山形浩生のレビュー一覧

  • CODE VERSION 2.0

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    最初に書いておくと難読書。訳が非常に難しく(誤訳もあり?)、文章の組み立て方が非常に下手。恐ろしく読みにくい。が、重要な一冊。書かれた年代は少し古いが、ITの施策、提案、構築をする際に市場、法律、規範、アーキテクチャ(コード)という4点を意識することは非常に重要であることに気付く。

    またIT黎明期に先人たちが何を求めていたか、何を目指していたかを捉えることは、時として浮つきがちな、この世界に確固たる基盤を示してくれる。

    例えばプライバシーの問題を考える時、ITの世界ではそれを透明化することも秘匿することも容易(に見える)。だが、そもそもプライバシーとは何か?何をすべきで何をすべきでないか。

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    2011年11月07日
  • CODE VERSION 2.0

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    「インターネットと法」というようなジャンルになるのだろうけれど、これはそういう狭い範囲の話ではぜんぜんない。たしかに全編にわたってネットの事例が沢山出てくるし、プライバシーとか著作権とかの話もある。でも、ネットは考えられるべき話の発端なんだと思う。

    ネットやIT技術の進展は規制の実現可能性を高めるし、そうした技術の総体としてのアーキテクチャ自体が規制そのものとして参加者をコントロールしていく。それは、従来のコスト的にも技術的にも穴だらけの回避可能な規制ではなくて、回避がほとんど不可能ないわば法の完全執行が実現される世の中を作りだしうる。

    そして、そんな完全執行が実現したとき、法は立法者がそ

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    2010年09月10日
  • アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

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    経済の仕組みと、それを管理して繁栄する方法を理解するには、人々の考え方や感情を律する思考パターン、つまりアニマルスピリットに注目しなければならない。アニマルスピリットとは、経済の中の不穏で首尾一貫しない要素をさしている。それには下記の5つの側面がある。

    1.理論の礎となるのは安心であり、安心と経済のフィードバック機構である。この機構は不穏さを拡大する。
    2.賃金や価格の決定は公平さに大きく左右される。
    3.腐敗と配信行動への誘惑も認識するし、それが経済でどんな役割を果たすかも考慮する。
    4.貨幣錯覚も理論のもうひとつの礎石。インフレ、デフレで混乱し、その影響について理詰めで考えない。
    5.自

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    2010年07月13日
  • 新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち

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    はっきりゆってターゲットとしている読者は不明。超初心者向けの内容があるかと思えば、そんな人たちには必要なさそうな詳細に立ち寄ったりする。ただ、何らかの知識を得る本としてではなく、エッセイとして読めばかなり面白い。

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    2010年06月05日
  • 新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち

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    [ 内容 ]
    パソコン・オタクの方々は、なぜにマニュアルも読まずにパソコンが使えてしまうのか?
    マニュアル不要の「パソコン術」はオタクに学べ。

    [ 目次 ]
    なぜパソコンはこんなにめんどうでわかりにくいのか、またはおたくの罪―コンピュータを理解する方法
    キーボードとディスプレイの間には深くて暗い川がある―実存としてのコンピュータ
    コンピュータだって、やっぱりさびしい―コンピュータと人との関係
    コンピュータだっていそがしいのだ―コンピュータは計算機
    コンピュータだって、痛いかもしれない―コンピュータに入力するということ
    縁の下の力持ちと、マッキントッシュの衝撃―オペレーティングシステム(OS)

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    2010年05月30日
  • 新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち

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    これを読んでCPUやメモリの意味が分かるようになった。
    クアッドコアとかデュアルコアの概念や、プロトコルが意味するもの、そしてコンピュータは万能でも何でもないことまで、いろんなことが腑に落ちた。

    誰もがPCを使う時代になったけど、PCやコンピュータができることは今も昔もたいして変わっていない。
    機能の追加やバージョンアップ、速度の変化などはあれど、人間はPCが持つ可能性を使いこなせていない。

    梅田望夫氏が「ウェブ時代を行く」の中で示した、これから必要となる人材像という項目で、「自分の好きなようにプログラミングをしてITを活用できる人」みたいなのがあった。
    PCを意のままに活用して

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    2010年05月05日
  • アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

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    いわゆる経済学と思っていたやつからの変化が多角的に理解できた気がする。明日からの新聞ニュースの見方が変わるかも。最近の政策をイメージしながら読んだ。
    P14,33,45,49,103,141,171,186,190,239,263

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    2010年04月13日
  • アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

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    アニマルスピリットの重要性に関して、非常に説得力がある。
    マクロ経済学に行動経済学を加えたモデルを提供してくれると思いきや、具体的な施策やモデルについては触れていなかった点が残念。
    マクロ経済学の不完全さを語っているので、マクロ経済学を知る上でも参考になる。

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    2010年02月07日
  • アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

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    アニマルスピリットとは 安心、公正、腐敗と背信、貨幣錯覚、物語

         合理的 非合理的
    経済的   ?   ?
    非経済的  ?   ?

    既存の経済学…?の状況でしか使えない
    アニマルスピリット…???の状況で使える
    既存の経済学が適応できる標準化された世界(合理的、経済的)はとても狭い
    我々が生きる広い現実世界はとても不条理で予測不能でそこではアニマルスピリットがとても重要な役割を果たしている

    資本主義は公正なルールと適切な管理者がいてこそ正常に機能する ルールがない(もしくは変化する現実(例えば複雑化する金融商品)にルールが追いつけなくなると)屑商品が出回り、一般市民は(投信や40

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    2013年11月24日
  • アニマルスピリット―人間の心理がマクロ経済を動かす

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    「貨幣錯覚」について改めて考えるにはうってつけの啓蒙書。
    ミクロ経済学寄りな行動経済学をよみたい方にはおすすめできないけれど,マクロ経済学のミクロ的基礎付け的な方面の行動経済学に興味ある方には,興味深い書物ではないでしょうか。

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    2009年11月23日
  • 新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち

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    「パソコンの気持ち」を考える本。

    自分は中学生くらいから普通にパソコンを使っている世代なので、「ふむふむ」くらいの感覚で読めるけど、
    大人になってからパソコンと触れ合った世代(not理工系)には衝撃的な内容だと思われる。

    山形さんの語り口が明快で好きです。

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    2009年10月04日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    ⿻概念についての説明。非常に難しく、よく理解できていない部分も多いが、これにより拡張される部分があることに納得。臺灣華語で「數位」がデジタルと多元性を含有するというのは面白い。⿻の税制に関して、⿻がインフラ化することもなるほどな〜と思わされた。

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    2026年03月16日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ある農場で多くの動物たちが飼われていたが、彼らは全ての動物を平等にするための動物農場を設立した。農場主に反旗を翻したが、今後は動物たちで内輪揉めを起こすという、皮肉なことになった。

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    2026年03月07日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    読み解くと現代社会の「OS書き換えマニュアル」のような一冊だ。思想のポイントを3つに凝縮して紹介する。
    1つめは、「個人」から「つながり」へのシフト。これまでの民主主義は「バラバラの個人」を単位にしていたが、本書は「人は関係性の中で生きるもの」という視点を大切にしている。台湾のデジタル民主主義がベースにあり、孤立するのではなく、どう繋がるかに知恵を絞るスタンスだ。
    2つめは、「橋渡し」としての多様性。ただ「みんな違っていい」で終わらせず、バラバラなコミュニティの間にどう橋を架けるかという技術(ブリッジング)に踏み込んでいる。SNSの分断を壊すのではなく、違う島同士をポジティブに繋ぎ直すのが、本

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    2026年02月26日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    言葉を覚えたり書いたり支配することとか、人間を嫌ってるくせになんだかんだ人間に近づきたいのかな。なんて。
    牛の乳搾りが達者なブタってのも面白い。

    こんなおとぎ話のような世界観だけど、元となる題材はロシア革命とその後。
    独裁者となる豚はスターリンがモデル。
    風刺がきいたおどろおどろしいディストピアな世界だった。
    誰も反発せず考えようともしない環境。
    知能の高い者が知能の低い者を洗脳して刷り込ませた言葉を繰り返させ思考を許さない現状に恐ろしさを感じた。
    支配されて失うものは大きい。
    知識や思考を止めないことがいかに大事なものか痛感させられた。
    読んでて苦しくなる政治的皮肉めいた作品でした。

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    2026年02月24日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    理解ができている自信はないが
    難しくはない
    現代の状況を概説されているような感じ
    上から目線で申し訳ありません
    しかし多元性を表現するには
    必要な要素であると思う

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    2026年02月23日
  • ナラティブ経済学―経済予測の全く新しい考え方

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    好況と不況、経済のターニングポイントでナラティブが担った役割についての考察。全体を通じて「…かも」と今ひとつ歯切れが悪いのは、その威力の全体像がはっきりしないからなのか。現代、急激なAIの進化の真っ最中である。OSINT、NoSQLデータベース活用により、草の根的に経済を読み解き稼ぐ者が増え、悪しき者が強力なナラティブをポイズニングし私欲を満たす様な事態に政府や一般民が巻き込まれた後、学術的にまとまるかもしれない。だが、仮にまとまったとて、そんな未来における経済・社会に占める人の役割の心もとなさ、憐れさよ。脆弱なる我々は何を聴き何を語るべきなのか。
    とここまで書いたが、ナラティブに関しては情報

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    2026年02月23日
  • クィア

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    作品全体には強い感情の爆発はなく、淡々とした、乾いた語りが続く。けどその乾燥は無感情ではなく、重たい倦怠感をまとった乾き。リーは嫉妬し、執着し、欲望に振り回されるが、それを激情としてではなく、疲労の中で繰り返す。人生は止まらない。倦怠の中でも旅は続く。
    アラートン(モデルはアデルバート・ルイス・マーカー)との関係は、肉体関係があっても感情は対等ではない。アラートン( 実在の若いアメリカ人男性)は、バロウズよりかなり年下で、性的アイデンティティも流動的だったと言われている。

    リーの方が明確に欲望を抱き、アラートンは「今日はやってもいいよ」と許可する側。そこには温度差と主導権の差がある。触れられ

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    2026年02月07日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    寓話形式の風刺文学。面白可笑しい面白さでは無く、考えさせられる面白さというのか、ディストピア作品は読み終わった後の気持ち良さは無いな。

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    2026年02月01日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ネタバレ

    いかにして独裁が成立するのか。ソ連の歴史を動物たちに託した作品で、読みやすくも残酷で非常に面白い。ただあまりソ連史に詳しくない自分としては、ナポレオンがレーニンで、スノーボールがトロツキー、犬が秘密警察?くらいしか分からず、後半では権力の地盤を固めたナポレオンら豚たちが毎回同じやり方で自分勝手をしていくものだから、少し飽きてしまった。それぞれが何を風刺しているのか分かるだけの知識があればもっと面白かったに違いない。とはいえナポレオンがスノーボールを追放するまではとにかく面白かったし、皮肉なラストも好き。

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    2026年01月27日