Posted by ブクログ 2021年03月03日
政府で働く人間たちが全体意識として監視という行為を容認しているわけではなく、あまりにも細分化されたタスクにより「罪の意識」がないことが問題でもあると感じた。誰からの、どういう理由で、何のために、という重要な部分が抜けたまま、上位に位置する人間のきまぐれで個人の情報は赤裸々に暴かれてしまう。
この...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月09日
【ぼくの世代がやった作業は諜報作業の再編と改良にとどまらない。諜報とは何なのかを完全に定義し直したのだ。ぼくたちにとって、それは秘密会合だの秘密情報交換場所だのの話ではなく、データについての話なのだった】(文中より引用)
アメリカ諜報界による大量監視について告発し、現在はモスクワで亡命生活を送るエ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月05日
これはフィクションではなく現実の出来事なのである。
それを理解するにはあまりにも壮大で、(少なくとも私にとっては)非現実的で、衝撃的な一冊だった。
最終章にある、監視システムの拡大により懸念される市民得点の計算は犯罪者の予測システムは、アニメPSYCHO-PASSの描く未来の日本そのものであり、2つ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月08日
内部告発者として有名となったスノーデンについて、一人の人間としてのストーリーを伝えている本。いかに自分たちと共通する部分があるか、そしていかに強い信念と勇気、頭脳と愛情を持った人間であるか、ということを印象付ける。
国家が永久に私たちのプライベートな情報までも記録として収集し保管している、この事実...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月03日
- ドキュメンタリー。小説かと思わせるような面白さ。映画を見るつもりで選んだので、狙い通りの正解。満足。
- 彼女リンジーの日記をそのまま載せていた、という最後の章は、その意味で最も読み応えがあった。リアリティがある。FBIってここまでするんだなーという感想。
- ところどころ具体的な技術の話があり...続きを読む