山形浩生のレビュー一覧

  • ティモシー・アーチャーの転生〔新訳版〕

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    ネタバレ

    本作はSFの巨匠、フィリップ・K・ディックの遺作。SFでは映像化作品も多く、圧倒的な知名度を誇る著者であるが、本作はSF要素がない所謂「一般小説」となる。「ヴァリス」、「聖なる侵入」と合わせて「ヴァリス3部作」とも言われているが、SF的要素のある前2作とは形を異にしている。

    そして前2作と本作とでは語られる視点に大きな違いがある。3作とも共通のテーマとして「神秘体験」があるが、前2作は体験した者の視点で描かれるのに対して、本作は体験した者を客観的に観察する立場から描かれる。
    本作では、「神秘体験」をした者(ティム、キルスティン)は悉く悲惨な末路(死)を辿っており、そこから救うことができなかっ

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    2020年07月13日
  • 21世紀の資本

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    過去最も難儀した本の一冊。
    長いし難しいし。
    でもたまには苦労しつつもこういう難解な本を読むべきだとも思う。
    なんとなく5年後、10年後ふと効果が出てくるんじゃないかと思わせる一冊。

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    2020年05月28日
  • 貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える

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    「なぜ貧困から抜け出せないか」の話。ここの中ではありきたりなステレオタイプな論調でなく、貧困と貧困から抜け出せない理由には様々な要因があると説いている。よく聞かれる貧困のS字曲線なんかもそんな単純な話じゃないということらしい。そこには心理学的要素も深く関わっていて、貧乏人と称される人々が必需品だけを優先できずに嗜好品を手にする現状をあきらかにしている。
    また一時期よく取り上げられていたマイクロクレジットについても、なんかいい面だけが喧伝されているけれどもMCが貧困に対して万能でないことも実例を挙げて示しているとが目新しかった。

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    2020年05月23日
  • 無形資産が経済を支配する―資本のない資本主義の正体

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    献本御礼
    「物理的なものを伴わないため、移転や再販売が難しい資産(ブランド価値とかコンテンツとかソフトウェアとか)が社会の中で大きくなり、先進国では物理的な資産より大きくなってるかも」という前半は面白い
    後半の「無形資産ではこういうビジネスになる」部分は参考になるところもならないところも。
    たとえばディズニーやマイクロソフトは代替わりしても継承できてるし、そこは有形無形で無理やり分けるとかえってわかりづらくなったりしそう

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    2020年04月03日
  • 無形資産が経済を支配する―資本のない資本主義の正体

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    無形資産がどのようにして経済指標に影響を及ぼすのか、無形資産の特徴を説明しながら説明している本。

    率直な感想としては、経済学の知識が乏しい自分にはちと難しい内容であった。
    ソフトウエア開発に密接にたずさわっていることから、無形資産の定義や特徴はすんなりと理解できたが、第二部から辛くなってきた。

    あと二回は読み込まないとキチンと理解できないかも知れない。

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    2020年03月16日
  • 貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える

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    貧困な状況に関する面白い情報、眼から鱗な情報が結構あって面白かった。心理学という観点でも興味深い。
    残念ながら自分の生活に活かせる情報は少なかったかと。

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    2020年01月18日
  • ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

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    気になって手に取ってみたものの、門外漢な気がしてしばらく積ん読になっていた。深く読み込むことはできなかったが、特にパート2の公开イノベーションの章に衝撃を受けた。様々な要望に合わせて携帯電話をカスタマイズして作っている会社があると詳細事細かに紹介されていたのだ。ここでは作れないものはないようだ。どんなニーズにも持てる技術を総動員して応える。今も昔も物づくりの根源的なところは変わらないのだと思う。深圳で何が起きているのか、全く知らない世界だったが、この本を読んで広い中国のある一端を垣間見ることができた。

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    2019年10月19日
  • 死の迷路

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    ネタバレ

    神学とSFという、相反する領域が合わさっている特異なSF小説だった。更に仮想世界と殺人事件の要素も加わっていたので、お腹一杯になった。仮想世界は、今では映画やゲームでもお馴染みのアイデアだ。しかし、本書が発売された1970年当時の人々には珍しく、非常に驚いたのではないだろうか。もしかしたら本書は、仮想世界を初めて世に知らしめた本家本元なのかもしれない。誰か教えて!(笑)

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    2019年10月19日
  • お金の改革論

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    ケインズが語るお金(金融)のあるべき姿

    一世紀近くも前に書かれた内容が今でも陳腐になっていないのは、ケインズの先見性が凄いのか、人の営みはそれほど変わることがないからなのか。

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    2019年08月23日
  • そして日本経済が世界の希望になる

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    山形氏の解説があるとは知らなかったが、相変わらず言いたいことを言う人のようだ。ノーベル賞をとったクルーグマン氏に対しても遠慮がない。

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    2019年08月12日
  • 貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える

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    内容が難しく、調査結果も割と詳細に書かれているので、研究材料としてもある程度は活用できるかと思われる。

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    2019年05月01日
  • 不道徳な見えざる手

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    自由市場が最大の経済的利益をもたらす原則を見直すべきだということをノーベル経済学賞受賞者であるジョージ・アカロフ氏とロバート・シラー氏が警鐘を鳴らした書。標準的な経済原理の一般均衡と同様に自由市場には粉飾と詐欺が発生する「つり均衡」が成立するとしている。重要な指摘だと思われるが、とにかく読みづらい、訳のせいかと思ったが、訳者が特に翻訳にあたって困難な部分はなかったと言っているので、原文がわかりにくのかもしれない。したがって、一般大衆が粉飾と詐欺を回避する方法はわからず、一般大衆はただ手をこまねいて見ているだけしかない、身も蓋もない結論になる。政府の役割をもっと評価すべき(政府の規制が過少である

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    2019年03月17日
  • 9 プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために

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    vucaワールドにおける9つの行動原理を、具体例とともに書いた本。抽象化された表現が多いがゆえになかなか掴みづらいが、行動を評価していく軸になりうる9つは、日々振り返るための軸としてみるにはいいかも。
    過去の歴史から紐解かれてもいるので、教養として勉強になる。インターネット、ムーアの放送、シンギュラリティ、人工知能に詳しい彼らだからこそかけた文脈。
    権威より創発、プッシュよりプル、地図よりコンパス、安全よりリスク、従うより不服従、理論より実践、能力より多様性、強さより回復力、ものよりシステム。

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    2019年03月09日
  • ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

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    ニセモノのSDカード解析の話がとてもおもしろかった.もちろんほかの製作物の話,ハッキング(物理)の話も.DNAと重ねる話のところは生物を履修しなかったこともあり(?)特に理解できず申し訳ない感じ.

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    2019年02月19日
  • ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

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    中国の現状を理解する入門書に適しており、そのスピード感には圧倒される。
    前書きとPart2までは、非常に勉強になる良書。
    特に日本の読者に向けた著者の前書きは、1度目を通すべきだと思う。
    著者の経験をベースに書かれた本書は、Part3の6章以降は著者の製品にまつわる内容であるので、読み飛ばすなり軽めに読むのが適している。

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    2019年02月14日
  • 不道徳な見えざる手

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    ノーベル経済学賞コンビの本なので期待したが、リーマンショック時のCDSバブルなど、自分が詳しいだけに、翻訳のイマイチさが際立ってしまい、その他の部分は、全般的に頭に入らなかった。。やっぱり翻訳本はダメだ。。合わない

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    2019年02月13日
  • ハードウェアハッカー~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険

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    中国では偽物・コピー商品が蔓延しているが、非常に短期間に小ロット・低コストでモノづくりをやってのける中国のものづくりのパワーに我々も恩恵を受けている。知的財産の考え方が西側とは異なると著者は言う。深センに乗り込んで新しいアイデアを実現してきた著者のオドロキの経験談が書かれている。最後には遺伝子の話まで出てきて頭がついていけないが、エレクトロニクスのソフト・ハードを素早く作り出したい人にはお勧めしたい。

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    2019年01月04日
  • 9 プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために

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    ちょっと、自分の知識レベルが追いついていなかったかも。読んでる途中で退屈になって、読む意欲がなくなってしまいました。

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    2019年06月02日
  • 9 プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために

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    MITメディアラボの伊藤穣一氏と共著者であるジェフ氏のPrinciplesを示したもの。正直この人の文章や語り口は難解。方向性として何が言いたいかは理解できるが、それまでのStoryがちょっとよくわからない。時間をおいて再読したい。

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    2018年12月24日
  • 9 プリンシプルズ 加速する未来で勝ち残るために

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    【由来】


    【期待したもの】


    【要約】
    ・これまでと同じ考え方では立ち行かなくなる、まわせなくなる。

    【ノート】
    ・9つの原則というのは次の9つで、自分にとっては直感的に分かりやすいもの、よく分からないもの、分かるけど首肯しかねるものが混在している。

    ・権威より創発
    ・プッシュよりプル
    ・地図よりコンパス
    ・安全よりリスク
    ・従うより不服従
    ・理論より実践
    ・能力より多様性
    ・強さより回復力
    ・モノよりシステム

     比較するフォーマットになっているのは、かつては通用していたパラダイムが変容しているということを端的に表現されている。自分はITベンチャーなど、小回りの聞く小さな組織ば

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    2018年10月28日