山形浩生のレビュー一覧

  • 新教養としてのパソコン入門 コンピュータのきもち

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    「パソコンの気持ち」を考える本。

    自分は中学生くらいから普通にパソコンを使っている世代なので、「ふむふむ」くらいの感覚で読めるけど、
    大人になってからパソコンと触れ合った世代(not理工系)には衝撃的な内容だと思われる。

    山形さんの語り口が明快で好きです。

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    2009年10月04日
  • 才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法

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    失敗の科学や多様性の科学を記した筆者による一冊.タイトルに冠した才能は存在せず,成功の秘訣は努力だというのが本著の主張である.才能とはなんだろうか,
    ゴルフで圧倒的な実力を示したタイガーウッズや人類史上最速のウサイン・ボルトは才能に恵まれていたから,その成功を収めることができたのだろうか.筆者は才能だけではないと主張している.成功の裏には莫大な時間の努力が存在し,成功者たちは莫大な時間を投じることができる環境に育ったことがその要因だと述べている.タイガーウッズは小さいことからゴルフの英才教育を受けていたし,ジャマイカでは貧困的であり,球技等が普及していないことが短距離走へ集中する構造を生み出し

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    2026年06月24日
  • 死の迷路

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    短いお話だけど、登場人物がやたらと多い。
    ディックとしてはきちんと、起承転結があり、ラストもすっきりした。

    主人公たちが、地球ではない惑星に集められ、一人ずつ殺害されていく物語。

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    2026年06月17日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    「人間は権力を持つと必ず腐敗する」という普遍的な心理を描いている。

    「リーダーを盲目的に信じ、自分で考えることをやめた動物たちが、どのようにして自由を奪われていくか」をリアルに描いたビターな寓話。

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    2026年06月01日
  • ティモシー・アーチャーの転生〔新訳版〕

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    ヴァリス3部作、完結編・・・
    なのかなぁ・・・

    相変わらずよくわからない世界観。ただ不思議と不快ではない。内容は理解できなかったけど。

    壮大な独り言を聞いている感覚かな。400ページにわたるディックの独り言、そう考えると作家ってすごいなぁと思う。

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    2026年05月29日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ネタバレ

    とても薄いのであっという間に読み終わるだろうと思っていたら、いやいや、倍以上あるページ数の小説を読むのと同じかそれ以上に時間がかかってしまったことにまず驚いた。易しい文章なのに怖くて怖くて。こうなっているけれど実はこうで、みたいなことがない。
    考えることをやめてはいけないと思った。分からなくても、知ろうとすることをやめないことが大切。

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    2026年05月29日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    メキシコマフィアと戦った自警団の新たなる支配を思い出した

    独裁政権の民衆の心理を操る様子が、寓話を通して描かれており楽しみながら読める
    社会風刺でロシアの比喩らしいが、その体制が崩れる比喩まで欲しかったのが本音...後味悪い...

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    2026年05月27日
  • 聖なる侵入〔新訳版〕

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    ヴァリス続編、ヴァリスより物語性(?)が高く、読み易かった。内容は相変わらず、まったく理解できなかった。
    ただ、不思議と読み進められる新訳のおかげか。

    処女懐妊と、神の子と父親のお話。時間軸がバグるので難しかった。

    次は三部作の最後「ティモシー・アーチャーの転生」

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    2026年05月22日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    本は分厚いが、要約は鈴木健氏の解説にのっている。
    PlURALITYとは
    人間は平等でありながら異なるを前提に社会的差異を超えたコラボレーションのための技術

    集団による制限より個人の自由に重きを置くリバタリアン(ピーターティール達)ではなく、技術オリエンテッドで世界を変えようとするテクノクラート(サムアルトマン)でもなく、混沌とトップダウンの間の狭い回廊を広げる方法としてPLURALITYを提言する。一人一票の民主主義による混乱ではなく、超人(独裁王)の支配でもなく、多元的な価値観を尊重しつつ、少数にも優しいアウフヘーベンされた合意形成手法を指すものと理解した。新たな方策による合意だけではな

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    2026年05月11日
  • 去年を待ちながら〔新訳版〕

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    30年ほど前に読み終わらず、出張の途中でどこかに行ってしまった「去年を待ちながら」やっと読破しました。
    歳をとったせいか、ディックの複雑な心理、夫婦間の微妙な関係、わかりすぎるぐらいに分かった。これは30年前にはわからないことだった。

    内容は妻にだまされ軍用兵器のドラッグを飲まされ、未来に行く男の話。

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    2026年05月10日
  • 資本主義が人類最高の発明である:グローバル化と自由市場が私たちを救う理由

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    資本主義を帯びたグローバル化が世界を救い続けていることがわかった。自由市場では人はいい人になる必要があり、競合からの圧力によって価格は下がり、消費者は低価格で高品質なものを選ぶことができるようになった。
    国は豊かになり、人も幸福になった。
    でもなぜか、違和感があるような気がしてならない。むずむずするこの感覚はなんだろうか。

    確かに私は今必要なものを十分持っているし、冬に寒くて凍死することもなければ栄養不足で痩せこけることもない。そして私はいい人だと思う。自己理解の努力もしていて、大抵のことは我慢できる自信がある。孤独を楽しむこともできる。だからこそ、あえて人と関わる必要がなくなっているのが私

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    2026年05月03日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    ⿻概念についての説明。非常に難しく、よく理解できていない部分も多いが、これにより拡張される部分があることに納得。臺灣華語で「數位」がデジタルと多元性を含有するというのは面白い。⿻の税制に関して、⿻がインフラ化することもなるほどな〜と思わされた。

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    2026年03月16日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ある農場で多くの動物たちが飼われていたが、彼らは全ての動物を平等にするための動物農場を設立した。農場主に反旗を翻したが、今後は動物たちで内輪揉めを起こすという、皮肉なことになった。

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    2026年03月07日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    読み解くと現代社会の「OS書き換えマニュアル」のような一冊だ。思想のポイントを3つに凝縮して紹介する。
    1つめは、「個人」から「つながり」へのシフト。これまでの民主主義は「バラバラの個人」を単位にしていたが、本書は「人は関係性の中で生きるもの」という視点を大切にしている。台湾のデジタル民主主義がベースにあり、孤立するのではなく、どう繋がるかに知恵を絞るスタンスだ。
    2つめは、「橋渡し」としての多様性。ただ「みんな違っていい」で終わらせず、バラバラなコミュニティの間にどう橋を架けるかという技術(ブリッジング)に踏み込んでいる。SNSの分断を壊すのではなく、違う島同士をポジティブに繋ぎ直すのが、本

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    2026年02月26日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    言葉を覚えたり書いたり支配することとか、人間を嫌ってるくせになんだかんだ人間に近づきたいのかな。なんて。
    牛の乳搾りが達者なブタってのも面白い。

    こんなおとぎ話のような世界観だけど、元となる題材はロシア革命とその後。
    独裁者となる豚はスターリンがモデル。
    風刺がきいたおどろおどろしいディストピアな世界だった。
    誰も反発せず考えようともしない環境。
    知能の高い者が知能の低い者を洗脳して刷り込ませた言葉を繰り返させ思考を許さない現状に恐ろしさを感じた。
    支配されて失うものは大きい。
    知識や思考を止めないことがいかに大事なものか痛感させられた。
    読んでて苦しくなる政治的皮肉めいた作品でした。

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    2026年02月24日
  • PLURALITY 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来(サイボウズ式ブックス)

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    理解ができている自信はないが
    難しくはない
    現代の状況を概説されているような感じ
    上から目線で申し訳ありません
    しかし多元性を表現するには
    必要な要素であると思う

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    2026年02月23日
  • ナラティブ経済学―経済予測の全く新しい考え方

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    好況と不況、経済のターニングポイントでナラティブが担った役割についての考察。全体を通じて「…かも」と今ひとつ歯切れが悪いのは、その威力の全体像がはっきりしないからなのか。現代、急激なAIの進化の真っ最中である。OSINT、NoSQLデータベース活用により、草の根的に経済を読み解き稼ぐ者が増え、悪しき者が強力なナラティブをポイズニングし私欲を満たす様な事態に政府や一般民が巻き込まれた後、学術的にまとまるかもしれない。だが、仮にまとまったとて、そんな未来における経済・社会に占める人の役割の心もとなさ、憐れさよ。脆弱なる我々は何を聴き何を語るべきなのか。
    とここまで書いたが、ナラティブに関しては情報

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    2026年02月23日
  • クィア

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    作品全体には強い感情の爆発はなく、淡々とした、乾いた語りが続く。けどその乾燥は無感情ではなく、重たい倦怠感をまとった乾き。リーは嫉妬し、執着し、欲望に振り回されるが、それを激情としてではなく、疲労の中で繰り返す。人生は止まらない。倦怠の中でも旅は続く。
    アラートン(モデルはアデルバート・ルイス・マーカー)との関係は、肉体関係があっても感情は対等ではない。アラートン( 実在の若いアメリカ人男性)は、バロウズよりかなり年下で、性的アイデンティティも流動的だったと言われている。

    リーの方が明確に欲望を抱き、アラートンは「今日はやってもいいよ」と許可する側。そこには温度差と主導権の差がある。触れられ

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    2026年02月07日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    寓話形式の風刺文学。面白可笑しい面白さでは無く、考えさせられる面白さというのか、ディストピア作品は読み終わった後の気持ち良さは無いな。

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    2026年02月01日
  • 動物農場〔新訳版〕

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    ネタバレ

    いかにして独裁が成立するのか。ソ連の歴史を動物たちに託した作品で、読みやすくも残酷で非常に面白い。ただあまりソ連史に詳しくない自分としては、ナポレオンがレーニンで、スノーボールがトロツキー、犬が秘密警察?くらいしか分からず、後半では権力の地盤を固めたナポレオンら豚たちが毎回同じやり方で自分勝手をしていくものだから、少し飽きてしまった。それぞれが何を風刺しているのか分かるだけの知識があればもっと面白かったに違いない。とはいえナポレオンがスノーボールを追放するまではとにかく面白かったし、皮肉なラストも好き。

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    2026年01月27日