山形浩生のレビュー一覧
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そう言われてみれば、組織に属している限りはその安寧と引き換えに、何かを預けている気がしないでもない。
それは、主体性だったりするのかもしれない。
そりゃそうだ。会社員がいちいち会社の方針を批判したところで、何も変わらないし、仕事が進まない。
だったらサラリーマンなんかやめて、起業すればいい。
服従なんてまっぴらごめんだわ。
ん?
えー⁈
めんどくぜーな。それ。
ちゃうちゃう。
権威が正しい権威たるように、ちゃんと“服従”できるように、組織員がそれぞれの役割に応じて、主体的に、そして有機的に機能することこそが重要なんではないか、それが組織を健全にし、ナチスやその他もろもろの悪の組織に陥らな -
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「経済発展によって、もう世の中からは貧乏なんてなくなる」と言われて久しいが、しかし実際のところは格差だけが広がり、貧乏な人はあいかわらず貧乏のままだ。世の中がこんなに豊かになっているにもかかわらず、貧乏人は貯蓄の手段がなく(ので貯蓄もせず)、保険にも入れず、事業のための借り入れもできず、結局貧乏から抜け出す手段がない。貧乏人への救いの手は途中にいる様々な人々によって搾取されて当人に届かない上、予防接種や基本教育のように効果が見え難い施策は今度は人々が見向きをしないのだ。
そんな現状を打破するために、ランダム化対照試行をひっさげて「貧乏を打破するボタン」を探して回る著者たちの研究成果をまとめた -
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「資本とイデオロギー」という題名だが、内容は、格差というものは何か、それが悪化している現在はどんな世界なのか、それを克服出来るのか、を歴史と膨大な統計を使って分析する壮大なもの。
著者の主張ポイント(最も危機感を持つ未来予測)は、バラモン左翼と商業右翼の権力(ブルジョアブロック)の思い上がり(高所得者有利の政策・高教育インテリ富裕層の過度な称賛)が、社会の混乱に憤激する大衆の暴走、つまり暴動を伴う移民排斥や自国中心主義の台頭を許すのではないか、というもの。
今日の民主主義の混乱は、市民的、政治的な領域において、経済学が他の社会学から独り歩きしすぎたのが原因。経済学者は、「持ち合わせてもいない -
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アメリカの経済学者による無形資産について述べた本。企業が発表する財務諸表では、有形資産のみが記されているが、「のれん代」といわれる資産やシステムやソフトウェア、ガバナンスや教育など、企業の経済活動に大きく影響する無形資産の価値が、大きくなってきている。しかしながら、この無形資産はその価値を数値化しづらく、影響も測り難い。これら無形資産の特徴を纏めており勉強になった。内容はやや発散的であり、体系的ではないところが残念。
「あのライト兄弟は、世界初の飛行の後で、もっと優れた飛行機の開発に時間を費やすどころか、特許を侵害していると思った競合開発者と戦うのにほとんどの時間をかけていた」p14
「雇用 -
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■■概要・感想■■
○人類の歴史を振り返ったときに、OPENさを基調とした組織は発展し、クローズドな組織は発展しなかった。その実例たんまりで解説した本。
○これとFACTFULLNESSとを続けて読んだことで、自分の常識が古くて間違ったていたり、懐古主義だったりすることに気づくヒントを得られた。
○OPENであることの重要さとともに、Closedになってしまう心境、本能、実例などがある。両方の側面から見ることで、それでもOPENでいることは大事。というか、今まで成功した事例は、ホントはclosedにしたかったけど、openにせざるを得なかったという状況が、全体のレベルアップに貢献したということ -
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才能ではなく努力
10000時間法則
著者は元卓球のアスリートとは知らなかった。好きこそ物の上手なれなのは間違いないけど、努力し続けられるエリアを持てる事こそ才能な気がする。そしてその様な環境を得られる運も大事。でも天性のものなんて無いと思えるとフェアな気がして生きる希望が持てるかもね。
部下やアスリートを褒める時は知性を褒めるのではなく、努力を褒めるのは大事というのはちょっと気をつけるかな。ついつい直感で君は優秀とか言ってしまうので…
読みやすいが、多少説明というか具体例が冗長な部分があって飽きる。プラシーボ効果の話とか最後の黒人アスリートの話とかはもっと簡潔でも良いのでは… -
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勉強の出来る人、スポーツで秀でた結果を出す人などに体して、生まれ持った才能と片づけてしまう事が多いが、著者は卓球でイギリスチャンピオンとなり、オリンピックでイギリス代表になった。
その著者が「才能なんてものはなく、すべては努力」と言っている。
タイガーウッズやベッカムなど、スポーツで世界を魅了する選手は、小さいときから、自分の意思で練習を練習とも思わず、何度も自分の限界を超える練習を続けていた。
傑出するために近道がある証拠は一切無い。と言うセリフは有機をもらえる反面、成功の会議を握るのは才能ではなく練習なのだ。と言う言葉は、自分のこれまでのしてきたことを振り返り反省すべき点が数え切れないほど -
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15 現状
26 イタリア、アメリカ、フランスのポストモダニズム
33 近代主義的二分法(客観的普遍性と主観的個人)から、それに対する懐疑主義によって局所的ナラティブ重視=文化構築主義へ
35 ポストモダニズムの原理と主題
40 リオタール
44 ポストモダニズムの左翼性(人類がもつ抑圧的権力構造は非難されるべき)
45 反証可能性よりも理論的原則と世界観に依拠
67 クレンショー「インターセクショナリティ」
82 ポストコロニアリズム
110クィア理論
115 リベラルとポストモダニズム
116 規範性を排した接頭辞 hetero cis thin
117 クィア理論とは
121 フ -
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「才能」とは「努力」である、と言うこの書。様々な意見、評価、立証等が載っているが「才能は結局努力次第」とある、が果たしてそうだろうか。天才などもって生まれた才能は努力ではなく「環境と他人が、家族が見出した結果」でもあると思う。一般的な「才能」とは「努力」も大きな要因だが、体内・脳内に潜む持って生まれた「天性」が必ずやある(才能=特技)と私は思う。スポーツのできない人に「努力」でスポーツ選手になれと言ってなれる人はいないと同じで、人間には「天性」があり、それは人それぞれの「才能」が隠れているだけだと信じたい。「天性」があるから「努力」でその才能が伸ばせるのだと、信じたい。ゴルフプロの双子(岩井姉
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1895年、パリのグランカフェ前。人類史上初の活動写真を見るために集まったパリジャン。地下室でリネンに映写された50秒のフィルム。工場の陰から出てくるぼやけた女性の画像、そよぐスカート。列車のフィルムには満員の観客が逃げ出そうとする事件も。『映画化の創設神話」は、華々しく開かれたが、これを企画したリュミエール兄弟は成功しなかった。単一視点、単一場面から、つなぎやカットを駆使した今の映画に仕上げる可能性に到達せず、発明した技術を充分に活かせなかったからだ。
人間は適応性を持ちながらも、生産性に注目した社会を築き上げた。生物として、種の保存を本能に、個体数を拡大する事が望まれるならば、生産性向上