ジョン・メイナード・ケインズの作品一覧
「ジョン・メイナード・ケインズ」の「お金の改革論」「ケインズ 説得論集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「ジョン・メイナード・ケインズ」の「お金の改革論」「ケインズ 説得論集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
原題は「A Tract on Monetary Reform」というもので、「貨幣改革論」などとも訳されているようです。
ケインズ大先生が、かの「雇用・利子および貨幣の一般理論」(The General Theory of Employment, Interest and Money)を世に送り出したのは1936年ですが、本書はその13年前、第一次大戦後の1923年に発表されました。
当時は、一部の国において戦後の激しいインフレやデフレに悩まされていた時代であり、お金(貨幣)が経済に与える影響について考察する内容です。
特に目を引くのは、やはりインフレとデフレに対する考え方でした。
お金の価値の変動はすなわちインフレかデフレかということで、両方とも良いものではなく、それぞれに困る人たちはいるので、物価は安定するのが当然望ましいが、どっちかと言えばデフレの方が有害ですよね、というのが本書で繰り返される主張です。
デフレ(お金の価値が上がる)は金利生活者にとっては望ましいが、債務者や生産者を苦しめ、生産活動を停滞させてしまう。
一方、インフレ(お金の価値が下がる)は、お金を有する金利生活者には厳しいが、相対的にモノの価値が上がるので、モノを作る生産者にとって望ましく、生産活動が促進される(インフレの限度はあるものの)、ということ。
デフレは経済全体を停滞させてしまう、という一貫したメッセージは、一世紀経ったいまでも大いに価値のあるものだと思います。
ケインズ大先生の著作だけあって、やはり難しい部分は多かった。
金本位制などもはや歴史上の出来事にも紙面が割かれていたため、本書の内容を理解できた、とはとても言えませんが、難しくも面白い一冊でした。
また、山形浩生さんによる巻末の訳者解説は、本書のポイントを押さえていてとても分かりやすく、これだけでも読む価値はあります。
「一般理論」も読みかけで放置しているので、そろそろ再開したいと思います。
Posted by ブクログ
知らない事ばかりで自分が恥ずかしくなる。
ヴェルサイユ条約に関わるドイツ代表の回顧録を読んでみたくなった。
本書の見立てが正しかったと仮定するのであれば。
ケインズのように先を見通せる賢人がある程度の地位にいたとしても、どうしようもない事がある、ということが恐ろしい(まあ当たり前だが‥‥)。
正しい解決方法でも、握り潰され無視された事例は、これまでもこれからも、それこそ山のようにあるのであろう。
私が1919年当時にフランス人としてこの本を読んだとしたら、どのような感想を抱いたのであろうか。私は、自分が感情を超えて理性で判断できる存在でありたいと願っているが、非常に難しいであろう。
Posted by ブクログ
ケインズの著書「一般理論」の超訳として、主要なところの日本語訳だけでなく、その部分のポイントも簡潔にまとめられています。枝葉の部分まで詳細な内容というわけではなく、あくまでもケインズがここで言いたかったことが分かることを主点としてまとめられています。そのため、難解なところの多い本書ですが、最後まで読めば、この書の特徴をつかむことができます。さらに、後半に大きく幅を取って、翻訳者による本書の内容やケインズの人となりについて解説が書かれています。こちらは読みやすく、本書の内容を簡単につかむことができますので、先に読んでも良いかもしれません。この「一般理論」がいかに、いまの日本の経済政策にも影響を与えているのかということを実感することができます。雇用が投資に影響を受けること、投資は金利に影響されること、不確実性が投資を左右することなど、それぞれの要素のつながりが見えてきます。
Posted by ブクログ
ケインズに関する著作を全く読んだことがなかったので、分かり易く翻訳されたという本書、一般理論を初めに読んでみました。後半には訳者による解説があるのですが、最初は訳者の文による一般理論を初めから読んでみました。章ごとにポイントが書いてあり、最初の方の章はなんとなく理解できるような気がしたのですが、中盤あたりになってなにを書いているのかよくわからず、終盤には、読むのを止めて、後半の「訳者解説」を読みました。一般理論の内容だけでなく、ケインズについてどういう人だったのかということが詳述されているので、本書はケインズを知らない方にはとても向いている本だと思います。