山形浩生のレビュー一覧

  • 無形資産が経済を支配する―資本のない資本主義の正体

    Posted by ブクログ

    無形資産とは、物質的なモノではなく、アイデアや知識、社会関係といったものを指す。具体的に挙げると、次のようなものである。
    ・スターバックスの「店舗マニュアル」
    ・アップルの「デザイン」と「ソフトウエア」
    ・マイクロソフトの「研究開発」と「研修」
    ・グーグルの「アルゴリズム」
    ・コカ・コーラの「製法」と「ブランド」
    ・ウーバーの運転手の「ネットワーク」

    1950年代から2000年代まで、上場した企業の簿価や売り上げと、時価総額との相関を調べてみると、年々明らかに相関が下がっている。など無形資産の価値について分析している。


    しかしながらwithコロナの世界で起こる無形資産の価値が見直されてい

    0
    2020年05月23日
  • 無形資産が経済を支配する―資本のない資本主義の正体

    Posted by ブクログ

    無形資産が経済に及ぼす影響について記載している
    スケーラビリティ 拡張性
    サンクコスト 投資が回収できない
    スピルオーバー 無形資産の効果が自社・他社へ波及する
    シナジー 異なる無形資産が掛け合わされることでより多くの便益をもたらす

    無形資産が重要になる経済では、スピルオーバーを最小化しつつシナジーを生み出そうとする、少数の支配的な企業が市場を支配する。まさに、Googleが検索アルゴリズムで市場の覇権を握りつつ、異業種とのシナジーを生み出しているのが好例と言える。
    Googleの例のように、無形資産の経済では先進企業と後進企業との間で、大きな所得格差が生じてしまう。
    無形資産が生み出す格差

    0
    2020年05月06日
  • 9 プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために

    Posted by ブクログ

    イノベーションを起こすために必要な要素9つについて解説している書籍。9つの要素について事例を交え解説。直訳でやや読みづらい

    0
    2020年03月23日
  • 無形資産が経済を支配する―資本のない資本主義の正体

    Posted by ブクログ

    世界時価総額上位をみれば無形資産を活用する企業ばかり。それらの企業はいまや国家を超越しようとしている。無形資産企業への富の集中と不可分性(と無形投資という多分の投機性)を、主に経済学的視点から分析する。著者曰く無形資産の特性は①スケーラビリティ、②サンクコスト、③シナジー、④スピルオーバーの4つあり、特に③④が無形リッチがWinner takes allになる本質であろう。GAFAMしかり、これからの自動運転のCASEやシェアリングエコノミーも同様の世界が来るだろう。面白いのが無形資産が優位性の源泉となればなるほど、人材といったソフト部分の流動性は高まるということだ。無形をいかに固着させるかと

    0
    2020年02月27日
  • CODE VERSION 2.0

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    インターネットの規制の話。現実とネットの世界との違いが生み出すいろんなことが影響してるが、容易に規制が進むというのは理解できる。それを見越して、全てを規制しないように規制が必要だと。不完全さを残すために、「自由」を守るために。矛盾してるようでも、真っ当と思える。でも、山形浩生さんの役と解説が無いとすんなり頭に入らなかったろうな。いつもの如く笑。

    0
    2020年01月13日
  • お金の改革論

    Posted by ブクログ

    山形の訳のおかげなのだろうか。間宮訳の「一般理論」などと比べて、親しみやすい丁寧な叙述だ、と感じる。ケインズは決して突き放すような冷徹な文章ではなく、わかりやすいように書いているのだと。

    0
    2020年01月06日
  • スノーデン 独白 消せない記録

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    - ドキュメンタリー。小説かと思わせるような面白さ。映画を見るつもりで選んだので、狙い通りの正解。満足。
    - 彼女リンジーの日記をそのまま載せていた、という最後の章は、その意味で最も読み応えがあった。リアリティがある。FBIってここまでするんだなーという感想。
    - ところどころ具体的な技術の話があり(それは別にいらんけどな~)というのもあったが、全体として展開は早く、良かった。
    - というか29歳とかの話なのか・・という思い。
    - そして何もまだ解決されてない、というのが現実であり、それがもっともリアルかもしれない。

    0
    2020年01月03日
  • 貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える

    Posted by ブクログ

    まとめ

    経済学は大きな立場を表明してきた
    ex)資本主義の是非

    ところで世の中の公的政策には、上手く機能していないものが多く存在している。
    なぜ機能していないかというと、政策担当者は脳内のイメージにのみ頼って政策を作っているからだ。

    経済学は、このような政策1つ単位をよくデザインするために有効な道具である。
    思い込みで政策を考えるのではなく、上手く行くためにはどうすればいいか分析することができる。
    具体的には、国民に行動してもらうためにはどのようなインセンティブをつければいいかを考えることができる。

    0
    2019年11月08日
  • ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

    Posted by ブクログ

    最初の方は、家電メーカーのメカ屋だったこともあるのでまあそんなもんだろうというか、ヒケとかゲートとか別に本で読まなくてもいいかなーと思ってたんたけど、途中から、偽造のSDカードをどうやってみつけるのか?とか、中国のエコシステムは?とか、あげくの果てはDNAをCRISPRでやるのってまあハックだよね。って言って、そこを類似で語り出すところはもう最高。比喩ってのはやっぱアイディアのベースなんだよね。

    0
    2019年10月15日
  • 9 プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために

    Posted by ブクログ

    MITはどのような理念で運営されてるか?
    結果として、外部の変化に適応するプロジェクトを運営できるのか?

    その実現のための指針が記述されています。
    これらの指針は、会社そしてそこで働く私たちの行動指針、価値にも再考の余地を与えてくれるはずです。

    地図よりもコンパス

    記載されていた指針の一つです。
    組織には、方角があれば、あとは自律的に機動的に対応ができるということ。

    私は私の行動を振り返る書籍となりました。

    0
    2019年09月25日
  • 9 プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために

    Posted by ブクログ

    これからの社会や人生を意義あるものにするために必要な9つの原則について、伊藤穰一さんとジェフ・ハウさんが解説するもの。未来予測も入っていて、参考になる。「権威より創発」「強さより回復力」「能力より多様性」など、ぼんやりと感じていたことを簡潔に言語化してくれ、事例も紹介しているので、ハラオチしやすい。解説にあった「共通して重要なことは、楽観的に面白がる能力」という一言に全てが集約されていると思う。

    0
    2019年07月21日
  • ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

    Posted by ブクログ

    書名は『ハードウエアハッカー』となっているが、いわゆるハッキングではなく、メイカームーブメントにまつわる、とても幅広い話題を扱っている。

    中身は、Part1については「EMSで行う小規模量産」のテキストである。通常のメーカー勤務であってもこの内容を身につけるためには2〜3年の実務経験が必要だろう。筆者は手探りで数年の経験、それをもとに行われたMITでの授業を書籍化してあり、短時間でポイントがつかめる。実務初心者も、まずこういった本を読んで知識をつけると良いだろう。製造BOMの話(どんな情報が必要か)、DFM(Design for Manufacture)の話、射出成形の話(現在の標準的な技術

    0
    2019年06月10日
  • ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

    Posted by ブクログ

     題名や副題から想像する内容とはずいぶんと違っていた。本書は、タブレットのような電子基板が組み込まれた装置またはデバイスのようなハードウェアを量産するための仕事の進め方という内容である。
     生産は中国で行うことを想定しており、深圳での実際の量産立ち上げ経験をもとに、中国メーカーとの付き合い方から、設計のポイント、量産前試験、出荷、品質の大切さ、公差の重要性まで、ハードの量産について一通り書かれている。
     メーカーまたは工場で働いている人にとっては基礎の基礎というようなことまで言及しており、ソフトウェア業界の人にとってはそれすらも新しい学びなのかもしれないと思った。
     これを読めば、モノを量産す

    0
    2019年05月20日
  • ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

    Posted by ブクログ

    工業製品のモノづくりの現実を知る機会は意外に少ない。生産技術の本でも工場見学でもある一面しか知ることができないが、本書ではオープンハードウェアの量産を通して著者が経験した実態が書かれており貴重な内容だ。加えて興味深いのは、中国で横行するコピー商品について、必ずしも悪い面ばかりでなく必要に迫られて出てきた一面があり、また技術の優秀さが見られると紹介している。さすがXboxのハック本で名を馳せた著者だけのことはある。ただ遺伝子の話題は、読み物としては面白いが本書の内容としては些か冗長にすぎる。それに続くインタビューもブログで十分ではないか。改版/改訂の機会があれば削ってスリムにすることを奨めたい。

    0
    2019年04月23日
  • 去年を待ちながら〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    当時のディックの奥さんが作品に影響を与えてるらしい作品。それをこんな面白い話に仕立てるんだからすごい。ちなみに途中で登場人物がこんがらがりましたが…

    0
    2019年03月13日
  • ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

    Posted by ブクログ

    ‪不思議な本だ…確かに「ハードウェアをハック」する話なのだが対象はスマホから遺伝子まで幅広く、挙げ句の果てには「法の境界に挑む」と堂々宣言。そのルーツは第2部で西欧と中国における知的財産の違い(オープンソースと公开)を通して語られる。深圳で活動してきた著者だからこそ中国式イノベーションに思う所があるのだろう。現在は変態(褒めてます)でも未来では当たり前の考え方になっているのかも?‬

    0
    2019年01月03日
  • ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

    Posted by ブクログ

    工学の本か、lifehackの本か判断が難しいが
    Lifehackの本だと思う。

    工学の人は、よく「発明の呪い」にとらわれて、先にすすめなくなることがあるが、
    この人は、うまいこと理学的「発見的手法」で乗り切ってる気がする。

    NeTVが一番ぼくの分野に近いと思うけど、ブロック図を見ても、チャキチャキと実装できる気がしなかった。
    あのときもう少しLinuxにハマってたらあるいはと思うが…。
    特に法的なライセンス的なHackが一番苦しい。
    作っても公開できないのは、モチベーションが続かない。仕事ならまだしも

    あと、中共の「公開」文化は、ぼくの言う
    「最初に著作権を退治したものが21世紀的な中

    0
    2018年11月18日
  • 服従の心理

    Posted by ブクログ

    話に聞くだけではどこまで信用できるのか分からないような印象を持っていた実験だが、こうして細部を知るとなかなか説得力がある。でもなお、この実験での「服従」の度合いが驚くべきものではあるとは言え、その絶対的な水準からあまり多くを汲み取るのも勇み足である気がある。巻末の山形解説もその点、面白い。引き換え、いろいろ条件を変えて服従度合いへの影響を探るあたりは興味深い。

    また、ミルグラムがベトナム戦争でのソンミ村虐殺などに極めて強い問題意識を持っていたこともはじめて知った。山形氏によれば、それがミルグラムの視野を狭めているということで、たしかにその側面は否定できないが、単に心理学の実験というだけではな

    0
    2018年11月05日
  • さっさと不況を終わらせろ

    Posted by ブクログ

    先に読んだ「財政破綻は回避できるか」とはまるで真逆のことを主張している。
    あとがきに主張がまとめてある。
    「いま(2012年)はまだ、リーマンショック以後の不景気が続いていてまともに回復していない。そして失業者の技能や労働市場での価値の低下から、その害が一時的なものではなく、長期的な被害になりつつある。だから景気回復策をきちんとやろうということだ。
     そして、その手法も明快。昔ながらのケインズ的な財政出動をやろう。赤字国債を出して、大量の公共事業をやろう。いままで行われている景気刺激策は小さすぎる。これまでの規模の数倍をどーんとやるべきだ。…そして中央銀行はそれを金融緩和で徹底的に支援すべきだ

    0
    2021年08月08日
  • 9 プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために

    Posted by ブクログ

    訳がおかしくて理解できず、結局、洋書で読んだ方がわかりやすかった。
    MIT Media Laboのジョイイトウによる、イノベーションを起こすには、スピードが求められる現代における大事なプリンシパルとは。
    マップよりコンパスを。これが最もいい言葉だ。細かく計画していったとしても、結局修正修正。それであれば、コンパス、つまりは方向性をしっかり決めて、あとは全力で進む。途中、色々困難もあろうけど、それをその場で臨機応変に対応する。MBAホルダーが計画して、そこから金を集めて、デザイナー、エンジニアに作らせるのはBIつまりインターネット以前の話。インターネットが登場したあとは、イノベーションコストは限

    0
    2018年09月28日