
    時代を先取りした最初の一行目から
    「目から鱗」の異次元では無いか‼︎

    コンピュータもインターネットもSNS も
    軍事用に開発されたものだしそのルールや仕組みを作る管理者がそこから生まれる情報も富も権力も独り占めして格差社会を広げ中央集権体制を広げてきた

    しかし一方でシンギュラリティと呼ばれるAIが管理者の手を離れて自己管理するようになると民衆も解放されて
    競争原理社会から逃れ

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    2025年06月15日
  • クィア

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    ウィリアム・バロウズ『クィア』を読んだ。メキシコシティに暮らすヤク中でゲイの中年男性リーと、若く美しい恋人アラートンとの短い恋愛の話。

    メキシコシティの社会情勢からくる荒廃した治安の悪さの描写と、そのなかに突然現れる美しいアラートン。男女の恋愛話なら、荒んだ日常にいきなり魅力的な人物が登場するのはよくあるフィクションの始まり方だと思う。

    作中には、いわゆるゲイバー(文脈的にはハッテン場的な意味合いに近い)で性行為の相手を探す場面がたびたび出てくる。そして、リーがアラートンとの関係を切実なまでに保とうとするのは、当時の同性愛者を取り巻く社会的承認の欠如と出会いの困難さから来るのではないかと思

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    2025年05月12日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    ネタバレ

    歴史上の経済を見てきて、資本主義が最も世界を豊かにしてきた。
    世界の分配不平等は資本主義の分配が不均等だから生じる。
    それが沢山あると豊かになり、なければ貧乏なままだ。
    (適切な資本主義においては分配の公平さよりも経済の成長率を優先した方が貧困に関する
    問題は解決する)
    →適切でない資本主義とは?
    権威主義者による経済対策
    剛腕指導者は短期的な成長ばかりを重視する
    →ポピュリストが権力の座について 15 年経つと経済は平均で 1 割以上小さくなるという
    結果が出た
    アメリカの言う、中国のせいで労働が奪われているのは嘘。
    中国の輸入に直面した企業は他企業に比べて年率 2 パーセントも多く雇用拡大

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    2025年05月08日
  • クィア

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    もしかしたら初バロウズかもしれません。もうパッとしないのしないのって、本当にパッとしないオジサンの身勝手な一方通行のナルシスティックな愛を、ひと時の恋の思い出に変換したみたいな…どうしようもない激甘(歪んだ苦い甘み)ラブロマンスなので、もしかしたら太宰好きとかに良いのかもしれませんし、中島らも好きなら問題なく楽しめると思います。
    訳は滑らかでどこも止まることなくさらさらと進みます。読みやすい。

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    2025年04月10日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    資本主義の意味と素晴らしさが理解できる一冊。本を読む前から、私は資本主義に対して肯定的且つ希望的な感想を抱いていたため、その思考が後押しされた感覚がある。また、"肯定的且つ希望的な感想"とやらを解像度を上げて説明してくれている。一方で、著者の仮説を"正"とするべく並べられる根拠の数々は、少しの偏りと回りくどさがあると感じた。(実際に偏りがあるかは分からないが)

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    2025年04月06日
  • 服従の心理

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    ミルグラムのこの実験の内容は知っていたものの、いろんな条件を変更して行っていたことは初めて知ったので読んでいて楽しかった。

    多くの人は権威に服従して、残虐な行為をも行ってしまう。だから個人は主体性をもって権威を疑い、安易な服従を避けることが重要という結論。エージェント状態やオートマトンの理論はとても興味深いものだった。

    だが、ナチスの事件について、ただの1個人が果たして政府に不服従をできるのかというのは疑問に思った。これについては訳者あとがきに非現実だと述べられていて安心した。中でも訳者の解釈として、権威が権威となるために道徳的チェックが入るから権威への服従は信頼の裏返しというのは共感でき

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    2025年03月30日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    ネタバレ

    進歩の代償とされる、よい職の減少、賃金の停滞、格差、などは生じていない。資本主義は常に美しい訳では無い。
    市場は、価値観、才能、努力に報いてくれるわけではない。唯一、他人のために効率よく価値を作り出したものに対して報いてくれる。この自由市場の仕組みが、他の仕組みに比べて優れたものにしている。新たな価値を作り出す動機になる。

    豊かさ、食事、寿命など過去よりも、ずっとよくなっている。
    アフリカでも、モーリタニアやボツワナなど、大発展している国がある。他の国は支配階級が利権を温存しているから発展しない。
    経済成長がなければ、他の問題も解決しない。
    コロナ、戦争などの危機にも自由な対応力が発揮できる

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    2025年03月04日
  • 21世紀の資本

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    ジャック・アタリのように数字で押しまくるページもあればバルザックからの長い引用もあり、教養の深さの見せ方もさすがといったかんじ
    14章、15章は近〜現代の各国の制度における功罪について述べており興味深い

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    2025年03月02日