山形浩生のレビュー一覧

  • さっさと不況を終わらせろ

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    さすが当代きっての経済学者!今の経済の置かれている状況について、明確に書かれています。このシナリオが良いか悪いかは、別として本当に読みやすい経済書であるのは間違い無いですね。なぜ日本の経済学者はこういった本が書けないのでしょうか。大学生が勉学のため本を読まないのもここに原因があるのかも?

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    2012年10月05日
  • アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

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    マクロ経済上の問題を考える時になぜ、人々が経済的なイベントを発生させる行動をとったのかを考えるうえで役に立つ。

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    2012年09月26日
  • さっさと不況を終わらせろ

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    ノーベル経済学賞を受賞したクルーグマン氏は、世界中に蔓延する不況の原因は民間セクターの過剰債務による需要不足であり、解決策は政府による積極的な財政政策であると主張している。国債の格付け引き下げやヨーロッパ危機により、財政均衡主義、緊縮財政主義が蔓延っているが、アメリカ、イギリス、日本とヨーロッパとの本質的な違いを明らかにした上で、流動性の罠に陥っている現状では、財政赤字拡大による債券市場への悪影響よりも、失業問題の弊害の方がより大きいと主張している。これらの指摘は、日本にも当てはまる。ロストジェネレーションと言われるように、長引く不況の中で、多くの若者が就職できず、あるいは非正規雇用として不安

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    2012年09月17日
  • CODE VERSION 2.0

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    憲法が保証する「規制の不完全さ」がアーキテクチャに_意図的に_コーディングされなければならない。/アイデンティティ層の導入により匿名性が失われる。/間接規制は不透明。政府は政治的コストを払わない。/憲法の前提が変われば、「翻訳」(読み替え)が必要になる。/プライバシーは損害賠償ルールではなく財産権ルールで。/「コードは法」は比喩に過ぎない。東海岸コードと西海岸コード。新シカゴ学派。/アーキテクチャと市場は事前に、法と規範は事後に規制する。

    第三部 プライバシー

    「情報銀行」はレッシグのプライバシー保護に関する「損害賠償ルールより財産権ルールを」と整合的。

    「情報銀行」でプライバシーの財産

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    2015年09月15日
  • 要約 ケインズ 雇用と利子とお金の一般理論

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    ネタバレ

    これは面白い。
    経済学史やマクロ経済学という授業で習うものとは違ったケインズがそこに居る。「市場経済で完全雇用が可能」という前提を否定することからケインズが始まっているというのがよくわかる。

    内容的に、(新)古典派を「計算はあっているけれど前提条件が間違ってるからそもそも駄目」と言って切り捨てる感じが良い。ピグーなどはメッタ刺しにあってかわいそうなほど。

    なんてったって、「古典派よりもそれ以前の人たちの方が正しいよね」とかバッサリですから。

    この内容を山形浩生が訳をしているので語り口調が皮肉に満ちていたり、批判精神丸出しで楽しい。

    ちょっと難しいけど今の経済に不満がある人は是非一度読ん

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    2012年02月15日
  • CODE VERSION 2.0

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    最初に書いておくと難読書。訳が非常に難しく(誤訳もあり?)、文章の組み立て方が非常に下手。恐ろしく読みにくい。が、重要な一冊。書かれた年代は少し古いが、ITの施策、提案、構築をする際に市場、法律、規範、アーキテクチャ(コード)という4点を意識することは非常に重要であることに気付く。

    またIT黎明期に先人たちが何を求めていたか、何を目指していたかを捉えることは、時として浮つきがちな、この世界に確固たる基盤を示してくれる。

    例えばプライバシーの問題を考える時、ITの世界ではそれを透明化することも秘匿することも容易(に見える)。だが、そもそもプライバシーとは何か?何をすべきで何をすべきでないか。

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    2011年11月07日
  • CODE VERSION 2.0

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    「インターネットと法」というようなジャンルになるのだろうけれど、これはそういう狭い範囲の話ではぜんぜんない。たしかに全編にわたってネットの事例が沢山出てくるし、プライバシーとか著作権とかの話もある。でも、ネットは考えられるべき話の発端なんだと思う。

    ネットやIT技術の進展は規制の実現可能性を高めるし、そうした技術の総体としてのアーキテクチャ自体が規制そのものとして参加者をコントロールしていく。それは、従来のコスト的にも技術的にも穴だらけの回避可能な規制ではなくて、回避がほとんど不可能ないわば法の完全執行が実現される世の中を作りだしうる。

    そして、そんな完全執行が実現したとき、法は立法者がそ

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    2010年09月10日
  • アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

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    経済の仕組みと、それを管理して繁栄する方法を理解するには、人々の考え方や感情を律する思考パターン、つまりアニマルスピリットに注目しなければならない。アニマルスピリットとは、経済の中の不穏で首尾一貫しない要素をさしている。それには下記の5つの側面がある。

    1.理論の礎となるのは安心であり、安心と経済のフィードバック機構である。この機構は不穏さを拡大する。
    2.賃金や価格の決定は公平さに大きく左右される。
    3.腐敗と配信行動への誘惑も認識するし、それが経済でどんな役割を果たすかも考慮する。
    4.貨幣錯覚も理論のもうひとつの礎石。インフレ、デフレで混乱し、その影響について理詰めで考えない。
    5.自

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    2010年07月13日
  • 新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち

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    はっきりゆってターゲットとしている読者は不明。超初心者向けの内容があるかと思えば、そんな人たちには必要なさそうな詳細に立ち寄ったりする。ただ、何らかの知識を得る本としてではなく、エッセイとして読めばかなり面白い。

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    2010年06月05日
  • 新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち

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    [ 内容 ]
    パソコン・オタクの方々は、なぜにマニュアルも読まずにパソコンが使えてしまうのか?
    マニュアル不要の「パソコン術」はオタクに学べ。

    [ 目次 ]
    なぜパソコンはこんなにめんどうでわかりにくいのか、またはおたくの罪―コンピュータを理解する方法
    キーボードとディスプレイの間には深くて暗い川がある―実存としてのコンピュータ
    コンピュータだって、やっぱりさびしい―コンピュータと人との関係
    コンピュータだっていそがしいのだ―コンピュータは計算機
    コンピュータだって、痛いかもしれない―コンピュータに入力するということ
    縁の下の力持ちと、マッキントッシュの衝撃―オペレーティングシステム(OS)

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    2010年05月30日
  • 新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち

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    これを読んでCPUやメモリの意味が分かるようになった。
    クアッドコアとかデュアルコアの概念や、プロトコルが意味するもの、そしてコンピュータは万能でも何でもないことまで、いろんなことが腑に落ちた。

    誰もがPCを使う時代になったけど、PCやコンピュータができることは今も昔もたいして変わっていない。
    機能の追加やバージョンアップ、速度の変化などはあれど、人間はPCが持つ可能性を使いこなせていない。

    梅田望夫氏が「ウェブ時代を行く」の中で示した、これから必要となる人材像という項目で、「自分の好きなようにプログラミングをしてITを活用できる人」みたいなのがあった。
    PCを意のままに活用して

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    2010年05月05日
  • アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

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    いわゆる経済学と思っていたやつからの変化が多角的に理解できた気がする。明日からの新聞ニュースの見方が変わるかも。最近の政策をイメージしながら読んだ。
    P14,33,45,49,103,141,171,186,190,239,263

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    2010年04月13日
  • アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

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    アニマルスピリットの重要性に関して、非常に説得力がある。
    マクロ経済学に行動経済学を加えたモデルを提供してくれると思いきや、具体的な施策やモデルについては触れていなかった点が残念。
    マクロ経済学の不完全さを語っているので、マクロ経済学を知る上でも参考になる。

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    2010年02月07日
  • アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

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    アニマルスピリットとは 安心、公正、腐敗と背信、貨幣錯覚、物語

         合理的 非合理的
    経済的   ?   ?
    非経済的  ?   ?

    既存の経済学…?の状況でしか使えない
    アニマルスピリット…???の状況で使える
    既存の経済学が適応できる標準化された世界(合理的、経済的)はとても狭い
    我々が生きる広い現実世界はとても不条理で予測不能でそこではアニマルスピリットがとても重要な役割を果たしている

    資本主義は公正なルールと適切な管理者がいてこそ正常に機能する ルールがない(もしくは変化する現実(例えば複雑化する金融商品)にルールが追いつけなくなると)屑商品が出回り、一般市民は(投信や40

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    2013年11月24日
  • アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

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    「貨幣錯覚」について改めて考えるにはうってつけの啓蒙書。
    ミクロ経済学寄りな行動経済学をよみたい方にはおすすめできないけれど,マクロ経済学のミクロ的基礎付け的な方面の行動経済学に興味ある方には,興味深い書物ではないでしょうか。

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    2009年11月23日
  • 新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち

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    「パソコンの気持ち」を考える本。

    自分は中学生くらいから普通にパソコンを使っている世代なので、「ふむふむ」くらいの感覚で読めるけど、
    大人になってからパソコンと触れ合った世代(not理工系)には衝撃的な内容だと思われる。

    山形さんの語り口が明快で好きです。

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    2009年10月04日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    ⿻概念についての説明。非常に難しく、よく理解できていない部分も多いが、これにより拡張される部分があることに納得。臺灣華語で「數位」がデジタルと多元性を含有するというのは面白い。⿻の税制に関して、⿻がインフラ化することもなるほどな〜と思わされた。

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    2026年03月16日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ある農場で多くの動物たちが飼われていたが、彼らは全ての動物を平等にするための動物農場を設立した。農場主に反旗を翻したが、今後は動物たちで内輪揉めを起こすという、皮肉なことになった。

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    2026年03月07日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    読み解くと現代社会の「OS書き換えマニュアル」のような一冊だ。思想のポイントを3つに凝縮して紹介する。
    1つめは、「個人」から「つながり」へのシフト。これまでの民主主義は「バラバラの個人」を単位にしていたが、本書は「人は関係性の中で生きるもの」という視点を大切にしている。台湾のデジタル民主主義がベースにあり、孤立するのではなく、どう繋がるかに知恵を絞るスタンスだ。
    2つめは、「橋渡し」としての多様性。ただ「みんな違っていい」で終わらせず、バラバラなコミュニティの間にどう橋を架けるかという技術(ブリッジング)に踏み込んでいる。SNSの分断を壊すのではなく、違う島同士をポジティブに繋ぎ直すのが、本

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    2026年02月26日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    言葉を覚えたり書いたり支配することとか、人間を嫌ってるくせになんだかんだ人間に近づきたいのかな。なんて。
    牛の乳搾りが達者なブタってのも面白い。

    こんなおとぎ話のような世界観だけど、元となる題材はロシア革命とその後。
    独裁者となる豚はスターリンがモデル。
    風刺がきいたおどろおどろしいディストピアな世界だった。
    誰も反発せず考えようともしない環境。
    知能の高い者が知能の低い者を洗脳して刷り込ませた言葉を繰り返させ思考を許さない現状に恐ろしさを感じた。
    支配されて失うものは大きい。
    知識や思考を止めないことがいかに大事なものか痛感させられた。
    読んでて苦しくなる政治的皮肉めいた作品でした。

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    2026年02月24日